リボーン・チャンス 公演情報 カムヰヤッセン「リボーン・チャンス」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    家族の病理・無理・原理・真理,etc.
    劇場ジプシー(と勝手に名付けてみた)のヤッセンさん。このたびこのホールで継続的に公演するとのこと。いいのかな、しょっぱなこんなことやっちゃって。
    設定やストーリーは年経た身には既視感ありましたが、自然に流れる舞台空間の時間に、すっかり取り込まれました。

    ネタバレBOX

    小島のように浮かぶ幾つかの舞台。ちゃぶ台のある部屋やミシンのある作業場など、ひとつひとつはとても写実的で細かくて、全体は広い空間なのにちっさいところをみてワクワクしました。
    舞台間でのやりとり(期待していた)としては二組の会話か絡み合ったところが絶妙でした。
    お祭りのシーンも他の静かな場面との対比がよかった。
    そして最後の、こっぱずかしいほどまっすぐな開放感!これを必然とするがために、あの役が存在し、そしてこの話が生まれたのかしら…などとと、ひねた中年は考えたのであった。

    ワテラス絡みで余談1。御茶ノ水の21時半終演は、意外にキツイ(田舎の終バスはギリギリ)。19時開演日もあると嬉しい。
    余談2。四谷大塚帰りの小学生に囲まれての帰路。漢字の書き取りでザイムとホウムショウの「ム」を違えただの、ソウゴフジョの「フ」を「夫」にしただの話していた。役人や会社員になるのもいいけど、君たちたまにはいいお芝居でも観なさい、とひとりごちたのでした。

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    2015/10/19 18:23

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