舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」 公演情報 ㈱NEGA「舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    COOL!
    演出・奥 秀太郎氏。彼の作品として『ペルソナ』『BLOOD-C The LAST MIND』等を観ている。前者は思いっきりゲーム画面の中に役者が入り込んだ感じ。後者は映像が舞台に色を添える感じ。タイプはまったく違う。今回はまた違う演出。セットはシンプルだが機能的!無駄なくシャープな印象。3Dのその舞台確かにリアル感がある。通常なら平坦に見える電脳世界が立体的に見えてくる。また飛んでくるロボットやヘリが目の前に感じる(当然だが)。確かに迫力がある。この作品、アニメをちらと観たぐらいで殆ど内容を知らない。舞台始まりからその世界感を理解するまで少々時間がかかった。この舞台、一番驚かされたのは八神蓮くん、実に男臭い役。キャストを見ていなければ、多分わからなかったに違いない(舞台上ずっとサングラス掛けたままだったし)、というか、わかっていても“ホントに八神くん?”と何度も思ってしまった!この進化は凄い!彼だけでなくイシカワ役の伊阪くんにしろ、パズ役の井深くんにしろ、その変化には驚いた!この作品のファンの方たちに、どう映ったかは知らないが、少なくても彼らの舞台を観ていたものとしては、面白い変化を魅せられた舞台だと思う。メインの草薙素子役・青野 楓さん。まだ芝居は固い。殺陣も彼女の手足の長さを活かした大振りのものが多く、その分スピード感が落ちる。動きとしては魅せる殺陣だが、無駄に大きい殺陣のせいで流れが悪い。細かく切れのイイ動きを入れてあげれば、もっと彼女の動きの良さを感じることが出来ただろうに!と残念な気がする。しかし、それでも真っ赤なコスチュームの彼女。雰囲気があって綺麗。存在感がある!この後どう化けていくかが楽しみな女優さんだと思う。他の出演者もこの世界観に上手くはまっているような気がする。
    演技力としては落ちが無いと思える。
    この舞台、一言で言えばCOOL!意味として、1 冷たいさま。涼しくてさわやかなさま。2 冷静なさま。冷ややかなさま。3 かっこいいさま。この三つの意味が全て入っていると思う。鉄のように冷たく、熱が入ればあっという間に熱くなり、ことが済めばすぐに冷める。しかし、その内側に外から感じられない熱が残っているような、そんな印象を受ける舞台だった。






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    2015/11/11 09:36

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