最新の観てきた!クチコミ一覧

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マリオネット

マリオネット

ミュージカル座

六行会ホール(東京都)

2016/05/18 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

繋がり
孤独だと思えても、心ある行動や言葉は、人をつなげ、愛ある世界を感じさせてくれるのですね。
小さな思いやりが人を励まし、強くしてくれることもありますね。
絵本の世界感ある作品ですので、子どもたちにも見て欲しいです。

『天使の休日』

『天使の休日』

SHOW-COMPANY

THEATRE1010(東京都)

2016/05/21 (土) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつでも,笑顔の君が大好きだから,
『天使の休日』を観るために,はるばる北千住にあるシアター1010へ。

このミュージカルは,2013年に一度観たことがあった。作品は20年ほどのあいだに何度か再演されたもので,当初未来をになう子どもたちに,夢を描くことの大切さを唄っている。

ストーリーは,どこかで観たような世間知らずの脚本家志望を悪の集団がわなにはめようとする。これに対し,休日を利用して作家志望を応援し,気が付くと出演者全員がミュージカルに関わることで夢を実現していく。

この中で,子どもの独唱が一番輝くのは,「天使の笑顔」だ。前回買って帰ったCDの中で最も素晴らしいと思う。

いつでも,笑顔の君が大好きだから,・・・悲しくなったら思い出して,ほらわたしがそばにいるから。

この部分で始まるナンバーは,珠玉の出来だ。今回そのシーンが,子どもたちの輪に広がっていくのを一番前の席で観察できた。

さよなら今夜は最後の夜だから,・・・・
ほら窓の外は雪景色,ごらん野うさぎのあさとだよ。

というところまで進むと,感動で涙が止まらかった。

最後に全員で,全曲のサワリの部分を唄いつないでいくのは圧巻。
作品のインパクトとか,印象はそれほどない。
ダンスもフツー。ずば抜けた名場面もなく,コントが混じるくらい。
しかし,歌は良く聴くと,本当に良いものが多い。
久しぶりに,ミュージカルのあり方を考え直してしまった。
終わってみると,これはこれですごく良い演劇だと思った。

30GP大反省会

30GP大反省会

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

30GPの打ち上げに混ざっている感じ
ちょっと遅れて行ったのですが、30GPに出場団体&スタッフが大集結 当然豪華出演です。 優勝する戦略は、くじ運 先攻後攻 あそことは内容が被る・・・。 なるほど。   トークライブのGP 優勝者が、売上総取り。 優勝 山本香織さん 裏話・・・面白い。 賞金は皆さんに おごる!! 男前な山本さんです。 ありがとうございます、頂きました。 30GPの打ち上げに混ざっている感じ ほんま面白かった。

余計者

余計者

teamキーチェーン

d-倉庫(東京都)

2016/05/18 (水) ~ 2016/05/23 (月)公演終了

満足度★★★★

観てきた!!!
良サスペンス。舞台美術も大変素晴らしかった。
全体的に完成度の高い作品だと感じました。
ただ、まだ丁寧に作り込む余地はあったと思う。

できれば
当パンには役者さんの名前と役名が分かるように記載して欲しいです。

ネタバレBOX

犯人が分からないまま徐々に周りの人間が死んでいく展開は緊迫感があって良かったです。
ストーリー自体は王道的なパターンですね。
変に奇をてらうよりも良いと思います。

舞台セットがとても良かった。
特に玄関と部屋の中(ドアホン)の配置が好きです。

刑事役とヒナタをさらった女性役の役者さんの演技が特に良かった。

気になったのは
・すべての家庭で同じ家具、配置、レイアウトなので最初戸惑いました。
 何か1ポイントでも違いがあると良かったと思う
・年齢設定が良く分かりませんでした
 両親の自殺は17年前。同級生が今大学卒業直前ってことは22歳。
 当時5歳ってこと?そうは見えなかった。
・暗転が多すぎると思う
・ニート親子のくだりはあまり必要性が感じられませんでした
 そういえば、台車が無くなったのは何かの伏線だったのかな?
翼とクチバシもください

翼とクチバシもください

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2016/05/21 (土)

座席1階D列

観てきた!!
あいかわらず動きや台詞回しが印象的で夢に出てきそうです。
独特な世界観が癖になります。

ネタバレBOX

意味不明な言動が次第に意味のある言葉に変化していく。
ドラッグでトリップしている最中と現実との対比の表現が上手いなぁと思いました。
ドラッグとクロムって相性が良いですね。

スキャットみたいな効果音とマイムがツボにはまりました。
 シュッ ((=゚ω゚)ノ ---===≡≡≡ 旦ヽ(・o・ヽ) バシッ
が好きです。

舞台美術では、リキッドの小瓶が良かった。
中でコポコポ気泡が出ていたように見えました。

クボカンさん目当てで後半の回を予約しました。
ちょっと出番が少なめだったのが残念。
日替わりキャストの役所はキャストさんごとに変わるのかな?
笑う数学者

笑う数学者

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2016/05/18 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

ミステリー・コメディ!...堪能
ミステリー物語は、その謎解きの面白さそのものが、芝居の面白さを左右する。その意味でこの芝居は、刑事や名探偵が登場せず、大学教授がその専門分野である数学を用いて謎を解いていく。その過程に、数量化できない「恋」という可変要素が入り込んだドタバタコメディは観応えがあった。
少しネタバレになるが、数学が苦手な人(自分)にも、「数」の不思議な魅力について説明する。それが「素数」という、1とその数以外に約数がない正の整数...2・3・5・7などであるが、その意味するところ、すなわち代替がない。何だか恋愛における愛しい人を指すようで魅力的な響きがある。
そして感情が思考を妨げる…含蓄あるなぁ。
上演時間1時間50分

ネタバレBOX

この公演、豪華な一室を作り込んだ舞台美術が素晴らしい。全体内装は重厚感溢れ、上手はソファと椅子、暖炉。その壁に館の絵が飾られている。下手はリビングテーブルと椅子、さらにはBarのようなスペース。上手・下手の両方に出入り口、他の館へ通じる廊下があるという設定である。このセットを外形とし、物語の展開をさらに鮮明にしている。

梗概は、財閥であった菱岡家が所有している孤島にある別荘で起こる事件。物語はコメディ仕立であっても殺人事件が起き、その謎解きという王道のような展開である。孤島であるから一種の蜜室殺人。ミステリーの筋や、ましてや犯人を書くなど論外であろう。再演するかもしれないので...。
ちなみに、登場人物には数を連想させる名前(双葉、緑朗、奈菜)が付いている。素数のうち7は、仲間がない孤立な存在として説明された。数学者が惚れた女性は奈菜...。

物語の全体的な流れの中では些細なことであるが、気になる点がいくつかある。
① なぜ長男でなく、その娘(孫)が来るのか?遺産相続の話である以上、金銭的興味がなくても来るのではないか?
② その代わりのように、なぜ大学教授(指導教官)が来るのか?
③ 奈菜と相思のようになったが、その思いを断ち切るかのような行動は?

説明があったかもしれないが、覚えていないくらい印象がない。それが本筋の謎より恋愛の謎に興味を持ってしまう。人の心は謎だらけ、ということだろうか。
これらを体現する役者陣のデフォルメした人物造形は魅力的で、それだけで楽しめる。またバランスも良く、観ていて気持ちがよい。

次回公演を楽しみにしております。
「暇だけどナニか?」

「暇だけどナニか?」

劇団暇だけどステキ

Cafe Slow Osaka(大阪府)

2016/05/07 (土) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★

ガチャガチャと 面白さと うるささと
とにかく ガチャガチャと 面白さと うるささと 3つの芝居のばらばら感。3つの芝居は作演が違う。  「恋より拙いステージで」BL,
気持ちが悪かった、私にはちょっと無理 じっくり観れなかった。  「想い出夜曲」戦争中 狐に取られた日記 現代で寮母さんがもっている 石野幸子演じた(おさみき)さんの演技が上手い 雨音 狐の嫁入り 最後の葬儀 プロジェクターで映している プロジェクターの映像が、瞳を閉じるかのように閉じる 寮母さんのセリフ“やっと間に合った。” さっきまでの寮母さんはあの狐? 雨音狐の嫁入り。  「いざこざ屋」死んだ者 死ぬ物が訪れる 閻魔様の前で罪を診断される様に 鳥居 稲荷が、明かしていく 私は、この芝居で見切れてない所が多くあると思う。 暇すての劇団員の幅の広さは素晴らしい。

東京物語

東京物語

赤星マサノリ×坂口修一

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/05/20 (金) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★

セツコ・ハラ
75分。

ネタバレBOX

ブレーキ(赤星マサノリ)とオカマなオリーブ(坂口修一)は、うまく脱走するが、捕まり再度投獄される…。

思ってた以上にコメディな作品。ちょいちょい笑えるが、突きぬけ感はないかな。東京物語を知らないとかも影響しているかもしれないが。
許されざる者

許されざる者

シンクロ少女

OFF OFFシアター(東京都)

2016/05/17 (火) ~ 2016/05/24 (火)公演終了

満足度★★★

バッドエンド
面白い。110分。

ネタバレBOX

イクオ(泉政宏)…ミステリーのドラマ作家。バツイチ。コズエと子を作らない約束してたが、サヤカを孕ませる。ナツコも孕ませ、堕胎してと願い出る。
ナツコ(根本宗子)…イクオの妻。イクオとの約束で子を作らないとしたが、最近欲しくなった。結局、イクオとは疎遠に。
ゲンキ(中田麦平)…イクオの階下の住人。イレズミなシングルマザーと浮気したことを責められ続ける。サヤカの子が自分の子でないと知りつつ、二人で育てようと決意する。
サヤカ(田中のり子)…ゲンキの妻。メンドイ女を自認する。
コズエ(名嘉友美)…イクオの元妻。イクオとの間の子を育てるシングルマザー。イクオとは、仕事のパートナー。

ひょんな関係から、スワッピングに乗り出し、夫婦仲が好転する両夫妻。しかし、双方が妊娠することで、関係が崩れていく…。

倦怠期夫婦の再生と破滅とちょっとだけ前向きな作品。コズエとイクオとナツコの気持ちが、裏側でうごめいて、なんとなく空気が滞留している舞台。一方のゲンキ夫妻も、どこかしっくりこない展開。大人な空気を纏った作品で面白くもあるが、ちょっと言葉が過ぎる気もした。
あと、手前の舞台が見にくいのが残念。
「3番目の恋人」(当日券あります!)

「3番目の恋人」(当日券あります!)

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2016/05/02 (月) ~ 2016/05/13 (金)公演終了

満足度★★★★

大人のラブコメ
観ている最中は、ちょっと類型的な登場人物でオーバーアクト気味に感じましたが、観終わってみると、この会場とこの内容では丁度良かったなと思いました。

ネタバレBOX

安易にハッピーエンドにしないのも乙
幕末異聞 人斬りの恋

幕末異聞 人斬りの恋

(有)Yプロジェクト

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2016/05/19 (木) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

史実をベースにした秀作
史実をベースにした日本人のドラマ。幕末における人斬りと呼ばれた男たちと京都の遊郭花魁たちの男と女の悲しい話でもある。上演時間2時間30分(途中休憩なし)であるが、場面転換の妙や役者の演技力によって飽きることなく観ることが出来た。武家(侍)社会の終焉という時点を明治10年(1877年)の西南戦争(役)に位置付けており、何故その時なのかを意識させる見事な脚本と演出であった。学問的な検証ではなく、芝居という見世物としての帰結。日本における内乱は、これを以って最後になる。逆に言えば約140年前迄は、日本人同士が戦っていたことになる。

この公演、まず衣装の予算が気になるほど素晴らしい。舞台、基本は段差があるだけで、場面に応じて小物等が配置される。段差の奥に疎らに立つ板状のもの。自分には何故か卒塔婆のように思えてならない。その武士の魂、時代を経た現代日本に甦るときも...。

ネタバレBOX

時代背景は、幕末の京都で佐幕・倒幕派が互いに人斬り集団を作り暗躍していた時のこと。その代名詞となる新撰組と薩摩の人斬り半次郎こと中村半次郎(後の桐野利秋)と黒田又右衛門(佐藤伸之サン)を登場させ、この時(明治維新前)から西南戦争までの約10年を描く。そのベースは、現在伝えられている史実に沿っている。この史実に華を添えているのが、又右衛門と亡き牧野新三郎の妻・朋江(上杉美浩サン)との淡い恋心、さらに京都遊郭花魁たちとの遊興であろう。この花魁=(女)は、当時の社会の底辺であえぎ生きている、または市井の代替として描いているようだ。武士(男)の生き様は、その志のための死に場所を探している。
この日本人の生きる、または死するという魂の彷徨を激動の時代に当てはめて勇壮に描く。その観せる魅力は、もちろん殺陣シーンであろう。その迫力は半端なく見入ってしまう。

新撰組、その中心人物に近藤勇・土方歳三・沖田総司ではなく、斎藤一(3番隊組長、維新後は藤田五郎と改名)を登場させている。実は西南戦争に参戦している記録があり、佐幕・倒幕という立場が逆転して政府軍・賊(西郷)軍として会いまみえることになる。又右衛門の死が侍の世の終わりであることを告げる。

パンフレットにある役名(役者)は多いが、本筋を牽引する役名はそれほど多くはない。遊郭花魁の華やかさを演出するアンサンブルなど、芝居を観(魅)せる工夫のように思える。

現代日本...特にスポーツ観戦において、「サムライ日本」「サムライ魂」などの言葉を見聞きするが、その精神は時代を経て今に伝わる。

次回公演を楽しみにしております。
紙の方舟

紙の方舟

シアターノーチラス

小劇場 楽園(東京都)

2016/05/18 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

居場所を失った人間たちの姿
異様、不気味な感じが纏わりつき、意識下に澱が沈殿していくようだ。観ているのが辛く嫌らしく感じるが、それだけ脚本・演出、そして役者の演技が優れている証であろう。まず、この物語には回答らしきものは用意されていない。この方舟の内に居る人、外にいる人(家族など)の異なる視点から捉えており、その思いは其々に違う。日本古来の集団、その小単位としての「家制度」または「家族」という血縁の中に居場所が見つけられない悲劇性。家族だから分かり過ぎて自分の心へズカズカと入り込んで精神をかき乱すのかもしれない。その掴みようがなく、得体の知れない怖さ。

さて、描かれた内容に答えはないが、このタイトル「紙の方舟」の意味は作中で説明される。それは...。

ネタバレBOX

舞台セットは、肌色(敢えてそう表現)の継ぎ接ぎだらけの天幕イメージ。中央に丸座卓、ベンチ椅子などが置かれているだけ。マザー(登場しない)と呼ばれる人物は死の淵にいる。残された人々は、今後の身の振り方を考えるが、当面は方舟に留まる意向のようだ。この組織のあり方に疑問や家族との関係の修復を試みようと...その第三者的な立場としてマスメディアの取材を入れる。

この組織に自ら入り、家族とは違う心地よさ、仲間を裏切れないという諦観と脅迫観念。この組織と個人の在り方は企業と同じ。組織内にいる時は、身近過ぎてそれが当たり前であることが、外から見たら組織の功罪や人間関係が冷静に観察できる。その有形無形の柵(しがらみ)に絡め取られているのかもしれない。組織に守られる一方、その閉鎖性に段々と息苦しさを覚えるという矛盾、そこに人間のエゴが浮き彫りになる。その柵をマザーか実母の危篤状態での看取りの選択として描く。方舟は「宗教集団」ではないという叫びが、この物語を展開する上で重要になっていると思う。

さて、タイトル「紙の方舟」は、まだ「方舟」に乗り込んでいない状況だという。その迷える感情が、(新興)宗教と一線を画しているかのようだ(事実はそうかもしれない)。カルト、宗教が絡むと問題が複雑・錯綜することを見越した作者・今村幸市 氏は、ギリギリ踏み止まり、このドキュメンタリーのような”ドラマ”として描いたところに卓越した力量を感じる。

なお、この難しく怪しき雰囲気、濃密な人間関係を役者陣はしっかり体現しており見事であった。
次回公演を楽しみにしております。
人間なんてラララのラ

人間なんてラララのラ

東京アンテナコンテナ

「劇」小劇場(東京都)

2016/05/18 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

泣いて笑って...【WHITE】
泣けるコメディ...思い出に向き合うことが出来れば、記憶の中で死者は死んではいない。記憶を大切にすることは、悲しみを乗り越えて生きている人の明日に繋がる。現世と幽界を往還し、人の機微に触れるようなヒューマンドラマ。この公演は11年振り...旗揚げ公演時のような雰囲気を彷彿させる制作になっているという。筋書きとおりなのかアドリブなのか判別がつかないような演技、その観せ方は観客へのサービス精神、楽しませるという感じである。(上演時間1時間45分)

ネタバレBOX

セットは簡素、中央上部に何枚かの平板が吊るされている感じで、その色は上手から黒・白・黒...まるで鯨幕のようである。そして白色の可動ベンチ椅子2つ。

梗概は、白・黒に2死神のゲームのような勝負事から物語は始まる。なぜか死神にも活動領域のようなものがあり、黒死神が白死神の領域を侵犯し...。黒死神は、死にたがっている者の現世への未練を断ち切ることで、死の旅路へ誘う。一方、白死神は生きる希望を持たせられるか。その勝敗の対象となる人間模様が面白く、そして切なく描かれる。ラスト、勝負の意味は別のところにあることが明らかになる。妻に先立たれた男が死にたがっている男の夢を叶えるよう手助けする。そのことで自身の生きたいという気持が再生するところは人間讃歌そのもの。

この公演は「死」を扱っているが、それは荘厳なイメージではなく、自然な成り行き「運命」として受け止める。死という掴みようのないものに、謙虚に向き合う。その様相をコミカル丁寧に切り取り、語りの視座は、それ自体伸び縮みして人間と死神、現世と幽界の間を行き来しながら絶えず揺らぎ移動している。その自由度の大きさが、この芝居の魅力だと思う。その中で即興的な演じが心地良い。演技...現世はある程度テンポよく、そして幽界はゆったり浮遊する感じで異次元の雰囲気を出す(松村沙瑛子サン)。

生死を繰り返すしかない人間の営みも、必ず繰り返し甲斐(がい)があると...だから傍にいるのかもしれない。実に余韻のあるラストシーンである。

次回公演を楽しみにしております。
東益平7丁目団地防衛隊

東益平7丁目団地防衛隊

キリンバズウカ

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/05/14 (土) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★

初見
ずっと気にしていた劇団だったので、機会があれば観劇したいと思ってました。もっとコミカルな作風なのかと思い込んで見に行きましたが、しっかりとストーリーに沿った話になってて見やすかったです。重くなりがちな話でしたが、軽やかな演技で良かったです。

勇気出してよ

勇気出してよ

小松台東

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2016/05/20 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

縁ねぇ。
しみじみ、大人ないい話。それも、恥ずかしくならないいい塩梅の。

笑う数学者

笑う数学者

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2016/05/18 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

原典を踏まえつつ
しっかりミステリーしていて楽しめました。何より役者さんが全員声を張っていたのが良かったです。

櫻の園2

櫻の園2

劇団ガソリーナ

ザムザ阿佐谷(東京都)

2016/05/19 (木) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

芝居の持つ匂い
90年代小劇場好きにはなんか楽しい前半。
そして原作のお話に入る後半。

前半は素で楽しめました。
後半の最初の方は前半とのつながりを意識したせいか、
お話がスッと頭に入らずでしたが、
だんだん芝居の持つ匂いが昔の記憶を呼び覚まし、
原作の匂いを呼び覚ましてくれました。

保健体育B【終演しました!ご来場ありがとうございました!】

保健体育B【終演しました!ご来場ありがとうございました!】

20歳の国

駅前劇場(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★

扇情的
好きな台詞、印象に残るシーンは多々有るのですが、物語としては、何がどうなってどうなったのと首を捻らざるをえなかったです。
あと、歌とダンスのクオリティーをもう少し上げてもらえれば印象も違ったのかもなあとも思いました。

ネタバレBOX

結局、最終的な感想が「今まで観た芝居の中でキスシーンが一番多かったなあ」だったので、自分も味わえてないのも確かに悪いのですが、もっと味わせて欲しかったです。
忍者、女子高生(仮)

忍者、女子高生(仮)

月刊「根本宗子」

ザ・スズナリ(東京都)

2016/04/23 (土) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★

観たかったものとちょっと違った
私は、根本さんが描く自分が正しい(と思っている)女と話の通じない男の詰り合いが好きなもんで、各夫婦の口喧嘩はゾクゾクしたし、今回はそれに加えて母親の三男嫁に対するセクハラとマタハラとパワハラを合わせた様な口撃にあるような女?VS女も有り楽しみました。
が、その分、ラストでエンターテイメントに特化するのは良いとは思いますが、根本さんの自己愛がより強く出てて、嫁たちが不憫に思えてしまいました。

ネタバレBOX

母親のキャスト名が無いけど誰が演じるのかと思ったら、「そう来たか」と膝を打つキャスティング。しかしながら、その後、特に生かされず出落ち感が否めなかったです。逆に娘とは絡むシーンを完全に削って、根本さんが本人が演じても良かったのかなあとも思いました。
THE KING OF THEATER

THE KING OF THEATER

がっかりアバター

HEP HALL(大阪府)

2016/05/20 (金) ~ 2016/05/23 (月)公演終了

満足度★★

ラストは圧巻☆★
イベント公演で拝見してて本公演は初めてでした☆★イベントで下ネタは免疫出来てたんで大丈夫でした♪世界観は正直【?】な感じなんやけど、嫌な【?】じゃない☆随所に見られるPOPな演出がカッチョ良いからかな♪そして全てをぶっ壊すかのようなラストは圧巻でした!爽快な気持ちになりました☆★ この公演は何より料金システムが有り難かったです♪これをHEP公演でやるチャレンジ精神に敬意を表しますm(__)m

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