そう遠くない
非・売れ線系ビーナス
ぽんプラザホール(福岡県)
2016/02/19 (金) ~ 2016/02/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
空想でよかった。
空想の、福岡市南区。
方言も、言葉も、耳馴染みのものばかりなのに、異世界でファンシーで、絶妙なパラレルワールドでした。
『ない』ものが、ある。『ある』ものが、ない。
細部にまでこだわった客席も、舞台も、すべてがひとつの作品。
WS回を見学しましたが、皆様とても生き生きしておられてすてきでした!参加すればよかった!
ネタバレBOX
いつもは舞台裏に繋がる通路を客入りとして利用していたり、その入り口に、ひっそりと今回の舞台に登場する『基地』のポスターが貼ってあったり。このポスター、開場時にはもぎりのひとで見えたり、みえなかったりするし、本物と見間違うくらいのクオリティーなので…自然過ぎて見逃してしまいそうでした。
入口からもう、舞台は始まってるんですね。
観ているときは、楽しくて、突然のミュージカルに圧倒され、ラストにはうるっときましたが、観劇後、考えれば考えるほど、少しこわくて、不気味に感じました。
なにかひとつ、歯車が違っていたら、もしかしたら今、こういう南区だったかもしれない。基地しかない南区、基地を許せないひとがいて、基地と住民が対立している。『戦争』。改めて、恐ろしい言葉だと感じました。
『見えないものをみようとする力』
これは、忘れずにいたいです。
本当に、素敵な公演でした。ありがとうございました!
百器繚乱、スマホゲーになったらいいのに!
カンタレラ2016~愛と裏切りの毒薬~
OSK日本歌劇団
博品館劇場(東京都)
2016/02/18 (木) ~ 2016/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
上質の歴史ファンタジー作を博品館で観られるとは!
12時の回を観てきました。
「ボカロ3曲の世界観を融合させた作品って、どんな感じなの?」
と言う感じだったんですが、普通の中世ヨーロッパ風の歴史ファンタジー作品として観る事が出来たので、
「脚本家の先生凄い!!」
って思いました。
ただ、余りにストーリーが整理されていて、もう一波乱ふた波乱位あっても良かったなと個人的には思いました。
ネタバレBOX
元がボカロの曲なので振付けが行われる事など事前には予想していないで作曲されているのに、ラストでの「パラジクロロベンゼン」での登場人物一同での難しい振付けでの踊りが観られるとは!
やはり
「踊りのOSK」
関東では余りOSKの作品は上演されないので、桐生さんの演技をじっくりと拝見させて頂くのは今回が初めてだったんですが、作品の世界観を表現する為には桐生さんでなければだめだったでしょうね。
の名は伊達じゃなかったという感じでした。
関東のOSKファンとしては、
「桜咲く国」
での傘回しはどうしても観たい演出の一つなんですが、たまに傘回しが無い作品があるのでガックリ来たりします。
しかし、今回の作品では傘回しがあって良かったです。
(本編内の衣装のままで傘回し)
女子校育ちに言ってやりたい10のこと
芝居の我楽多
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2016/02/20 (土) ~ 2016/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1752(16-042)
13:00の回(晴)
「上行って右(2013/4@APOC)」を観ていて2作品目です。この時間しか空いてなかったのですが、他の公演とどちらにしようか迷っていたら売止めになってしまいました。そうなるとますます観たくなるもの...というわけではありませんが、当日券があるということでしたので観にきました。
受付時に当日券整理番号券を受取り、場合によっては立ち見とのこと、開演5分前集合、12:28中へ。なんとか座れましたが、当日券のお客さんはとても多く、席を追加、さらに追加で13:10前説、開演~14:59終演。
上手にスクリーンがあり「女子校育ち」の方へのメッセージ、これが芝居の内容とピッタリで思わず笑ってしまう。また、意表をついた「Live(!!)」映像、短いエピソードが実にテンポよく編みこまれ、「演劇」をする想いも意外な展開を持ってくることによって十分伝わってくるのでした。ほとんど素の舞台でしたが、演技+衣装お芝居の品のよさが楽しさを創り上げていたようです。
百鬼繚乱~翠帳禁開~
演劇集団Rock×Lock
笹塚ファクトリー(東京都)
2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
進化した第2弾!
旗揚げ時のシリーズ第1作目から観てます。
ずっと楽しみにしていました。
都合で1回しか観られなかったのですが、もっと観ていたかった作品でした。
ネタバレBOX
第1作目の、アドリブも許されないシリアスな作風とは異なり、アドリブも入るようになったのは、出演者が多くなったのと前作を観ていない方への配慮かな?とか思ったりしています。
(第1作の後に、中野あくとれさんで上演された外伝をご覧になっているかたなら、自然な流れでご覧になれたかも。)
前作にも登場した一部のキャラが配役変更になっているので、そのギヤップを埋めるのに少々時間はかかりましたが、慣れてしまえば大丈夫でした。
前作以上に殺陣が凄くなっており、その回数も増えていたのは驚きでした。
やはり、劇場が大きくなってくれたのも大きいですね。
第1作目のラストでほんのワンシーン・数分だけ登場した酒呑童子役の伊藤翼さんの演技がたっぷりと観られたのが、個人的には嬉しかったです。
吉良(きら)役のシトミ祐太朗さんと、鋼蕓(こうううん)役のKonatAさんは、将来性の高さを感じさせる演技を感じられました。
しかし、何と言っても玉藻御前(たまもごぜん)役の春原優子さんが物凄く良かったです。
鬼気迫る演技は、観る者すべてに驚きと感動を与えたのは間違いありません。
DVDが後刻発売される予定なので、それをご覧になれば皆さんもお分かりになるでしょう。
個人的に、春原さんのお芝居はこれからも観てゆければと思いました。
DVD化もされていない幻の第1作から時間が経ってしまっているので、忘れてしまっている部分も有るのですが、前作を観た人間からすると、
「何であのキャラが、こんな感じになっているの?」
と言う部分が有るので、その部分をどう整合させるのか?
物凄く気になる所です。
(その某キャラの俳優さんが、今回別のキャラに配役となっているので。)
君のそばにいたいのに
劇団プレステージ
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2016/02/12 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★
新しい面を見れた気がした
劇プレの番外公演
いつもの主役級のメンバーが他の公演に出払っていたので
いったいどんな感じになるのかな?
って思ったけど、なるようになってたしとても面白かったです。
沢山笑って、沢山泣いた。
そんな舞台でした。
誰が何役で出るとか全然知らなかったから
え!この人が?この役?!え!この人ここに使う?!
みたいな新鮮な驚きの連続で楽しかったです。
と、いうことで以下ネタバレ含むので伏せます。
ネタバレBOX
最初の始まりと、中盤の中弛みというか、
なんかちょっとモヤモヤしたものを感じたりはしたけど
途中ばらまいたエピソードをすっかり全部回収し
最後ほんと号泣に号泣だったので、行って良かった!観てよかった!!
って作品でした。
ノンスタの石田さん作、今井さん演出だからこその仕上がりなんだろうなぁって。
ほさかさんの作品イメージが強いから、また違った劇プレの一面を観れた
って感じでしょうか。
貧乏神の家系に生まれた神様見習いのうんぬんくんが
神様になるために人間界に降り『家族を幸せにする』という進級試験試験を受け
出会った家族と自分の成長ストーリー的な、そんな話(雑)
お金持ってても幸せとはかぎらない、家族の温もりを感じることが幸せなことなんだ
っていう訴えだったのかな、って思いながら見てたけど
そんな受け取り方でよかったのかな?
まぁ、お金持って損はないけど、
見失ってはいけないものってあるよね、とは思いました。
長尾さん演じるうんぬんくんがとてもよかったです。
彼が主役ということでよかったんですよね?
見た目的にも家族の感じ的にも絶対貧乏神なのに
自分は絶対違うって信じて疑わないところとか
ほんとに全力で家族を幸せにしようと頑張る姿とか
自分がなんの神様なのか知って苦悩するところとか
全てに於いてとてもよかった。
家族はあなたのお陰で幸せになったよ!ありがとう!と思った。
そして、春日さん!彼も主役的な扱いですよね?
いゃぁ、前回あんな可愛い熱心なファンやってたのにさ、
今回高校生ってね!すごいね!かっこよかったね!!!
とてもとてもいい役で、ちゃんと演じられててとてもよかった。
ナイス!ナイスでした!!
思春期の高校生の成長がね、もうほんと手に取るようにわかるっていうかね。
うん。春日さんとてもよかったんだ。
反発してたのに、だんだんうんぬんに心許して仲良くなって、
そしてラストのあの言葉。
とても泣いたよ、とても良かったよ。すごく、良かった。
うんぬんとテルキ(だっけ?)の成長物語って感じでとても胸打たれめっっっちゃ泣いた。
泣きすぎて頭いたいもんね。家族の話とか弱いんだよ。
うん。でも押し付けがましい感じはなくて、そこがとてもよかったかな。
押し付けられるとちょっと逃げたくなってしまうから。
しょーたろさんが変わらぬクオリティーだったのがなんかほんと安心したww
キリンのきりこに話しかけるとこが好きだった。
いやぁ、いいよ、ほんといい。
しょーたろさんはいつまでも変わらないでいて欲しい。
高頭さんの同級生役がね
ちょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ嫌な奴だったの!
嫌なやつ過ぎて嫌いになったけど、高頭さんは大好き。
うん。めっっっちゃ嫌なやつでちょーーーよかった!!!
いるよね、あーゆーやつ。って感じの。
お金で友情を買う、まではいかないけど
子供の世界もシビアだよなぁって思った。
高橋さんのお兄ちゃんが最高でね。
バカで頼りないんだけど、弟が心配で、弟の声が聞こえる!!
って言って困ってる弟のところに駆けつける兄がとてもかっこよかったです。
お姉ちゃん(かぶちゃん)に惚れちゃうとこもよかったわ。
でもおねーちゃんは渡さない!かぶちゃんは渡さないわ!!
原田さんのかあちゃんがこれまたとてもよかったの。
かぁちゃんがいたからうんぬんのおうちはとても幸せに包まれた家庭だったんだろうなぁ感がね!
自分が何神か悟ってしまって後悔するうんぬんに語りかけるところが最高によかった。
泣いた。良かった。
れおなさんが、とうちゃんだったよね? (え、ちがったらごめんなさい)
なんとなくたよりなさそうな父ちゃんだったけど、
でも悩む息子に手を差しのべる姿がとても大きくみえて、ぐっときた。
それ以外はほんと、ねww
するってーとカラスが岩田さんだったのかな?(違ったらごめんなさい)
カラス出てくる意味がよくわかんないけど、
なんか面白かったし、場転したのがわかりやすくてよかった、かな。
あ、パン!!は面白かった。
小池くんのスネ夫感が結構好きだったよ、私。
高頭さんにくっつく金魚のふん的な。
あたまの長めの神様候補もなんかよかったけど、同級生のスネ夫のが私は好き、かな。
城築さんが、えーー!その役なのwwって感じで笑った。
まぁ、ぽいっちゃーぽいんだけども。
まぁあの見た目であーゆー役をやると笑いがとれるもんね、とは思いつつ、
犬がすごくよかったからまたそーゆー役を観たいです!
かぶちゃんかわいかった!かぶちゃん!!
テルキのお姉ちゃん役のかぶちゃん。
前回観た弟かぶちゃんかっこよくてとてもよかったけど、
お姉ちゃんのかぶちゃんは可愛くてこちらもとても良かった。
好き。
でももうちょっと体の作りが女の子っぽくしてくれた方が好みかな、と。
そう考えるとけんたくんの女の子はとても女の子なんだよね。すごいよね。
学さんの適当お父さんっぷりもよかった。
ちょー適当だったねww
でも時おりみせる真面目な姿にきゅんとしたりしてね。
回想シーンが好きだった。あのスベり芸が良かったww
個人的には、学さんにはもっと闇を抱えた役をやって欲しいです!!
ママさん坂田さんもよかったんだよ。
体裁を取り繕いたいその気持ち、わかるわかる!!って感じだった。
何でこの人ママさんにしたのかな?
って最初思ったけど、坂田さんがママさんでよかった。
なんかほっこりしたよ。
大好きな今井さんの出番がちょっとだけだったのが残念でした。
でも素敵な村長さんでした。
おじいさんを地でいけるってすげぇわ!って思いました。
あとチラシの束に何これ?!ってのがあったんだけど、謎がとけた瞬間めっちゃ笑った。
感想でもネタバレ出ないような文章になっちゃったいましたけど。
まぁ、そんな感じです。
マカロンちゃんの憂鬱 〜Forever Friends ときに男は背中で物語を語らねばならないのだ!バレンタイン大作戦!!の巻〜
楽劇座
THEATER Rrose Sélavy (東京都)
2016/02/19 (金) ~ 2016/02/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
私の中では最高の2.5次元メルヘン作品!
『マカロンちゃんの憂鬱』シーズン2の最終章という事で、とても楽しみにしていました。もちろん寂しくもあるのですが(/ _ ; )
歌に踊りに、もちろん芝居に皮肉に!!本当に盛りだくさんの公演でした。チョコ王子の急展開&新曲では、マカロンちゃんと一緒にちょっと涙してしまったり…。
マカロンちゃんシリーズ初観劇の友人も連れて行ったのですが、一緒に楽しんでくれたようで、終演後に色々と感想を盛り上がって話しました。
どなたかが書いていらっしゃいましたが、来月からマカロンちゃん達に会えないなんて、マカロスに陥ってしまいそう(;_;)
次回作も楽しみにしています!!!
おばこ
三越劇場
三越劇場(東京都)
2016/02/04 (木) ~ 2016/02/22 (月)公演終了
満足度★★★★
今も受け継いでほしい
小劇場系ではどうしても新作になってしまうし、それを観客が待っている。でもこうして約20年振りに上演となったこの作品をあの歴史的建造物でもある三越劇場で観ると楽しい。へぇ~という思いで観ることもできる。涙も出る。他にもそういう作品はたくさんあるんだろうなぁ。二部構成になっていてさらに楽しめました。
同じ夢
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2016/02/05 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
赤堀さんと家電
赤堀さんの作品はなんか人間臭い。そしてそれが好き。昭和歌謡やポップスも良く似合う。演劇の中に何か答が見出せるわけではなく、でも問題は提議されていてそこが心底心を揺さぶられる。好きだなぁ。
青春の門〜放浪篇〜
虚構の劇団
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2016/02/03 (水) ~ 2016/02/17 (水)公演終了
満足度★★★★★
やられた
この映画は大っ嫌いだった!なのにこの舞台には引きこまれた!登場人物みんな好きにはなれない。なのに彼らの作り出す熱気やパワーに魅せられた。暫くぶりにどぉーーんとぶち当たったという感じの舞台。その青臭さ・頭でっかちな価値観、観ていて胸糞悪いが、そこから溢れてくるものに完全に飲まれた。“やられた感”たっぷりの舞台でした。
引退屋リリー
RUP
紀伊國屋ホール(東京都)
2016/02/18 (木) ~ 2016/03/07 (月)公演終了
満足度★★★★
難しかった。。。
初めてのつか作品でした。
いやはや。
初日の行った方のツイートをチラチラ見てうっすら予感はしていたのですが。
難しかったーーーーーー!
いやぁ退屈とかそーゆーのはなかったんだけど
『気を抜くと置いてかれるよ!』
ってみなさんがおっしゃってた意味がわかりました。
ほんと、置いてかれる。ついていくのに必死でした。
立ち止まったやつはそこで切り捨てられる舞台、それが引退屋リリー
以下はネタバレになることも含まるので伏せます。
ネタバレBOX
馬場くんがしゃべるしゃべる。
喋り倒すので、それを追いかけるのがほんと大変だった。
いやしかし、彼はよくあんなにすらすらと大量の台詞が言えますよね!
と感動しました。すげー、すげーよばーちょん!
ばーちょん大体がタキシードでスラッとすっきりしててかっこよかった。
前に何で観たんだっけ?って考えたんだけど、
前はあれだわ、太一くんのにせ皿屋敷だったかな?
あれは考えなくていい舞台だから楽な気持ちでみれたよ。
そうだ、あれも岡村さんの演出でしたね、そういえば。
馬場くんの抑揚のつけかたがすごくよくてね。
あと緩急の付け方も良くてね。
すごいいい役者さんだなぁって思いました。
彼まだ若いんでしょ?
これからもガンガンいろんな舞台を盛り上げてって欲しいな、と思いました。
山崎さんがいい役だったわぁ。
場がふざけるし、しまるよね、と思いました。
吉田さんもそうだけど、ぐっ!としまる感じがすごくいいな、と思いました。
ずっきー鈴木くんは今回初めて観たんだけど、
もう目をひんむいてる姿が忘れられません!!
怖おもしろかったww
あと、彼はずっと綺麗だったイメージ(あせ涙鼻水的な意味で)
話が唐突でね。なんか、え?ん?えっと??
って2時間過ごした、って感じかしら。
や、とっちらかったあれやこれやは
最終的にはざっくり回収されてた感じは受けたんだけど、
何をどう回収してってるのかを考えてる間にガンガン進むから!
えっと、えっと!えっとぉ!!
ってなってるうちに終わったんだ。
ドキュメンタリーの映画を撮るが物語の主軸なの、かな?
そこにマッカーサーとか島のあれこれとかいろいろ絡んでくるから、
今観ているこれは現実なのか、映画なのか、境目がわかんなくて、
映画だと思ってたら現実っぽかったり、現実と思ってたら映画だったりして。
嘘とほんとが入り交じってるから、
それをどうやって自分で噛み砕いていくかがこの演目を楽しむ鍵なのかな、
とか思ったです。はい。
なかなかに私には難しかったのですが、
まだ観るのでもちっとストーリーへの理解度を高めたいな、って思いました。
以下推しについて。
まーちんの演じた慎之介って人がいまいちちょっとわからなくて。
や、まーちん的にはしっかり役作りしてるはずだから、
私が慎之介の演じ分けにちょっとついていけなかっただけなんだけどさ。
役に感情移入出来なかったから、あれよあれよという間に終わった感じなんだよね。
でもね。町田くんね。
もうね、ちょー素敵でしたよ!!!
素敵が過ぎる!!
だいすきだぁぁーーーーー!ってなりました。
観る度に好きを更新させてくれる町田くんにはほんと感謝なのです!
大好きです!幸せです!
岡村さんが踊る!って言ってたからドキドキしながら観てたら
マジめっちゃ踊っててぎゃひっ!ってなりまして。
いやはや。やはり踊る町田くんはとても素敵です。
演じる町田くんも大好きだけど、踊る町田くんがとてもとても好き!!! です。
最初緩やかなダンスだったので、踊るっていってもこんなもんなのかな?
と思ってたら中盤と後半のダンスがマジやべぇ!!ってなりました。
4人で揃いのダンスもかっこよかったし、
ソロダンスもめっちゃよかった!
あんなに激く動くなんてね!きゃーーーー!!!
ソロダンスは、客席にごろんっ!て降りてきて
ごろごろってセンター最前前で踊ってからの再びステージで、
まーちんが踊ってる間にも話はガンガン進んでいくんだけど。
踊る町田くんの素敵さにもう釘付けでした。
やばいわ、あれはやばい。
でもね。私が一番グッときたのは、エンディングのみんなでダンスしたやつね。
そこそこ緩めの躍りではあったんどけども。
タキシードで踊ってるんだよ!
まさかまたタキシード着て踊るまーちん観れると思わなくて
嬉しさに思わず涙ぐみました!!
あと個人的に好きなのは。
右手に銃(だよね?)を持ち行進してたところで
銃はマイムだったんだけど
ずっとしっかり持ってて手が動かなかったところが好きでした!!!
こんなもんでしょうか。
ざっくりすぎる感想ですが。
なんか全然自分の中で噛み砕けてなくて、うまく言葉が出てこないんだな。
まぁまた思い出したら書きます。
24日観た後も書きます。
ってことでおしまい。
猥り現(みだりうつつ)
TRASHMASTERS
赤坂RED/THEATER(東京都)
2016/02/18 (木) ~ 2016/02/28 (日)公演終了
満足度★★★★
詰め込み過ぎましたか???
観終わって2日経ちました。
今思い起こすと、最後の台詞が一番の真実ですね。アリストパネスのテーマでしょうか。
宗教を分析するのかと思いきや、経済の裏側、性的マイノリティ、テロの実態、識者という者のいいかげんさ…etc.
とにかく話題が飛躍し、膨らみます。
個人的には、どれかに腰を据えて語りつくして欲しかったかなと思いました。
勿論、扱われている事が互いにリンクし絡み合った事象であることは充分に理解できますが、広範囲になってしまったために、フィクションもスパイスにして掘り下げるという演劇本来の(この劇団の良さは正にここにあると思うのですが…)姿からは逸脱気味かなという印象を受けました。
それにしても、やはりトラッシュは良いですし、是非多くの方々が観て・考えて、自らの意見を持つ事がこの作品のメッセージかな?と思います。
ネタバレBOX
自衛隊=人殺しの集団 のような安易な結論は不自然に思いました。
トラッシュ・マスターズであればこそ、安保に翻弄される自衛隊の存在を丁寧に扱って欲しかったです。
米国と日本の政治の暗躍
保障制度の金銭的な困窮や対アジア政策の価値観の相違とか、そんな事を含めて、これはこれで一作品を要する課題でしょうから、余計に安易な片付け方に違和感を感じました。
原始キリスト教のテロ推奨も触れられてはいませんでしたが、破壊の原理がもたらす物は何なのでしょう?そこを某国が経済再生に悪用するという図式はチョムスキー以後多く語られている事ですが、そこもやはりあっさり系の処理でした。
「女は命を育む存在」という叫びこそ最も説得力がある台詞でした。
ならば、そこに至るまでの語り口は少し脱線しすぎかなと思いました。
重要な事柄がてんこ盛りだったので、やや消化不良気味でしたか…。
いずれにしても、この類の問題提起はこの劇団の独壇場です。
次回にも期待しています。
SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】
壱劇屋
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2016/02/10 (水) ~ 2016/02/16 (火)公演終了
満足度★★★★★
感動と興奮、ちょっぴりおふざけ
非常にエンターテイメント性の高い作品で、老若男女誰でも楽しめると思います!
マイムや独特なダンスにもご注目あれ♪
今回は再演と言うことでしたが、演出や演技はもちろん音楽などもパワーアップ!初演DVDを見ましたが、私は再演版のほうが好きかな~(*^-^*)
アフターイベントは爆笑必須(笑)
ほんの数分前まで感動で涙を流していたのに、今度は笑いすぎて涙を流すことになるとは、、
いろいろな角度から感情を揺さぶるってくる壱劇屋さんが大好きです!
西遊伝〜福岡の妖怪!?〜
劇団 西遊伝
Studio NOV(東京都)
2016/02/18 (木) ~ 2016/02/22 (月)公演終了
満足度★★★★
西遊伝
GOKUを観てきたので、物足りなさがありましたが、現代風アレンジされており、笑いを誘うが随所にちりばめられており、とても楽しむことができました。
前説にお芝居にミニライブにミニトークで2時間30分、長いようですが、とても短かく感じました。
カゲキ・浅草カルメン
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2016/02/19 (金) ~ 2016/02/29 (月)公演終了
満足度★★★★
浅草東洋館へ初潜入
喜劇の聖地・浅草は漫才の常設小屋・東洋館、その入口には「客引き」をやる作演出・望月氏の姿あり、客席をみれば五十がらみのおじさんおばさん、はたまたオタク風の者ら、「場末」的演出に総出で一役買ってるよな劇場にて、これも浅草の地に似つかわしい歌あり踊りあり、サービス精神に徹した芝居が飲食自由・嬉しい休憩付きで上演されていた。
ドガドガプラスは昨年唐ゼミに作品提供したのが望月六郎氏(観れなかったが)、「芝居もやってるのだ」と知って今回初めて観劇できた。
序盤は劇団が擁する若い役者がキャッキャと元気にやってる、、とだけ目に映っていたが、中々どうして徐々にそれぞれの役柄が見えてくると、それぞれがうまい。出はけも多くテンポの早い芝居だが台詞は澱む箇所一つなく、役にハマり切って小気味良いシーンも多々。もっとも皆、艶やかな着物を召して「女」を売り、男もホスト並みに化粧と仕草で「男」を売る、女郎に悪党のダークヒーローな演技の範疇に留まるとは言えるが、華ある役者にしか出来ないとも言える。
「お話」は一本筋が通って破綻は無いが、幕末とカルメンというイメージの飛躍ぶり、舞台に漂う雰囲気は唐十郎に近い。
ネタバレBOX
カルメンの物語が幕末を舞台に展開。主な登場人物が、悪党弾左衛門一味、島流しから戻ってくるガルシア(我流史荒)、その妻である軽女=カルメンと女郎仲間、彼女に虜にされた男ドンホセ(干愚鈍)、彼を慕う弟分、江戸一喧嘩の強い勝小吉一家、彼の息子勝驎太郎(後の海舟)・・といった具合。物語の箱をひっくり返したような多彩さは、堅気とヤクザ、体制と反体制、幕府側と尊王側といった判りやすい図式には全く回収されない。人物の殆どがアウトロー的であり、彼らへの批判的視線(説教がましさ)を入れずして物語を語り切っている所が私などには新鮮だ。テーマは個々がそれぞれの道を生き切る事であり、それが呪われた宿命であれ個人の欲求であれ、行動こそ尊ばれ、正当化こそすれ後悔せず、道を全うした果ての死に際は潔い・・要は皆が皆格好良いんである。屈折の極みにして妖気漂うカルメンがやはり中心にあって迫力満点。その屈折したあり方が、終盤の本人の語りで明らかになり、屈折しているにも関わらず観客の理解する所となる。
従ってこの芝居は「分かる話」だが、雰囲気は唐十郎を彷彿とさせた。舞台崩しも短調の音楽と照明の頻繁な変化による転換もないのだが、今回ガルシアに唐組の久保井研、他にも唐ゼミの役者が客演しているのは自然に思われた。
産休で離れていたらしい女優が子を産んだ女として登場し、1歳位の赤子を抱いて出ていたが、劇団事情を知っているのだろう、少なくない客から自然拍手が起きていた。この赤子が天然に快活で子役ならぬ赤子役が存在するなら、十分タメを張っていたのが笑えた。
ルルドの森(平成28年版)
バンタムクラスステージ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/02/19 (金) ~ 2016/02/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
舞台演劇の魅力満載!
過去に大阪で観劇し衝撃を受けた作品が28年版となり、バージョンアップは予想をしていたが、予想をはるかに越えていた。
これぞ小劇場の舞台演劇の魅力満載!映画では表現できない演出には驚きと感動すら覚えた。
キャストさん、スタッフさんが一致団結しなければ、ここまでの作品は無理かも。
派手なセットや映像、華麗なダンスなどショータイム的な舞台が多い中、改めてガチ芝居の魅力を認識できた舞台でした。
バンタムクラスステージの皆様とこの作品に携わった全ての皆様に感謝!
絶対に観て欲しい作品と言い切ります。
ことわりにむかい
(裸)ミチコイスタンブール
明石スタジオ(東京都)
2016/02/18 (木) ~ 2016/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★
理由、必要?
必要かどうかじゃなく'ある'んだよなあ必ず。それも'ない'というときほどとびきり人間的なやつが・・・ シャツでいいのか、ジャケットまで着ておくかはさておき、着衣と裸のはざまで納得と満足を求めて出入りする様を肩の力を抜いて楽しく観られた。おもしろかった。
愛国狂想曲『我らが闘争』 Love and Peace for You
劇団Tomorrow
内幸町ホール(東京都)
2016/02/20 (土) ~ 2016/02/21 (日)公演終了
満足度★★
暗い話に明るいミュージカル・・・
コントラスの妙を表現したかったようですが
いまひとつだったかなと感じた2幕10分休憩入りの約2時間強
百鬼繚乱~翠帳禁開~
演劇集団Rock×Lock
笹塚ファクトリー(東京都)
2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
続編も観たい
殺陣にダンスに面白い舞台でした。
続編があるようなので、またの公演を楽しみにしております。
『夜、さよなら』『夜が明けないまま、朝』『Kと真夜中のほとりで』
マームとジプシー
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)
2016/02/18 (木) ~ 2016/02/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
再構築
この三作品が別の公園だったなんて信じられないほどの繋がり。劇場を文字通り隅から隅までフルに使って構築される世界。映像も撮影したものとライブを織り交ぜ、解像度も工夫されている。●感情を抑えたフラットな台詞も独特で、唯一無二の世界観。あの台詞と動きのリフレイン、いやスパイラルはクセになる。でも体調が万全でないと子守唄になりかねないな。俳優には酷な演出だと思う。●反復表現は通常、強調効果を持つが、あの繰り返すという負荷が、俳優の過剰な演技や力みを抜く効果を持つのだろう。そしてあるタイミングで物語が突然動き出す。あのギアが入った感じにゾワゾワする。●女優陣は皆さん素敵なのに、統一化されていることで、やや個性を消されている感じもする。マームとジプシー作品の女優というスタイルに思える。あまり表情をキャッチしない照明もそんな意図からではないだろうか。●個人的には、もう少し俳優の表情を観たい。あの日に囚われてしまった人生に苦悩する表情を観たい。町の出口であり入口でもある無人駅。塞がれた湖には悲しみが積もる。そうして町が記憶する。湖って、女神伝説がよく生まれる。そんな湖があちこちに存在する。●舞台を観ながら、群馬県太田市で起きた、未解決の「ゆかりちゃん事件」を思い浮かべていた。拉致被害者のご家族のことも考えた。囚われた人生、囚われた未来を、取り戻されることを願う。
親の顔が見たい
かわさきシアターカンパニー
川崎H&Bシアター(神奈川県)
2016/02/19 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★
人格形成
“劇団企てプロジェクト”初観劇。
数々の団体で上演されているというこの戯曲、色々と考えさせられるところがあり、なるほど良い作品である。
作品から感じたのは、それぞれの立場に於ける「転嫁と保身と正当化」。
“子”の人格形成の初期段階は“親”の責任であると私は思っているが、
幼稚園や学校という団体生活に入れば、“保育士(教職員)と子”という関係の時間が増え、そこでの人格形成も重要になるのは言うまでもないだろう。
“子供が発するサイン”を受け取る云々ということがいわれているが、
普段のコミュニケーションが不足・不適切であれば、それ自体も空々しいものになってしまう。