ご長寿ねばねばランド 公演情報 劇団扉座「ご長寿ねばねばランド」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「リボンの騎士」など一度観てみたい演目を結構やってる若手のサテライトは未だまみえず、今回「大人サテライト」第一回を恐る恐る観に行った。演目は十数年前に初演して以来、この座組にて二度目の上演との事。Bチームを観る。年寄りばかり、とよく見れば、老けメイクをやってたり「そのまま」だったり。前説そして開幕から中々の「実力」を見せつけられ(いや皮肉、失敬)、この先2時間大変だと思いつつも、程よく情報が提供され、散らされ、あの人とあの人がああで、こう関係して、、と横内戯曲の淡々と話を進める手際に乗せられつつ、具象たちはぎっこんばったんとやっているので半分耳だけ貸して言葉を脳内解析していく塩梅で観劇時間が進む。おやおや、と関心し始める。こりゃ無理があるなと頭の中で呟きながらも、役者の演技も苦より楽しさが勝って来る。飾らずさらけ出された身体の強さが、フィクションの中に次第に座を占めて来る。ふと漏れた言葉に、胸がざわつく。慌てて押えたものの間に合わず、涙が溢れている。
    終盤近くでいきなりファンタジーが混じる。80代から100歳代までという登場人物の年齢設定もおかしいが、実際にそういう光景は無いとも言えない時代でもある。荒唐無稽も交えた話の中、老いの孤独、無念で無残な人生の境地が、ファンタジーの垣根の向こうに微かに覗く。孤独が年齢を限定しない人生の問題だと気づく。
    先日観た同作者の「ジプシー」にもあった人生そして少しだけ社会・世界に触れる素朴なテーマが、今作にも流れていた。手作り感満載なセットと、俳優たちの「元気さ」が妙味。

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    2024/03/13 00:46

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