最新の観てきた!クチコミ一覧

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愛してるぜ、雑音。

愛してるぜ、雑音。

GORE GORE GIRLS

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/11/10 (火) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

アー から ウー
“熱くてヒタヒタ”では身動きがとれない、空きを作ることで動きが生まれる、沈黙に心を動かされる。あんなに濁っていたのに・・・澄んだラストが唐突かつ微妙に感じ良い。なにげなくくすぐられる、結構好きです。

オムニー7

オムニー7

劇団K助

北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★

嫌いじゃない
星乃しほさん目当てで観劇しましたが、どのチームも面白かったです。冒頭のダンス?オムニーオムニー連呼の・・・ダンス?インパクト強かったですね。演目も、ワンシチュエーションで、チームによってこんなに違うんだなーと。次もまた観たいですね。

『VAGUENIGMA -1999- 宮堂青年の幻怪モラトリアム』

『VAGUENIGMA -1999- 宮堂青年の幻怪モラトリアム』

疾駆猿

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/10/21 (水) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

情報量が多い!
いろいろ詰め込まれている状態で、消化できないまま物語は進む。
面白くないわけではなく、キャラクターも良く出来ている。
何回か見ればもっと面白いと思いながらも、時間が許されず、片方のチームしか見られませんでした…。

再びこの地を踏まず

再びこの地を踏まず

文学座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2015/11/06 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

偉人を支えた人たち。
野口英世というと、真っ先に浮かぶのは彼のお母さんですが、この舞台ではお母さんは登場しません。あえて登場させなかったお母さんの影響力は多大なものだったと思うのですが、彼を支えた多くの友人たち、恩師たちの温かで、おおらかさに、人の偉業というものは、必ず多くの人たちの支えがあるのだとあらためて思いました。1幕は事実に基づき、2幕は資料の少ない奥さんとの生活の一部を想像(?)で・・・・興味深い物語でした。

再びこの地を踏まず

再びこの地を踏まず

文学座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2015/11/06 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

人間とはいびつなもの。
 人物設定や劇構成にはいろいろあるかもしれませんが、作者の、人の見方捉え方がそのまま反映されているおもしろい評伝劇。
  人というのはいびつなもので、その度合いが大きいほど人間的な魅力も大きくなる。が、同時にそれに関わる人々も大きく振り回されることになる。そんなことを感じさせてくれる作品でもありました。
 上演時間は約2時間30分(途中休憩15分含)。

ネタバレBOX

 途中いろいろあるけれども全体としては人間を明るい面から捉えようとするマキノさんらしい描き方の作品だったと思います(もし例えば鐘下さんあたりが同じようなモチーフで描いたらどのような作品になるのだろうかとちょっと想ってみたりもしました)。また、耳で聴いていてやや難しい表現や専門用語(例えば、感作など)を含むセリフが少なからずあったようにも思います。ただ、「鬱勃たるパトス」(北杜夫ファンにはおなじみですが)にはにやりとしました。

 第一幕の舞台は伝研時代から渡米するまでの日本での生活を描き、第二幕はアフリカに渡るまでのアメリカでの生活を描いています。

 「研究というのは投機や賭けのようなものであたればでかい。同じ苦労するなら、思い切って大物にぶつからなきゃつまらん」といいきり、渡米後破竹の快進撃を続けるものの、人生を賭けた大博打に打って出て結局は負けてしまうのですが。

 「人の天分というものは人それぞれ違うものだ。人間というのは、その半分がまことであればそれでよいのだ。世の中というのは、五分のまことに、二分きょうき、あとの三分は、ちゃめで暮らすものだ(うろ覚えで正確ではないと思いますが)。」
という劇中のセリフが印象に残っており、これが作者の野口英世の見方を表していたのかも知れません。

NBL大作戦

NBL大作戦

ゲキバカ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/11/07 (土) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

これぞゲキバカ
下品なようであって、ストーリーはなかなか壮大かつ高尚。
悪役たちにも味があった。

オレアナ

オレアナ

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2015/11/06 (金) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても良かった!
これは賛否両論分かれるネタだなと思いました。
実際に、一緒に行った同僚と意見が真っ二つになってしまったので、カップルで行くのは危険かもしれないくらい、男女で意見が分かれる作品だと思いました。
田中さんも志田さんも素晴らしい芝居でした。
やっぱり栗山さんの演出作品にはずれがないとも感じました。

くそったれの世界

くそったれの世界

ソラトビヨリst.

ギャラリーLE DECO(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★

気軽に観れる3作品でした
短編プラス短編プラス中編、という具合で3作品。65分くらい。

座席はアクトエリアを追い詰めるような3方向囲みでした。
演者は常にうろうろしているような感じなので、
1回しか観れなかったけど
役者の皆さんがまんべんなく見えたと思えました。

作品と作品の間に作演出の濱崎さんが
小道具を片付けるのですが、
そこもネタが入ってて面白かったです。
(日替わりだったのかは謎)

そのぶんタイトルコールがなかったので、
アレのパロディが2作品め「ためになるね」の始まりなのかと勘違いしました(笑)

強烈なタイトルで
チラシ絵もディープだったのでドキドキしてましたが、
怯えつつも物陰からチラチラっと顔を出しながら悪態をつくような(←イメージです)
皮肉と愛情とおちゃらけがブレンドされた3作品でした。

ネタバレBOX

作中で何度も登場人物が柱がジャマだジャマだといっていて、
演出の意見&客席の意見&登場人物の意見を言葉にしてるみたいでクスリとしました。

1作めは、着眼点が面白く、
女子が先に死んでいく仕組みが「わかるわかる~」と笑ってしまいました。
あわただしいくらいの一人複数役も楽しかったです。

2作めは、オチが読めたけど
ラストで舞台袖から聞こえる男子の言葉の入れ方がうまいなー、と思いました。
語り手を二人にしたのも見やすいし「女心」的なものが見えて好きです。

3作めは、ラストで「メタ芝居なのか?」と悩みましたが
誉め言葉として
「みんなくそったれですね!」
と、笑顔でいい放ちたい快作だと思いました。
泥花

泥花

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/12 (木)公演終了

満足度★★★★★

凄い...人間の逞しさ!
炭鉱三部作の第二弾...単に真ん中という位置付けではない。この作品は戦後の混迷期の社会情勢...炭鉱街を背景とした国策・資本と労働という階級闘争を描く。その一方で炭鉱ヤマ主の姉妹弟たちの人としての生き様が力強く表現される。その両方がしっかり融合した内容になっており骨太であり繊細でもある秀作。
その底流には戦後日本が逞しく復興していくのだ...そんなメッセージと希望が感じられる作品でもある。

それを象徴するかのようなラストシーン...凄く逞しい。

ネタバレBOX

戦後の混迷期に炭鉱という街で危険と隣り合わせで必死に生きてきた人々。舞台には、国策としての「石炭増産運動」と資本(企業)の「祖国復興ノ為ニ 石炭ヲ堀リマショウ」の檄文が掲げられている。また舞台一面に向日葵の花。
冒頭は炭鉱ヤマ主である父親が落盤事故の責に耐えられず失踪し、姉妹・弟が残されたシーンから始まる。その後、親戚宅に身を寄せることになる。この場面が一瞬のうちに転換する。このひと夏の姉妹弟の生活を中心にするという焦点を絞った演出が見事である。この夏に経験する出来事が今後生きていく上で重要な意味合いを持たせている。

炭鉱ヤマ主の子供ということで、裕福な生活を送っていた。本当に働くという意味すら知らなかった。親戚宅にいる時に、父親の炭鉱で働いて命を落とした人の息子と出会った。その人物は労働運動に身を投じることになるが...。
この登場人物において、資本(雇う側)の家族と労働(炭鉱夫)という対立構図を自然に描き込む。
しかし、この芝居では”恨み言”という、人間の持つ嫌らしい面ではなく、「泥花」という炭鉱に生きた人に共通の言葉を少し謎めかして興味を惹く。この「泥花」こそ、炭鉱で働く人の守り花だという。
何回も繰り返される「石炭は人間の苦しみと悲しみ」「機関車は苦しみと悲しみを食って走る」など、石炭に対する”恨み言”のようでもあるが、ラスト近くに「泥花」は泥が花(石炭)に...その恩恵をさりげなく、しかし理由は明確に言う。そしてその花は幻で、その花を見た者は願いが叶う...しかしそれを見るのは人間が死ぬ間際で、それは美しいとも。まさに死と隣あわせである。それ故、その詩的な台詞が愛おしい。

公演全体を通して、当時の社会世相...特に炭鉱を中心に形成されている街で働き、生きている人々を優しく観ている。しかし現実の社会は厳しい。
だからこそ、タイトルに込めたメッセージ...「泥花よ咲け、今日が駄目ならまた明日、泥花よ、咲け」が輝く。
本作にも機関車(「DOROBANA51」号)が疾走し、それがラストシーンに繋がる。また、機関車の見せ方も「オバケの太陽」のように正面ではなく、横向きにするなど工夫と変化を持たせる。

ラストシーン…舞い落ち花吹雪の中、ハジメが正面(客席)に向かって両腕を大きく振り、足を踏み鳴らし力強く歩く姿が、日本の復興に重なる。

次回公演(泳ぐ機関車)を楽しみにしております。

くそったれの世界

くそったれの世界

ソラトビヨリst.

ギャラリーLE DECO(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

センスの良さに舌を巻く
短編2本に中編1本の60分3本勝負。前菜二品・箸休めにメインディッシュという構成と言えるか?
その構成、各編の発想と落とし方などセンスの良さに舌を巻く。(詳細はネタバレBOXにて)

ネタバレBOX

1編目の「おこらないで」は、感染した場合はある条件を満たすと死ぬウイルスが蔓延した世界で生き残ろうとする人々の物語。
皮肉なその症状はむしろ現代に必要なのでは?などと思ったりもしつつ、いくつもの例を早替えで演じて見せる面々に大笑い。
そしてスタンダップコメディアンのパンチラインのように切れ味があるオチがまた巧い。

続く「ためになるね」は不思議な音が聞こえるようになった女性の話。
あれこれ試した末にたどり着く「どんな時に聞こえるのか」は…。
こちらも落とし方にキレがあり、この2編はショートショート的な味わい。
なお、この合間に1編目の早替えで脱ぎ散らかした衣装などを「演助(?)が回収する」体の一人芝居的なものが入るのも妙案。

表題作「くそったれの世界」は、ビルの1室で待ち合わせた筈なのに次々と違う人々が集まり、やがて…なサスペンスコメディ。
一言で表現すれば「陽気なDART'S」?(笑)、コミカルな中に犯人探しのミステリーもあり、それでいながら結末はコメディらしいもので、なかなかの出来。
愛してるぜ、雑音。

愛してるぜ、雑音。

GORE GORE GIRLS

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/11/10 (火) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

健在
いつも通り

ネタバレBOX

女性に奥手な人向けの教室関係者と対極にあるモテ男の対決みたいな話。かと思っていたら、事故で記憶を失ったアカペラグループの人たちの話でした。

恐らく、演奏旅行で高速道路を逆走でもしたのではないでしょうか。

いつも通り緩く、棒立ち棒読みは健在でした。
稔

Toy Late Lie

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/11/07 (土) ~ 2015/11/12 (木)公演終了

満足度★★★★

今の自分であることの感謝
中村拓未さん出演とのことで観に行きました。
独特な彼のコメディーセンスとヒューマンドラマがバランスよく混ざりあっていて、とても良くできた面白い作品だと思いました。
見終わったあと、"自分が自分である"ということを考えさせられました。
考えてみて、感じたことは、他の誰でもない自分が自分であることの喜びと、改めて自分が好きだということでした。
それと同時に、今の自分があるのは、今まで出会ってきた人達がいたから…。
その人たちに感謝してしまう。そんな気にさせてくれる作品でした。

現代能楽集Ⅷ『道玄坂綺譚』

現代能楽集Ⅷ『道玄坂綺譚』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2015/11/08 (日) ~ 2015/11/21 (土)公演終了

満足度★★★★★

神とカミ
古き話と現代の世相の噛み合わせが実に面白い!更にふたつの話がマキノ氏の作り上げた世界で融合していた。神の存在が信じられていた昔と、簡単に存在する現代の“カミ”。物語の中に見えるリアルと幻想。重い話かと思えば、ライトな導入と想定外の展開。色々な比較が入り乱れて、実に見応えある舞台でした。

『ことでんスリーナイン』 『ひたちなか海浜鉄道スリーナイン』

『ことでんスリーナイン』 『ひたちなか海浜鉄道スリーナイン』

シアターキューブリック

ひたちなか海浜鉄道車内(茨城県)

2015/11/07 (土) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

再演希望
鉄道を使った舞台は複数回の経験がある劇団だけに、乗車(公演)前の導線の手際の悪さは少し残念だった。乗り込む前から舞台は始まっているわけだから。肝心の内容はよく練ったストーリーで、緩急の味付けがその後の街歩きにうまくつながっていた。出演の人数は少ないが奥行きのある舞台になっていた。

NBL大作戦

NBL大作戦

ゲキバカ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/11/07 (土) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

精一杯の捨て身の“オバカ”
堪能致しました!私も上演時間の長さに“へっ?”となってしまいましたが、いやいや、思いっきり吹っ切った“おバカ加減”に笑いっぱなしの時間でした。
少々下ネタが多いのは女性としては目のやり場に困りますが、あそこまで捨て身で頑張ってくれると・・・ただただそのサービス精神というか、目立ちたがり根性に頭が下がります!それに出演者各々の下地というか実力あっての“オバカ”。下手なやつらじゃああはいかない!そういう意味では実力派揃いの舞台でした!?
個人的にお気に入りは、マドンナ先生のコロコロ変わるキャラクター!
そして、MOCAちゃん!ここ最近、どこの舞台でも、女子が入ると殺陣のスピードが遅くなるのが、どうも目に付いて満足できなかったのですが、MOCAちゃんの動き!切れもイイし、何より男子と一緒でも見劣りしないスピード感!!これは殺陣好きのオバサンを充分満足させてくれました!コスチュームも凄く可愛かった!
笑い続け、殺陣でトキメキ!ストーリーも面白かったけど、やっぱり一番は
“精一杯の捨て身の“オバカ””でしたね。

稔

Toy Late Lie

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/11/07 (土) ~ 2015/11/12 (木)公演終了

満足度★★★★★

何度でも観たい
初日で初回、真ん中段端辺りで観劇。自分自身に置き換えて考えてみながら観てた。誰かと入れ替わりたい?2回目、最前列。役者さんの表情、動きが間近で見れるから、より深く舞台の中の世界にひきこまれていった。ほんの少しの理性のおかげで泣かずにすんだが、あぶなかった。後ろの席だとたぶん泣いてた。どの稔も濃い生き方をしてるからか。まぶしかったからか。じぶんとも重ね合わせて観てたからか。そして、初回での謎が氷解してざわざわした。今日またもう一度観れるからまた気付きがありそう!?(11日昼回前に投稿)

舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」

舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」

㈱NEGA

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

COOL!
演出・奥 秀太郎氏。彼の作品として『ペルソナ』『BLOOD-C The LAST MIND』等を観ている。前者は思いっきりゲーム画面の中に役者が入り込んだ感じ。後者は映像が舞台に色を添える感じ。タイプはまったく違う。今回はまた違う演出。セットはシンプルだが機能的!無駄なくシャープな印象。3Dのその舞台確かにリアル感がある。通常なら平坦に見える電脳世界が立体的に見えてくる。また飛んでくるロボットやヘリが目の前に感じる(当然だが)。確かに迫力がある。この作品、アニメをちらと観たぐらいで殆ど内容を知らない。舞台始まりからその世界感を理解するまで少々時間がかかった。この舞台、一番驚かされたのは八神蓮くん、実に男臭い役。キャストを見ていなければ、多分わからなかったに違いない(舞台上ずっとサングラス掛けたままだったし)、というか、わかっていても“ホントに八神くん?”と何度も思ってしまった!この進化は凄い!彼だけでなくイシカワ役の伊阪くんにしろ、パズ役の井深くんにしろ、その変化には驚いた!この作品のファンの方たちに、どう映ったかは知らないが、少なくても彼らの舞台を観ていたものとしては、面白い変化を魅せられた舞台だと思う。メインの草薙素子役・青野 楓さん。まだ芝居は固い。殺陣も彼女の手足の長さを活かした大振りのものが多く、その分スピード感が落ちる。動きとしては魅せる殺陣だが、無駄に大きい殺陣のせいで流れが悪い。細かく切れのイイ動きを入れてあげれば、もっと彼女の動きの良さを感じることが出来ただろうに!と残念な気がする。しかし、それでも真っ赤なコスチュームの彼女。雰囲気があって綺麗。存在感がある!この後どう化けていくかが楽しみな女優さんだと思う。他の出演者もこの世界観に上手くはまっているような気がする。
演技力としては落ちが無いと思える。
この舞台、一言で言えばCOOL!意味として、1 冷たいさま。涼しくてさわやかなさま。2 冷静なさま。冷ややかなさま。3 かっこいいさま。この三つの意味が全て入っていると思う。鉄のように冷たく、熱が入ればあっという間に熱くなり、ことが済めばすぐに冷める。しかし、その内側に外から感じられない熱が残っているような、そんな印象を受ける舞台だった。






くらげなす、流体力学の基礎知識

くらげなす、流体力学の基礎知識

A級MissingLink

ウイングフィールド(大阪府)

2015/10/30 (金) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

流体力学は出てこないけど…、とっても幸せな気分に♪
正義感が強く、ずば抜けた頭脳で、一大ネットワークシステムを構築した男・ヒーローと会社の仲間達。
そしてヒーローが故郷に残したは、寂れかけた商店街に残る親友達。
その商店街を部隊に、昔の親友達と会社の仲間達が織りなす、時間を超えたハートフルなお話でした。

観劇後、とっても幸せな気分になりました。

AchiTION! 『HIT CHART』

AchiTION! 『HIT CHART』

シネマ系スパイスコメディAchiTION!

ワーサルシアター(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

なるほどなと。
曲を聞いての妄想、という設定なので振れ幅大きく色んな作品が並んで楽しかったです。
曲を知らない人だとどうだったのかな?


パンフレットがカラーで力が入ってるなあと思ったんですが、
自分の席だと照明が暗くてちょっと読むのが難しかったのは残念でした。

ネタバレBOX

ラストで元カノの旦那が芸能事務所の人だったとわかりますが、
それだと元カレとしては太刀打ち出来なさすぎ、でちょっと気の毒かと。

稔

Toy Late Lie

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/11/07 (土) ~ 2015/11/12 (木)公演終了

満足度★★★★

「自分」とは
前回「個室」でもその世界を展開していた主宰 萩原成哉率いるToy Late Lie。
今回もシンプルな衣装だからこそ誤魔化せない状況で、演技力の高い役者を集めるキャスティング力。
そして、出演陣の演技力によって繰り広げられる世界。
7人の稔の演技力もさることながら、女性陣の演技力も流石。

美女♂menの如月なつきさんの楽曲がその世界を彩り、ライティングとダンスが一体となる事で更に高まる。

そしてこの作品は、1度目の観劇でも楽しめるが、複数回観劇する事で歌詞の意味が深まったり、あのシーンを詳しく観たいともう一度観たくなるにくい作り。
自分とは?と考えさせられた後でのラストも、観劇した人それぞれでまた変わってくるかも知れないつくりもまたにくい。

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