最新の観てきた!クチコミ一覧

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青春にはまだはやい

青春にはまだはやい

プテラノドン

「劇」小劇場(東京都)

2024/11/26 (火) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

プテラノドン『青春にはまだはやい』最前列で。
もはや中盤からなんとか堪えてた涙、がラストスパートにかけ大決壊。
登場人物の多い作品において全員を等しくかつバリエーション豊かに魅力的に描くというのはとても難しいと思うのですが、その点において笠浦静花さんの劇作はいつだってすばらしくて。私は笠浦作品のそこが本当に好きなのだと再確認しました。

それぞれリレーのように隣人/他者への取材や紹介を経て絆を深めたり、自身を成長させていく様には、人と出会い、人を知り、人との間で生きていくことの豊かさが詰まっていて、主題であるNコン・ナレーション・放送というものへの解像度と深度の高さ、作家としてのテクニックも感じました。
また、「その後」を描くパートでの伏線回収の一つ一つにも愛が宿り、それらをクライマックスで最高温度でぶつけていく、というドラマを紡ぐ上で、何を飾り、何を差し引くかという技術の高さも感じました。

笠原さんの戯曲は、人間が可笑しく愛らしいものなのだということを、それらが交わる時間は美しいということを技術と情感を以ていつも信じさせてくれる。そして、それは各々の技と個性で物語に血肉を、いわば人生を吹き込む俳優陣の力が揃ってこそ最大に輝く。

柿丸美智恵さんの演じる17歳なんて何が何でも見たいに決まってるし最高にイカしてました。不器用な温かさを一身に纏った大内彩加さんがすごくすてきだった。
太田知咲さんのハグは観客の祈りをも引き取ってくれたものだった。
水野小論さんのキュートさ!愛しさに満ち溢れた105分。私もがんばって生きる。

ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us- 2024 TOKYO Remix

ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us- 2024 TOKYO Remix

waqu:iraz

スタジオ空洞(東京都)

2024/11/12 (火) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初めてのwaqu:iraz。
『ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us-2024 TOKYO Remix』というタイトルの全てをまさに詰め混んだ意欲作。ロマンティック・バレエの代表作『ジゼル』を文字通り、"2024年の東京を生きるわたしたち"にリミックスした作品。社会や時代を貫く風刺のきいたラップもダンスも痛快で、それでいて変化に戸惑う人の声も置き去りにしないところに奥行きを感じた。

ネタバレBOX

"ロマン"として消費される女性の裸や、アートにはされてもアートすることは長らく許されなかった芸術を巡る女性史を今一度問いただすシーンは、女性の権利や尊厳を軽んじる出来事が相次ぐまさに今、"わたしたち"に必要なアクトだと感じた。
うみのかたわれ

うみのかたわれ

らむらどぅプロデュース

インディペンデントシアターOji(東京都)

2024/11/28 (木) ~ 2024/12/02 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/11/28 (木) 19:30

気になる女優がいっぱい出てるが、おだやかな会話劇。面白い。前説込み94分。
 双子とそれを取り巻く人々4組のあれこれを描く。大きな事件が起こるわけではないが、繋がりがあるようなないような、の話が作られる。加藤睦望・さんなぎ・シミズアスナ・波多野伶奈・藤真廉・村上弦、と、よく観てる女優がいっぱい出てて興味深く観た。「双子」と言うには似てないペアがほとんどだが、双子ならではの情景が巧く描かれているとは思う。

アンダーカバー

アンダーカバー

演劇の青山

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2024/11/28 (木) ~ 2024/11/30 (土)公演終了

満足度★★★

ある会社でまき起こる(可能性としては低いけど…)ドタバタコメディ 笑い処満載では有るが、面白だけ 流石がコメディエンヌ 笑いたいが目的なら是非

真夜中の戦士

真夜中の戦士

株式会社NLT

すみだパークシアター倉(東京都)

2024/11/23 (土) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「目覚めると、そこは戦場だった。」という状態(実際登場人物達も訳が分からずとまどっている)から一体どんな物語が展開するのか、全くもって手探りからのスタート
「人は何故争うのか」根源的なテーマから派生した物語で
永井豪と言えば『デビルマン』という認識だった自分にとって、嬉しい事に共通の世界観が流れており、これにはもう痺れました

セットはシンプルながら流動的、衣装や小道具そしてナチュラルに見えるヘアースタイルにまで原作画のイメージを尊重したと思える強いこだわりが
目玉と言って良いくらい多くのバトルアクションシーンがあったのですが、格別にキレッキレの役者さんが数名いらして、帝国劇場でしか観られないはずの大技まであったりしてエンターテイメント性抜群
エピローグを引っぱり過ぎているのではないかという違和感がありましたが、面白かったと思う部分には揺るぎはなく、怪作!インパクトある公演でした

青春にはまだはやい

青春にはまだはやい

プテラノドン

「劇」小劇場(東京都)

2024/11/26 (火) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

どんな内容になるか想像がつかなかったが、とても面白かった。
制服や年齢差のある高校生の意味合いが納得できて観終わってスキッとした。それぞれの世代の細かな設定など本当に笑えた。
コミカルなだけではなくラストに向けての流れにはグッと来てしまった。

ウソの歴史のツクリカタ

ウソの歴史のツクリカタ

劇団KⅢ

萬劇場(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

説明の「男も及ばぬ大力無双 毘沙門天の化身と言われる上杉謙信。その名を歴史に残した武将。史実に謎を残した男」から、何となく<ウソの歴史>の想像がつく。この設定は 根強く囁かれており、他の謙信を扱った舞台でも観たことがある。

本作は、戦国時代らしく影武者という存在を絡めることによって、心の深淵を覗き込むような深みを持たせている。特に中盤から終盤にかけての謙信と影武者、夫々の葛藤を激白する場面は面白い。それだけに前半の緩い冗長のような場面が惜しい。前半の柔らかさと後半の硬さ、その落差というかギャップで印象付けようとしたのだろうか。
スピード感ある殺陣、それを効果的に観(魅)せる照明、迫力を煽るような音響音楽は好かった。

タイトルは、現代的な問題も潜ませており興味深かった。戦国時代という生き残りをかけた修羅の時代、翻って 今は剣からペンへ、さらにインターネットという目に見えない武器を駆使して勝者となる。そこに風評という魔物が…。
(上演時間2時間5分 途中休憩なし) 

ネタバレBOX

舞台美術は段差を設え、後方に長尾家「九曜巴」と武田家「武田菱」の家紋入りの旗。さらに龍/虎が描かれた白布2枚が垂れ下がる。前面は広いスペース、段差の上り下りと相まって躍動感を出し 殺陣をダイナミックに観せる。

物語は上杉謙信の幼名ー虎千代を上手く使った設定。上杉謙信には、根強く女性説が囁かれている。他公演では、この説に基づいて始めから彼を女性として描いていたが、本作では本人(光)と偽者(影)が…。登場人物の多くは歴史に名を残す者であるが、フリーランス忍者 飛び加藤という架空の人物が肝。長尾景虎(後の謙信)と飛び加藤の殺陣から物語は大きく変わる。

戦国時代の跡目ー男系男子が家督を継ぐ、今でも似たようなことを聞く制度。越後がまだ完全に統一出来ていない時期、長尾家を継いだ景虎。幼い時 一緒に寺へ預けられ女 千代、2人で行う兵棋演習で景虎は千代に一度も勝てない。優秀であるが 女ゆえ景虎の影として付き従い、自分の存在・価値を示すことが叶わない。一方 景虎は毘沙門天の化身と言われるが、自分の才覚に自信が持てない。宿命の悪戯か、千代が景虎に成らざるを得い状況へ。

わずかな家臣しか景虎の容姿を知らない。鎧を身に着け顔を被い武田軍に立ち向かう。どちらが光で影なのか、しかし国や民を思う気持ちは同じ。そんな決意を示す千代のラストシーンが力強い。昔も今も風評(噂)は大切か。大将(景虎)の存在は絶対で、敵 武田軍に知られてはならない。苦肉の策が千代の身代わり。その嘘偽りこそが長尾(上杉)家の存亡を左右、延いては民のため。ウソから生まれた 慈しみや思いやりであっても、それが時を経て事実になることも…。
次回公演も楽しみにしております。
Illya and Roy

Illya and Roy

アユカプロジェクト

シアターシャイン(東京都)

2024/11/28 (木) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日、観てきました。初見の団体さんでしたが、期待した通りのものでした。古典文学もしくは実話と言われてもわからないくらい完成度の高い作品と感じました。おそらくこれは、セリフ一つ一つに違和感を感じなかったからと思います。だいたいは、そこでそれは言わないだろう~とか、そんな反応はしないよな~など少々ケチのつくものなのですが、全くそれを感じさせないもので、非常に丁寧に作られたものと感じました。次回作も期待しています。

ゴーギャンおやじ2

ゴーギャンおやじ2

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

グワイニャオンさんの芝居を観るのは3年ぶり,やっぱり面白かった。最初から芝居に引き込まれて,休憩前と後ではタッチが変わったような気もしたが,最後には上手くまとめている。グワイニャオンさんの芝居は色々な顔を持っているけど,どれもハズレがないから,安心して芝居にのめり込んで観ていられるね。今回も休憩を含んで2時間半の長丁場だけど,飽きることなく,満足感は半端ないです。観れてよかったなぁ。おススメの一作品です。

ネタバレBOX

3年前も思ったんだけど。西村さん,またまた痩せた?
ゴーギャンおやじ2

ゴーギャンおやじ2

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 初日を拝見。華5つ☆ タイゼツベシミル❢!(追記後送)パート1,パート2でトーンが大きく変わる。間に10分の休憩が入るが、この休憩中も板上では名場面集が上演されている。

ネタバレBOX


 アメリカの実質的植民地同然の属国としてしか機能していない情けない祖国の為政者共の体たらくと、とうの昔に畜人と化した上その下で蠢く畜生同然の多数派。これらの小賢しい畜生VS棄民同然の自由人。
 ちば てつやの傑作「あしたのジョー」を、福生にある米軍横田基地の絶え間ない軍機の騒音と基地の街特有の人間精神内面からの浸食を経て生きる為に実存せねばならぬ泡沫の如く遇される人々の待ったなしの生活とその遣る瀬無さ悔しさ屈辱を跳ね返そうとする正当な反発が、国民を守るべき祖国の国家暴力装置である警察に対峙せざるを得ない状況を重ね合わせつつ遺憾なく描いて見せた傑作。断固観るべし!!
ウソの歴史のツクリカタ

ウソの歴史のツクリカタ

劇団KⅢ

萬劇場(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/11/28 (木) 14:00

脚本面白いです!殺陣も見応えがあります!

青春にはまだはやい

青春にはまだはやい

プテラノドン

「劇」小劇場(東京都)

2024/11/26 (火) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めちゃくちゃ面白かったです。その年代は⋯と頷ける事が有ったりクスッと笑えたりその時代の自分に想いを馳せながら楽しめました。キャストの皆さんの個性が1つとも被ってなくて素晴らしかったです。リピートしたくなる面白さです。

SEXY女優事変ー絶頂作戦篇ー

SEXY女優事変ー絶頂作戦篇ー

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2024/11/24 (日) ~ 2024/11/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

AV新法にアイドル業界、宗教界隈と 望月六郎 ワールドは本当に面白い!その中で生きていく若者、おじさん、おばさんたちが、悲しみや辛さも笑い飛ばして生きていくたくましさに元気をもらえる。
盛りだくさんのエピソードは、シリーズ過去作の回収や次回完結編につながり期待が膨らむ。前3作を見ていなくてもキーになるところはちゃんと見せてくれる。
訳がわからないまま見ているうちに、妙に腹落ちしたり、情報を咀嚼するのも楽しい。とにかく楽しむのが一番ですね(笑)
ドガドガプラスに欠かせない歌とダンスは今回もとてもいい。新曲で言うと、ノリノリのパンクロックはかっこいいし2幕最初の歌はじんわりと心に残る。
東洋館の舞台を生かした演出や照明(懐中電灯が意外に効く)も面白いし、小道具が笑える!
楽しめること請け合いだと思います。

翔びなさい!アヒル

翔びなさい!アヒル

フリーハンド / オフィスケイ

テアトルBONBON(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

約40年ぶり位の舞台鑑賞でしたがとても良かったです。
コミカルな部分も有ったり、シリアスな部分も有ったり、ラブストーリーが有ったり、これって実際の世界でもあるんだろうなって人間模様が描かれた作品で、個人的にはとても感動した部分も有り、楽しく鑑賞させて頂きました。
演者の皆様、スタッフの皆さんの頑張りが素敵なステージ作っていることが伝わる舞台でした。
これまで舞台に行く機会なかったことも有りますが、舞台って良いなって思わせてくれた、また、観に行きたいと思いました。

「コーヒーが冷めないうちに」

「コーヒーが冷めないうちに」

カワグチプロヂュース

萬劇場(東京都)

2024/11/19 (火) ~ 2024/11/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/11/21 (木) 14:30

2011年の再演版を皮切りに通算5回目(の筈)となるが連作短編4話の「基本・変奏・応用・そう来たか!」な構成に舌を巻く。
また、5回目だけに内容は頭に焼き付いており、伏線的な出来事や人物で「ああ、これがああなるんだ」と先が「見える」のもまた楽しからずや。
できることなら本作に関する記憶を消してまっさらの状態でもう一度観てみたいが無理だもんねぇ(笑)。
あと、林さんが「あの役」とは……!(もちろん良かった)

ゴーギャンおやじ2

ゴーギャンおやじ2

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

見応えのあるとても良い劇でした

ネタバレBOX

前半のの1分試合ころから後半ずっと目が熱くなる展開でした
鳥籠が鳥を探す・K

鳥籠が鳥を探す・K

演劇実験室◎万有引力

座・高円寺2(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/11/29 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

万有引力とは
ひき合う孤独の力である

宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う

「二十億光年の孤独」谷川俊太郎

先日92歳で亡くなられた谷川俊太郎氏のこの詩から取られた劇団名『万有引力』。

鳥が鳥籠を探し求めているのか
鳥籠が鳥を探しているのか

開幕前、ニーノ・ロータ調のテーマ曲がエンドレスで流れている。時折チェコの首都プラハにあるフランツ・カフカの生家らしきモノクロの写真が明滅する。ヴァイオリン片手にふらりと現れた多治見智高ジーザス氏が舞台を開く。
1912年、オーストリア=ハンガリー帝国(現チェコ)で労働傷害保険局員の仕事の合間に小説を書いていたフランツ・カフカ(小林桂太氏)。フェリーツェ・バウアー(森ようこさん)と出逢い夢中になる。手紙魔だった彼は狂ったように手紙を送り、後に彼女が保管しているだけで500通以上もあった。一日二通送る程の狂熱。二人の共通の知人であるマックス・ブロート夫妻(加藤一馬氏、木下瑞穂さん)が相談に乗る。段々と彼の手紙に夢中になっていくフェリーツェ。カフカは書き始めた『変身』について綴っていく。

グレゴール・ザムザに髙田恵篤氏。だが彼は毛布を引っ被ってほぼ姿を見せようとしない。『エレファント・マン』のようなニュアンス。
父親に今村博氏、母親に伊野尾理枝さん、妹に山田桜子さん、女中に内山日奈加さん(久々の登場!)、雇い主に髙橋優太氏。

J•A•シーザー氏の楽曲の強さが全開。ド迫力で持っていかれる。前半の強さに圧倒された。役者達はまるで人形のように何かに操られているかの如く動く。時折、猿山の猿のようにも。人間を使った贅沢な人形ごっこ。
森ようこさんが光り輝いていた。
凄く面白いので是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

原作をガキの頃に読んだ筈なのだが、全く後半の展開を覚えていなかった。何かグレゴール・ザムザが拳銃自殺したような記憶。こんな話だったのか。序盤の手紙の遣り取りの調子が凄く良かったので『変身』のパートに停滞を感じた。個人的にはもっとカフカとフェリーツェの遣り取りを挟んで欲しかった。

熱烈に恋したカフカだったが、二度の婚約も破棄して結局は別れることに。結婚することによる創作への妨げを恐れたとされる。だが恋して昂揚している自分が好きだったんじゃないだろうか?昂揚する為に相手が必要だった。鳥籠が鳥籠である為に鳥を探すように。

※J•A•シーザー氏は自身の死と劇団の終焉を見据え、カフカの言葉に自らを託している。(カフカは40歳で肺結核で亡くなる)。終わりとはまた新たなる始まりであると。
レットイットビーム

レットイットビーム

コメディアス

OFF OFFシアター(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

RTA(Real Time Attack)のようなライブ感ある公演。確かに「光路を作り出す過程を描いた光学演劇、光VS人間のレーザーコメディ!」という謳い文句の通りなんだが…。
前説の中に設定を語らせ物語が始まる。しかし始まってしまえば設定等 ほとんど関係なく目の前の装置とアイテム入手に集中する。今まで密室や迷路からの脱出劇は観たことがあるが、シャレの意味で古さを省いた<光学>ならぬ<考学>といった公演。色んな意味で評価が分かれそうな気がする。

RTAといっても公演時間内には完結する。ちなみに装置は手動ではなくセンサーで反応させているため、機器の調子と役者の操作の加減によって上演時間が長くなるかも といった情報が前もって知らされた。公演情報では上演時間80分であったが、観た回は90分(途中休憩なし)だった。
全編を通してレーザーのパズルがどのように解決していくのか、その遊び心ある過程には観(魅)入らされた。

ネタバレBOX

舞台美術はレンガ壁の中央に埋め込まれた電子基板のような装置(当日パンフにも掲載)、その中心に「光の羅針盤」がありレーザーを照射している。他に箱馬が2つ。
この種の公演は、設定と装置が密接な関係にあり 奇知ある驚きが大切だろう。今回は装置の面白さに重きがありドラマ性が弱いような。

物語は1924年。大英博物館で見つけた古い冒険記、そこに記された神秘の装置<光の羅針盤>と<LET IT BEAM>という奇妙な走り書き。その謎を解くため、博士と財団の担当者が やって来たのがリビア砂漠にある古代文明の地下遺跡。神殿への扉(基板)を発見するが、それを開けるには…。ここからがRTAゲームのようなレーザーとの格闘。劇中の台詞でいえば「知育ゲーム」が始まる。これは観ないと臨場感が伝わらない。

終盤、問題をクリアーし 中から出てきた古代人。衣裳こそ それらしいが会話は現代そのもの。レーザーが武器へ利用される恐れ、それを担当者が先の大戦でと口走る。台本通りなのかアドリブなのか判然としない緩い会話。意地悪な見方をすれば、装置との格闘に手間取った時に、この古代人との会話シーンで時間調整をするような。
なお ライブ感を大切にしたのか、音楽で煽るようなことはしない。せいぜい始めと終わりに冒険譚を思わせる曲を流すだけ。
次回公演も楽しみにしております。
青春にはまだはやい

青春にはまだはやい

プテラノドン

「劇」小劇場(東京都)

2024/11/26 (火) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大変楽しめた作品でありました
細かなところもキチンと
抜けなく出来ていて
心踊らされた105分
全席指定
ただ開演前の場内BGMとかは
あった方が自分は
嬉しいかなと

ネタバレBOX

自分好みのSF青春ストーリーでした
まぁミリミリとした伏線回収とかも巧みで
ホント楽しかった〜♬

アナウンサーを目指すが
NHK杯に出られず
コロナで中止になってですが
失意のまま高校まで中退し
引きこもった主人公が
逃げ場所にしたバーちゃんも亡くなり
遂に首を吊ろうとした時に
上からノートが落ちてきて
から始まるファンタジーな展開です
ひと昔前だと
デスノートですがー
なんとタイムリーに今回は
実写化したドリームノートです
書いたことが現実になるという例のー
さぁみんなで叫ぼう「チェイング」と
ではなくてー
普通に合宿場として使われていた
バーちゃんの家に来た
過去の学生達の寄せ書きノート
なんですが
夢が叶うと書いてあって
そこに主人公は
自分の怒りをを書き込むと
なんとーで始まる
タイムリープでパラドックスな
面白展開が
いやぁ青春してました
群像劇とも言えましたね
『晴耕雨読』

『晴耕雨読』

ウテン結構

六本木ストライプスペース(東京都)

2024/11/26 (火) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

心に残る良作。

ネタバレBOX

てっきり淡々としたオムニバスかと思いきや、衝撃的な結末。死者とコミュニケートできる女が告げます。

ちなみに大地震の読み方は「おおじしん」なので直したほうがいいですよ。

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