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なだぎ武・山田菜々主演「ドヴォルザークの新世界」

なだぎ武・山田菜々主演「ドヴォルザークの新世界」

劇団東京イボンヌ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2016/06/07 (火) ~ 2016/06/10 (金)公演終了

満足度★★★

前回よりも進歩した上演
7日夜、スクエア荏原ひらつかホールで上演された東京イボンヌ『ドヴォルザークの新世界』初日公演を観てきた。東京イボンヌとの付き合いは、だいぶ以前に主催者の福島真也氏と知り合って以来続いている。

あらすじは、それほど難しくはない。ヨーロッパからアメリカの音楽学校教師としてアメリカに渡ったドヴォルザークが、アメリカ人のインディアン迫害という現実に直面しつつ、偶然知り合ったインディアンとイギリス人とのハーフでインディアンの一人として居留地で暮らすサラと知り合い、アメリカという新世界にふさわしい交響曲をインディアンの音楽を取り入れることで作り上げていく過程を、コメディタッチで描いている。

劇の内容としての深みは、全体を包むドヴォルザークの音楽創作活動というより、後半に出てくるサラとその母の数奇な運命にある。従って、クラシックコメディという笑いは主に前半に集中し、笑いは後半に行くに従って悲しみへと変わっていく。と同時に、観客の舞台への集中力徐々に高まっていく。

舞台成功の鍵は、ドヴォルザーク演じるなだぎ武とサラを演じる元NMBの山田菜々の絶妙なやりとり。ただ、全体的には会話やシーン転換の際に妙な間ができる瞬間が数回あって、脚本と演出に若干問題があるなぁと感じさせられた。脚本に関しては、話の展開に破綻が観られる箇所もあって若干不満。
前回公演に比べ、舞台上の演奏者の扱いや、必要最小限の大道具による場面転換は格段の進歩を見せていて喜ばしい。演技と音楽のバランスというか、演技の中に音楽が出てくるタイミングも前回より良くなっている。
また、今回は歌や演奏だけでなくダンスも加わって、舞台が華やかになっていたのも特徴の一つ。
品のある笑いと、それに対比できるだけの悲しみ、そして適度な音楽を、広さに制約のある舞台上でこなす東京イボンヌの基本的な上演形態の基礎は固まったように思う。次回は『酔いどれシューベルト』の再演。初演を観ていないので期待しているが、再演にどれだけ観客を動員できるかも劇団としての将来に関わる重要なポイントとなるだろう。

SEN-RITSU

SEN-RITSU

座・間座

Geki地下Liberty(東京都)

2016/06/03 (金) ~ 2016/06/09 (木)公演終了

満足度★★★

テーマが混沌としている
7日午後、下北沢のGeki地下libertyで上演されているJOHN DOES Produceの第一回舞台『SENーRITU』を観てきた。これは、知人の役者・麻生敬太郎が出演していた関係からである。ちなみに、この公演の目玉は元猿岩石の森脇和成の出演かもしれない。

あらすじは、おおよそ下記の通りだろう。
原発スラム出身でオーディションに合格し、今は有名なシンガーになった女性が、スラム時代からの知り合いで今はマネージャーである男と、かつて自分が生活し今は廃墟となっているスラムを訪れ、かつての生活を思い出すことから舞台は始まる。そう、その回想シーンが舞台の中心なのだ。
中国マフィアから警察が押収した偽札製造のノウハウを記録したUSBメモリーを老警官がヤクザに横流しし、それをヤクザの一人が組織から持ち逃げ。それを奪回して中国マフィアに戻すという、警察、ヤクザ、マフィア、そしてスラムの荒くれ者たちによる四つどもえの葛藤劇。恋愛あり、友情あり、家族愛、組織愛、そして騙しあいに裏切り。暴力と優しさ。その中で音楽に打ち込む女性。結局、その抗争の中で多くに人間が傷つき、死んでいった。
女性の歌う歌をバックに・・・・・

そんな回想をしていた女性は、マネージャーの声で我に返る。そして誓う。歌うこと、そして自分が生きてきたスラムの生活とそこに暮らしていた人々のことを忘れないと。

テーマが壮大かつ混沌としていてわかりにくい部分が見られたこと、そして話の展開に余談的なシーンが多すぎる傾向にあったこと。歌手を目指す女性が歌うシーンが数カ所あったが、歌の音程が悪くせっかく盛り上がるシーンが停滞してしまったこと、出演している役者にキャリアの差があって演技にそれが出てしまっている点など、この劇団の1回目の公演としてはつきものの諸問題があぶり出された舞台と言えるだろう。
全体的な話の中でのクライマックスは、女性がオーディションで気分の気持ちを語るシーンだろうが、盛り上がりに欠ける何かが足りない。そしてもう一つのクライマックスは抗争主たちが死んでいく戦いのシーン。これはちょっとアッサリと人が死んでいきすぎ。
話の内容をもう少し厳選して内容を凝縮する必要がありそうだが、その責務を負うのは脚本だろう。
BGMにキーボードの生演奏を取り入れたというのは、この劇場の使い方としては成功していたと思う。立体的な舞台の使い方もベター。特に目立った役者の名を挙げるのは難しいが、シンガーを目指し夢を現実の物としたヒロイン役という立場の女性を演じた香月ハルの名前を挙げておこう。

それにしても、タイトルのSEN-RITSUだが、自分はてっきり戦慄かと思っていたのだが、見終わって旋律か?という思いが。いや、おそらく作者の思いは、旋律と戦慄の意味を兼ね合わせたくてローマ字表記にしたのだろうね。

アベベのベ 2016

アベベのベ 2016

劇団チャリT企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

身近に感じる感じ。
コンビニで働いた経験がない人でも
身近に感じることが出来る部分があるような気がします。

コンビニで政治のお話?
どう言う風に展開するのかなぁ・・・と思っておりました。

非常に上手く練りこまれていました。
そして笑えました。

自己中心的で、適当で、曖昧で。
自分含めみんなそんなものだよねぇ・・・と思いました。

それぞれのキャラも立っていて楽しかったですが、
少し長く感じました。

ネタバレBOX

鉄砲撃ってバンバンバン・・・
私的にはちょっと怖くなりました。
The Fiend with Twenty Faces 幻燈の獏

The Fiend with Twenty Faces 幻燈の獏

ACRAFT

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

江戸川乱歩ワールド
怪人二十面相を題材に展開されるストーリーと笑いありミュージカルや映画のワンシーンをみるような演出に魅入られる作品。

江戸川乱歩を知っている方ならより深く知らない方でも楽しめる。


出演者それぞれの役柄もしっかりしているので重厚感もある。


客席が正面と左側にある為同じ作品でも違う角度から観る面白さもある。

最初は正面の前列あたりの席からみた方がいいのかと。

ビッグマウス症候群

ビッグマウス症候群

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2016/05/25 (水) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

実はチャレンジいっぱい!
フルタ丸にとって、劇団員6名のみでの本公演第2弾となる「ビッグマウス症候群」。

前回同じメンバーでの公演を経験したこともあってか、奇をてらわない=無理しない、シンプル&ストレートなStageだった。そういう意味では、「うつくしい革命」を観た時のような懐かしさも感じられる。
「匿名家族」・「Parallel/パラレル」・「共演NG」というチャレンジング興行~客演さんも多かった「愛フォンブース」~フェスとのコラボレーション「食卓のピエロ」・「下北コロッケ」~異色の2人芝居「虎の館」、これらを経ての悟りのような…

今回の作品、前半と後半でその性格が変わる。映像作品だったら、いま流行りの手法で、前編/後編、に分けられていたかも。こういう作風、フルタさんにしては珍しいかな。

珍しいといえば、ストーリーテラーがハッキリと登場していたことも注目したい。作り方によっては、これまで通り”観ていればわかるよね”というスタンスでも良かったかもと思うが、敢えてなのか。。。しかも、篠原さんがその役を担っていたのも不意打ち。オーソドックスに考えるなら、宮内くんなどになると思うが。
ストーリーテラーは、舞台上の第三者に語り掛けるというケースもあるが、今回は客席に向かっての独白。それもかなり長め。日々、自分との葛藤だったんじゃないかな。
(そういや、本公演作品で、客席と正面から向き合ったのは、自分が見始めてからは初めてだった!)

前回の「僕は父のプロポーズの言葉を知らない」は、親=カップルの役柄であったので1人のシーンは少なかったが、今回は真逆。
各メンバーともソロパートがあり、長く、感情を抑止あるいは爆発させるシーンであり、自分の呼吸と客席の呼吸?を合わせながらというのは、苦労もあったんだろうと思う。


エンディング、あの風見町に住む6人の未来は不透明のまま。それでも、宮内くん演じるカレと、篠原さん演じるカノジョとの関係は、ビックマウス前、に戻っていける気がした。

点滅 second

点滅 second

アロック・DD・C

アロック新宿アトリエ(東京都)

2016/06/07 (火) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

花四つ星
 舞台は素舞台。ダンス公演だから当然である。舞台奥に出捌け口、これは大きな額縁のような作りになっていて黒っぽい色、昆布でも上辺からぶら下がるような感じで矢張り同じ色の布が垂れ下がっている。

ネタバレBOX


 開演時、一人の男を客席側を除く三方から取り囲むように鏡を持った女たちが取り囲む。音響、適度な昏さ、三方から己の姿を映し込むように囲まれた男の慄きに満ちた表情などからいきなり能の世界に迷い込んだよういな気がする。というのも直後、死神と思しき者が入ってくると女たちから鏡を1枚、また1枚と受け取って奈落へでも受け渡すかのようにどこかへ受け渡してゆくのだが、男は小刀で頸動脈を切り自殺を図るからだ。能は霊界とこの世のコレスポンダンスを描くことの多い芸能である。今作の舞台も正しく冥界。即ち死んだハズの者が最終的に黄泉へ旅立つ前に滞在する場所である。男は、この霊界で三途の川で石を積む子供と子供の積み上げた石をその度崩す鬼の姿を見たり、祖母だと言う者に孝養を尽くしたりするのだが、祖母は、孫を生者の国に帰す為に仲間と語らって自分を刺させ、因果の鎖を解いて冥界から生者の国へ帰す。こ謀は成功し男は息を吹き返す。と其処には自死直前に与えられていたパンがあり、それを取り上げて食べる。無論、これは明喩である。死んだ奴は放っておけ、生きる者は先ず飯だ! くらいの意味と取れよう。
 あらすじは大体述べたとおりであるが、ダンスパフォーマンスなので、科白は、祖母が孫の名を呼んだあと若干、祖母の仲間たちがしゃべる位で殆ど無い。従って以上のストーリー展開は自分の解釈である。唯、このような解釈に至った理由は説明することができる。小道具に使われている短刀は、男が頸動脈を切る為に用いた物であり、祖母を刺したもこの短刀なら、何度か出てくる死と裏腹のシーンに出てくる刃物も総てこの短刀であるから、このアイテムは、冥界と現世を繋ぐ謂わば機織り機のㇶのような物と考えてよかろう。
 また、一種の夢と解釈することもできる内容であることから、その根拠を否定し、現実に冥界と現世の行き来をしたという物語の設定を補完する役割も兼ねていると思われる。
 これらの設定い奥行を加える為に、更に幾つもの仕掛けが工夫されている。例えば冥界で祖母の仲間が男に襲い掛かるシーンでは、死神と思しき者も登場する中、1人が出吐け口に使われている大きな額縁内に残り蠢いているのだ。目立たないが、殆ど科白零の物語に奥行を加える方法として効果的である。更に、開園後15分程もほぼ全員によるダンスパフォーマンスがあるのだが、暗転した時に死神役だけが、出捌けの額縁内に残っており、その後の再登場ではタイミングぴったりに出てくる。こういう細かい配慮が物語に奥行と深みを与え立体的で分かり易いと同時に広がり・深みを与えている。
ケムリ少年、挿し絵の怪人【全公演終了いたしました!誠にありがとうございました!】

ケムリ少年、挿し絵の怪人【全公演終了いたしました!誠にありがとうございました!】

くちびるの会

吉祥寺シアター(東京都)

2016/06/03 (金) ~ 2016/06/07 (火)公演終了

満足度★★★

前に進む強い意志。
手放しで「素晴らしい!」というわけではないですけど、
新天地を切り開く力強さ、前に進む意志の力を感じました。
これからもグングン進んで欲しいので、とりあえずの☆3です。
詳しくはブログで。
http://blog.livedoor.jp/byoubyoubyou/archives/52374378.html

あわれ彼女は娼婦

あわれ彼女は娼婦

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★

みてきた
遠目だけど衣装が、特にダンスの時の衣装がよかったです。(腰のあたりの形)
あおいさんはビオフェルミンの時と声が違いますね。

The Fiend with Twenty Faces 幻燈の獏

The Fiend with Twenty Faces 幻燈の獏

ACRAFT

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

鳴り止まぬ笑い声
まずは追加公演で、アフターイベント付というマチネを堪能。
正面のセンター、しっかり演出が見える席。目の前で映画が展開しているような、しかし、本を読んで自分の脳内で展開しているような、不思議な気分。一体誰に化かされているのか?
続いてソワレ観劇。
二度目はサイド前列。物語への没入感は最高な位置。ただ死角が発生する(直線上で役者が役者に被る)ので初回にはオススメしないかな。
こんな表情していたのか!、少年達はここでオフ芝居してるのね~、という発見多数。作り込みの細かさに感心するばかり。
幻燈の獏は、万人に受ける作品ではないと思う。それは江戸川乱歩作品の持つ不気味に濁った色がそうさせているのだろう。でも、それを表現できているレベルの高さは体感して欲しいと願う。

主演の那奈ちゃんは中性的な少年を好演していて、聡明さと強かさがすごい。
他にも女優が少年を演じている、というか、少年役に男性がいないのだけど、それが倒錯的でより少年らしくなるのかな。乱歩の世界の成せる技。

真っ白な服装と撫で付けた髪の高田さんの甘粕。佇まいだけで、潔癖で律されたイメージを植え付ける。それは甘粕自身の理想や夢だったのかも知れない。
ある程度の地位を築いた人間の風格と、処世術の巧みさがじわじわと染み出ているのがすごい。目線だけで人を黙らせる力があるように思う
甘粕/高田さんは、ズルいシーンが3つある。
イベントでも再現した“流行りの動作”は、やられたい!けど、やられたら恥ずか死する。
優しさ発揮の場面の人間味が、それまでとのギャップが大きくてズルい。
回想の場面での年齢の表現に息を飲む。技術のある役者には感服するばかりだ。

コメディを封印していないけどシリアスな図師さん。図シリアス。私の大好物。演出の細川さんが最終調整した(笑)バランスがいい。
あと、今回のキーポイントでもある、笑い声が良い。パンチ力があるから、グッと場面に引き込んでくれたように思う。
Wコールで図師さんが仰った『役者は観客に見てもらってやっと仕事になる。だから、今作も今後も多くの人にその目で見て欲しい。』という話が、演劇愛に満ちててよかったなぁ。彼の真面目さが見えてくる。

実は色男な神田/土田さん。緊迫するシーンもあるけれど柔らかいシーンも多くて、緩急を感じさせてくれる。終盤で種明かしされて腑に落ちるうちの一人なのだけれど、それまでの間はずっと人間臭さがある。だけど、判明すると人間臭さが吹き飛ぶ(私的感覚)。

ベスト姿がツボすぎる篠山/大悟さん。所作が男らしくて好き。何故そっち側に立ったのか、それまでの経緯も気になる役。後半で出てくると最初は!?!?ってなる。今作は殺陣付けも。

星璃くんの栗田は先月のセカスリと180度違う。ありとあらゆるものを消した上での表現って大変そう。

影の主役なんじゃないの?と思う八ツ目/津和野さん。いい意味で変態で、狂人で、キモい。これを会得するのは大変だったと思う。
終演後に客席に出てきた時、普通の青年で気づかなかった(笑)。

毎度不憫な役回り(本人談)の結束さんは、撮影所側を纏めるいい兄貴。酒瓶が似合いすぎw

宗さんの変幻自在っぷりは毎度目を瞠るものがある。狂気に満ちた感じで、変態で、人間だけど人間じゃない感じ(褒めてます)。それは所作や表情や語り口が、繊細で作り込まれたものだから伝わって来るもの。徹底しているところが好き。だけどイベントで宗子になってるのも、結構好き(笑)

幻燈の獏の照明は大道具でもあるので、そういう観点でも面白い作品だと思う。バンタムをカッサイで2度見てるけど、あの時は舞台美術あったからね。
音響(音効)のセレクトも良くて、違和感なさすぎて没入しちゃう。
制作さんも仕事が早くてスムーズ。
素敵なスタッフさんがたくさん!

アイバノ☆シナリオ

アイバノ☆シナリオ

BuzzFestTheater

ザ・ポケット(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

網走を舞台とした人間ドラマ
元女優の紡ぐシナリオは観応えがありました。

ネタバレBOX

網走のスナックに集まってきた人はそれぞれの人間模様がありました。弾き語りはとてもいい場面であったと思います。声がよくとおって聞きやすく、集中して観ることができました。そうでしたか。元女優にそんな過去があったのですか。最後は驚きと、納得でした。いいストーリ、展開と感じました。
アップデイトダンスNo.34,35,36

アップデイトダンスNo.34,35,36

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2016/05/26 (木) ~ 2016/06/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

トリスタンとイゾルデ鑑賞
この会場で観た中で最も心を揺さぶられた。ワーグナーの名曲に喰われず、ぶつからず、最初からあったかのように踊りと音楽があった。照明による印象の残り方も素晴らしい。

第八回奈良演劇祭

第八回奈良演劇祭

奈良演劇祭実行委員会

王寺町やわらぎ会館(奈良県)

2016/05/28 (土) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

奈良演劇祭、レベルアップしてます!
昨年の第七回に続き、二度目の観劇♪
第八回奈良演劇祭、粒ぞろいで、年を追う毎にレベルアップしているように思います♪

■コトバとカラダの研究所『丘の上の人殺しの家』 
夢歩行の方が多数参加されていて、非常にレベルが高い公演。
人を殺した事がない善良な人殺し兄弟の視点がとっても新鮮でした。
見応え十分。来年度も観てみたい♪
 
■チーム・チャットクルー『不幸が暮らす海』 
某高校演劇出身3名が演劇祭のために集まった。
死んだら世界に隙間が…。視点が面白かった。
もう少しコンパクトにしたら、ぐっと良くなる気がします。
 
■芝居maker Goooo To J『悪魔天使のアルバイト』 
奈良、大阪、京都と色んな人が集結!
見えたら死んでしまう(うっかり)悪魔天使と、死んでも尚、恋人を気遣う純愛男が織りなす、ハートフル純愛ラブコメ!楽しかったです♪花言葉がいっぱい、勉強になりました。
 
■役者でない『役者でない』 
一人芝居。ご自身の経験(インフルエンザで降板)を元に、役者について考える。中々楽しい視点で、楽しめました♪
20分物にするなら、もう少し削いだ方がスッキリする気がしました。
 
■EVENT-STATION『掌をさしたので-おはしのお話を-』 
EVENT-STATIONさん観たさに演劇祭に参加している人も多いと思います。
チャライが憎めない小野妹子と、聖徳太子と、隋の使者、ハートウオーミングな知られざる日本史!あ~っ、とっても良かったです!次公演は少し先との事で、少し残念です♪
 
■得ジョー『げんが』 
元戦隊ヒーローの公務員となすび農家、地球の危機に、元戦隊ヒーロー基地で会うのだが…。奈良の方の心を掴んで、爆笑を連発!少しマニアックな笑いなのか、若干乗り過ごした感が有りますが、とっても楽しかったです♪

上田ダイゴ×立花裕介トークライブ

上田ダイゴ×立花裕介トークライブ

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/08 (水)公演終了

満足度★★★★

行けた。
行けた!! もっとストイックな役者さんかと思っていたんですが、気さくな普通の感じの、滑舌がよく聞きやすい 足が23 小さくて 土踏まずがない 青年。 面白かった。

ものわかりのいい病院

ものわかりのいい病院

かのうとおっさん

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2016/06/03 (金) ~ 2016/06/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

やっと、観れた
観たい、観たいと思いながら、3年以上観ることができなかった、かのうとおっさんの劇観てきました。中之島春の文化祭は観ていたので、期待値MAXでしたw
・・・笑いました。他の方も話すように、大爆笑ではないのですが、本当に笑いがくすりと洩れるんですよね。本当に色々と盛りだくさんな仕掛けが丁寧に、時に、大雑把に(あ、逆か。雑多な感じで仕掛ける方が多いかw)あり、絶えないんですよね。飽きや間延びを感じないままの終了。本当に楽しかったです。また、次回作いきますね。

七変化 ねずみ小僧捕物帳

七変化 ねずみ小僧捕物帳

松竹

大阪松竹座(大阪府)

2016/06/01 (水) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★

観てきたよ
個人的な感想。

楽しく、観劇させてもらいました。思った以上に、浅野さんが主役と聞いて、楽しみにしての観劇、よかったですよ。

主役を盛り上げる脇役も存在感出していました。
私の一押しは無駄に存在感のあった、番頭さん。もちろん、主役級のほかの方もよかったですけどね。あとは、踊りの際に他の方より、ひと際目を惹いたのは、片岡さんですね。動きが同じ振り付けなのに、頭一つ出て、洗練されていました。

最終はもっと、辛いものでもよかったかなと思いましたが、めでたしめでたし、、、でしたw

アベベのベ 2016

アベベのベ 2016

劇団チャリT企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

お気楽に笑える作品
説明は仰々しいですが、お気楽に楽しめる作品。
特にコンビにバイトの経験があるとあるあるな連続。
みんな笑っているので、大きなテレビを友達と見ている感じで良かったです。

どりょく

どりょく

かわいいコンビニ店員 飯田さん

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/06/02 (木) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★

うーん
ちょっと自分が想像していた作風と違っていたので、ついていけないところもありました…
会話劇かなと思ったら、わらいとパワーで押して終わる感じで、テーマはいいのに、つたわっているのかな?という感想。
無理やり笑いに持って行こうとして、ミエミエな手法になってしまって、でも長すぎてちょっと飽きてくる感じもして結局笑えないとこれろありました?。
役者さんはいいのに、ドタバタで終わってもったいないな、と思いました。
パワーで押すだけでなく、見せる、というのを考えたら、もっとよくなるのでは。

なだぎ武・山田菜々主演「ドヴォルザークの新世界」

なだぎ武・山田菜々主演「ドヴォルザークの新世界」

劇団東京イボンヌ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2016/06/07 (火) ~ 2016/06/10 (金)公演終了

満足度★★★★

らしさが良く出ていたですと感心
史実ではないようですが・・
ドボちゃんが組み入れようとした
当時のアメリカを判り易く表現できていたなぁと思った
約2時間強!
 
それにしても今回の客席の雰囲気は=
有閑madam空間的な感じがしました
みんなマナーが良く
とっても静かに音楽が堪能できました♪

ネタバレBOX

解り易さとかをもっと追及して欲しかったかな

暗転時のアメリカ国家詠唱はいいんですが
なかなかに楽しめた主人公=ドボちゃんのキャラ使って
暗転時は明転時の前振りで
主人公の状況説明をナレーションで入れたりできたら
よかったかな・・とか思えたですよ
コメディカルナイト

コメディカルナイト

劇団クロックガールズ

新宿シアターモリエール(東京都)

2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめた。
病院の設定。夜間救急外来でのお話とても楽しかったです。医院長ちょっと頼りなかったですけれどいろいろな思いがありあったかい方でしたね。スタッフも確かにコメディスタッフでしたがなんとなくまとまっていたような・・・。ただ、病院が患者さんがいます。入院患者もいます。「死」という現実は遭遇しますね。考えさせられた部分もありました。

くろはえや

くろはえや

JACROW

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/06/05 (日) ~ 2016/06/11 (土)公演終了

ぶつかり合う芝居
吉水恭子さんが書いた芝居を何本か観させていただいているが、それぞれの切り口が興味深い。社会で起こった出来事に翻弄される人々。今回は災害の渦中で起こった事件。それぞれの思いがぶつかり合い、いさかいとなる。こういうリアルな瞬間を同時に体験することこそが演劇の醍醐味だと思った。

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