最新の観てきた!クチコミ一覧

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時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

時をかける206号室リピーター
先週の観劇から、やっぱりリピーターして更にその観劇を楽しもうと
リピーターしました!細かな表現力
空間、どれも期待通り
リピーターして正解でした!これが舞台だと思いました。
千秋楽までにもう一度行きたい!

にこにこたまたま

にこにこたまたま

モーレツカンパニー

シアター風姿花伝(東京都)

2015/08/20 (木) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

ほほえましく
「黄金のコメディフェスティバル2015」で観劇。
なんというか、白坂奈々さんが可愛いというのが印象に残りました。内容は深く考えずに雰囲気を楽しみ、ラストのドタバタまでほほえましく観られることができました。

ネタバレBOX

野村浩二氏のツッコミが効いていました。
平成舞姫

平成舞姫

第27班

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/08/29 (土) ~ 2015/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

全チーム見たい
Aチーム、Bチームを観てきました。「平成舞姫」森鴎外の「舞姫」を現代日本で27班風にアレンジしたお話し。楽しく観させていただきました。好みによりますが原文のエリスより27班のエリスが好きです。長編で見てみたいって思える素敵な作品でした。
「泣かないのY君」設定が面白い。ゆとり世代、さとり世代の特徴をコミカルにブラックに上手く表現していて、笑いながら感心していました。
「どこまでも行けるのさ~あの子の田園都市線編~」前回の武蔵野線を観てから27班が好きになった、思い入れのある作品の新バージョン。前回はほっこりでしたが今回は終始、笑っていました。俳優さんコミカルなやり取りはリズムも良くかと言って、コントではなくちゃんと舞台でした。凄く面白かった。
他のチームも観てみたいです。

浅草紅團・改

浅草紅團・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

熱気にあふれる作品
8/23と8/28に観劇。
作品にかける熱意やチームワークが伝わってくる舞台。
当時の時勢が見えてくるし、歌やダンス、バレエもあり見どころ満載。
何回見ても楽しめるし活気があり元気をもらえます。
素敵なシーンが満載でした。

オパンポン☆ナイト番外 〜感謝勘弁〜

オパンポン☆ナイト番外 〜感謝勘弁〜

オパンポン創造社

自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)

2015/08/22 (土) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

「感謝」観劇!雨あられ!
初演観劇!
野村さんの人生初の前説を拝見!

第一話『大巨人とスタンドバイミー』は、前回拝見したときから、少し変わってて、スッキリ繋がりが良くなったような…。
そして前回のダンスは(トーナメント戦だったためか)切羽詰まった全力感がありましたが、今回は少し緩かったような…。
それはそれで面白かったです。

そしてそして第二話。
観たくて仕方なかった『王様大脱走』を拝見できて、感謝感激、雨あられ!
ラストの結末、ぐっと心を持って行かれました!

とっても良かったです!
それにしても野村さんは、いつ見てもシャイで礼儀正しくセクシーな方なのでしょう!

とおのもののけやしき

とおのもののけやしき

AI・HALL

AI・HALL(兵庫県)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★

子供達も楽しそうに!
「昭和生まれの大人と、平成の子どもたちをつなぐ」とっても心温かくなる公演でした♪
子供向けの内容ですが、芸達者な役者さんなので、大人も楽しく拝見!
私はバリバリ「昭和生まれ」の大人側の人間ですが…、子供のように、私も祖父母を思い出し、ポロリと泣いてしまいました!
面白かったです。

浅草紅團・改

浅草紅團・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★

熱量と熱気と熱演と
連日の暑さから一転して肌寒ささえ感じるこの日の天候であったが、熱量溢れる浅草で、熱気に満ちた舞台。役者は舞台に通路にと所狭しと動き回り、その熱演が圧巻だった。最後にはジーンとさせられる結末も用意されていた。唄と踊りが活気に満ちた時代を再現しており素晴らしい。

時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

良い作品だけど複雑で懲りすぎ
皆様書かれてるのと似てしまいますが 
グルグルセットの舞台演出や それに合わせる役者さんも 役者さんの命がけの演技も 伏線を張りまくりの脚本も 全てがお見事でした☆


ただ一部ご意見があるように この作品は複雑に懲りすぎているように思います。 
頭がグルグルするほど 考え続けなければいけないというのは ちょっとどうなのって思います。
何回も観る前提で作られてるのだろうけど もうちょっとシンプルにできたのでは。


本妻:斎藤彩夏さんの迫真迫力の演技 
小説家の妻:平山空さん 
竹石悟朗さんの演技はもちろんのことだけど キムタクに似てるしカッコ良かった。
疲れた男:沖野晃司さんはもちろん!そしてこの方 椎名亜音さん!
他の役者さんも とても良かったです☆ 


ストーリーテラー役:今出舞さん 何も悪い点はないのですが 
周りのレベルが高すぎるので あの役は大役だったのでは?という意味で気になりました。

ネタバレBOX

お父さんがお金をせびりに来るシーン アフターパンフを観るまでわからなかったです。
でも理解出来ました。


私は好きな作品や良い作品には 登場人物に愛着が出るタイプなのですが。
ここまで良い役者さんが揃ってる割に 役に愛着がわきにくいのは
やはり考えさせる要素が 強すぎるのだと思います。


特に男役:大神拓哉さんの熱演っぷりに反し 
その背景がイマイチ見えてこなかったこと。そこまでして逃げてる理由とか。
 『そうだったのか!』があって そのたびとても気持と良い感覚になるのに→ バラバラのエピソードもストーリーとしては繋がってくのに→それがどうにもピタリと落ちてこない。
まあこれも 数回見れば 違ってくるのかもしれませんね。


それから私がわかってなかったらすみません。
 「婚約者の子供を本妻が誘拐し→誘拐された本人が今度は他人の子を誘拐する」
頭がおかしくなる以前に だれが誘拐したかわかってるのですから いくらでも子供を取り戻すことが出来たのでは?
誘拐された子供は 誘拐されたまま大人になるってあり得ないですよね(カンタのこと)。
あっそこは 男の想像なのでしょうか。
いずれにしても 「男の想像です」とされちゃうと 何でもアリになっちゃいますよね。


それから 好きな専属ファンの方は良いけど 幅広く観てきてるコリッチ常連者となると 
どれだけ観たい作品を 『多く楽しく観るか』という予定を組むのに 毎週必死です。
もちろん良い作品は何度でも観たいですし:そのようにさせて頂きますし:他の常連さんもそうなのですけど。
やはり 一度でわかるようにしてほしいと思ってしまいます。


オープニングシーン 
とても悲しそうな表情をしていたり 全身で苦悩する姿だったり・・・。
1人1人が 表情で語っていて 
ストーリーを知らない段階でも とても伝わってくるものがあり そこもスゴイと思いました。 
まさに一期一会に命をかけて演技している感じでした。


厳しい事書かせて頂きましたが 価値のある良い作品だと思います☆
唄わない冬

唄わない冬

演劇集団 砂地

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/31 (月)公演終了

満足度★★★

偶然ですが
冒頭の暴力的なシーン。1週間前にたまたまこれと全く同じ光景(韓国人の若い男女が床に押さえ合っての取っ組み合い)を上海空港で目にしていたこともあり、嫌悪感を覚えた。感情を高ぶらせてのヒステリックなシーンも何回もあった。これら刺激の強い場面がストーリー上重要であることは理解するが何回もあるとうんざりする。感情のもつれから重苦しい雰囲気で話が進むスタイル自体は嫌いではないのだが・・・・。

molto agitato

molto agitato

劇団虚幻癖

明石スタジオ(東京都)

2015/08/27 (木) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

気軽に楽しめるコメディ
〔A公演〕を観劇。短編4作品によるオムニバス。

当日パンフを見ながら、このコメントを書いているわけだが、どうしても、3作品しか思い出せない(認知症?汗;)。

総体的には、気軽に楽しめるコメディといった感じでしょうか。

ネタバレBOX

作者が、どういう“笑い”を意図しているのかはわからないが、
どの作品も、“クスッ”と笑えるものの、“大笑い”出来るものではなかった。

“コメディ”と謳っている演劇で、観ているこちらが恥ずかしくなってしまう作品が多々あるなかで、今回は恥ずかしくならずに観れたので、「“コメディ”としては成立しているのかな」と思います(私の基準で)が、さらなる進化を期待します。

1980'

1980'

野生児童

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/08/27 (木) ~ 2015/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★

携帯電話
1989年のシーンで携帯電話はないでしょ。演出上固定電話でも表現出来るシーンなのに、そこだけが興ざめ。
結末は途中で予測できたけど、物語としては非常に面白く。

ジャガーの眼2008

ジャガーの眼2008

日本の30代

駅前劇場(東京都)

2015/08/28 (金) ~ 2015/09/07 (月)公演終了

満足度★★★

賭け
120分。

ネタバレBOX

移植され人から人へわたっていく「ジャガーの眼」を取り巻く、男と女の話。

つまらなくもないが、面白味がどこにあるのかわからん作品。アングラ(かどうかわからんが)だからかな。興味が惹かれなったというか。なぜに今この作品を選んだのだろうか。
嘘でしょ。

嘘でしょ。

艶∞ポリス

OFF OFFシアター(東京都)

2015/08/26 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

興味深いテーマ
チケットプレゼントありがとうございます☆


途中中だるみしそうなものの 飽きさせない展開といい 
女子のあるあるトークもそうだし 言葉のセンスの良さや
鋭く世の中を見てる感じ。


それと役者さんが全員良かったです。


ただ当日パンフが 写真なしだとわかりにくく、
私は参加者の特徴を ペンで1人1人書きました
って 私がパーティーに参加してる人みたいだ (笑)

ネタバレBOX

役者さんが良くて みんなが良かったです。
役名と役者名と ほとんど同じなのですね!


日傘の不思議ちゃん役:佐藤友子(佐藤友佳子) 
リアルにいるっていうタイプで 違和感全くなし (笑) はまり役でした。


フェス会場を思い出し(?)1人で踊り出す井川晴賀(井上晴賀) 
それを目撃してしまった男性、鶴屋憲(鶴町憲)
気まずくなるあの「間」といい なのに同じタイミングで同じふりをするシーン 好きです☆
井川さんの痛い感じも 好感持てます。
大黒摩季が好きとか ぴったりきすぎる (笑)


婚活アドバイザー2人が まさか化粧品をアピールするシーンとか 
普通つまらなくなりそうなのですが そういうの小気味よく見せるのが 本当に上手い 
あのシーンもお見事でした。
岸本由佳(岸本鮎佳)の カリスマ的存在感も感じさせつつ 胡散臭さといい(←褒めてます)。
山根チアキ(山根チアキ)も 表面上上手くさばくが あの嘘っぽさといい。(←褒めてます)  


ただモテ男:藤木(加藤岳史)の元カノが来ていて 
更に その恋路を邪魔したオンナも来ていてって その三角関係は さすがに無理があると思いました。
それと 船故障が演出だったにしても 
終了時刻は さすがに大幅に変えることは難しいと思います。
↑個人的には 3人はいらなかったように思います。(役者さんの問題ではありません)。
三角関係の修羅場なら お見合いパーティーものじゃなくても 出来ますからね♪
その分 面白いキャラクターを 増やした方が良かった気がします。


私はお見合いパーティー業者に勤めてた事があるので 厳しい部分はあるかもしれません。
それから 参加されてる方には大変失礼なのですが 
あの業者側の シラけた感じとか実情を映してると思いました そういう方は多かったと思うので。


ちょっと詰め込みすぎた感じはあるかもしれませんが 
艶ポリスさん好きな路線です 見逃せない良い劇団を見つけました ありがとうございます☆ 
時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

正に時をかける!!
色々な感情が沢山あって時をかけるように頭の中もかけまわっています!
超会話劇でセット、音楽も素晴らしいです。そして、カーテンコールで見える素敵なカンパニー。だからあれほどの凄い作品が出来るのだと思います!
ラスト1回も魂のこもった熱い想いを受けとります!!

チェルフィッチュ『女優の魂』

チェルフィッチュ『女優の魂』

チェルフィッチュ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2015/08/28 (金) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ハーゲンダッツ
面白い。40分。

ネタバレBOX

女優の小山(佐々木幸子)が、劇団員の女に殺され、以前のヌードモデルをやった際に会ってた男とあの世で再会。小山は女優を続けると、あの世の登録書に書くが、アーティスト志望だった若い男は、日本人以外になれないならアーティストは続けないと申請する…。

のっぺりした表情で、女優とは語りを始める小山。相変わらずヘンテコなパフォーマンスがチャーミング。淡々とした口調も、どこか惹きつけられる。
アーティスト志望で、結局アーティストにもなれず自殺した男との会話も面白かった。率直に笑える箇所でもあるし。

一般人からすれば、アートな世界で生きるってことは、この世とあの世くらい離れているのかもしれないなと。
ダンスがみたい!17

ダンスがみたい!17

「ダンスがみたい!」実行委員会

d-倉庫(東京都)

2015/07/28 (火) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

8/29杉田亜紀
春祭連発だったため、d-倉庫でダンスを観ているんだなあと新鮮さを感じた。小さい表現を多用し、ダンスのようなそうでないような境界をさまよう面白い作品だった。

漂着(island)

漂着(island)

下鴨車窓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/08/26 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

手紙
面白い。100分。

ネタバレBOX

映像脚本家とその妻とボロアパート下のドブ川の流れ着いた女の死体の話と、脚本家の新作(無人島に監禁された男女と監視員、国境を越えようとする若い女)の話。

女の死体から作品の中に女を出し、その女も死に、妻は身篭るという命の話かなと。妻は妻で、女優を辞めるし、脚本家も作品作りを断念する、始まりにつながるのかわからないが、終焉のようなイメージが強かった。
とりとめないと言えば、とりとめない。もう一声、変化があると良かった。
時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

見れば見るほど
これを書いている時点で4回観劇しました。
初回は案の定、謎を追っかける(一応、男性陣の役どころはネタバレ以前にピンときましたが)感覚で終わったような感じでした。
それでも、終わった時には「え?もう終わっちゃったの?」という感覚でした。
2回目の観劇であらすじを知っているが故のOPでのダンスでのそれぞれの関係性がわかり、話もより深みが増したように思いました。
3回目、個々の細かいところを見ようと思って観ていたらクライマックスあたりで涙が出てきました。
そして、この後の観劇が千秋楽のみになるのはもったいないと思い、追加した4回目。
OPからもう涙が出まくっていました。
あぁ、この人はこの時こんな感情があったから、こんな表情をしているんだなとか、いろいろなセリフで涙を流したりしていました。
複数見たことで、自分の中でより深みを増した作品になりました。

ただ、毎回思うのが、複数回観た方が深みを増す作品ばかりなので、複数回見ることを前提にしている人を誘うのには適しているが、そうでない友達には気安く誘えないところがなんだかもったいないので、星4つに。

ネタバレBOX

初見では薄い印象だった205号室の住人。
1時間トークで確か中村さんが言った「お芝居中で話が書き加えられるから」とかいう言葉を聞いて、カチッとピースがハマった感じ。
いやあそこの住人は観る回数を重ねれば重ねるごとに味わい深くなってくる、気がする。

4回目観劇時、いろいろと頭の中で整理されてたからか、OPの段階から泣いた。
OPの二重生活を送る男が笑い顔から突然表情を消して本編に入ってく姿に少しゾクリとし、その後の男の行動にイラッとした。
二重生活を送る男の妻の、「ねぇ、私も子供が出来たんだよ」(確かこんなセリフ)にゾッとした。
自分の子供が誘拐されてしまったが故に、他の子供を誘拐してしまった妻のところどころの狂気、そして時折正気に戻りまた狂気に戻る。
そんな妻を見て疲れた夫が頭を抱えるシーンでホロリとした。
あぁ、少しはまともになったんだなと思ったりもしたが、「底辺なんだな、自分って」のセリフあたりでまたおかしくなり始め、結果起こしてしまった妻の殺人。
あぁ、やっぱり狂ってる。
事実しか書けない小説家は事実を自分の都合のよいように、そしてあたかも事実であるかのように書く小説家だった。
その妻のセリフ「こんなことしなくても、いい作品書けたよね。信じてた」で自然に涙が出る。
親らしき人物から脅されている漫才師の笑っていない目を見て胸が詰まる。そして自分ではないのに相方に、相方の母親を交通事故で殺したのは自分の親だった、ごめん、と謝るが、代弁された事に怒りを表すオカマの姿に泣いた。
偽りの家族として過ごしているルームシェアの4人が住む部屋に家族を感じたいと思う女がやってきた時に、偽りの家族と言われて怒る若い女と肩を落とすおじさんとおばさんの表情の変化に気付いたら泣いていた。
そして漫才師の漫才を見ていた後に、若い女が「ねぇ、お母さん」って言った後のおばさんの驚いてでも少し切ない顔で「ん?んん~」と返すところでまた泣いた。
最後の206号室は駄作にならないよい作品が書けるといいなと願ってしまう。
観れば観るほど、自分の中で深みを増していくそんな作品に思った。
なんだかいろいろ考えちゃうような、そんな作品。
時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

祝1位
2回観たから2回書いていいよね?

やはりボクラ団義の真骨頂は現代劇だ。
久保田作品の醍醐味は、常軌を逸した行動に出る人の、直接的な動機の些細さをどう感じるかによるのではないかと。
「この程度の理由でこんなことしないだろ〜」という些細なきっかけと重大な結果。その些細さが、むしろ異常さと狂気のリアリティを際立てる。

もうひとつ、ビジュアル的に大きな要素である衣装について語っちゃう。
ここの衣装力はすごい。近年ファンタジーや時代ものが多かったが、現代劇においては凄味すら感じる自然さ(←日本語としておかしい)。中でも、おしゃれ的にはネガティブな「垢抜けなさ」「イマイチさ」の表現力が抜群。
なおかつストーリーやキャラクターの演出上の意図に正しく合致している。役者が衣装を着ているというより、もう、ただ、その人がそこにいる、圧倒的なリアリティ。
これは衣装部長の平山空自身が役者であることが大いに関係しているように思う。彼女の仕事が単純に二人分になって大変そうなのだけが心配。

殺陣教室やワークショップのように、平山空率いるボクラ団義衣装部によるおしゃれ教室を開いてほしい。

今回の衣装的MVPは高橋明日香と高田淳。役柄の動きまで含めてパッケージとして完成されている。
今出舞の体型含めて若干ぼてっとした感じも◎

最後に。
こりっちに「観てきた」を書くタイプの観客、すなわち物語を深く理解して楽しむためなら複数回観劇も厭わないディープな演劇ファンもしくはボクラ団義マニアにウケすぎるのもちょっと心配になる。
未だ観劇自体がメジャーな趣味とは言えない中で、ボクラ団義は小劇場では類稀な、マニアとマスのキワを狙っていける団体。もっと言えば、次世代のキャラメルボックスになれる可能性がある。キャラメルボックスに取って代わるという意味ではなく、演劇界でキャラメルボックスが成し遂げた功績と同じくらい、時代を押し進める、そんな歴史を近いうちに見られるとしたら、やるのはきっとここ。

音楽は最近(「天誅」以来?)のオリジナルサウンドトラック路線よりも、以前の「こんな曲どこから見っけてきた!?」という既存曲を使う方が好き。
あと舞台監督は海老沢さんが好きみたいです。僕は。

次あたり、わかりやすい痛快コメディ観たいなぁ。

ネタバレBOX

1回目のアフターパンフをカンペにしてどうにか理解できた感じです。
まだよくわからないこと
・「小説家」の元担当編集者で妻(=平山空、今出舞の母)は203号室のエピソードの後どうなったのか?(なぜ206号室にいないのか?)
・漫才師(図師光博)は、なぜあそこまで背負い込んでしまったのか?あるいは、背負い込ませて吐き出させる必要があったのか?
・「二重生活の男」の「妻」の子の父親は誰?
Vol.2『健康"・指・露的・回転盤』終演◎ご来場ありがとうございました!

Vol.2『健康"・指・露的・回転盤』終演◎ご来場ありがとうございました!

ド・M(マリーシア)野郎の宴

Geki地下Liberty(東京都)

2015/08/27 (木) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

なんとはなしのマッタリ感があったものの・・・
決して派手ではないが、確かに心に響く物語が目の前で展開されました(^^)。
結構重い話を糖衣で包んだなぁと思えた1時間50分の作品でした。

ネタバレBOX

全体に黒い部屋の中=リビング風です

5人の刑務官+上司や死刑囚を交えた、死刑を執行する5人の葛藤や思考・行動を会話で綴った物語。

平たく言うなら明るく軽めな「グリーンマイル」って感じが近いかな~

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