
帰ってきたアンチョビー
合同会社シザーブリッツ
上野ストアハウス(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
天国
A公演を観劇。
階段には『ファン有志一同』のスタンドが地階から1階まで溢れんばかりの数。
女優さんそれぞれアイドル並みの人気の様子。
それに合わせるかのように前列5列くらいは男性ばかり。皆肩寄せあって登場を待ちます。皆様異様な程に目が輝いてはる。
序盤のボケに関してはそれぞれのファンの方がそれぞれの女優さんのボケで笑ってくれる為『あ~この人はこの子推し』とわかりやすい。
が、反面ちっとも面白くない場面も声を出して笑うのでウザいって言えばウザいです。
芝居的には若い女の子ばかりの割に(偏見)殺陣も含め皆さん芸達者です。
後半になるにつれ『これ色々と大丈夫なのか?』と不安になりますがストレートに笑わせてきます。
意外にもウルッと来てしまうシーンも随所に見られます。
私のように偏見で観に行くリストから外しちゃった人、後悔しますよ。

白鯨-Moby-Dick-
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/22 (火)公演終了
満足度★★★★
あの空間で、大スペクタクル。
まるで体験型アトラクションのような演出で、椅子、大きな布、やり、紐、板などの小物を使って、まるでそこが港の雑踏になり、安宿の一室になり、そして大海原に船出した船の甲板になります。アトリエの空間に役者さんたちが見る水平線や波や大鯨を一緒に見ました。
異次元、別世界をただよったような時間をすごしました。

1995
劇団チャリT企画
座・高円寺1(東京都)
2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★
1995というよりも
オウム事件にほぼ特化していたように思います。
芝居の構成が多重時間になっているのでややこしいです。
もっと1995の出来事を総括するのかと思っていたので肩すかしされたような気分でした。
もっとやりようがあったかなと思いました。

【入場無料・カンパ制】アトリエ公演「桜歌」「RS」「忘却者来訪」
ラビット番長
演劇制作体V-NETアトリエ「柴崎道場」(東京都)
2015/11/28 (土) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

東名人間現る‼
順風男女
OFF OFFシアター(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白い!
コント集?どうかな〜?などと思いつつ観たが、面白かった。ショートコントなんだけどちゃんと起承転結があって、最後まで話しにスジが通ってるのが、うまい。それぞれのコントごとに「人間あるある」的なネタがチリバメられていて、ついつい笑いに引きこまれる。

その王国の夜は明けない
シアターノーチラス
シアター711(東京都)
2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
拝金主義の行き着く場所の先の微光
企業や学校等、人が集まる立地条件の良い場所にあるカフェ。珈琲は不味くて有名。(追記2015.12.11:01:28)

宮地真緒主演 「モーツアルトとマリー・アントワネット」
劇団東京イボンヌ
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/10 (木)公演終了
満足度★★★★
融合のむずかしさ
記念すべき第10回公演とあって演目はモーツアルトとマリーアントワネット、演奏にも力が入っている。13時半に入場すると既にコンサートは始まっていて贅沢な気分に浸った。(ネタバレ追記2015.12.11:01時22分)

沖縄の火種(ウチナーヌウチケビー)
オフィスワンダーランド・(一社)演劇集団ワンダーランド
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★
琉球王国・・・
本作品、根底には“基地問題”、“安保問題”など深いものがあるのだが、
それらは「あくまでも隠し味という程度です。」という作者。
“琉球舞踏”や“歌”などが演出され、エンターテイメントとして楽しめる舞台となっており、観劇中、観劇後もヘビーな感じはないが、逆に、その明るさ故“心に訴える”作品と感じた。

海の五線譜
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2015/12/05 (土) ~ 2015/12/14 (月)公演終了

帰ってきたアンチョビー
合同会社シザーブリッツ
上野ストアハウス(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
Bチーム初日 観ました!
Bチーム初日を観てまいりました。安子の恋人を演じているのは誰か?それが話をヤヤコしく&面白くしていて、話はどんどん展開していきます。
今回、イイナ!って思ったのは、テレビ局のひと役の「大仲マリ」さん。主演陣がイロンナ事して見せ場が連続している中に上手く切り込みを入れる味のある上手いお芝居だと思いました。彼女の演技は以前にも観させて頂いたことあるんですが、今回はきっとアタリの役回りな事もあって、好演です!
あとは下のネタバレで・・ネタ・プロット自体には全く触れないですけど

Manhattan96 Revue vol.2~窓枠のパレード・パレード~
Manhattan96
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2015/12/09 (水) ~ 2015/12/15 (火)公演終了
満足度★★★★
色々な窓枠
いろんなシチュエーションでの窓枠を使ってのお芝居。盛りだくさんって感じ。
お芝居あり、ダンスあり、マジックありですごく楽しませていただきました。
結構みなさん笑っていました。
バックにながれるミュージックやナレーションもよかったです。自分としては
クラシックの曲も流れていたので非常に気持ちよかったです。
あっというまの2時間で満足、満足でした。

宮地真緒主演 「モーツアルトとマリー・アントワネット」
劇団東京イボンヌ
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/10 (木)公演終了
満足度★★★★
クラシックと演劇の融合
劇場に入って驚いた。白を色調にした舞台と衣装に、室内楽編成のオケ。ピアノもある。プレコンサートが始まった。声楽家が歌う。クラシックのコンサートという印象。
2時間の舞台が始まる。俳優が歌うわけではない。それではミュージカルかオペラだ。俳優、声楽家、演奏家が1つの舞台に載ってそれぞれの役割を演じる。新しい試みなのだろう。
テーマの意図は分かるが、…。それは使用曲が人気作品をつなげたもので、舞台の演技としっくりこないのかも知れない。
しかしながら、これだけの出演者で5,000円、リーズナブルだ。ゲストの声楽家の歌に感動した。

「Border Less」&「ホログラフィック・ウィズ・ユー」
Cooch
宮益坂十間スタジオ(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
実験的作品とは思えない・・・
朗読劇、プレゼン、そして演劇・・・一見するとゴチャ混ぜ感がありますが、何の違和感もなく、あっという間に90分が経過しました。
シンプルな舞台はキャストさんの演技力が全てとなり、皆さんの力量の高さを窺い知ることができました。
個人的に応援している大野ひろみさん、大熊祐我さんの新たな一面を観ることができた、そのような思いがありました♪

宮地真緒主演 「モーツアルトとマリー・アントワネット」
劇団東京イボンヌ
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/10 (木)公演終了
満足度★★★★
よくわかるフランス革命
次第にクラシックが本格的になり、大変充実して来たのは良いが、
その分芝居の方が軽くなった印象を受けた。
マリー・アントワネットのキャラと悲劇性が弱く、肝心な
“モーツァルトの音楽に救われた”感が薄いのが残念。
また、マリー・アントワネットぐらいは結婚後衣装替えがあっても良かったのでは?
囚われの身になって初めて夫ルイ16世と心を通わせるシーンはとても良かった。
神様役の吉川拳生さんが登場すると舞台が引き締まる。

不完全パッケージ
男〆天魚
テアトルBONBON(東京都)
2015/12/06 (日) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
おもしろい!!
とにかく皆さん一生懸命に感動…
とにかくかっこいい!!けど笑える!!笑った!!
クスッと笑ったり、あははって笑ったり…
今、何にも考えず笑いたいなら「不完全パッケージ」ですね。
テンポもよく、もうエピローグ?って思ってしまいました。
暖かい心に残る台詞もいっぱいなんで、劇場から出るとこころぽかぽかして
がんばろうって思いました…
また絶対行く!

Manhattan96 Revue vol.2~窓枠のパレード・パレード~
Manhattan96
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2015/12/09 (水) ~ 2015/12/15 (火)公演終了
満足度★★★
いろいろと盛り込んでましたが
何となくチグハグな感じを受けたのは座席の窮屈さで足が痺れたりしたのが何割か混じってるよなぁと思えた約2時間強の作品

青いプロペラ
らまのだ
SPACE EDGE(東京都)
2015/11/20 (金) ~ 2015/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★
こまやかに書かれたストレートプレイ
劇作家協会新人戯曲賞最終候補に残った作家・南出謙吾のユニットの第一回公演という事だ。地方都市。大型店舗の進出にあおられる既存スーパーが舞台(本店とその支店だけのようだ)。男女関係の発展・変容も話の展開に噛みながら、状況の変化に人物らがどう行動して行くか、変化を受け入れたり挑んだり自分を見詰める様を、観客はつぶさに見て行く。こまやかな作りと、それに適合した役者たちの魅力のバランスが大変よく、俳優の顔がよく見えるし心情もよく分かる、言葉が立ち、心地よい。ドラマ=時間が全体として不可逆に動いて行く硬質さも、spaceEDGEという小さな空間に組まれたセットの中で、しっかりと感じさせたれた。そんな中、不思議にファンタジーな時間が成立する瞬間もあり、それが全体の中に違和感なく、それらをくるめてとても上質な劇だと感じた。

宮地真緒主演 「モーツアルトとマリー・アントワネット」
劇団東京イボンヌ
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/10 (木)公演終了
満足度★★★★
クラコメ=クラシックコメディだそうです♪
白を基調とした舞台に楽団を配し、中央と左右からの役者登場で展開する作品=約2時間強。
イメージ的には”二級天使”の焼き直し?とも言えましょうかな(^^)
さてプレコンサートのラストに面白く携帯等の電源オフを訴えたりしてくれてましたが、開演後に遅れて入場する観客にも強く電子機器等の電源オフや物音を立てないようにとマナーの遵守を言って欲しいと強く思った(=座席案内するスタッフさんが入場扉前でね)!
理由=開演時間過ぎて右隣に座った老夫婦が、まぁペットボトルを子気味良く音立てて開封するわ、何度も・・本当に何度も何度も折りたたみ携帯をパタン・パタンと開け閉めして情報確認二人揃ってするし・・・。普通に上演中に二人で会話するのは止められたが・・・本当にマナーが悪すぎた! ここまでマナーがなってない人間みたのは久しぶりだが、招待等での足運びで興味の無い作品なら寝てるか、ちょっと腰掛けて直ぐ退席するとかして欲しかった。=音が素直に楽しめなかったです・・・(-_-;)

東名人間現る‼
順風男女
OFF OFFシアター(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
コントというので、あまし期待はしていなかったんですが・・・。
正直、出来はバッチリ好みでありました(^^)
細やかな衣装などのへの気の配り方が好ましかった90分予定の100分ぐらい
初日は開場&開演に少々手間取りがあったが、瑣末なことと感じたですな。

ブルーシート
フェスティバル/トーキョー実行委員会
豊島区 旧第十中学校 グラウンド(東京都)
2015/11/14 (土) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★
雨の中、豊島区の廃校の校庭で
当日は雨だった。小雨ではあったが降っている。ビニール合羽が100円で売られているのを買い、ポリ袋に荷物を詰め、心して椅子に座って観た。
以前書店で立ち読みしたテキストから感じた「世界」を裏切らないタッチで、一人一人がそれぞれのエピソードにおいてスポットを当てられ、語られる言葉はその時間・空間が3・11後の世界で吐かれ、そこに遡り得る時間を生きている主体であることが、横溢している。
初演が、いわきの学校で生徒と共に作られた事と場所との関係が、今回の再演では異なる。どうしたか。・・冒頭、初演時の校長先生の挨拶が大型テレビから流れ、また終盤には今回参加出来なかったキャスト(他は初演時のオリジナルキャスト)が近況を語る録画映像も流れた。キャストの卒業後の現在の立場を語る場面もあって、オリジナルの「ドキュメント」性がそれらによって一貫していた。作品(テキスト)としては、最後に付け足されたらしいシーン・・延々と続くリフレインが、終りを見ない事が分った時(相当時間は経っている)、飴屋氏が終演を告げに出てくる。「グランギニョル未来」公演のラストで飴屋氏自身が叫んだ叫びを思い起こさせる張りつめた、長いシーンだった。
遊び的な言葉や詩の中にドキッとさせられる鋭利さが時として光る。存在の心許なさの中に、「命」が意識される。