最新の観てきた!クチコミ一覧

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この声

この声

オイスターズ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

爆笑しましたよ
面白い劇団や作品て、まだまだあるのだなぁ。出会えていないだけなのだなぁ。この出会いも大切にしたい。シアター風姿花伝での公演を見逃したことを、今更ながら後悔している。●RCサクセションの『ぼくの好きな先生』を思い出す。これはいったい罠なのか? 伝わらない思いと、言葉の一部分だけが捻じ曲げられ誇張されて伝わって行く恐怖。善意が悪意にすり替えられていく。痴漢冤罪に仕立てられる恐怖と同じなのだろうなぁ。今、男が社会の弱者だ。●三人の女子高生。こんな子いるよねぇと思わせるほどにキャラが立ち上がっている。アレを振り上げた姿も、小声の前傾姿勢も、服の前を隠す仕草も、可笑し可愛い。デタラメ歌のようなヘンテコな歌が何だか素敵。CDにしてくれたら買っちゃう。川上珠来さんの尖らせた口に釘付け●開演前諸注意の校内放送のセンスの良さ。これまでの諸注意の中でもかなりイイ。開場時から微かに聞こえている音が、なるほどと思わせる。シンプルなセットながら、細部まで練られた、面白い作品だった。

サヨナラ

サヨナラ

演劇研究会はちの巣座

シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)

2016/02/18 (木) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

7つのサヨナラ…、1~4回生さんの共演♪
開演前のラジオDJでのお出迎え、とっても良かったです!

序盤、役同士の繋がりが分からず、手探りの状態でしたが、中盤から終盤に向けて、7つのサヨナラのお話があぶり出され、結びつき、動きだし、楽しく拝見できました。

1~4回生さんが共演した大人数の舞台、4回生さんの卒業公演+引退した3回生さんも巻き込んだ総力戦のように見えました。
3,4回生さんの演技を久しぶりに拝見できて嬉しかったです♪

真夜中すべての白を

真夜中すべての白を

Micro To Macro

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2016/01/29 (金) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

拾い集める欠片は、記憶の欠片 人の優しさの欠片
拾い集める欠片は、記憶の欠片 人の優しさの欠片 集める事で取り戻す心 忘れない様に 繰り返さない様に。

思いっきり泣きました。家族物はやられますわ。 今の時代 ヨーロッパの今の難民と過去に重なる 今の世界 今の教育 今の人の心の居場所。 一番小さな社会の家族と係わる大きな社会を、個人の価値観と心の動き、生きる姿と、有るはず無いヒューマノイドの真っ直ぐな心とを、芝居に作り込む、個性的な登場人物と演技に演奏が加わる描き方が綺麗。舞台セットの弦の様に連なる歯車が壊れた人の心、真っ直ぐなヒューマノイドの心にも見えた。 真っ直ぐなヒューマノイドの心とひび割れた人の心が紙一重に感じた。 テロ 絆 ラジオ 記憶 助ける お前が選んだ道 最後のシーンで題名がよぎる。全体のバランスがとてもいい作品でした。

素晴らしいお芝居をありがとう御座いました。

ネタバレBOX

舞台セットが生きた機械に見えた 歯車が連なり植物の蔓に見える。 ギター 少年と少女 // いいですか 行きますよ ドンガシャーン 白衣の3人。// 争いは人の心のひび割れから 我々の仕事はこのバラバラな部品を繋げていく事なのかも。// 結婚式 人前式 神じゃない ヨルジロウとアサコの結婚式 誓いますか 誓います。学校のヒトウラ スベア これを 自伝 我論争 心からあなたを待っていたのですよ // フー フー 産まれた 僕らが産まれた時の事 双子 名前どうする ヨルとアサの間に真夜中に産まれた子 雪が降っている ユキ、ハク。// 1冊の本を投げた。ここ誰 おやおや。オープニング 曲 ダンス ヒトウラ スベヤが何かを撒く、倒れる人々 。// ラジオ DJアース ハク 始まっているよ。なんで 好き 根拠は。早く寝なさいガオー。DJ小噺 鳩が何かを落とした ふーん ウフフフ ・・・ お母さんとお兄ちゃんと聞いています、3人同じ誕生日 お父さんだけ違う 忘れていた ハッピバースディーを言って下さい。ハッピバースディ。// フウタは人工知能 計算 ユキは速い ハクは苦手 ヒューマノイドと人間の共存 ハクは白い子 病気。あの母親 ちょっと ポイって そろそろ動かないと。// ドボン フウタが 水に落ちる フウタを助ける 離して 人間に危害を掛けてはいけない、感謝する。ありがとう て言う。 創造者。アカツキだ 電源を落とします ヒューン 楽しい 悲しい 悔しい 感情を感じるフウタ ヒューマノイドが心を持った // 借りれる本が変わる 映画 音楽 なんで禁止。校長なぜ減らす。必要ないんだ。 違う。お前は頭を使いなさい バカなの ばかなの // DJアースさん 母さんに頑張れって。頑張れ。校長先生 放送時間短く曲もこれ 学校の事も言ってはだめ。誰が決めたの。決めて良いことに成った 皆さんの番号で何を買った 何を見た 趣味が分かる。ラジオがかからない。左脳だけのヒューマノイドは出来ないか それは人間じゃない。// 五感の中で繰り返す事が出来るのは音 // 歌が出来ました ラララに // あいつの弟は何故いなくなった 事故 // ヒトウラが教室に入る 私だけの挨拶 入るヒトウラ、 ハイルヒトウラバンザイ // 母とスタジオにいる 流して欲しい歌 曲。// 遊園地 ドン バリバリバリ ドン ドン ハクが。遊園地のテロ インフレ 学校教育 演説する校長 ラジオで流す。 ミッドナイトDJが終わる ヒトウラの演説 私に力を ハイルヒトラ ハイルヒトラ。光の速さより速く時間が動いていた 取り残された人がいた。// ハクをヒューマノイドに 今日からお前はハク // アサコが退院 ヨルジロウは何処へ行ったか 呼んだ 歌って // ハク 歩いて 戻って ギター 歌って ラーララ・・・ ハク 跳ぼ 高く 高く、 跳ぶ、そこがお前の高さいる場所 // アサコ:歌いたいな 歌う // テロ 僕のカメラを分析 テロに見せかけた 犠牲になったハク 誰かがフウタみたいな物を大量に。// 総統(ヒトウラ)がテロを 世界が憎かった // ヨルジロウさん ちょっと寄ってみた。ハクです スゲー カッチー うれしいDJアースや 462.6Khz新しい放送局を作ります。DJハクです ミッドナイトフライト2。ユキが聴く // ユキ進路。帰れ。8分 19秒前の光をあび大聖堂が綺麗 街も人も壊してはいけない // ヨルジロウなんで僕を作った 復習したい 真夜中を飛ぶ流れ星 あのメロディー メール DJハクさん こんばんわスノーの悩み 進路 校長の組織で働かないかって。スノーさん自分が何処に立っているか。// ピンポン ピンポン 全ての自由放送を禁止 // さあ 全世界に向けて エイってやるよ // リスナーから電話 もしもし いつものユキの子 今から私の歌に合わせて弾いてくれますか、ララー ラララ・・・ ギター この曲、これ知っている 今日この曲を流してもらえませんか、462.6Khz パレードの中、演奏します。争いは1人の心のひびから // ヨルジロウ 思い出した 母さんや メールはユキ ちょっとだけ僕を残して作っていたんやな。ちょっとだけな。フウタ今までハクを守ってくれていたんやろ ありがとう。僕は何のために作られたか分かった ユキを守る。それがお前の判断か、それしか思い付かへん 僕を作ってくれてありがとう ヒカリ綺麗だ、ハイタッチ。// 電波塔を残して電気を切る。自分の行きたい所へいく // ヒトラもう兵器は動かんぞ、大量の兵器の電源を切った。ハハハ ハハハ この建物をぶっ飛ばす。ユキ行きなさい。スミヤ君 何なのかな。 私は。 僕は又 世界を憎むの。 // 跳ぶ // 僕はいつもの 居たいを。// 拾い集める ユキ ヒカリ アカツキ ヨルジロウ 歌を曲を流す 真っ暗な中 462.6Khzだけ流れる 雪が降り積もる 欠片を拾う。

拾い集める欠片は、記憶の欠片 人の優しさの欠片 集める事で取り戻す心 忘れない様に 繰り返さない様に。

思いっきり泣きました。家族物はやられますわ。 今の時代 ヨーロッパの今の難民と過去に重なる 今の世界 今の教育 今の人の心の居場所。 一番小さな社会の家族と係わる大きな社会を、個人の価値観と心の動き、生きる姿と、有るはず無いヒューマノイドの真っ直ぐな心とを、芝居に作り込む、個性的な登場人物と演技に演奏が加わる描き方が綺麗。舞台セットの弦の様に連なる歯車が壊れた人の心、真っ直ぐなヒューマノイドの心にも見えた。 真っ直ぐなヒューマノイドの心とひび割れた人の心が紙一重に感じた。 テロ 絆 ラジオ 記憶 助ける お前が選んだ道 最後のシーンで題名がよぎる。全体のバランスがとてもいい作品でした。

素晴らしいお芝居をありがとう御座いました。
ルルドの森(平成28年版)

ルルドの森(平成28年版)

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

迷宮のその先に。
人間の冷ややかさと温かさをヒリヒリと感じる舞台でした。賞賛と共にアリかナシかの物議を醸すというのも納得の、戦慄さが流石。
宣伝コピーの
『あなたの目の前で、予測不能の恐怖がはじまる。』
というのが、ズバリその通りでした。
真相へ向けて、ゆっくりと、時に急激に、事態が展開していくので目が離せない。

良い意味で演劇的怪物しかいない作品。
バンタムの劇団員4人は勿論好きですが、客演で田中良子さんが出るというのが今回のとても大きい動機。シリアスなシーンで捲し立てたり、じんわり話したり、纏う空気を一瞬で切り替えるのが大好き。お姿も美しい。絡みの多い早田さんが羨ましい。
6C藤堂さんとさゆりんの組合せが絶妙。とある演出ギミックの所で、うひょー!となる。相当苦労したのではなかろうか…。昼公演はこの2人が前説登場でラッキー!
緒方さんのイライラ感の表現とか良かったなぁ。心の底からイライラしているとこと、ちょっと心配が根底にあるとこと。
ガラさんと上杉さん。お二人の滲み出る存在感が上質。ガラさんの、冷静に居ようとするのに隠せない熱さというか人情。上杉さんの、職業が染み付いた感。
奥田さん・清水さんの熱のない熱演(見た人には伝わると思うのだけど…)。若いのに良くできるなぁ、と感心するばかり。
教光さんは陰を持つ役だと本当にゾッとしてハッとする。人間らしい場面との温度差よ。シーツの場面の声、役者として幅の広さを感じます。
対を成す役だった西川さん。ゲキバカの方なのね。真実に一番近い存在となっていくのに、どこか飄々としている役が素敵。本について語る辺りも良かったな。
どうしてそんな役で早田さんが出てくるの!?と最初にシーンでは思ったけれど、話が展開すると、これは早田さんだわ。って納得。深い。背負ってるものがいろいろありすぎる。
同様に沖田さんもどうしてその役!?って思ったけど、一周回ってハマってた。出てきて一言二言でキャラが伝わるしね。
結束さんが、あまり見ないポジションだったので新鮮。バンタムの新入り、大変ですね。でも、愛されてますね。Tシャツのデザインも手がけたそうなので、ぜひ物販を見てくださいな。

バンタムさんは、舞台セットと照明と音響が素敵。透けて見える感じとか、無駄に凝ってる格子とか、好き。時制と場所が分かる明かり、世界に引き込む音楽。計算高い。

そして、制作さんがスマートにスムーズに仕事をしているのが良いです。その時に客が知りたいことを的確に発信してくれてる。

ネタバレ回避しながらだと書けることが限られるけれど #ルルドの森 はネタバレ無しで見て欲しい。そして2度見たくなればいい。そうやって伝染していけばいい。
終わった後に検討会をしたくなる感が、映画「ストロボライト」に近しいので、ストロボライターは来ないと損ですよ(笑)。

ネタバレBOX

最後の場面で、あまりもテンポよく真実が見えてくるので、初見の状態では、
え?
ええ!?
えーーー!!!
ってなって、頭の中が整理し切れなかったことも事実。
後から思い出して整理して、
ああ、うん。なるほど。
となった。

とは言え、あのテンポ感は失えないので、多少の取りこぼしを生じてもあの展開で正解なんだろうな。
何様の楽園【東京公演】

何様の楽園【東京公演】

冗談だからね。

RAFT(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度

演劇部
高校の演劇部らしさが存分でていていました。好きなの嫌いなの、付き合いたいの付き合いたくないの、そのものぞの感たんまいですね。
ライトがあたっていない時の仕草も面白かったです。

ネタバレBOX

おまけの内容にはどうしても賛成できません。
サヨナラ

サヨナラ

演劇研究会はちの巣座

シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)

2016/02/18 (木) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

観てきた。
開演15分前に到着。劇場は寒かったけれどブランケットやカイロが用意されていて、そういう気配りが嬉しかった。
申し訳ないけれど前半は眠かった。暗転が多くてやばかった。
博士&ロボが出てきた辺りから面白くなってきた。
おばあさん役の女優さん、先輩に告白したい女優さんもお気に入り。
宇宙に行ってる役者さんも好きだなあ。
上手い役者さんが出てくると雰囲気が変わる。
引っ張られて他の役者さんの演技も変わる。
そういう瞬間が好き。

Dance Gathering Performance vol.6

Dance Gathering Performance vol.6

La Danse Compagnie Kaleidoscope

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1751(16-041)
17:00の回(晴)。

16:15受付、16:30開場、16:59ブザー、前説(アナウンス)、17:05開演~17:50、休憩、18:03~18:35終演

「A Day Moments」「fiesta」「カント オスティナート」「それは、ここから始まる」「hymn」。

「The World of Kaleidoscope 2015(2月)」も観ていて3公演目。

振付、それをこなす身体、照明と音楽が濃厚に絡まり、高い天井、広い舞台に隙はありません。スピード、衣装、スモーク、ソロと群舞、高い緊張感と躍動感。力強く、美しく、これがダンス。

血の婚礼

血の婚礼

SPAC県民劇団「劇団壊れていくこの世界で」

舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」(静岡県)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

面白かったー
当日制作しつつ観劇をしてました!
血の婚礼という作品を観るのは2回目で、でも演出が違うことによって作品がこんなにもかえあるのかーというのに驚きました。
映像を使ったり、仮面で古代の演劇みたいな感じだったり、作品の内容は少し難しかったがすごく面白い作品でした!

覚醒時呼吸症候群

覚醒時呼吸症候群

明治大学演劇研究部

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

だいぶ失敗でした。
お金のかかったであろう舞台装置がなにも役立っていなかった。

脚本はマスターベーションにもならない
ただの吐瀉物。
演劇は自分の感情を吐き出すものではあるけれど
まとめてからにしてほしい。それに怒鳴り声は聞きたくない。

コントがやりたいならお笑いをやったほうがいい。
話を終わらせるために急に演劇っぽいどこかで見たような
長い台詞をいれたり、J-POPのようなセリフをいれたり。

若いし、学生だし、これからなんとかがんばってください。

マカロンちゃんの憂鬱 〜Forever Friends ときに男は背中で物語を語らねばならないのだ!バレンタイン大作戦!!の巻〜

マカロンちゃんの憂鬱 〜Forever Friends ときに男は背中で物語を語らねばならないのだ!バレンタイン大作戦!!の巻〜

楽劇座

THEATER Rrose Sélavy (東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/24 (水)公演終了

満足度★★★★★

感動〜〜〜!!!
今回もいつもの変てこな小ネタがいっぱい入ってる愉快な話だったのに、なんか途中から泣けてきました。今までのマカロンちゃんシリーズへの思いがいっぱい溢れ出てくる感じというか。今日は本当に大盛況で会場もいつも以上に熱気に満ちていましたね!チョコく〜ん!!がんばれ〜!!前にいた子供達がチョコ王子からお菓子もらっててすっごく羨ましかった!もう興奮してて整理できないけど、本当にマカロンフェスティバルでは毎月楽しませて頂きました!!!あーマカロスしそう…。・゜・(ノД`)・゜・。

Stay of Execution

Stay of Execution

メガバックスコレクション

錦糸町SIM STUDIO 4F C-studio(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

脚本の面白さは変わらず。

いつもの力強い脚本力は相かわらずでした。
さすがの力量。

ですが、若干メンバー交代があったせいか
失ったモノへのノスタルジー。
失われる時へのノスタルジー。
が強く語られていた。

脚本家の年齢と照らし合わせてしまったのか
感傷的に見える部分が多かったように思える。
この半年で失ったモノが大きかったのだろうと推測される内容でした。

ネタバレBOX

年齢的には同意できるところが多かったが
若い人にはちょっと説教臭くみえるかもしれない。
ミセスフィクションズのまんがまつり

ミセスフィクションズのまんがまつり

Mrs.fictions

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/22 (月)公演終了

満足度★★★★

こんな公演も、ホッと出来ていい...
漫画原作ってことで、わかりやすい感じ。直感的につかめる。思ったとおりというか、漫画を台本にしても稽古できる感じだったようです。女王様が、本格的で怖かった。amazonで原作を、タイトルだけで探そうとしたら、かなり大変でした。Yahoo!とかで探すと、fictions のサイトが出てきたりして。パンフレットを参考にようよう5作品探し当てました。これから、楽しめるのが嬉しい。

ルルドの森(平成28年版)

ルルドの森(平成28年版)

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

つながり、癒やし、こころを求めて
いつものバンタム公演にある「画の美しさ」はそのままに
連続殺人事件を追う刑事たちに軸を置いた実にエンタメ要素の多い作品である。
エンタメではあるが舞台には緊張と美が必ず在り眼前に並べられた道具たちが背筋に冷たいものを這わせる。

バンタム公演にしては小道具が多い印象。
バンタムといえば、な椅子も多用されており、今回も場転を見せるスタイルながら完全な暗転もある。
場転が多いのも初期作品の特徴か。(場転の多さ・場面の多さがより映像的な印象を見る者に与える)

演劇である以上演劇の要素は当然多いのだが、
起こったことをわりと時系列でそのまま見せてくれるので
連続ドラマを見ているような気分にもなる(よくこの作品は「映画のよう」と評されるが、個人的にサスペンスといえばテレビドラマな印象)。

刑事たちの立ち位置、性格などとてもわかりやすくえがかれているし話の筋もわかりやすい。
二転三転する「追う相手」が観客にわかるように作られていて観客が「こうなるだろう」と予想する方向へ話が進む快感もある。
それでいてラストがああなのだ。面白い。とても面白い。
裏切られたようなラスト、でありながら、実は観客を裏切っていると言い切れるわけでもない。うまいラストだ。

本作品は五度目の上演で、実に丁寧に練られた感がある。
確かなキャスト陣で贅沢に作られた作品だった。

パンフレットも見事。
役柄をよく表現した見事な写真たちでした。
対談が非常に興味深かったです。
以下、ネタバレ欄にとりとめなく雑記。(今後の再演に備え、決定的なネタバレ部分は削除しました。)

ネタバレBOX

特筆すべきはあらすじにある通り扱われている事件が猟奇殺人事件ということだが「物」はあまり見せず、「言葉」で観客に想像させる表現。
これが後半になると逆に「言葉」ではなく「物」を持ってくる。

細川作品はある種「家族」が軸である。
今回も父性と母性は大いに作中にあらわれる。

三島と香乃子、マコトとメイ、あるいは黒船と菱見玲子もか、惹かれ合う描写を削ぎ落とした物語になっていることで、観客は納得できず状況を冷静に眺めてしまう状況になる気がする。
作品に観客が入り込みすぎないようにしているようであり、ある種だましうちを仕掛けているのでもあり。なんにせよ、感情描写を抑えている部分がこの「ルルドの森」の気持ち悪さの一端であろう。

終盤に行くにつれ、物語から「救済」「癒やし」を感じるようになる。
「連れて行って」という台詞にある切なさがたまらない。
最後の台詞も救済なのだろうと思うとわたしにはハッピーエンドに思えた。が、そこからの「彼女」の表情である。
次の目的を得たという意志、のようにも、自分がとらわれているものからの解放は果たされなかったという怒り、のようにも取れる… きっとほかにも推論は出てくるだろう。
こうやって見終わったあとにいろいろ想像がかきたてられる作品は良い作品だと思う。

舞台装置。
まさかあそこが動くとは。
昭和レトロ感のある床に、くすんだ色の薔薇柄レース。良い。
ただし見にくさが難点。「見せない演出」に細川さんのSさを感じた。笑
もどかしい。

音楽。
いつもながら美しい。

銃器、あれがないと始まらない!
調子が悪いときがあったのか、ときどき光らないことがあったのが本当に残念。
オーファンズ

オーファンズ

ワタナベエンターテインメント

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★

疑似家族に赤い靴
孤児の兄弟と中年男。共同生活が始まってから変化する関係。
外の世界に興味はあるが病弱のため憧れだけで暮らす仔犬のような弟の行動と純粋さ、その弟に時には暴力的な愛情しか出来なかった兄の粗野で抑圧されたような日々、彼ら2人の場面では見ているうちに次第に心が傷む。
孤独の穴を埋めるように接し、孤児としての経験者として語る中年オヤジのハロルドが案外慈悲深い。
「父性」という資質を持った話と感じたが、以前だったらなかなか素直に行動には出来そうにないことも、今のイクメンと呼ばれる人たちなら抵抗なくやってのけそうで、その辺も日本人の意識が変わっているんだろうな、と話とは関係なく思ったりして。
谷さんの翻訳セリフも馴染みやすかった。

2時間ちょいの舞台なのに休憩が入るのは海外戯曲のお約束なのかな。

ネタバレBOX

気がつけば高橋和也さんが良い塩梅のシブ中年になっていた。
劇中「息子」と発言していたが、彼らの年齢はいくつぐらいだったんだろう。兄20代前半、弟10代後半くらいだったのかな。

都会の廃屋で暮す2人兄弟。兄は窃盗などで生活費を稼ぎ、何もできない弟は一日中部屋の中でテレビが友達。弟が隠れて勉強をしているのがわかると、怒り暴れ、母親の形見の靴を外に投げ捨てたり。何もそこまでせんでも。
ある日、兄トリートがてっきりお金持ちと思い誘拐してきたハロルド。一匹狼のヤクザであるハロルドは、兄弟の部屋を自分の隠れ家とし、彼らを支配下に置いて住み着いてしまう。

疑似家族のような関係になり、ここでの父=ハロルドが、靴の紐が結べない病弱の弟にデッキシューズの存在を教え買い与えたり、ツナ+マヨパンがご馳走と思い込んでいる彼にいろんなご馳走や新品の洋服を与える。地図を見て外の世界に憧れを持たせるなど、ハロルドから知恵と教養、嗜好、肉親以外の愛情を学び、生きる楽しさを覚える弟フィリップ。
裏稼業ではあるが手伝うことにより、お金も順調に稼げるようになり、機嫌は上々。が、同じようにスキンシップを欲しながら、すべてを晒すほどハロルドには近寄りがたく心のどこかで拒絶する兄トリート。
ある日、地図を手に一人で散歩に出かけた弟。弟が留守とは知らず、日が暮れて帰宅した兄。弟が不在とわかると家中探すが見つからず、とてつもない孤独感に襲われ部屋中荒らしまくり、母親のコートを抱きしめながらいつの間にか眠ってしまい、そこへ帰宅した弟の手にしていた地図を引き裂いてしまう。ハロルドに教えられているうちに一人で出来るようになりつつある弟に、兄は自分が必要とされていないと自覚させられた間でもあり。
兄弟が言い争う中、ハロルドが帰ってくるが、ジャケットの中は鮮血で覆われ、瀕死の状態で倒れこむ。2人の間で息絶えるハロルド。苦痛、激痛、衝動、トリートの弾けた絶叫で終演。
かつて孤児だった男たちは母の愛に飢えたまま成長してしまったが、ハロルドの死は兄弟の将来も暗示しているとも思った。
ブイヤベースの話を聞いた時の弟の「僕はもういらない、食べない、僕は戦わない」と言うセリフが、争うことしか知らない兄と対照的で印象深く、「怒りがこみあげたら10秒数えて冷静になれ」と言うセリフは実生活でもそのような事態になったら実践したいと思う。


センチメンタル・アマレット・ポジティブ

センチメンタル・アマレット・ポジティブ

演劇集団Q

同志社大学新町別館小ホール(京都府)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

センチメンタル・アマレット・ポジティブ
桃組とピンク組の2パターン。単なるダブルキャストとかそういうものではなく、それぞれの役者の特性から組み上がった別のもの。手抜きがないどころか、それぞれが素晴らしい。学生劇団の卒業公演ということで、もう芝居をすることがないかもしれないみなさんですが、出し切って終わるのも良いと思います。私はこの作品を観たことを自慢します。素晴らしかったです。

この声

この声

オイスターズ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/23 (火)公演終了

満足度★★★

全く売れてないトート
面白い。75分。

ネタバレBOX

奥さん、息子と別居している美術教師(田内康介)が独り絵を描いているとこへ、とある女子高生がやってきて友達がゾンビになりそうなのでどーしたらいいですかと質問してくる。適当に返答してかえすと、今度が別な女子高生がやってきて、聞いてたら変な話の伝わり方してて、絵は描けないしでイライラしてきて…。

3人は知り合いと思ってたけど、全然知り合いでなかったと。で、鎖でぐるぐる巻きにさて。照明も消され独り暗がりの教師の耳に、不穏な物音が聞こえてくるというオチ。
構成は面白い。異様な会話の空気とか、徐々に変化をつけてくれると良かったかな。ラストシーンはとても好きだけど。
この声

この声

オイスターズ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/23 (火)公演終了

満足度★★★★

覇気のない人だから
仕方ないのですが

ネタバレBOX

妻子に逃げられ生きているか死んでいるか分からない覇気のない美術教師が、女子高生たちにゾンビの話題でからかわれる不条理劇。

エネルギーの有無で生死を判断しましょう。そもそも、ゾンビという理屈に合わないものを使っての不条理劇は如何なものかと思います。理屈に合ったものを使って不条理な世界を描いてこそ不条理劇のような気がします。

伝言ゲームで真意が食い違っていくように感じられたところで、それぞれの女子高生がクラスメートでもなんでもなかったというのがミソだったのかもしれませんが、そこのところはあまり面白くはありませんでした。それでも、全体として不条理劇らしく楽しめました。
ミラクル祭'16

ミラクル祭'16

新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

Bチーム
短編をそれぞれのチームで2つにして公演、
そのうちのBチームを観劇。
2編の1つ「R」、よくわからないまま始まり、いろいろと頭の中で整理させられる、考えさせられる、何とも面白い作りに。
夕日の生まれた日。あるいは無かったのか?ある、ない、ある、ないあるない・・・と、頭に残る台詞多数で後に惹きました(^ω^;)笑

引退屋リリー

引退屋リリー

RUP

紀伊國屋ホール(東京都)

2016/02/18 (木) ~ 2016/03/07 (月)公演終了

満足度★★★★

ネタばれ
ネタばれ

ネタバレBOX

つかこうへいの未完の戯曲【引退屋リリー】を観劇。

今作は世間で言われていたあの幻の美空ひばりの物語だ。

犬島で父を殺したと疑われたリリーは、二階堂刑事に捕まる。
犬島に渡った者は決して生きて帰って来れない?という噂のある恐ろしい島である。
だが、何故リリーだけが帰ってこれたのか?
刑事の疑問と共に、そのリリーの美貌と犬島の謎を下に、映画を撮ろうと画策する落ちぶれた映画監督の村川。
そして刑事がリリーの過去を探るうちに、彼女は美空ひばりとマッカーサー元帥の落し後だという事が判明する。
そしてマッカーサーが日本を離れる際に放った
「I shall return.」と謎の暗号。
その意味を紐解いていくうちに、とんでもない秘密が露わにされていくのである.....。

今作はつかこうへいがリリー役をオディ―ションしたのだが、演じられる女優が居ない為に中止になった公演だ。
本来の戯曲はもう少し美空ひばりが全面に出ていたらしい?と噂があるのだが、その辺りは分からずじまいで、残された資料を下に改定をしているようだ。
今作もつかこうへいらしい二重構造で話は進んでいく。
二階堂刑事が事件の解決とリリーの過去を探っていく謎解きと、それを同時進行で映画化していく村川監督。
その二つの話が同時に進んでいくに、戦後の日本と被爆国としての日本について問題定義をしていくのである。
あまりにも荒唐無稽すぎる話も、物語の面白さと展開のスピード、そして連射攻撃の俳優の台詞に圧倒されまくりである。
つかこうへいの弟子がやっていようが、やはり面白さとそれに込められる重いメッセージは余韻を引くのである。
今作は決してつかこうへいには及ばないかもしれないが、これほどまでの二重構造の構成で、メッセージ性の強い面白い物語を書けるのは今や野田秀樹ぐらいしかいないのでは?と思えてしまう。役者に物足りなさを感じるのは致し方ないが、馬場徹、山崎銀之丞、吉田智則のお陰で、つかこうへいらしは保たれていたようだ。

お勧めである。
カゲキ・浅草カルメン

カゲキ・浅草カルメン

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

華やかでかっこいい!
2日めを観ました。初日よりさらによかったです。
丸山さん的場さん渡辺さんの三人の掛け合いが楽しくてカッコいい!
ゆうき梨菜さんの小気味のいいカルメンも目がはなせません。女性陣の衣装も素敵だし、登場するすべての演者から元気をもらえる。いつも思うのですが、ドガドガは女性にも、もっと観てもらいたいです。

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