
ジーザス・クライスト=スーパースター
劇団四季
島根県芸術文化センター・グラントワ(島根県)
2024/08/22 (木) ~ 2024/08/22 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2024/08/22 (木)
古い作品なので、音楽的にも少し古臭く感じました。なんか作品自体も一捻り感じず、ストレートなミュージカルでそこには好感は持てましたが、歌謡ロックショーを見ているようで個人的にはわだかまりが残りました。
小さな町なのでまた来てくれたら嬉しいですが、また別の作品を持ってきて欲しいなと思いました。

雨ざらし満月
演劇ユニット衝空観
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2024/08/23 (金) ~ 2024/08/25 (日)公演終了

ゴシック
風雷紡
小劇場 楽園(東京都)
2024/08/14 (水) ~ 2024/08/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
作品の感想というか、何かに固執しそれを守ることが義務となり大きな問題が起こるという事、現代社会でも普通にあり得る話で怖くなった。
舞台美術が良い。柱の使い方、やっぱり良い。繭の狂気が印象的。
あの結末、続きが気になる。

言わない言葉の踊りかた
たすいち
小劇場B1(東京都)
2024/08/14 (水) ~ 2024/08/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鬼灯チーム初日観劇
登場人物多めで背景が掴めるまでは???な感じだったが、徐々に点と点が繋がり線になっていく展開は良かった。
町内会の人たちの存在意義は少し微妙な気もしたが、思いっきりのファンタジーとこの時期に涼しい物語で面白かった。

雑種 小夜の月
あやめ十八番
座・高円寺1(東京都)
2024/08/10 (土) ~ 2024/08/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
極ありふれた…とは言い過ぎか…日常が少しセピアな感じで丁寧に描かれていてほんわか。そこに存在する様々な価値観や人間関係から生まれる人々の思いに何度もほろっと。
そして、アフターイベントの中野亜美さんの思いにもほろっと。
ほんとに良いお芝居だった。

針の目
のびる
APOCシアター(東京都)
2024/08/11 (日) ~ 2024/08/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
トラウマを抱えた女性、その元凶だった女性、それぞれの記憶と認識の乖離からくる噛み合わない空気感がただただ怖い。
そもそもその記憶は正しいのだろうか?そんな感覚を引きずっている。
宮村さんの凄い演技に背筋も凍る。
幻の役入替版、いつか吉田さんのサナも観てみたい。

柿喰う客 FULL CONTACT『愉快犯』
柿喰う客
シアター711(東京都)
2024/08/08 (木) ~ 2024/08/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
設定も心情もストーリーも分かりやすかった。
相変わらずのスピード感だか、最近観た作品の中では難解な言葉も少なくちょっと懐かしいネタもあり、とても楽しめた。
演者5人、それぞれキレある演技で様々な愛のカタチを表現していたのも大きな魅力。
文句無しの面白さ。

歩かなくても棒に当たる
劇団アンパサンド
新宿シアタートップス(東京都)
2024/08/07 (水) ~ 2024/08/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初見前作の衝撃とはまた違う衝撃。意味のあるナンセンスとでも言おうか。
この時期によく見かける話ではあるが、前半のゆったりとした不思議な空気感から一転、後半のいい意味でのくだらなさの対比が実に楽しかった。
天才性を感じる90分だった。

コスモス-山のあなたの空遠く-
森崎事務所M&Oplays
ザ・スズナリ(東京都)
2024/08/03 (土) ~ 2024/08/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
残念ながら自分には合わなかった。
どうにもあの演出と言うかギャグの連発が物語の良さを半減させているように感じ…
終わり良ければ全て良しとはならなかったな。

ふくすけ2024-歌舞伎町黙示録-
Bunkamura
THEATER MILANO-Za(東京都)
2024/07/09 (火) ~ 2024/08/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
1998年に確か観たのだが、その時の方がダークな世界観を強く感じた。今、時代そのものがダークだからかな。
荒川さん、凄い。岸井さん、新しいふくすけ。
全役者のエネルギーを感じるだけで価値ある舞台。

カルメン故郷に帰る
松竹
新橋演舞場(東京都)
2024/08/17 (土) ~ 2024/08/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
国産初の総天然色映画として公開されたことでも有名な、'51年の木下恵介監督作の初舞台化。映画版で高峰秀子が歌った主題歌を、藤原紀香や横山由依が歌う。他愛ない話なんだけど、華やかで気持ちのいい舞台。

宿りして/古膜
劇団5454
小劇場 楽園(東京都)
2024/08/20 (火) ~ 2024/08/25 (日)公演終了

短編作品集
劇団「劇団」
ウイングフィールド(大阪府)
2024/08/23 (金) ~ 2024/08/25 (日)公演終了

おかしな二人 女性版
劇団つばめ組
池袋シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2024/08/22 (木) ~ 2024/08/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かったです。
テンポ良い展開と、役者さん達の熱演で、どんどん惹き込まれました。
役者さん達は、癖のある登場人物を好演していて、表情がとても魅力的でした。
時代を感じる衣裳やセットも良かったです。
良い舞台でした!

ファジー「ours」
TeXi’s
STスポット(神奈川県)
2024/08/21 (水) ~ 2024/08/25 (日)公演終了

代が君・ベロベロ・ケルベロス
ケダゴロ
シアタートラム(東京都)
2024/08/22 (木) ~ 2024/08/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
青のパーティードレスに身を包んだ女性(木頃あかねさん)が開演前からステージにしゃがみ込んでいる。物干しにシーツを三枚干しそれが国旗掲揚のようにするすると上がる。赤いライトが当たり3つの日の丸に。『女囚701号/さそり』の処女を捨てた梶芽衣子、白いシーツに血が滲み日の丸にだぶるシーンを想起。
その下に現れるのは3つの巨大な回し車。ハムスターの運動用のアレが人間サイズで登場。
それを走って回し始める者達。女優陣は白いシャツに黒いゴワゴワした厚手のズロース姿。昭和のブルマ姿の女学生を思わせる出で立ち。
褌姿の男優三人(鹿野祥平氏、佐藤冴太郎〈こたろう〉氏、金指喜春〈かねざしきはる〉氏)。戦前の田舎者の風情。
一見、企画モノ乱交AVのような猥雑さ。全員前張りを仕込んでいる。由緒正しき暗黒舞踏、大駱駝艦の貫禄すら感じさせる佇まい。当時のその勃興の体験を令和の今にトランスレーションしてみせているかのよう。
突然のパラパラ。大阪府立登美丘(とみおか)高校ダンス部の『バブリーダンス』やアバンギャルディの流れも感じる。
軍隊アリの生態をイメージさせて変顔して四つん這いに歩く女達。矢鱈長く舌を出す。(画風が相原コージ・タッチ)。唐突なマジック・ショー。切断される上半身と下半身。ズロースをずり下ろしての生尻折檻。この辺からおっさん客が大受けで声を上げて笑い出す。戦前の童謡『皇太子さまお生まれなつた』が流れて大爆笑。アキラ100%っぽいネタもある。一見、天皇制を奉った大日本帝國を嘲笑っているような左翼的観方。だがこれはそれだけの安っぽい見世物ではない。国体論であり、日本列島で数千年生きてきた自分等民族の背負ったアイデンティティとカルマの物語。今村昌平の『神々の深き欲望』なんかもそうだった。
中国映画『南京!南京!』で奇妙な舞踏を舞う日本兵達の南京入城が描かれる。それが表現しようとしたグロテスクな異文化。この視覚から来る直接的な気味の悪さとそれを伝統だ文化だと好意的に受け入れ正当化しようとする、自分に内在された気味の悪さ。日本人特有のドメスティックで閉鎖的なローカルルールを苦笑いで許容する国民性。
昔、死ぬ程尖っていた時期のラフィンノーズは発表する作品ごとに『この音源に対する一切の批評を拒否する』と宣言していた。そんなRADICALなAttitudeすら感じさせる。
鹿野祥平氏はヤバい人だと思っていたが終演後に知人とまともに歓談している姿を見てほっとした。
5911と右脇腹にTatooが入った佐藤冴太郎氏。その眉毛。
金指喜春氏は亀田兄弟のような気安さが武器。
今作を言語化するのは不可能だ。醜くて愛おしい我が民族。ここまで何とか生き延びたんだ、どうにかしてもう少し生き延びろ。
主催の下島礼紗さんにRespect。
是非観に行って頂きたい。

おかしな二人 女性版
劇団つばめ組
池袋シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2024/08/22 (木) ~ 2024/08/25 (日)公演終了

ファジー「ours」
TeXi’s
STスポット(神奈川県)
2024/08/21 (水) ~ 2024/08/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
第一印象は何を伝えたいのか といったテーマや世界観の暈け 解り難さが手強い。かと言って見巧者向けとも違うような。自分の感性が問われるような感じがする。なお トリガーアラートは、それほど気にならなかった。
説明では、男女二元論が生み出している「加害性」について考える1年間のプロジェクトで、リクリエーションを重ねながら三つの上演作品を発表する。本「OURS」は その二作目、女性(役者は全員女優)も背負っている加害性を表面化し加害性を生み出している社会構造を描くとある。にもかかわらず、劇中で「僕は」「俺は」等 性別に関係なく自分を表していると説明。男女は対立する存在なのか、それを意識させるものが分からないため、肝心の加害性が浮き彫りにならない。現代的に言えばジェンダー論を紐解く内容だろうか。
受付でネタバレに係る紙が用意されているが、読むのは 観劇前でも後でも関係ないように思える。それは 物語をどのように観せ伝えるかに苦慮した末のヒントのようなもの。二つのレイヤーを錯綜させ、物語を敢えて曖昧にさせているように思えた。つまり登場する人物に担わせた役割ー個性の ぶつかり合い と 何をしているのかといった作業を見せている。その二つのレイヤーは、スクラップ&ビルドといったことを連想させる。
何より 戸惑うのが舞台美術。タイトルにあるファジーという浮遊感あるものだが、同時に<死>といった重みを感じる。劇団の特徴として、異なる視点を持つ人間同士の対立や堂々巡りのフラストレーションをうず高く積み上げることで、ストレスフルだが、ワンダフルな作品を生み出すとあるが…う~ん。
(上演時間1時間20分)

おかしな二人 女性版
劇団つばめ組
池袋シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2024/08/22 (木) ~ 2024/08/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
いやー、面白かった‼️
オリジナル観てないけど、見事な女性版リメイクでまるでこれが元みたいだった
キャスティングの妙で、お キャストそれぞれいい味を出していた
セットも良く作られていて、窓が効果的
段ボールが「散らかし」と「片付け」の象徴に使われているのもなるほどと思えた
特筆すべきはライティング
微妙な調光、時間の経過を表わす窓の光の色、ふたりの決別の際の赤と青のライティングは見事
その服の色の演出も効果的だった

雑種 小夜の月
あやめ十八番
座・高円寺1(東京都)
2024/08/10 (土) ~ 2024/08/18 (日)公演終了