最新の観てきた!クチコミ一覧

80421-80440件 / 189814件中
月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】

月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/09/27 (日) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

待望の
続編だけどストーリーは最初から。必要な『赤ずきん』のエピソードこそ、ダイジェストで再現しましたが、原作で前回使われなかったエピソードからテーマを語っていくのが見事。前作のラストシーンも再現され目頭が熱くなる。その後、主人公の岩崎月光がエンゲキブに、自分が『青い鳥』の主人公、チルチルだった過去を語るところでも前作の登場人物が出てきてジンとしてしまう。本編は急にSFチック。ヒロインがかぐや姫だからですか。すべての『物語』を消そうとする敵におとぎ話のキャラクターたちが挑んでいくところも感動する。原作で、漫画が消され雑誌が白紙になってしまうところも再現。原作者の漫画を舞台化したカプセル兵団の『からくりサーカス』と、別劇団の舞台版『うしおととら』の共演もありお祭りでした。ラストは舞台用のものでしたがこれまた感動。『青い鳥』のミチルに泣かされました。

月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】

月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/09/27 (日) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

月打された演者及び観客
昨年の月光編に続く完結編。前作のダイジェスト、更には前作では触れられなかった話が追加される事で、きっちりとかぐや編に繋がって行く。
物語の組み立て方は見事だし、アクションと笑いと、涙が怒涛の様に襲ってくる!
あまりにもハイスピードで展開される為に、観る側も付いて行くのに必死。
所々、前作や原作を見ていなと分からない所もあるが、それを感じさせないハイテンションアクトは取り込まれること必至!

千秋楽を観られなかった事が残念でならない!!

少女仮面2015

少女仮面2015

新宿梁山泊

ザ・スズナリ(東京都)

2015/09/30 (水) ~ 2015/10/07 (水)公演終了

満足度★★★★

李麗仙の迫力にびっくり
唐十郎の前妻・李麗仙が何と初演から45年の時を経て主演の春日野八千代を演じた。観劇したのは平日のお昼公演だが、半数以上は若い人たちで超満員。「満州」「甘粕大尉」などの言葉はほとんど知らないと思われる人たちを、魅了した。

30代、50代と春日野を演じた李麗仙は今、70代。だが、その迫力はまったく衰えていないと思う。宝塚にあこがれる少女・貝は文学座の松山愛佳で、松山の熱演も特筆だ。演出のキムスジンは李麗仙による「再演」を口にしたが、私はひょっとしてこの舞台は二度と見られないアングラ劇だ、と思いながら食い入るように見た。見ておくべき、と思う。

お約束の宇野亜喜良の美術は、地下の怪しげなカフェ、そして、吹雪の満州平野まで再現してみせた。

南河内万歳一座の鴨鈴女ら3人がセーラー服姿で客席に案内してくれる。

瀧夜叉傅

瀧夜叉傅

Will-o'-the-Wisp

シアター風姿花伝(東京都)

2015/10/01 (木) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

ガイアのパトリオット、瀧夜叉
 関東の雄、平 将門亡き後、坂東の地には、摂政、安倍 小茶麿の息の掛かった国司、高 百尚の悪政が蔓延り、民はその重税と理不尽に苦しめられていた。

ネタバレBOX


 首塚や神田明神の例を引くまでもなく、将門と言えば反権威・反権力の代名詞である。この反権力・反権威の申し子という位置づけで登場するのが、今作の主人公、瀧夜叉実は将門の娘、皐月姫である。
史実では不明な部分も多く、実際には何がどうなっているのかについても様々な解釈が為されている為、逆に創造や想像の羽を伸ばし易い。そのような事情もある為か、歌舞伎や現代の創作演劇でも結構取り上げられる瀧夜叉ではあるが、上演されるタイミングに共通性があるようにも思われる。その共通性とは、民衆が、この政治はオカシイのではないか? と感じる時代である。即ち悪政の時には、瀧夜叉が立ち上がるのだ。今作でも、摂政の安倍は、某国植民地首相と同じ苗字だし、自分にとって風向きが悪くなると胃痛を訴え、マザコン(岸 信介の娘、洋子コンプレックス)だったり、母方祖父のことを崇拝している点でも、また姑息でチンケで、セイガク時代は強者の、現在は完全にアメリカのパシリでしかない有様も、下司そのものの内閣総理大臣をおちょくるキャラになっている。
 一方瀧夜叉の居ない我らの現在の実情を問えば、植民地首相、安倍は、宗主国、アメリカの命ずるままに原子力を推進、国力の落ちた宗主国の代替を務めるべく軍備増強で宗主国を補完、更に自らの同胞の血と肉と骨、知恵までも捧げようと躍起である。はっきり言ってこういうのを国賊と言う。
さて本題に戻ろう。坂東武者の雄たる将門亡き後、瀧夜叉以外には殆ど、戦力足り得る力の無い反権力サイドではあるが、山人や蝦夷の民、そして坂東の民衆の支持が支えとなっている。因みに瀧夜叉は一人ではない。瀧夜叉の名の下に活動する者は二人。皐月姫と彼女の友、杣である。杣は、薬草に対する知識が豊富で医療の任にも当たる山人の娘で皐月姫の友でもある。皐月姫には異母弟の良門があり、彼が将門の長男である。武芸は得手でないが、知恵は中々のもの。度量もあるが、惜しむらくは余りに若い。未だ若干十二歳である。
 一方、朝廷方で手強いのは、俵藤太としても知られる藤原 秀郷、武勇に優れていることは余りにも有名だが、知恵も人望もあり懐の深い所が、最も恐ろしい。父、将門の仇でもある。だが、彼も実は一人ではない。俵 藤太の名の下に四名が属す。秀郷、秀郷の叔父・元康、功を為して藤原姓を与えられた元山人、秀忠、そして弓の名手で山人の蜘蛛丸。まあ、この四人の統括を秀郷がしている訳だ。
 これらのキャラクターに加え、秀郷に水脈の危機を救われたと恩にきて彼に力を貸す竜王の娘、みずち姫が大切な役割を果たしている。
更に朝廷の政治に関わって、将門を討った将門の従弟、平 貞盛が、中々の策士であり、政治的人士として宮中の貴族である安倍を立てつつ暗躍する。この貞盛の政治的狡猾さと秀郷の深謀遠慮と武力を相手に、瀧夜叉(将門と彼に助けられた雌狐の化身で自然の守護神である朧姫の間に生まれた)は、立ち上がった訳である。その出自からも明らかなように、彼女は、現代で言えばガイアの地域版とでも言うべき存在である。
 一方貞盛の手腕は侮れない。現代政治にも通じる英雄と民心の離反を図る策謀や、権威を利用して己を権威機構の一員としつつ、実権を握る為に軍事的頂点に立ち自らを正当化する姿勢は王道である。一方、将門を射止めた栄誉に輝く俵 藤太を牛耳る秀郷は、更にしたたかであると同時に、人間の傲慢を象徴してもいる。彼は言うのだ。ヒトは前に進んでゆく、と。自然を開拓・管理する存在なのだ、と。それは、恰も西洋の論理そのものである。彼はこの論理を遂行するために良門を誑し込み、協力させることに成功する。坂東を制圧する為に利用しようとしたのだ。その為に、一旦は、良門を頂点とする為政を成功裏に立ち上げ、直後に彼を殺して瀧夜叉に罪を被せてその大衆的人気を奪い、以て自らの野望に資する計画だったのである。だが、それは正当なことだろうか? もう一度言っておく。瀧夜叉とは、ガイアのパトリオットである。因みに地球に届く太陽エネルギーの0.2%で、波風が起こっている。我々が暮らす銀河の辺境上ですら自然のエネルギーはかくも大きなものである。パスカルのように、謙虚な認識であるなら、自然もそれを憐れんで認めてもくれよう。然し、自然を人間如きが管理しようなど或いは管理できるなど思い上がりも甚だしい。
 実際、我々は、恒星のエネルギーを生み出す原理を発見し、自身それを極めて小規模なレベルで実用化はした。E=mc2で余りにも有名な相対性理論から、それは演繹された。だが、その結果我々ヒトが手にした核によるエネルギーが生み出す様々な問題群の何一つとして我々は解決できていない。而も、その未解決の問題が、我らヒトのみならず、この地球が数十億年に亘って築き上げてきた生命の歴史そのものを閉じかねないのだ。想像力が残酷なまでに欠如した人々の為、そして自民党や公明党の分からず屋他、核の脅威を知ってか知らずか、核推進に賛成する人々に、少し補足説明をしておこう。
 現在迄に、環境の激変で地球上の生命全体が危機に見舞われたことは何度もある。その度に新たな環境に適応し得る生命が生き延びてきた。だが、我らヒトの生み出した核技術は、生命体の傍で機能するには余りに大きなエネルギーである。生命を維持するのは、アモルフではない。何らかの構造である。それは、アモルフがカオスに対応するように生命という有機的構造に照応するのである。死とは、この有機的連関の瓦解であり、アモルフへの移行である。簡単に観察できる例を挙げよう。例えば長葱である。半分に切っても加熱などせず、そのまま放っておけば緑色の部分が伸び、更に放っておけば外皮やそれに近い部分から変色したり、乾燥したり、傷んだり、或いは溶けたりしてゆく。これが、死への過程である。レタスなどはもっと分かり易かろう。緑だった葉が変色して茶色になり、最後はドロドロに溶けてしまうのである。このドロドロに溶けてしまう状態こそ、アモルフである。どうしてこのようなことが起こるのかについては、興味のある向きには、実際に調べてもらうことにしておこう。
 問題を少し戻す。核が生命を滅ぼす原理についての話である。2011年3月12日に起こったF1人災についてだけからも明らかなように、この人災で放出された放射性核種は200種以上に及ぶことは、核物理専門家でなくとも最早常識。これらの放射性核種の各々が、放出するエネルギーは、生命が、その形態を為す為(即ちアモルフならざる構造を持つために)に使う連携のエネルギーを遥かに凌駕する。生命体を構成する分子結合のエネルギーレベルは、数電子ボルトだが、放射線の持つエネルギーレベルは、数十万から数千万電子ボルトに達する。このエネルギー差が、生命の連携を断ち切ることが、核が生命に重大な影響を与えることの原義である。各放射性核種の半減期にはとんでもなく大きな差があるが、生命体にとって完全に脅威でなくなるためには、一般に半減期の10倍の年月がかかると考えられている。よく挙げられる放射性核種で半減期を例示すれば、セシウム137で30年、セシウム134で2年、ヨウ素131で8日、プルトニウム239で2万4千年、ウラン238(天然)で45億年。但し原子炉内では中性子1個を捕獲してウラン239(半減期23.45分)になりβ崩壊を起こしたU239はネプツニウム239(半減期2.3565日)になるがこれがβ崩壊するとプルトニウム239になる。ウラン鉱山で採掘される鉱石中に0.7%の割合で含まれるウラン235(天然。広島に落とされた原爆材料はこのウランを濃縮)で7億年、ストロンチウム90で29年などだ。内部被ばくを認めないIAEAやアメリカ、イギリス、アメリカの植民地、日本などではDU被害を劣化ウラン弾に使われているウラン238が出すα線と認めていないが、劣化ウラン弾が使用された総ての地域で、癌、白血病、著しい身体欠損や奇形、遺伝子異常などが観測されるのは、偶然ではあるまい。仮にウラン238の出すα線が原因でないとしても、ウランの重金属毒性による可能性もある。第三者機関によるキチンとした検証が待たれる所以である。
 結論を述べておこう。瀧夜叉の敵とは、ヒトのみならず、地球上の全生命を根絶やしにしかねない人間の傲慢や嘘なのである。そして、エネルギーの無駄遣いを平気でしている我々なのだ!
ダイヤモンド

ダイヤモンド

ドリームダン

ぽんプラザホール(福岡県)

2015/10/03 (土) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

好きな作品。
取締役の奥さんが派遣社員の子を間違って手にかけたあたりから、ストーリーが急変しますが、これはこれで笑えます。
面接にきた男が本筋でないのも。

グッドバイ

グッドバイ

キューブ

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2015/10/03 (土) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

装置はさすがに
KERAさんらしく凝ったものとなって、上田さんの映像もはまってました。
休憩が終了してしばらくたって、第二部がきました。ここでえ。
1年後だから当然なんですけどね。

ネタバレBOX

早く購入したのに少し見切れる席だったのは残念でした。
有罪?×無罪?×冤罪

有罪?×無罪?×冤罪

ゲキダン大河

甘棠館show劇場(福岡県)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

窮屈に見えたけれども
陪審員八号のおばあちゃんのキャラは、あの席で前を見るでいいと思いますが、みなさん席を離れて演技しますから演出的にはよかったのかな。

ネタバレBOX

あの会場で声をはりすぎなのかな。
CHESS THE MUSICAL

CHESS THE MUSICAL

梅田芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2015/09/27 (日) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

東西冷戦
の時代。
特に惹かれることはなかったが、つまらないわけではなっかた。
観客は盛り上がっていた。

関ヶ原で一人 〜lonely SEKIGAHARA〜

関ヶ原で一人 〜lonely SEKIGAHARA〜

ENG

六行会ホール(東京都)

2015/09/30 (水) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

いつもの…
歴史の裏側、入れ替わり、タイムスリップネタなど、久保田脚本らしいネタが満載。
タイトルのダンスは迫力があって、殺陣もカッコ良かったです。
小早川周りの夫婦がそれぞれ個性があって、バカップルぷりを見るのも楽しかったです。

ネタバレBOX

しかし複雑な話をすべて台詞で説明されるので、頭がついていかない部分が結構ありました。
舞台だと台詞が次から次へと入ってくるため、整理がつかないまま次のシーンに進んでしまうことも多く、台詞だけでなく演出で説明してほしいと思うところも多々……(例えば誰と誰が入れ替わってるか説明する際は、実際に演者さんにスポットを当てるなど)

最初と最後にスクリーンでかなりの量の説明文章が出るのも煩わしく感じるところもあり、舞台なのだから演出で見せてほしいです。
今回はラストで木下の授業が具体的にどう変わったかなど、「大きく変わったのは言うまでもない」とスクリーン上に文章で出されるより、冒頭のように授業風景をだしてくれた方が分かりやすいと思います。
このために生きている

このために生きている

PAPALUWA

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/10/03 (土) ~ 2015/10/07 (水)公演終了

満足度★★★

地元愛がいっぱい
地方に伝わる伝承と地域活性化との狭間に揺れる人々の姿を、古の伝統行事を中心に生き活きと描く青春群像劇。しかし、その行事には持ち込んではならない掟があったが…。
純粋な思いがすれ違い、純粋がゆえに掟を破らざるを得なくなる。少し懐かしいような情景であり、身近な問題提起としても面白い。


ネタバレBOX

伝承イメージのため、冒頭に昔語りというスタイルを取り入れる。語り部は若い女性、普段は爺さんが話すが今日は不在のようだ。近所の子供たちは夕方になっても家路につかない。そして昔話をせがむ。

舞台セットは、中央に祭り櫓、上手は民宿玄関、下手はウツギ村地域集会所の玄関である。さらに道祖神。この劇場(地下にある)の中二階に相当する場所も民宿二階として使用する。
この地域では喧嘩祭で、勝者は花嫁を迎えることが出来るとの言い伝えがある。その昔、男衆ばかりになった時、お告げでこの行事(喧嘩祭)が始まったという。そして勝者の所には女性が...。そして掟は3か条...①喧嘩祭の練習 ②私情は入れない ③結果に文句を言わない とのこと。
しかし、この三か条はことごとく反故にしてしまった。無関係な人間の祭への参加、伝統の継承か地域活性か、祭の勝敗への不決断は、それぞれに理由があり、個々の対立が分かり易く描かれる。そして、未来を意識するような事象が...。あぁハッピーエンドなんだ。

子供たちへの語りは、お話と現実の世界の境界が崩れ、いつの間にか冒頭の場面へ引き戻される。
できれば、伝承と現実(現社会)は地域的な繋がりがあるので、台詞に方言を取り入れ、血の通った会話が聞かれると更に親しみが持てたと思う。

次回公演も楽しみにしております。
月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】

月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/09/27 (日) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高でした!
前編からの期待を遥かに上回るパフォーマンス、熱量、最高でした!
随所にちりばめられた小ネタに笑って、所々で泣いて、本当に観れて良かったと思う舞台でした。

有難う御座居ました!!

カプセル兵団さんの次回作にも期待しています!

子どもに見せたい舞台 vol.9「アンデルセン童話集」

子どもに見せたい舞台 vol.9「アンデルセン童話集」

NPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)

あうるすぽっと(東京都)

2015/08/08 (土) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★

ぷしゅわ~
子どもたちに囲まれて芝居を見ることそのものが楽しくなってきた感じがある。声を上げたりして反応がとてもいいのは、お芝居の掴みがいいからなんだろうなぁ、と分かりますし。ひとつひとつのお話をたっぷりと丁寧に描いていて、印象に残る歌もたくさん!楽しく拝見しました。

竹林の人々【本日16日大千穐楽!!14時開演、見切れ席解放により当日券ございます!!】

竹林の人々【本日16日大千穐楽!!14時開演、見切れ席解放により当日券ございます!!】

OFFICE SHIKA

座・高円寺1(東京都)

2015/07/30 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★

あまり好きではない…
目当ての鳥越さんがたいへんご活躍だったので、その点に関しては満足です。しかし、お話の部分に共感できるわけでもなく、楽しいと感じるわけでもなく……重たい雰囲気かもしれないことは予想していたものの、それでもやっぱり好きになることが出来なかったので、楽しめたらよかったのになぁと少々寂しくなりました、

かもめ

かもめ

花組芝居

セーヌ・フルリ(東京都)

2015/08/08 (土) ~ 2015/08/15 (土)公演終了

満足度★★★★★

面白かった!
座長の手にかかれば、重くて分かりにくそうなお話でもきっと楽しくなる!と信じて伺ったらその通り、サクサクお話が進むのに、気持ちの流れもとってもよく分かり、楽しかったです。カタカナの名前を覚えるのが苦手なのですが、配役がぴったりだったこともあってか混乱することもなくすんなり覚えられて、不思議なくらいよく分かりました。稽古場ならではの、壁面鏡が湖面のようでお話にも奥行きを感じました。

演劇計画Ⅱ-戯曲創作- 柳沼昭徳 作・演出 『新・内山』

演劇計画Ⅱ-戯曲創作- 柳沼昭徳 作・演出 『新・内山』

京都芸術センター

京都芸術センター(京都府)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/05 (月)公演終了

満足度★★★★

闇をずっと覗いてるような。。。
今のこの世界の眼鏡を通して、果たして今(現在)以上の悲劇を描けるのだろうか。。。
‥と、そんなことを、喉元に突き付けられた感じ。

舞台装置も闇のように奥行きがあって、見応えのある時間でした。。

ネタバレBOX

‥ただ、ここからは、申し訳ない。素人のたわごと。

これ言ったら、身も蓋もないんだけど、3年間という時間をかけて1つのテーマと向かい合い新作戯曲を上演ってどれだけの価値があるんだろうか。。。

テーマは変わらなくても、自分や人や社会なんて一年あればまるっきり変わるし、日々古くなって行くものを、そうならないように維持するのも大変だと思うし…。

あえて、やってるんだろうけど、努力してる時間の割に報われるものが、それほど無いように思う。

なんか舞台とかは、線でつくりあげるより、点で切り取る方が良いような気も。。。

あと、この手の芝居は、演出家さんが良く使う役者さんや、同じ劇団の役者さんを使うのはどうなのか?。

まっさらなテーマだけを観て欲しいなら、演出家の手垢がついてない役者さんをつかうべきでは(・_・?)
(まあ、笑えないシーンで笑い声が漏れてたりしたし。。)

なんかこう、プロデューサーの声で、例えばひとつの映画を違う監督がつくってるような……そんな微妙なバラバラ感を受けたから。
ほんと、これはなんとなく。
6人の「これからの宇(そら)」

6人の「これからの宇(そら)」

ソノノチ

スペース・イサン(京都府)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/05 (月)公演終了

満足度★★★

遠くの星を観てるよう。
遠くにあるたくさんの星を観てるよう。
ロマンチックで幻想的な感じで、衣装・装置・空間も素敵で、すんなりと最後まで楽しめたのではあるが‥‥‥
そのぶん、血(地)の温かさのようなものを感じることが出来なくて、登場人物たちを身近に感じることができなかった。

ゾンビの瘡蓋―SCAB OF THE DEAD 2015

ゾンビの瘡蓋―SCAB OF THE DEAD 2015

FOURTEEN PLUS 14+

JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)

2015/09/30 (水) ~ 2015/10/01 (木)公演終了

満足度★★★★

生きろ!
生きろ!‥って書くと、宮崎駿の某映画のようになっちゃうけど、多分テーマはそれ。。
ただ、それだけを掘り下げると感想もなんだか陳腐になっちゃうし。。

怖面白く、手にじんわり汗をかきそうで、なんだか立体的な奥行きさえ感じさせる、体験型舞台のような感じで、色んなものの見立てによる演出も新鮮で、楽しめました。

ネタバレBOX

最後の、手島さんによる身体表現が感動的でした。
関ヶ原で一人 〜lonely SEKIGAHARA〜

関ヶ原で一人 〜lonely SEKIGAHARA〜

ENG

六行会ホール(東京都)

2015/09/30 (水) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

追体験
私は学業としては歴史って大嫌いで、歴史モノというと観劇も避けていたのですが、これは観てよかったなぁ―と思いました!
私のなかに歴史認識や人物の好き嫌いが出来上がっていなかったからこそ、冒頭部分で木下たすくの感じている歴史について学ぶことができ、それが劇中で覆されることについては追体験できたように思います。なので、観ていてなんだかすっきりしました。
あと余談?ですが、開場前からロビーで客対応してらっしゃる佐藤さんをみて、人当たりのいい方だなぁと感じました、人が集まるわけですね。またENGさん、観劇に伺いたいなと思います。

ふたりカオス

ふたりカオス

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/09/24 (木) ~ 2015/10/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

オムニバス
5つのオムニバスストーリー。共通項となっている「話題の動画」について、どんどん描写が追加されていって、イメージしたものにどんどん色がついていって、なんだか楽しかったです。
5話のシリアスな図師さんに期待して観に行ったのですが、4話の睦さん×樋口さんが面白すぎて‥おもわずDVD予約してきました。睦さん、一瞬で空気をさらっていってしまうところ、さすがでした!

親戚の話

親戚の話

コマイぬ

古民家シェアサロンasagoro(東京都)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1617(15-306)
11:00の回(晴)。

10:20鷺ノ宮駅から歩いて(事前に道案内メールをいただいていたので迷わず到着)会場着、外から見ると普通の民家、木陰で待機、10:30受付、開場、和室です。桟敷と椅子。2間続きの和室、玄関側が舞台、上手は廊下とガラス戸、庭。中央にテーブル、座布団。

11:01前説(芝原さん、石巻のことなど)、開演~12:06終演。台本を購入。

ひと吠えめ「花束を渡すのは誰だ?(2013/3@FIND)」からで3公演目ですが、芝原さんは「とても個人的な~(2011/3@眼科画廊)」「犬と花(2011/4@OFF)」他を観ています。

当パンに「津田家 親戚の図」があり、11名の関係が示されています。長男、次男、三男の子供(いとこ「男女」2人、10年ぶりの再会)、その男の妻、3人、石巻でのお話でした。

震災後、両親との確執、自分への恐れ、などがどこにでもあるのかもしれない風景の中に見えてくるようでした。

柱や天井の濃い茶色。障子の白。畳の薄い黄色。庭の木の緑。室内からは見えませんが青い空。

ぎこちなかった3人の心は解きほぐれ始めたのでしょうね。

このページのQRコードです。

拡大