最新の観てきた!クチコミ一覧

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吐き気がするほどに

吐き気がするほどに

劇団時間制作

明石スタジオ(東京都)

2015/10/07 (水) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

夢を追う
Bチーム観劇。夢と現実の差に苦悩する若い人を中心に描いた舞台。夢が役者という方が中心なので、舞台役者さんの厳しい現実も垣間見れる。(小劇場フリークの私としては、特にその大変さや嫉妬等も改めて。)
話としては良くあるが、この手の舞台は何度見ても魅入ってしまう。実際にも
役者さんは若い方が多く、舞台にマッチしていたのではと思う。ただ、やや勢いに任せる芝居が多かったので、年配の役者さんが一人二人いれば、もっとメリハリも効いたのかなとも思いました。

UN-TAN

UN-TAN

流世☆ロケット

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/10/07 (水) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

よかった
政治的な熱いドラマでしたね、熱演でした。

わたしたち、ちょっと、こじらせちゃったの…

わたしたち、ちょっと、こじらせちゃったの…

黒ヰ乙姫団

名曲喫茶ヴィオロン(東京都)

2015/10/10 (土) ~ 2015/10/11 (日)公演終了

満足度★★★★

見きれ残念にゃ~~~~~~~~
 お姉たま達の何とも可愛らしい決起集会である

ネタバレBOX

。踊っているのは、浮気性のあゆこや「赤毛のアン」に因んで互いにアン、ダイアナと呼び合う金持ちの子女二人組、アンはハードニート、ダイアナは同じハードニートでも多少自立性ありなのだ。
 舞台は、これらの人々が出入りする喫茶店、復帰したベテランウェイトレスの重田さんが、重石役。スリーパートに別れた話だが、重田さんの落ち着いた物言いと控えめな態度で提起されるこの店のマナー(即ち禁止事項)が、全き日常を女として生きる登場人物それぞれにハードルを課し、そのハードルを各々が乗り越えようとするところに、劇的なものが生まれてくる。とても上手なシナリオである。
 同時に演出も、出吐けのタイミングや役柄転換の妙味を意図した洒落たもの。同じ役者が異なる登場人物になって現れているのに、一瞬、その事実に気付かないほど、化ける女優達の演技力及び素早く巧みなキャラクター転換には正直恐れ入った。
 シナリオは、基本的に普通の女性が過ごす生活を描いているのでそんなに大きな波風が立つ訳ではない。浮気症のあゆこにした所で浮気程度のことは、70%程度の主婦がしていることだというから、大したことではない。それどころか日常の一コマだろう。ただ、演劇的に大切なことは、日常はそれだけでは演劇になれない、ということだ。
 その点で、家庭ではなく、話が進む場所が喫茶店という、日常の中にあって家庭とはずれがある空間であること、更に、重田さんが、禁止事項を持ち出すことによって超えるべきハードルが設定されること、そのハードルを越えようとして、登場するキャラクター達が各々自分の存在を押し広げようとすること。当然、この両者の関係には軋轢が生まれそのことがドラマツルギーを構成することなど、実に理路整然としたつくりである。
 惜しむらくは、本当の喫茶店での公演である為、座る場所によって見切れが多々出ることで、雰囲気のあるいい喫茶店だし、自分の入った時にはアベマリアが流れていて、選曲の良さも感じさせる。(讃美歌の中でこの曲が自分は最も好みである。無神論者であるから、讃美歌総てを聴いた訳ではないが)以上、お姉たま方ありがとうございましにゃん!
 ところで、このタイトルの付け方も、平安時代から続く日本の女性文学の伝統というかDNAを感じる。
あの子はだあれ、だれでしょね

あの子はだあれ、だれでしょね

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2015/09/16 (水) ~ 2015/09/30 (水)公演終了

満足度★★★★

「外部者」に翻弄される無辜の市民
実際の事件を元に書かれたと示す「副題」を認識せず、観た。
すると、これは誰だかよく知らない人間が、無防備な一般人の家庭に入り込み、牛耳って行く「恐怖」とともに、それを受け入れて行く側の奇妙なあり方、非主体的とも言える精神性をあぶり出しているようにも見えた。
 とりわけ黒船以来、「強者」への対し方、距離の取り方(対等な付き合い方)を、悉く失敗に終わらせた過去の延長である日本について、比喩的に指摘しているようにも感じた訳である。
 いずれにしても、別役実の新作という。筆の力は全く衰えず、恐ろしげである。
 

ネタバレBOX

誰だか分からない人間に操られていくプロセスの始まりは、この戯曲では、標的にされた家族の娘二人が、「彼女」の養子になる事、またその内の一人が「彼女」の息子と結婚する事、この2つを(なぜか)受け入れている状態である。そこに至るプロセスには触れていない。
 しかし、何か「そうした方が良い」と思わせる説得力のある「声」の持ち主が居ることを思い、あり得る事だと思う自分もいる。
 やはり重要だと思われるのは、そういう誘いに対して、十分な論拠を持って断る事ができない脆さ。論拠の弱い「生き方」をしているのではないか、という問いだ。
 戯曲では最後に「彼女」がそこに入り込んだ「理由」を解明しようとしているが、その必要はあまり無かったかも知れない。
少年オイル

少年オイル

創像工房 in front of.

慶應義塾大学日吉キャンパス塾生会館(神奈川県)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

美術、制作が頑張っている
近未来、戦争が始まり検閲が般化された時代の話である。

ネタバレBOX

が、ちょっと発想が安易。舞台美術はいい線迄行っているし、制作も頑張っていると思うのだが、テトラポッドを擬したオブジェは必要ない。だってとても綺麗な海のイメージを語るのにテトラポッドがあることは不自然だ。それがアイロニーとして用いられている訳でもなければ、劇中で用いられる訳でもないのだから、上手、下手に置く必然性もないのである。
 シナリオも身体性を意識したシナリオとは思えない。演劇は極めて古い媒体である。従って頭が体の一部であることを深く正確に理解していないと、とても大きな間違いをしでかす。実際、優れた文学者、戯曲作家などの中には、医術の知識のある者や、自分の体が弱くて苦労した者が多いことはだれの目にも明らかだろう。チェーホフは医者だったし、F.ラブレーも医術をモンペリエで学んでいる。安部公房は理科Ⅲ類で学んだ。夏目漱石は、胃弱と神経衰弱、芥川も精神を病んだ。斉藤茂吉、森鴎外も医者、ジャンルは異なるが手塚 治も阪大医学部出である。
まあ、こんな時代で、受験戦争に勝ち抜いてきたのであろうから、医学部と言えば偏差値でしか見ないのかもしれないが、自分の言っているのはそういうことでは、無論ない。役者は、身体を使って表現する。頭でっかちになってはいけない、と言いたいだけである。同時に板の上で演技をしている身体であっても矢張り、現実の日常のリアリティーを用いて鑢をかける必要はあろうということだ。ぶっ飛ぶ為には、ボンクラの抱える程度の不満や鬱屈ではなく、少なくとも一人になれるだけのパワーと独創性は必要である。(つまり、狂気に陥るか自死するかという所迄自分を追い込むのは当たり前だろう。表現する者を選び取るとはそのようなことである。)エリートのつもりなら、最低、この程度の覚悟はしてもらいたい。即ち感情の切なさや安っぽいセンチメンタリズムは大衆に任せた上で、其の因ってくる所を描かなければ恵まれている自分達は世間に顔向けできまい。せめて、この程度のことは考えてほしいのである。申し訳ないが、しょっぱな余りにも陳腐だったので序破急の破の部分居眠りをしてしまった。
十一ぴきのネコ

十一ぴきのネコ

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2015/10/01 (木) ~ 2015/10/17 (土)公演終了

満足度★★★★

熱演。
これだけの俳優の力量をもって、エンタテインメント成立。土曜昼という事もあって子供多数。笑いも沢山飛んでいた。休憩挟んで2時間半強、子供はだれていなかった。私は子供の観賞眼を信頼しているが、今回の「十一ぴき」は「対子供」としては、中々健闘していたと思う。「子供に受うける」セリフ、動きというものがあるのだな、と発見。
 さて、しかしこの戯曲にも子供が追っつかない飛躍というか、抽象思考の橋渡しを要する部分がある。大きな魚を探しに行く、というのだが、大きな魚より中くらいの魚を手際よく取れる湖のほうが有り難いんじゃない?と思うし、腹が減って動けないのに、隊を組んで冒険に出かける、しかも何日も。でもって湖に着いたと思ったら敵は大きくて敵わない、だから身体を鍛えるんだと言って訓練をする。腹ぺこでそんなの無理だろうと思う。ここはある種の省略があって、「希望を失わない」「団結」といったテーマのためには、リアリティは犠牲になって良いというケースだ。観客はその部分で、有り難いメッセージのみを受け取るという、心許ない細い吊り橋を渡る。が、そこを乗り越えれば、また楽しい物語世界が展開する、そこがエラい。「共和国」を設立し、その国家の顛末が簡単に説明されるが、終幕に向かう下り坂の涼しい風は心地よい。ハッピーエンドとは言えなくとも。
 ピアノ他の生演奏は荻野清子。音楽も宇野誠一郎の元曲を踏まえ、新曲も入れて全体をアレンジ。十余年前、黒テントで松本大洋書下ろし作品をやった際の荻野氏の音楽は才気溢れ、DJ役+生演奏も堂に入っていたが、それ以来のお目見えに懐かしさが沸騰した(カーテンコールで顔を見せて初めて分かったのだが)。 劇中、現代的なコードで切なさがこみ上げる音楽は彼女の作に違いなく、往年の、といった感じの音楽は宇野氏のものだろう。 詞は初演当時のもので「赤尾敏」「三島由紀夫の自決」が出てきたりする、時代性のギャップはさほど気にならなかったが、私としてはそこは大胆に現代に置き換えて良いと思う部分があった。明らかに「安倍」と置き換えて痛烈に成立する詞もあったが、不穏さを嫌って長塚氏がそれを自粛したのだとすると、ちょっと淋しい。書き換えない事がかえって奇妙な場合が、井上戯曲にはけっこうありそうである。

ドリームランド

ドリームランド

ロデオ★座★ヘヴン

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/10/08 (木) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

サスペンスとしても魅せてほしい/約130分
小栗剛作・演出作品は『おつきさまがついてくる』に次いで2度目の観劇。

作風なのか、本作もどこか荒んだ世界が舞台。

しかし、花火のように燃え盛るワケありな愛の数々は暗色の世界にこそよく映えて、否応なしに心を引っつかまれた。

ただ、愛のドラマである本作はサスペンス劇の顔も持ち、サスペンスとしての面白味はいま一つ。
もっと惹きつける見せ方があったのではないだろうか?

阿房列車

阿房列車

元祖演劇乃素いき座

アトリエ春風舎(東京都)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

笑わせ方が強引な箇所も/約85分
小津映画で老夫婦が列車で語らうシーンがあったとして、それを85分に引き延ばしたような駄弁劇。
老夫婦が主役の、力の抜けきった駄弁芝居は他にない味わいがあり、穏やかな心持ちで楽しく鑑賞したものの、平田オリザ脚本特有の強引で安直なウケ狙いが随所に見られ、ややうるさくも感じられた。
老夫婦の奥さんのアクの強いキャラクターも、こののどかな駄弁芝居には馴染まず、悪目立ちしてしまっている。

この素晴らしき世界

この素晴らしき世界

ペテカン

あうるすぽっと(東京都)

2015/10/07 (水) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

お芝居。
初・ペテカンはあうるすぽっとで。半コメディ、家族モノのお涙、「笑いで涙を吹き飛ばす」的構図に涙、伏線と伏線解消も幾つか。最後は意表をつく締めくくりで、この部分には(音楽好きの私としては)納得。といったお芝居。
 役者力で持った舞台だと感じた。
 放置時間が長すぎてダレをもたらす伏線が二点あった(もっともその一つは核心に触れるのでそうするしか無かったのかも知れないが、もっと仄めかしがあっても罰は当らないと思った。/もう一つは、「その音」が芝居上のものと気づかず、暫く注意力が散漫になった)。
 桑原裕子のうまさを「無頼茫々」に続き堪能(系統の似た演技だったが)。ここまでやってるので、もう一ひねり「落ち」があると美味しいかったな・・と。
 さてセミパブリック空間に人物を存在させる必然性につき、書き手の苦労を偲ぶばかりだが、あまりにのんびりしすぎだ。「母」の容態は気にならないのか、誰も電話で確認しようとしないのはなぜ・・に対する「謎解き」は残念ながらなく、放置されたままになった(する以外ないと言えばないが)。
 ドラマはそれでも成立すると言えば成立するが、伝えたいはずの「思い」(主に兄弟たち)が、行間に込められるような「必然性」があれば、必然たらしめる演技は適切な「謎かけ」として機能し、「謎解き」において効果を増し、その事によって空間の密度も増したのではないか。 そんな感想を持った。
 

ネタバレBOX

「音楽」で攻められると弱い自分な事もあり、「楽器を押しつける母」の設定は、ちょっと掴まれた。このネタが分かった時点で、舞台上に楽器のケースらしきものが無いのに不自然を感じたが、ラストで十分納得させる演奏を披露された事で、解消。
想いはブーン

想いはブーン

小松台東

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

初<小松台東>
三鷹市芸文の本年のネクスト・セレクションの2劇団目。松本氏作の舞台は1度観たが、小松台東の公演は初だった。「今」の「日本」のどっかで、起きてそうな現象を切り取った芝居。(宮崎弁だが、他の地方でも、関東圏でも都心でなければ、成立しそうではある。)
 大きな事件はなく進行するので、現代口語演劇(静かな演劇)に属すると言えそうだが、「ああ」とか、「え、ああ、うん」と、言葉を濁す特徴は見られず、割とズバリと言葉を投げ合う。程よい省略があって、それが想像力を刺激し、後で謎解きがあり、次第に場の風景(過去あっての現在という風景)が、見えてくる。
 その手法もうまいが、この芝居で徐々に際立って来る存在があり、これが芝居の中心テーマかも知れない、と思わせる存在なのだが、そこに最後は釘付けになった。この「痛い」人物の存在は、このドラマでの「問題」であり、半端なくどうしようも無い存在として、周囲も手厳しく難じる事によって、事実それが「問題である」ように、観客にも見えてくる。
 青年団系の芝居なら、「色んな生き方があるんだし」と理解を示す人間が幾らか居て、一方に厳しい人が居てその対立によって「問題」の人物は救われる、となりそうだ。(両論併記に持ち込む事は、悪法を議論の俎上に上げる事をも許す意味で、注意すべき)
 この芝居ではそれは許されず、「リアル」で逃げ場の無い中で「問題」はいよいよ「痛さ」を増して浮び上るばかりである。周囲が現実を見据えて必死に生きている中で、「彼」の痛さは少数派となっているが、実際には社会的な広がりを持つ。多くの「彼」が、特に都会には、悩ましく棲息している事だろう。

 思うに・・この「問題」の処方箋として、芝居の中にも「もまれて来い!」と台詞があるが、これは例えば、経済的格差が放任され、戦争やテロの危険もあり、人権も狭められて行く社会が、この「問題」の解消に有効なのでは、という想像をよくしたものだ。「余計な事を考えてるヒマなんかない」状態が、処方箋だという訳だ。
 しかしそこで思い出すのは、戦後間もない頃に起きた連続殺人事件や無差別殺人事件。物は無かったが希望に満ちた時代、といったイメージが、全てではなかったにしろ、相対的にあったのだろうと勝手な想像をしがちだが、意外にそうでないという事実。特に、差別は今とは比較にならない程あったし、人を鬱屈とさせる「問題」は、形を変えつつも日本という社会で継承されているのではないか・・。
 芝居に戻れば、「もまれること」は確かに処方であるかも知れない、と我が身に引きつければ、納得する所はあるが、この「リアル」な芝居では、問題の「彼」は、恐らく本質的な部分は変わらないだろうと思わせる感触を残す。またその事を「微笑まし」く描いてもいない。程よく放置して終わる。

 電気工事の詰め所に、出入りする「電工さん」、病気で一線を退く社長の娘達、近所の人が、それぞれにしっかりとキャラクターを背負って、濃く存在する。俳優の個人の力の賜物に違いないが、その事を忘れさせる舞台世界の構築が、嬉しい芝居である。

 小さい頃、親類を訪ねて心地よいカルチュアショックを味わった宮崎弁にも、愛着を覚えた。

あめんぼ女、天国に行く

あめんぼ女、天国に行く

ザレ×ゴト

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2015/10/08 (木) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

悩む
とにかく役者さんの衣装がカラフル。
それだけで非日常でウキウキした気分になります。
また、役者さんの声色が上手い具合に被ってなくてとても聞き取りやすいお芝居でした。

ラストに向けて涙が止まらなくなります。そしてその後の踊りは圧巻。

明日、いや今日か?千穐楽!

絶対オススメしたいんですが明日の予定次第では私も行けそうなんです。
チケットの残数とオススメしたい気持ちが交錯して・・・


悩むのです。

ドリームランド

ドリームランド

ロデオ★座★ヘヴン

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/10/08 (木) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

いろんな言葉が心に刺さる
普通の日常を生きる様々な人たちの一つ一つの言葉に共感し、驚き、感情移入する。
そんな悩みをもった人の心を見抜くかのようなメイの言葉は心を射抜く
あくまでも自分に素直に
だれもが本心で願っている言葉を彼女はくれる

6つにわかれたチャプターを人々は生々しく生きる
そのどうしようもなさ具合が本当に愛おしい
見終わったときに全ての登場人物を好きになってました
本当に、面白かった!

夜に溶ける

夜に溶ける

よこしまブロッコリー

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2015/10/10 (土) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★

自然の中の人間模様
自然に惹かれる者もいれば、都会に惹かれる者もいる。
それぞれ自分に合うところを見つけれればいいのだが.........................。
素晴らしい自然にはそういう力があるのかな?

幸市の戸惑いがちょっとおとなしすぎなような..............。
もう少しドタバタというか、苦悩さを出してもよかったのでは???

Q&A

Q&A

劇団SE・TSU・NA

HEP HALL(大阪府)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

最後どうなるのか…、証言が繋がらない!
死者69名、負傷者116名の重大死傷事故は、何故起こったのか…。
目撃者の証言のQ&Aのヒアリングで紡がれてゆく…。
オカルト集団、宇宙人、テロの仕業、その真相は…。

なかなか繋がらない目撃者の話、最後どうなるのか…、とっても気になりながら観劇…。

ネタバレBOX

ヒアリング時の重苦しい感じとは何か違って、肩すかしを食らったような、少しあっさりしたラストでした。

結局、政府陰謀説的な感じで、関係者が消されてゆく的な…、納得感はあったのですが…。
阿房列車

阿房列車

元祖演劇乃素いき座

アトリエ春風舎(東京都)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

いつものように
日常と非日常

ネタバレBOX

男はちょこちょこ歩き、女はすり足という様式で入場。長椅子に座った女と立ったままの男との会話から始まりましたが、まるで駅のベンチ回りの情景のように見え、列車内と気付くまでには時間が掛かりました。

と言う訳で、男が一生懸命不思議がっていましたが、下手にはけて上手から戻って来ることの不思議さに気付くのも遅くなりました。そして、遅ればせながらこの世のことではないと理解できました。

松田正隆氏の『月の岬』でも下手にはけて上手から出てくる不思議なシーンがありましたが、『阿房列車』の方が先でしたね。

会話の内容は、人の集まる場所に録音装置を置いて何でもない会話を収集し、選りすぐりを再現したかのようないつもの感じでした。
夜に溶ける

夜に溶ける

よこしまブロッコリー

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2015/10/10 (土) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

世界遺産級の自然の人間ドラマ
世界遺産級の自然に安らぎを求めてやってくる者もいれば、そこから脱出したり戻ってきた者もいる。
どれが良いのか悪いのかそんなことではなく、どちらにも人それぞれ必要だったりする。
神寄島のゆったりとした時の流れの中で、皆戸惑いながら今自分の生きる場所を探す...............そんなお話!?
私はどうなんだろう?今いるこの場所!?

こないだ観た「門番」でも猫ちゃんが出てきたけど、最近の流行?
動きがくねくねしてたんで、あっ猫ちゃん!?って!
自由気ままな野良猫の存在もいいですね。

詠人不知のマリア(再)

詠人不知のマリア(再)

劇団ほどよし

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

姉妹の恐怖、哀しさ、苦しみ、とても悲しい物語でした
黒く大きな夜の富士…、 「空だと思っていたものはすべて富士であった。」
戦後、悲しい運命を辿る姉妹の物語。
妹を庇って体を差し出す姉。
そんな姉を助けようとする妹。

姉妹の生活の糧をなくそうとしたとき、若者が手を差し出すが…。
殺伐とした時代のためだったのか…。
とても悲しい結末。

観劇後、少し重~い感じになりました。

ネタバレBOX

追伸、因みに何故「詠人不知のマリア」なんだろう…。
今更ながら、気になってしかたがない。
何故なんだろう…。
文化祭大作戦

文化祭大作戦

20歳の国

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

王道
思わぬ告白シーンに感動。
まさに青春ドラマの王道的な作品だったが、役者と観客は毎年1歳ずつ年を取るゆえ、作品を重ねるごとにノスタルジア度がアップ。劇中で使われる音楽も、どんどん懐メロに。

希望のホシ

希望のホシ

石原プロモーション

北とぴあ つつじホール(東京都)

2015/10/10 (土) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

ハードボイルド風人情喜劇
本当にそうでした。面白かったです。
今度はシリアスな刑事物見たいな。

夜に溶ける

夜に溶ける

よこしまブロッコリー

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2015/10/10 (土) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

野良猫の存在感が素敵
落ち着いたいい感じの人間ドラマを観せてもらいました。終盤、苦悩の末に幸市が自分を悟ったセリフが沁みる。ひねた野良猫が非常に良い存在感を示してた。もっと舞台に居続けて人の苦悩を皮肉ってくれても良かったぐらい気に入ったが、それじゃ話が変わるなw

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