メビウス【ダイスキプロデュース】
ダイスキ合同会社
難波サザンシアター(大阪府)
2024/03/01 (金) ~ 2024/03/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
チームB 本番初回観劇。
堀部さんは可憐で芯のある女性に、清水さんは優しく情の厚い男性に、佐竹さんはそんな2人を少しポップな感じのダイスキメビウスに仕上げてた。
もう何度メビウスを拝見したのだろう…
6~7回目位?のメビウスだけど…何度観ても泣ける😢
良かった(初回のためか少し噛んでたけど…)✌️
📷タイム前に退席し、写真を撮れず、残念😭
初心者のための永遠
白いたんぽぽ
ウイングフィールド(大阪府)
2024/02/24 (土) ~ 2024/02/26 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
たんぽぽさんらしい不思議な空間!
(真ん中の敷居が邪魔で少し見づらい舞台だったのが少し残念)
直接会わない隣人、イワシと少年と水族館員、電車ですれ違う人とポスター…
全く関係ない話がシームレスに繋がり巡回する。
何が永遠で、何が初心者なのか…?
丸投げされて理解までは至らなかったが、何故か面白っ😆
茱萸の酒
劇団文机と熊
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
千秋楽観劇。
物の怪に両親を殺された少女は仇打ちの為、怪しい3人の元へ…
ミステリーハンターならぬガッツリ中国版ゴーストハンター?
中華な世界観がふづくまさんらしく、アクション多数で見応え有り、面白かった😆
これで井上芯さんは暫くお休み?との事、寂しいよ…
お早い復帰願う🙏
ロボット‐RUR‐
兵庫県立ピッコロ劇団
兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)
2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
楽日観劇。
人と化学組成の異なるロボットが、人間の労働を肩代わりする世界のその先は…
100年前の戯曲だが、ロボット屋の世界では超有名!
初めてロボットと言う言葉を生み出した戯曲!
(日本ではアトムのお陰で「ロボットは友達」的な感じだが)この戯曲の影響で、欧米では「ロボット=怖い」と言う概念が根付くほど、エポックメイキング作品を拝見できて幸せ💕
少し宗教色もあってメチャクチャ良かった😃
ふるさとの灯
劇団カオス
大阪公立大学杉本キャンパス旧教養地区北食堂2階オアシス(大阪府)
2024/02/23 (金) ~ 2024/02/24 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
千秋楽観劇。
アットホームな民宿を舞台に、施設育ちの3人と、自分探しと訳有の宿泊客…
それぞれ親との関係に問題抱えながら真っ直ぐ生きようとする若者達に共感💓
泣いた💦ボロ泣きした😭
オリジナル脚本だったんですね。凄いです♪
終演後の卒業生と現役生の涙😭、卒業生、愛されてる💕
素晴らし卒業公演でした。卒業生の皆様、今までありがとう😆✨
御菓子司 亀屋権太楼
MONO
扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)
2024/02/22 (木) ~ 2024/02/26 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
経歴偽証疑惑の老舗和菓子屋、渦中の先代が亡くなり、心機一転CAME&GONEとして再出発するが…
兄弟、乗っ取り、コンプラ交え、部落問題の奥深さがじんわり後を引くように描かれてる。
MONOさんらしい、ペーソス😢とユーモア😆溢れる公演。
面白かった☺️
諜報員
パラドックス定数
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2024/03/07 (木) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ゾルゲ事件に関連して逮捕された四人(一人はおとりで実は三人)のゾルゲ側諜報員が、お互い何も知らず(あるいは知らないふりをして)尋問に立ち向かったか、という話で、実話がベースになっているが、少人数の腹の探り合いドラマである。事件は複雑ではあるが、かなり事実もわかってきている歴史ものだ。それを背景に内閣情報部と特高警察の捜査の張り合いを枠にドラマが進んでいく。もちろん新聞記者や医者、官僚など、一応その時代でも身分保障されている諜報員は拷問しにくいし、なかなか組織の秘密は口にしない。内報者も潜入されている。ドラマはこういうシチュエーションで描く人間ドラマである。この手の作品を書いたらもうイギリスものの独壇場であるが、野木も懸命に追うが、かなり苦しい。
落とし穴は意外なところにある。細かく見てみたいところだが、その前に、この舞台斜めに組まれていて声が客席に向いていないだけでなく、ひそひそ声の台詞が多く、ことに幕開きの場はほとんど聞こえない。後ろから3列目でこちらも老年だから、申し訳ありませんというのはこちらかも知れないが、周囲の年配の方はすっかり諦めて寝落ちしていた方もいたから、こちらのせいばかりではない。次の場になると声量は上がる場もあって、以後は聞き取れる場と、聞き取りにくい場が交互にやってくる。話の背景はある程度知っているから訳がわからないわけではないが、舞台としてはどうだろう。
というわけでとても批評できるほどには見ていないのだが、老年の方は補聴器をお忘れなく。劇場パンフによると演出の野木は、普通の生活のようにと芝居がかる役者を憲明に抑えたと言うが、台詞が通るようにするのと、日常会話を表現するのとは、俳優の訓練術のテクニックである。折角面白い素材なのに残念。
アンドーラ
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2024/03/11 (月) ~ 2024/03/26 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
なじみのないスイスの作家の作品だが、著名な作品であるらしい。国家とそこに住む国民のすべての価値観や倫理観が同一であることは難しいもので、そこを統一させてドラマを作ろうとすれば無理が出てくる。スイスと言えばデュレンマットの「貴婦人の来訪」がよく上演されるが、それに似たタッチでもある。
きな臭い現状をみれば、永世中立国というのもウソっぽいよ、という作品はそれなりに意味はあるが、この程度のことはもう我が国の国民はご存じで、なにをいまさら、といった感じではないだろうか。休憩15分でほぼ、3時間、アトリエの椅子は苦行だが文学座の実力が良く出た寓話劇にはなっている。
作品の良いところは、あまり上部構造には立ち入らず、市井の市民を登場人物にしているところだ。国家が戦争をしようと言っても、国民の方は、さまざまな事情があるわけでそこが上手く描けている。役者も教師の主人公夫妻、阿呆の店の手伝い、神父、医者、宿の亭主など、皆ステレオタイプにひと味つけて役にしている。味のつけようもなかった武田知久とか、兵隊役の采澤靖起も舞台に出るとちゃんと役割を果たしている。この辺はさすが文学座。
疑問は主人公の兄妹をフィメールキャストでやっていることで、若手の女優さんは奮闘だが、意図がわからない。これでは大車輪の兄役かわいそう。
とはいっても、あまり見ていない新人の演出家(西本由香)はここまでベテランに個性をたてて役作ったのも、白一色の抽象舞台のステーよくできていて、文学座ガールズ(と言うにはベテランもいるが)演出家の一翼を担うだろうと楽しみだ.
いい旅、現実気分。
人間嫌い
小劇場 楽園(東京都)
2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです!!10周年です。ぜひ!!(帰ったら追記します)
初日だったので飛行機の到着が少し遅れてしまいました。技術的なこととのこと(リアルに飛行中だったら怖いですね)でしたが、かわいいCAのお姉さんの挨拶と説明でちっとも退屈しませんでした。
人間嫌いさんの作品は最近のものを2本見ただけですが、どこかに辛辣なところもあって普通(CMとか)なら「いい旅、夢気分」なのに「いい旅、現実気分」とは・・・(以下ネタバレ)
と言うわけでぜひご覧ください。10周年記念御朱印帳にスタンプをもらって複数集めるとプレゼントをもらえるようですよ!
ロウバジェットRev3
Dotoo!
駅前劇場(東京都)
2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/03/13 (水) 19:00
ベテラン劇団だが見るのは2作目。とても面白く、いい話。122分。
Rev3とあるように、2005年に初演、2012年に再演されている作品の三演だが、見るのは初めて。低予算の映画撮影現場のスタッフルームが舞台。さまざまなクセのあるスタッフや役者陣が見せるドタバタが、あるピンチに出会って…、という物語。よく練られた展開と、細かいギャグが面白いのだけれど、終盤の展開が見事で面白かった。
実は私と同じ「joの一族」である仗桐安が久々に舞台に立つので観に行ったのだが、しっかり演じて、しかもちょっとツライ場面があるのだが、大丈夫ということだった。面白かった。
「見させてもらう」「見させてください」というセリフがあったが、「見せてもらう」「見せてください」じゃないかな。
雨降りのヌエ
コトリ会議
扇町ミュージアムキューブ・CUBE05(大阪府)
2024/03/09 (土) ~ 2024/03/30 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/03/12 (火) 19:30
価格3,000円
5つの短編エピソードのうち「第形話」と「第糸話」を鑑賞。
特に「第糸話」は、初めてピタゴラスイッチを見たときのような静かな衝撃を受けました。
パンフレットに「人形劇」とは書いてありますが、さすがコトリ会議、ただの人形劇のはずがありません。
最初は一部音声は録音したものを使っているかと思いましたが、途中とちりのような感じがあり、終わった後に尋ねると「全て生」だったとのこと。
コトリ会議の「陽」の部分が全開の楽しい舞台でした。
諜報員
パラドックス定数
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2024/03/07 (木) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
期待の劇作家・演出家による、ゾルゲ事件の劇化だったが、不完全燃焼に終わった。ゾルゲや尾崎など、直接の当事者でなく、事件を末端で協力していた(らしい)4人の男と、それを取り調べる2人の男。終始暗い舞台で、腹の探り合いのようなやり取りが多い。思想犯なのに、独房でなく、簡易ベッド付き(!)の隔離部屋。ベッドを使う回想場面の為にこういう作りにしたのだろうが、戦前の拘留施設にベッドはおかしい。そこは作者も分かっていて、特高を快くなく思っている憲兵隊が貸してくれた傷病兵の隔離部屋、ということになっている。なんと回りくどい。
警察の一部が、特高に反発し、対抗して取り調べるという設定も違和感が大きい。自宅や職場で逮捕した人間の顔と名前が一致しないというのも、ありそうにない。
アカの動向を探るためにキリスト教会に潜伏という設定も首をかしげる。戦前戦中、共産主義者は宗教を嫌い、普通は教会にいったりしない(と思う)。
一番の問題は、ゾルゲ事件の本体がよくわからないうえに、登場人物たちのゾルゲ一団での役割もほのめかし程度でぼんやりしていること。事件は共産主義を信じる者たちが、ソ連防衛のために結束したスパイ活動だったし、尾崎は戦争回避も願っていたと思う。にもかかわらず、木下順二がゾルゲ事件を描いた「オットーと呼ばれた日本人」のような思想的葛藤や強い信念がないのも残念。
戻り道に惑う
劇団太陽族
ウイングフィールド(大阪府)
2024/03/13 (水) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
満足度★★★★
親に恵まれなかった家出した少女(中学生 役者はちょっと無理あったけど)を匿ったことで、未成年者略取及び誘拐罪で実刑を受けた男の話 男は過去にも轢き逃げで務所に入っていたことも… 務所では模範生で刑が短くなったものの、男の家族や兄妹は崩壊に…田舎独特のめんどくさい繋がり 少女は大学を卒業して何かを求める為にその男のところに戻ってくるのだが…
不条理であり、観る人の育った環境や場所によっては❓❓となるのかな
何かやるせない感が残った作品であった
「春さんの お~い、紙芝居屋さんだよ!」
辻シアター
川崎市多摩市民館(神奈川県)
2024/03/09 (土) ~ 2024/03/09 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
ちょいハコが大き過ぎたかしらね
と感じた芝居でした
場面とかの転換も
工夫は凝らしていたが
いろいろと
今ひとつだったかなぁと思えた
約80分の作品
弾倉に薔薇を込めて
K-FARCE
萬劇場(東京都)
2024/03/06 (水) ~ 2024/03/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/03/10 (日) 12:00
あらすじから、「ルパン三世かゴルゴ13のような怪盗もののサスペンス系の内容か?」と、一見思わせておいて、いざ見てみたら、「とあるビルの屋上を舞台にした、曲者同士のお笑いギャグコメディ」というオチの内容で、ボケ・ツッコミの類が豊富な印象…。
クチナシと翁
ホエイ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2024/03/08 (金) ~ 2024/03/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
劇場の有終の美を飾るべく皆が思いを籠めて芝居を創り上げているかのような「夢想」をしてしまうのは已むを得ぬこととして・・、津軽弁炸裂の完成度高い「現代口語演劇」である。心地が良く、ドラマも情緒も詰まっており、魅力的な役者が粒ぞろいでもあり、幸せな時間であった。
ご長寿ねばねばランド
劇団扉座
すみだパークシアター倉(東京都)
2024/02/29 (木) ~ 2024/03/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「リボンの騎士」など一度観てみたい演目を結構やってる若手のサテライトは未だまみえず、今回「大人サテライト」第一回を恐る恐る観に行った。演目は十数年前に初演して以来、この座組にて二度目の上演との事。Bチームを観る。年寄りばかり、とよく見れば、老けメイクをやってたり「そのまま」だったり。前説そして開幕から中々の「実力」を見せつけられ(いや皮肉、失敬)、この先2時間大変だと思いつつも、程よく情報が提供され、散らされ、あの人とあの人がああで、こう関係して、、と横内戯曲の淡々と話を進める手際に乗せられつつ、具象たちはぎっこんばったんとやっているので半分耳だけ貸して言葉を脳内解析していく塩梅で観劇時間が進む。おやおや、と関心し始める。こりゃ無理があるなと頭の中で呟きながらも、役者の演技も苦より楽しさが勝って来る。飾らずさらけ出された身体の強さが、フィクションの中に次第に座を占めて来る。ふと漏れた言葉に、胸がざわつく。慌てて押えたものの間に合わず、涙が溢れている。
終盤近くでいきなりファンタジーが混じる。80代から100歳代までという登場人物の年齢設定もおかしいが、実際にそういう光景は無いとも言えない時代でもある。荒唐無稽も交えた話の中、老いの孤独、無念で無残な人生の境地が、ファンタジーの垣根の向こうに微かに覗く。孤独が年齢を限定しない人生の問題だと気づく。
先日観た同作者の「ジプシー」にもあった人生そして少しだけ社会・世界に触れる素朴なテーマが、今作にも流れていた。手作り感満載なセットと、俳優たちの「元気さ」が妙味。
アンドーラ
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2024/03/11 (月) ~ 2024/03/26 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
久々に人間の怖さと愚劣さを突き付ける、社会派ポリティカルドラマを見た。一種の寓話なのに、ひりひりするようなアクチュアリティーがある。「永世中立」を標榜して、ナチスドイツのホロコーストを黙認した祖国スイスに対する、峻厳たる告発状である。
架空の小国アンドーラの市民たちのユダヤ嫌い・偏見から始まるが、ユダヤ人が身近でない日本人として最初はピンと来ない感じもある(朝鮮人に置き換えると、面白い翻案劇になりそうだ)。息子アンドリ(小石川桃子=臆病な自尊心を好演)は実はユダヤ人ではなく、父(沢田冬樹)の不倫で生まれた隠し子だった。その事実は早くからほのめかされるのに、父は煮え切らず、なかなか本人に伝えない。このじらしには、じれったいとともに感情がざわざわしてくる。
しかも、ユダヤ人迫害を避けるため、事実を周りが一生懸命説得するようになっても、アンドリは「僕はユダヤ人だ。今度はあなたたちの番だ…ユダヤ人をを受け入れる」とはねつける。「第二の性」ではないが、人はユダヤ人に生まれるのではなく、ユダヤ人に作り上げられるのだ。自分をユダヤ人にこしらえあげた人間にとって、それはもはや血の問題ではない。人間のアイデンティティとは、共同幻想であることを突き付けてくる。
「黒い国」は「黒い森」が広がるドイツを示唆しているし、「白い壁」はスイスのアルプスの山々を連想させる。
アンドリをユダヤ人と決めつけ、石を投げた容疑をかぶせた男が、戦後は「私のせいじゃない。残虐な行為には反対です」と、すべてを忘れたかのように言う。
冒頭で壁を白く塗っていた妹バブリーン(渡邊真砂珠=狂乱を好演)が、再び「白く塗る」意味は、かつての罪を隠蔽する卑屈な市民に対する皮肉であり、告発である。
アカデミー賞国際長編賞を受賞した「関心領域」は、アウシュビッツ収容所の隣で暮らすドイツ人たちの楽しく平穏な日常を描いて、現代の私たちの「無作為」「無関心」の罪をついた。「アンドーラ」も同じである。
メディア/イアソン
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2024/03/12 (火) ~ 2024/03/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「オイディプス」などより知名度は劣る話だが、常軌を逸した怨念と血まみれの復讐で、ギリシア悲劇のすさまじさを堪能した。前半のギリシアのイアソンが「金羊皮」を獲るために東の最果ての国で冒険し、王女メディアと恋する話は、どうってことはない。獰猛な牡牛を手名付け、巨人を倒し、金羊皮を守る大蛇をメディアが子守唄で眠らせというあたりは獅子舞のような牡牛や、長崎くんちのような大蛇など見て楽しめる。
逃げる二人が、父王の追っ手をかわすために、メディアが自分の弟を切り刻んで海にまく。彼女の尋常ならざる性格が垣間見え、これが後半の「悲劇」の予告となる。
後半、新しい女を作ったイアソンに対するメディアの怒りと復讐のすさまじさ。奸計に落とすための偽りの和解の演技も含め、まさに鬼気せまる迫力で、圧倒された。こんな南沢奈央は見たことがない。女優として大きな飛躍を遂げたと思う。その点では、井上芳雄も食われそうだった。しかし、井上も負けてはおらず、いつもの甘い歌声とは別人の、野太い声で南沢と渡り合う。
とにかく後半は圧巻の舞台。さかまく波の山と谷を、いくつも超えていく長旅のような話なのに、終わってみれば2時間ぴったりと、濃縮した時間だった。
芸術家ノア=ミ・ザによるいくつかの思考実験
るるいえのはこにわ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2024/03/12 (火) ~ 2024/03/12 (火)公演終了
満足度★★★
仕方がないけど…😓ちょっとひどかった 内容はそれなりだったけど、セリフが…以外と止めた方が良かったかも タダできないよね