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ホーボーズ・ソング HOBO'S SONG〜スナフキンの手紙Neo〜

ホーボーズ・ソング HOBO'S SONG〜スナフキンの手紙Neo〜

虚構の劇団

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2015/08/25 (火) ~ 2015/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

まさにタイムリー、難しい内容を観やすく提示してます。
劇団旗揚げから応援してるお気に入り劇団「虚構の劇団」
の公演は鴻上さんの新作。
今まさに注目されるテーマ「戦争」を直接扱っていて、
内戦や皇室の問題にまで話が及び、それらが、かなり
ストレートに出ていて、当然のようにテレビでは
できないことだろうと思っている自分、この内容は
大丈夫なんだろうか、などと、ちょっとしたことに
誰に対して思っているのかわからない、無意識に感じ
ているこの感情、自主規制?放送自粛?この感覚は
何だろうか。
この芝居を観た意義は、まさに此処に有ったのか!と思う。
演劇、映像の作品群は、一時期のように、今まさに、
もっと「社会で動いていること」を反映するべきだと思った。
関心が無さすぎると。

余談ですが、ヒロインの佃井皆美さんが、あの
「 仮面ライダー鎧武(ガイム)」の仮面ライダーマリカ・湊耀子
役の人だったとは、終わった後で気づきました!
特撮マニアとして何という不覚!
全話録画して観てたのに~!

ネタバレBOX

終盤に向けてのまとまりなさ具合、幕切れ、収束の仕方が
今一つだとは思いましたが、それもまた、内容の扱い方の
難しさ、着地点を何処にするかを、ぎりぎりまで迷っていて
そのまま出したような、また、「お話として上手くまとめて
しまうこと」を避けたかのように感じました。
MAMORU

MAMORU

モーレツカンパニー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/09/16 (水) ~ 2015/09/22 (火)公演終了

満足度★★★

シンプルに!
笑えました!でも、ほっこりとするシーンもあって、良かったです!

NINAGAWAマクベス

NINAGAWAマクベス

ホリプロ

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2015/09/07 (月) ~ 2015/10/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

まさか再演が観れるとは!
かの有名な『NINAGAWAマクベス』を観れた!!
まさか再演が観れるとは思ってなかったので、それだけでも感激です!
外人の名前のままで時代劇の衣装、仏壇舞台に老婆二人の演出や、
歌舞伎調の魔女、今でも十分ユニークと思いますが、これを30年以上前に
やったというのが凄い。
「マクベス」に時代劇のパッケージ、着物での人間ドラマやチャンバラが
あまりにも無理なく自然に合っていました。

タンゴ・冬の終わりに

タンゴ・冬の終わりに

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2015/09/05 (土) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

陶酔
終始、夢の中で演技しているような三上博史の熱量が凄い。
次々に湧き出すセリフの数々に、こちらも酔いしれうなされる。

ただ、物語の舞台は映画館で、始まりも映画。
でも主人公が熱く語るのは「演劇」で、本作も演劇、というのが
どうも微妙にズレているような気がして仕方ない。
作品の中で語られることは映画も演劇も同じか???いや、やはり違うと思う。

ネタバレBOX

主人公の狂気を受け止める神鈴さんの母親のような愛、
と思いきや、最後の最後までは付き合わないところが、
母でなく妻であり、突然切り離してしまえるところが怖い。
すばらしい日だ金がいる

すばらしい日だ金がいる

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★

相変わらず良さが光るものの、
体調万全で臨まないと置いていかれる。
沢山笑ったりニヤニヤしっぱなしだったけど大量の台詞に当たってしまいくたびれた。

天邪鬼

天邪鬼

柿喰う客

本多劇場(東京都)

2015/09/16 (水) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★★

普通に面白い
コスパを考えると微妙な感じもしますが。
終盤は同じテンションに先が読める展開、笑い所のオチも先読みできるし、くどかったかな。

有栖川有栖原作 火村英生シリーズ「????」

有栖川有栖原作 火村英生シリーズ「????」

劇団P・T企画

大阪木材会館(大阪府)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★★

今回の推理、いつも以上に難しかったのでは…!
今回の推理、いつも以上に難しかったように思います♪
と言うことで、今回は、全くかすりもしませんでした!
完全に解けた人は居たのだろうか?

とは言え、推理の世界に引き込んでくれる役者さんの演技に感服♪
そして、(分からなくても)推理する楽しさと、証される華麗な真実にビックリ!

1度で3度、美味しい公演でした♪

そぞろの民

そぞろの民

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2015/09/11 (金) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★

容赦なく切りつける鋭さ
安保関連法案が参院で強行採決された後にこれを見たので、尋常でないライブ感があった。平和と外交問題を研究してきた父、そして三人の兄弟。日本人の一人一人に今の世の中を作ってきた責任がある。黙っているだけでは、協調性があるだけでは、責任を逃れることはできないのだ、と。

父親と三人の息子たちの言葉が、観る者にも、そしておそらく演じる者にも容赦なく切りつけるような鋭さを持って降り注ぐ。これがこの舞台のストレートな良さなのだが、毎日を何となく安住する方に、楽に生きようとしていることを自覚している私(たち)も血を流さざるを得ない。

突っ込みどころ満載の舞台ではあるが、さすがに中津留章仁さんの書き下ろしである。客席にも覚悟を突きつけているような気がした。

ネタバレBOX

突っ込みどころ満載、と言ったのは、まあ、自殺をした父親のお通夜の席で「誰が父親の死に責任があるのか」と怒鳴り合う兄弟がいるのか、という点など。まあ、普通ではなかなかあり得ないシチュエーションなのです。だが、これも家族の一つの姿であり、特にこうした戦争と平和に関する大いなる議論を行うことが、この分野で力を尽くしてきた学者である父への供養だ、ということなのでしょうが。

(以下は余談)
記者クラブ所属の記者が特定の政治家となれ合って、その政治家の不祥事を握りつぶす方向に動く。かつてなら、そういうこともあったかもしれないが、ジャーナリズムうんぬん以前の話。政府べったりの新聞だって、今どきそんな記者はいないと思います。
安倍首相とお友だちの経済人が会長になったNHKを皮肉ったところもありますが、そこで出てくる「現場の記者はきちんとした仕事をしようとしている」という趣旨の話は正しいと思う。
多摩1キロフェス2015「パフォーミングアーツの日」

多摩1キロフェス2015「パフォーミングアーツの日」

多摩1キロフェス

多摩1キロフェス パルテノン多摩 大階段ステージ(東京都)

2015/09/20 (日) ~ 2015/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

川村美紀子『川村美紀子 61キロフェス』
素晴らしかったです。未開の地の宴でした。混沌のなかにコントロールする人がいて、それは川村美紀子さんではないのが面白かったです。

(仮)の事情

(仮)の事情

アンファンテリブル

中野スタジオあくとれ(東京都)

2015/09/17 (木) ~ 2015/09/24 (木)公演終了

満足度★★★★★

芝居に痺れる
始まった瞬間から痺れる。
無駄なものが一切ない研ぎ澄まされた芝居。
お芝居を観る楽しさを噛み締めた。

火星の人と暮らす夏

火星の人と暮らす夏

鳥公園

多摩1キロフェス 公園ステージ(多摩中央公園)(東京都)

2015/09/19 (土) ~ 2015/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

火星の人と暮らす夏
鳥が居る公園で、ナツメロJポップサンプリングミュージカル。日曜日、笹野鈴々音さんと吉田庸さん2つのバージョンを観ました。会場含めた見た目と内容のミスマッチとセリフは既製の歌詞を継ぎ接ぎ(嘘っぽい歌ばかりで笑ってしまう素晴らしい選曲)。野外だからこその事故と許容、そして思いがけない盛り上がり。個人的に、稽古そのままを再生した芝居は味気なくて感じられて、それを超えたプラスアルファが起きると思いがけなく熱狂してしまうので、とてもよかったです。

天邪鬼

天邪鬼

柿喰う客

本多劇場(東京都)

2015/09/16 (水) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★★

演劇のパワー
「あまのじゃく」って普通に「天邪鬼」って書くんですね。
あまりにも「柿喰う客」で演りそうなタイトルだったので、
創作当て字かと思った。
それはさておき、子供のイマジネーションによる戦争の物語。
まさにタイムリーな素材。
妄想と現実が入り乱れ、結局何が現実なのか。
それとはまた無関係に、演劇の持つ「パワー」を改めて味わいました。
深谷さん産休中、現劇団員メンバーでは最後の公演ということで、
次回、新メンバーでの公演も楽しみです。

ダンス花 2015 vol.23

ダンス花 2015 vol.23

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2015/09/21 (月) ~ 2015/09/21 (月)公演終了

満足度★★★★

-
個性的な顔ぶれがたまらない。

すばらしい日だ金がいる

すばらしい日だ金がいる

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

シンプルでかっこいい
舞台設営にまず「おおっ」と感心し、始まってからの怒涛の会話バトルも見応えたっぷりで面白かったです。ただ、みなさんものすごく多弁で、鬱のイメージからはほど遠く戸惑った。これはあれですね、鬱からの抜け出しバトルといったところなのかな?主宰が上位者として頭一つ抜け出している、といったところでしょうか。何だろう、この不安な感じ。意見を述べるのが苦手な日本人が、ましてや何らかの精神を病んでいる人々が滔々と言葉を紡ぎだしていくのが不思議なような、あり得ないような、これが鬱ワールドかぁという新鮮な驚き、あるいはこれこそアマヤドリワールドなのか、いやぁ、面白い会話劇でしたね。主宰の衣装が怪しすぎる。もうワンパターン、見たかったなぁ。また、結婚を控えた娘の、まさに人生の絶頂期を象徴するかのような衣装も素晴らしかったです。この会話バトルに花を添えていました。

すばらしい日だ金がいる

すばらしい日だ金がいる

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

開演時間は守られていたけど・・・・
何かしら前説的なものはあったほうがいいのではと思ったデス
(でも観客もわかっている方々が多いようでマナーの悪い方は少なかった)

さて個人的な”うつ”話であり眠気も起きずに
一気に駆け抜けた2時間10分の作品でした!

見ごたえありました ですよ


休日だったんで~のんびりと自転車で劇場まで行ったデス♪
結構楽しかった我が相棒=
クロスバイク「GIANT ESCAPE R3」でのサイクリング
(28Cのタイヤ口径はダテではなかったです(^^)

ネタバレBOX

さてタイトルにある”金”の話は一切出ませんでした(^^;)

お話は、ブラック企業っぽいとこで上司の気の強い女性と欝で休職願い出す男性職員さんの会話から~始まって、結局押しの強い上司に誘導(?)されて部下くんは退職してしまいます。 場面変わってその女性上司さん、娘のダンス発表会の見学約束を急な出張で反故にしてしまいます・・・。 時は移り会社を辞めて行方不明風になった女性は何か危ないセミナーに傾倒して山奥の山荘に住んでいました・・・そこへ一人娘が結婚するので母には式に出て欲しいと母の妹さんやらがやってきて・・となるお話なのですが。 ・・・結局うまくいくかなぁと思わせといてぇ~母は娘から逃げ出してしまうオチでありました=斬新ね(^^) その逃げ出しを容認する出来た娘がかっこよさげでありました。

舞台セットは自分的には、お久しぶりね~の。
中央台型で四方を客席で囲んだものです。
各シーンでの場面変更には2mほどの棒を(まぁバス停の標識みたいな感じでしょうかな)5本用いて上手に山荘内や会社オフィスなどを表現していました=上手だなぁと感想♪

終演間際には群舞をメダカの集団遊泳(~うーむ良い表現が思いつかんですスマネ)風にされてて印象に残ったのとオチの表現に合っていましたデス
傷つくな、鮮やかに浮遊せよ

傷つくな、鮮やかに浮遊せよ

チョコレイト旅団

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/22 (火)公演終了

満足度★★★★

自分の人生でくらい、主役になりたいですよね
【敷金】チーム千秋楽を観劇。
上演時間、1時間50分休憩なし。

劇場の空調が全体に回りづらい、とのことで
開場時間のうちからその旨を何度もアナウンスしていて、
親切だなと思いました。

「うちわを配ってます」
「数多く確保してないので大きめの紙皿も…」のくだりも
ガチなのかウケ狙いで客席をあたためておく意図があったのか
謎でしたが面白かったです(笑

開場時間中から女優さんの数名がが「登場人物」として過ごしていて、
作中で日常描写が少ないところを補完しているようで良かったです。


一人一人に焦点をあけていけば
各々主役になれそうなエピソードを持っていて、
でも実際の人生では決して主役になれてない女子たちの事情が
少しずつ明かされて、からんでいく様子が面白かったです。

「私は今、誰かの脇役として産声をあげた。」
というフレーズが
特定の誰かにずっと焦点を当てるわけじゃない演出と
どこか影を落としている登場人物たちの生き方そのものにかかっていて
ジワジワ染みてきました。



初見の役者さんが多かったので、
できたら当日配布のキャスト表にチームも書いておいてほしかったです。
(劇場を出てサイトと照らし合わせるまで、
名前がわからないままだった方もいてちょっと不便…)

整理番号式での入場は、
開場5分前に劇場前に並ばせる等の対応をしてもよかったんじゃないかな…
と思いました。
通行する町の人が通りづらそうにしてて、ちょっと気まずかったです。


ネタバレBOX


ラジオの音声とシェアハウスの景色がリンクしたり、
突っ込みに使われたりなど、
下手奥側と上手側の使い方も面白かったです。

二つの世界も切り離されたものじゃなく、
ショータがこちらに食い込んでくる感じが違和感なくて、盛り上がりました。
(もくずさんのストーカーに見せて
実はシェアハウス側の人に意識が向いていたところとか)

「グッピーの存在も事件も、むしろ番組そのものが
彼女たちの人生にとっては脇役でしかなかった」というシーンも
刺さりながらどこか痛快でした。


女子トイレに並んでる時の云々とか、
「【来ないで】は【来て】だから」「もういいは、よくないから」等
わかりやすい言い回しで女心を表現する言葉のチョイスが
すごく好きでした。

女子だけのシェアハウスに男子大集合とか、
ナルミの恋愛観にドン引きの女性陣とか
写真を見てのベタな反応とか
どや顔のパンティ泥棒とか、
彼がパンティをつかって喧嘩を仲裁しちゃうとか、
笑えるシーンも多くて「長い」とは思いませんでした。

ラストも光があって良かったです。

ホテル・ミラクル2

ホテル・ミラクル2

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★★

歌舞伎町の喧噪とホテル
歌舞伎町の雑居ビルにある劇場の雰囲気と、ホテルのストーリーはとてもしっくり来ます。劇場に入るところからお話が始まっている感じ。よいです。
コメディではあるけれど、大笑いするというよりはクスッと笑うような。女優さんがみな味があって良いです。(リーフレットから)3も来年企画してるみたいですね。楽しみです。

ネタバレBOX

「こうかん」嫁に共感…というか嫁の心が揺れ動く様を感じるお話なのだけど、旦那の暴走や交換相手がアレな感じで、そりゃ嫁どん引きだ、、。たぶんホテルに行く途中、部屋に入る時きっと嫁さんはときめいてたと思うのにあの仕打ちは。

「砂と棒」座っていた席がちょうどベッドの頭部分だったので、バレーボールのが見れなかった!狭い劇場でいろんな角度から見るのがオススメとはこのことだったのか。

「初恋は消耗品」女優さんいいですね。JC役も違和感なくというか自然にそれっぽく。木下さん、ああいうチャラいキャラの歌手今でもいるんですかね。(最近の音楽事情にうとい)まぁ地獄に落ちた方がいいです。

「獣~」今回これが一番の見モノかも。話それますが、東日本大震災の時ですら渋谷のホテルは満室だったというのを思い出しました。劇場が歌舞伎町の雑居ビルの小屋だからこそ、味わえた妙なリアル感。劇場出たらゴジラいる気がしてきました。
探偵にはなれなかった

探偵にはなれなかった

劇団活劇工房

明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)

2015/09/21 (月) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★

よく出来たストーリー
役者さん達の演技力は、まだまだというところだが、ストーリー(脚本)は、なかなかよく出来ており、“東野圭吾”ファンの私だが、充分に楽しめた舞台だった。

学生演劇とはいえ侮れない。

ネタバレBOX

首吊りや、金属ナトリウムのトリックは、どこかで読んだことがあるような・・・(笑)。

ぜひ、オリジナルのトリックが欲しいところだ。
二人芝居オムニバス オリンポスの神々

二人芝居オムニバス オリンポスの神々

ポップンマッシュルームチキン野郎課外活動 増田赤カブトのこうのとり研究会

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2015/09/20 (日) ~ 2015/09/21 (月)公演終了

満足度★★★★

二人芝居の密度は充分
吹原幸太さんが「監修」のクレジットのみとなったPMC野郎の課外活動、二人芝居×3本の公演。オムニバスとは言うが単に3本並べただけである。とはいえそこはPMC野郎、前説および幕間にサイショモンドダスト★さんが体を張った。お疲れさまでした。(個人的に短篇集なら幕間に何か無いと寂しいのでこれは嬉しかった)

「アラサンデレラ」はあらすじから受けた印象の範疇。気持ちよく笑わせていただいた。渡辺美弥子さんも増田赤カブトさんも客席を沸かせる力のある方だった。
「白い象のような山並み」小岩崎小恵さん・吉田翔吾さんの演技力とニシオカ・ト・ニールさんの演出力が素晴らしい一本。ヘミングウェイの戯曲は読まずに観劇したが、これは元が気になる。うまく行くのか行かないのか綱渡りのような緊張感、どちらかというとマイナスの印象を受け続けつつ、とりあえずこの場はおさまる20分。演出によって印象が変わりそうな作品だった。表情で見せる時間が長く、この一本が最も観客に集中力を求めた作品かと思う。
「Mexican standoff」バンタムクラスステージ細川さんお得意の追い詰められたマフィアの話だが、実に予想外な展開に。4分の3くらいは笑っていた。宮吉康夫さんの寄り目や素っ頓狂な声が忘れられない笑。いつも横尾下下さんの演技に安定感を抱くが、宮吉康夫さんはそれを上回る安定感。見応えのある20分だった。

いっぽんしめじ科

いっぽんしめじ科

劇団きのこ牛乳

RAFT(東京都)

2015/09/09 (水) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

味わい5種。
5人の脚本家・1人の演出家でのオムニバス公演。
バラエティに富みつつバラバラという印象はなく、楽しめました。

演目の並べ方もよかったなー。
最後の「ひとりあそび」が好きでした。

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