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底ん処をよろしく

底ん処をよろしく

東京ストーリーテラー

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/10/19 (月) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

創業70年の優しき食堂【Aチーム】
この公演...普通の人の人生にこそドラマがある。そして市井に暮らす人々の物語として見事に結実していた。平凡であっても抱えた苦悩・悔悟があり、その逆境に向き合い克服しようとしているひたむきな姿に感動する。
舞台は戦後間もなく開店した「底ん処」...創業70年という老舗、いや古いだけの大衆食堂である。戦後の食うことに困る、それこそどん底の人たちに食事を...。この食堂に集う人々と店の主人、娘(独身)の交流を描いた泣き笑いの人情劇である。

ネタバレBOX

その描き方は「庶民の腹の味方...安くて旨い食事」といったところ。その精神は先代が書き残した「底ん処 生業の心得」という冊子にある。戦後からの復興、高度成長期を支えた勤労者への讃歌も聞こえるようだ。それは当今のエリート層や損得勘定だけで生きている人々への静かな抵抗のようでもある。「好きな道を生きる」「他人のために生きる」「あきらめずに生きる」人々であり、挫折や悔恨をバネに生きる、どこにでも居そうな日本人である。

舞台は、食堂内、テーブル席4つ、上手には自宅への出入口、中央奥にはレジ台、厨房への入口、下手には店玄関(暖簾)が丁寧に作られている。献立は和食中心に「つくねハンバーグ定食」「豚生姜焼き定食」など550~650円である(劇中で配布されるチラシより抜粋)。
シャッター商店街と揶揄されるような場所にある店。客は常連ばかりで売上げが伸びず生活はギリギリ。店主の父親は跡継ぎもいないことから廃業を考えている。そんなところに元弁護士が...訳ありなのは一目瞭然である。この謎めいた人物の目的とは...。
そして廃業を考えている店主が語る”店の歴史”が心魂に響く。70年を刻んだ店「底ん処(をよろしく)」物語の自主出版、そして店の将来はどうなるのか。謎の女性も登場するが、こちらも気になる~。

戦後70年間で日本人が得たものと、失ったものを思い起こさせる。得たものは間違いなく経済的な繁栄であり、生活の利便性であろう。失ったものは、人生には貧乏や不便から抜け出すこと以上に大切なこと、何かを知る、聞く、助けることで輝くことができるという感覚(人情に近い?)ではないか。
ちなみにラストはハッピーエンドである。

次回公演を楽しみにしております。
従軍中のウィトゲンシュタインが(略)

従軍中のウィトゲンシュタインが(略)

Théâtre des Annales

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/10/15 (木) ~ 2015/10/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

極限での思考
私がいつもやってる、ただ本を読んでわかったふりをするだけの哲学とは、ひと味もふた味も違う世界が展開されていました。言葉のひとつひとつに血が通ってたと思います。

四谷怪談

四谷怪談

ジェイ.クリップ

俳優座劇場(東京都)

2015/10/18 (日) ~ 2015/10/20 (火)公演終了

満足度★★★

熱演
もう少し多めに効果音等の音楽を入れてほしかった気がします。セリフが頭に入ってこないので、話に入り込めなかったです。若者の熱い想いがあふれる話であることは少し伝わってきましたが、心に響かなかったことを感じます。

ネタバレBOX

席が指定席でかなり後ろの方でした。視力が悪いため細かな表情がわからなかったのがつらかったです。
能楽研修発表 青翔会

能楽研修発表 青翔会

日本芸術文化振興会

国立能楽堂(東京都)

2015/10/19 (月) ~ 2015/10/19 (月)公演終了

満足度★★★★

-
2時間、休憩1回。字幕なし。この公演で国立能楽堂が若手の養成を行っていることをはじめて知った、良いことだ。きちんとした公演だし、値ごろだし、気に入った。

ノンタイトル

ノンタイトル

たすいち

小劇場B1(東京都)

2015/10/15 (木) ~ 2015/10/21 (水)公演終了

満足度★★★★

-
90分。演劇自体を使った多重構成で、テンポの良い切り替わりを楽しく観た。歌姫はもっと聴いていたい。

平田オリザ・演劇展vol.5

平田オリザ・演劇展vol.5

青年団

AI・HALL(兵庫県)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

『走りながら眠れ』、睦まじい夫婦…
何の先見知識もなく…会場に…。
当日の冊子に、虐殺される直前の2ヶ月の模様との事で、その旨のみ承知の上、観劇。
この後の悲劇(虐殺)と対比しつつ、大杉栄さんと伊藤野枝さん夫婦の睦まじさがほほえましくも、それが返って悲しく感じた。

何となく「暗愚小傳」とよく似た雰囲気で、静かな公演という感じでした。

ネタバレBOX

冊子の記載が無ければ、ただ単に睦まじい夫婦にしか見えませんでした…。

虐殺される直前の2ヶ月の模様との事で、その旨のみ承知の上、観劇。
この後の悲劇(虐殺)と対比しつつ、大杉栄さんと伊藤野枝さん夫婦の睦まじさがほほえましくも、それが返って悲しく感じた。

また後で知りましたが、野枝さんは四角関係を清算し、悪魔と呼ばれながら、残虐されるその日まで、5人の子供をたくましく育て、生きてきた事。
その生き様を知れば、また違った見方があったように思いました。
上記事前知識があると更に楽しめたかも…。
逆に、事前知識が無くても楽しめるようにして頂ければ…、と思いました。

アナーキニスト・大杉栄と悪魔と呼ばれたたくましい内妻・伊藤野枝の最期の2ヶ月と知ってみると、とても面白い内容でした。
(逆に知ってないと、もったいない♪)
東京は26市

東京は26市

ThE 2VS2

OFF OFFシアター(東京都)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

超々超々おもしろかったです‼
最初から最後までずっとずっと笑いっぱなしでした‼特に「披露宴」という作品がすごい良かったです‼世の中的にはネガティブなコトなのに、目の前の役者から感じられるエネルギーは超絶ポジティヴ‼!あんな披露宴だったら自分も参加したいです(笑)
東京に来てくれて本当に本当にありがとう(^O^)ぜひまた来てほしいです‼!

パンクジェリーフィッシュフロー4AM

パンクジェリーフィッシュフロー4AM

あなピグモ捕獲団

シアター711(東京都)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★

何がなんだか?
登場人物のキャラ自体が明確でなく内容理解しがたい!
何のために芝居やってるかって、皆に見てもらう為でしょ!

くちづけ

くちづけ

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2015/10/07 (水) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

切ない
笑う巨塔、晩餐に続き3作品目の観賞、くちづけ。
噂通り、一番切なく感じた。
色々考えさせられることもありつつ。
泣いて、笑って、終わる頃には顔がぐしゃぐしゃになった。

東京は26市

東京は26市

ThE 2VS2

OFF OFFシアター(東京都)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/19 (月)公演終了

満足度★★★★

テンポ
関西人らしく会話のテンポがとても面白い。
初めの『かるくフィクション』が何処が面白いのかわからない話なのに最前に座っていた女性は終始爆笑。
あれ?全然わからない…どうしよう

とか思いましたが以降は素直に楽しめました。

四谷怪談

四谷怪談

ジェイ.クリップ

俳優座劇場(東京都)

2015/10/18 (日) ~ 2015/10/20 (火)公演終了

満足度★★

熱演ではあるものの・・
歌舞伎調の台詞がどうも良くない。其の辺の演出家の意図を汲むには至らず。全く楽しめなかった。

リボーン・チャンス

リボーン・チャンス

カムヰヤッセン

ワテラスコモンホール(東京都)

2015/10/14 (水) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★

家族の病理・無理・原理・真理,etc.
劇場ジプシー(と勝手に名付けてみた)のヤッセンさん。このたびこのホールで継続的に公演するとのこと。いいのかな、しょっぱなこんなことやっちゃって。
設定やストーリーは年経た身には既視感ありましたが、自然に流れる舞台空間の時間に、すっかり取り込まれました。

ネタバレBOX

小島のように浮かぶ幾つかの舞台。ちゃぶ台のある部屋やミシンのある作業場など、ひとつひとつはとても写実的で細かくて、全体は広い空間なのにちっさいところをみてワクワクしました。
舞台間でのやりとり(期待していた)としては二組の会話か絡み合ったところが絶妙でした。
お祭りのシーンも他の静かな場面との対比がよかった。
そして最後の、こっぱずかしいほどまっすぐな開放感!これを必然とするがために、あの役が存在し、そしてこの話が生まれたのかしら…などとと、ひねた中年は考えたのであった。

ワテラス絡みで余談1。御茶ノ水の21時半終演は、意外にキツイ(田舎の終バスはギリギリ)。19時開演日もあると嬉しい。
余談2。四谷大塚帰りの小学生に囲まれての帰路。漢字の書き取りでザイムとホウムショウの「ム」を違えただの、ソウゴフジョの「フ」を「夫」にしただの話していた。役人や会社員になるのもいいけど、君たちたまにはいいお芝居でも観なさい、とひとりごちたのでした。
2015生命のコンサート 音楽劇「赤毛のアン」

2015生命のコンサート 音楽劇「赤毛のアン」

DGC/NGO 国連クラシックライブ協会

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★

明るく元気な物語
東京国際フォーラムという大きな舞台にしっかりとセットが作り出される。それは「赤毛のアン」という小説に表現されている風景のイメージである。もっとも小説は自分で想像し、イメージを膨らませる。一方、公演は視覚で観せているので、自然とその情景を受け入れることになるが違和感はなかった。物語は、原作のエピソードやエポックとなるようなシーンを紡ぎ、大きな物語を観せてくれた。世界的に有名な小説...アンが孤児院からクスバート家に引き取られ、そこで起こす騒動の数々。
そこでは常識と思われていた「偏見」や「不平等」について、子供の目を通して明るく悟されるようだ。そしてアン自身は、外見を気にしつつも無邪気な子供から恋する大人へ成長する姿が愛らしい。そこに本質の重要性を訴える意図が感じられる。

この公演では、小説にある未来に向かって、というメッセージのようなものが感じられた。
少し気になるところは...。

ネタバレBOX

2つ気になった。
第一、この大舞台で、子役(4人いる)が地声ソロで歌うが、掠れ聴き取りにくいシーンがあったこと(練習過の影響か)。
第二、韓国からの招聘アーティストの歌うところ。やはり芝居とは切り離したラストか、せめて途中休憩の前後ではないか。

せっかく「日韓国交正常化50周年記念」であれば、メリハリのある演出・構成をすべきではないか。

次回公演を楽しみにしております。
四谷怪談

四谷怪談

ジェイ.クリップ

俳優座劇場(東京都)

2015/10/18 (日) ~ 2015/10/20 (火)公演終了

満足度★★★★

優しい心のお岩(笑)!
ポイントでの音響効果は抜群、歌舞伎の台詞を活かしたのも雰囲気出ていました。
ラストは、なるほど青春ラブストーリーに感じました。
しいて言えば、ネズミの扱いに工夫がほしかったです。

或る日、或る時

或る日、或る時

森組芝居

座・高円寺1(東京都)

2015/10/17 (土) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

口に出せないつらさ!
渋谷の円山町を舞台に病弱な親を抱え、薹が立ったが踊りの上手い芸者の身の振り方と恋心の葛藤、そして本当のことを口に出せない時代背景への思いをじわーと静かに見せてくれます。三波さんの声、西崎さんの着物姿と踊りと素晴らしかったです。横に広い舞台を2つのシチュエーションに区切った解りやすい舞台セットも見事!

リボーン・チャンス

リボーン・チャンス

カムヰヤッセン

ワテラスコモンホール(東京都)

2015/10/14 (水) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★

Close to you!
リボーンしたは家族(兄弟、妹)でした。
家族は身近な所で仲良く助け合って暮らしたいものです!
次男についた、一見町のチンピラ兄ちゃん風だが実は敏腕弁護士のまとめかたは上手でした。お互いの能力を活かし兄弟が力を合わせないと老舗のテーラーが再生できないこと感じていたのでしょう。いい話でした。

ネタバレBOX

老舗のテーラーを母とプロ野球選手になれなかった次男で運営していたが、
経営不振になる。母が他界すると次男が遺言書に従い経営しようとしていたが、母と経営方針の違いで喧嘩別れしていた兄が明らかに偽造とわかる日付の新しい遺言書を盾にして相続争いに発展する。そして二人にはある事件を境に引きこもるようになった妹がいた。(実は幼いころ祭りで次男とはぐれ暴行をうけ顔にあざを負った)
この3人が家族として再生しだすまでの話。
唇に聴いてみる

唇に聴いてみる

同志社小劇場

同志社大学新町キャンパス 学生会館別館小ホール(101)(京都府)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★

なんじゃこらw
「子供時代の淡い初恋の思い出、現実と追想、妄想が交錯する、 摩訶不思議なハイテンション群像劇。 」と説明文にあるように、「なんじゃこら」と言いたくなるような、ハチャメチャさがありました。

でも、それでいて、懐かしい子供の頃を思い出したりさせられ、胸があたたくなりました。

また引退公演ということ、先輩を送る人・後輩へ託す人の交えてのキャストはイイ公演にしようという思いが観ているものにもちゃんと伝わってきて素敵でした。

ネタバレBOX

詳しくは自ブログで書きました。

http://ameblo.jp/gooharuhide/entry-12085929942.html
2015生命のコンサート 音楽劇「赤毛のアン」

2015生命のコンサート 音楽劇「赤毛のアン」

DGC/NGO 国連クラシックライブ協会

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★

劇中に韓国グループの曲は無い
劇中に何故何の繋がりもない韓国グループの曲を入れるの? 集中が切れてしまう。幕間の休憩時間に入れるべきであった。
ミュージカル自体は、それなりに楽しめた。

希望のホシ

希望のホシ

石原プロモーション

北とぴあ つつじホール(東京都)

2015/10/10 (土) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★

ズレがありました!
単なるコメディーで迫力あるアクションなど見られず、私が石原プロに求めるものとズレてました。話も深みがない。
最初は、第一に自分の強みを前面に出す芝居をすべきだと思います。

パンクジェリーフィッシュフロー4AM

パンクジェリーフィッシュフロー4AM

あなピグモ捕獲団

シアター711(東京都)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

パンク?
基本、日替わりゲストのある芝居は苦手です。なんで日替わりで出演するのか納得したことがありません。たいていそこまでの空気をぶちこわしてしまうのがオチだからです。それでもコメディなら笑ってごまかすことができますが、今回はそうではないので本当に「なんで?」と思いました。眠くなるのをこらえて最後まで見ましたが、月子さんが三人いなければいけない理由も、全員おそろいの衣装である訳もとうとう分からないままでした。今回は残念でしたので次回また東京で公演する時にはおもしろいものをもってきていただけることを期待します。

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