猥り現(みだりうつつ) 公演情報 TRASHMASTERS「猥り現(みだりうつつ)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    詰め込み過ぎましたか???
    観終わって2日経ちました。
    今思い起こすと、最後の台詞が一番の真実ですね。アリストパネスのテーマでしょうか。
    宗教を分析するのかと思いきや、経済の裏側、性的マイノリティ、テロの実態、識者という者のいいかげんさ…etc.
    とにかく話題が飛躍し、膨らみます。
    個人的には、どれかに腰を据えて語りつくして欲しかったかなと思いました。
    勿論、扱われている事が互いにリンクし絡み合った事象であることは充分に理解できますが、広範囲になってしまったために、フィクションもスパイスにして掘り下げるという演劇本来の(この劇団の良さは正にここにあると思うのですが…)姿からは逸脱気味かなという印象を受けました。

     それにしても、やはりトラッシュは良いですし、是非多くの方々が観て・考えて、自らの意見を持つ事がこの作品のメッセージかな?と思います。

    ネタバレBOX

    自衛隊=人殺しの集団 のような安易な結論は不自然に思いました。
    トラッシュ・マスターズであればこそ、安保に翻弄される自衛隊の存在を丁寧に扱って欲しかったです。
    米国と日本の政治の暗躍
    保障制度の金銭的な困窮や対アジア政策の価値観の相違とか、そんな事を含めて、これはこれで一作品を要する課題でしょうから、余計に安易な片付け方に違和感を感じました。

    原始キリスト教のテロ推奨も触れられてはいませんでしたが、破壊の原理がもたらす物は何なのでしょう?そこを某国が経済再生に悪用するという図式はチョムスキー以後多く語られている事ですが、そこもやはりあっさり系の処理でした。

    「女は命を育む存在」という叫びこそ最も説得力がある台詞でした。
    ならば、そこに至るまでの語り口は少し脱線しすぎかなと思いました。

    重要な事柄がてんこ盛りだったので、やや消化不良気味でしたか…。

    いずれにしても、この類の問題提起はこの劇団の独壇場です。
    次回にも期待しています。

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    2016/02/22 11:08

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