最新の観てきた!クチコミ一覧

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~ファンタジーの章~ 「PAY OFF MAN!!」

~ファンタジーの章~ 「PAY OFF MAN!!」

演劇ユニットCorneliusCockBlue(s)

小劇場B1(東京都)

2016/06/21 (火) ~ 2016/06/23 (木)公演終了

満足度★★★★★

ファンタスティックファンジー
凄いカッコ良かったぁ♪
はらはらワクワクがいっぱいで、
勿論
笑いどころも盛り沢山っ♪
それぞれのキャラクターも魅力的で、
凄い素敵な作品でした♪

オイル

オイル

U-SPACE実行委員会

雲南市経済文化会館チェリヴァホール(島根県)

2016/06/11 (土) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

メッセージ性の強い舞台。
13:00の回を観ました。
改めて観ると、戯曲自体がかなりメッセージ性の強い舞台だったんだな。。と、昔観た「オイル」を思い出しながら観てました。
出だし、少し主役の女性の役者さんが弱いかな。。と思いながらも、時間を重ねるごとに他のキャストさんも巻き込んで良い感じで仕上がって、力強くなっていく姿を観て、多分、数を重ねる度に良くなってるんだろうな・・と感じつつ、たったの3回公演で終わるのはなんとも寂しい限りだなあと・・ふと。

広島だったら、多分夜の回を、もう1度観てたかな。

舞台を観ながら、台詞の洪水で頭が飽和状態になったあとに訪れる舞台とも現実とも夢とも区別がつかない、不思議な感じの世界へ連れて行かれたようです。。

広島に住んでるとかなり痛いものを感じるのですが、山陰に住んでる方は、やたら出てくる出雲の地名・話にどのように感じたのか、そのことは気になりますね。。

ネタバレBOX

舞台装置が八百屋舞台で、そういうのって面白いなあ・・と思いつつも、そうなると少し動きの演出で制約もあったりするのかなぁ・・と思ったりして、八百屋舞台じゃない演出も観てみたかった気もします。。

あと、野田秀樹が演じているであろうポジションの配役は難しいですな。。観る方も意識してしまう。。
しあわせな日々

しあわせな日々

双身機関

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/02/05 (金) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

しあわせな日々
双身機関は「授業」が一番面白いと思う。

nino-maii にのまい

nino-maii にのまい

モレキュラー・シアター (ICANOF)

シアターX(東京都)

2014/02/15 (土) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★

nino-maii にのまい
豊島重之はある意味、天才!

脱出前夜

脱出前夜

The Stone Age ブライアント

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/06/22 (水) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★

出口なし
復帰おめでとうございます。

ネタバレBOX

企業誘致と観光開発を目的に建設中だったものの、観光目玉の滝が大雨によって崩壊したことで頓挫した鉄道路線の途中駅のホームと隣接するアパートの2階を舞台に、小説家になれない男と介護士になれなくなってしまった女を軸にして、思うようにいかない人たちとそんな人間世界を応援するような、ただ見ているだけのような死神みたいなものを描いた話。

部屋が2階部分だとは少し分かりづらかったですが、前面に線路があり、美しいセットでした。

登場人物の中に鳴神という名字の人がいたので不思議には思ってました。歌舞伎を思い出していましたが、そういうことでした。自身の案件実現に熱心だったのに頓挫したアフリカン寺越さんの復帰が喜ばしくて、そちらの方に気を取られていましたが、鮒田直也さんの作風からするとSFっぽいのが特徴でしたね。精神的に押しつぶされるだけでなく、身体的にも押しつぶされてしまうとは。

そもそもですが、地方で、今の時代に鉄道を建設しようとする企業があるのかという点は疑問でした。

先が見えてしまう人、実現不可能と思わず積極的な人、どちらが幸せなのでしょう。障がい者の女性を捨てるというフレーズが痛く、繋がり心に刺さりました。乙武夫婦が離婚するそうです。同じようなフレーズが聞こえてくるかもしれません。

障害を負った女性の声が大竹しのぶさんの声のようで、迫力がありました。
ダンスがみたい!新人シリーズ14

ダンスがみたい!新人シリーズ14

「ダンスがみたい!」実行委員会

d-倉庫(東京都)

2016/01/13 (水) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

鈴木瑛貴が良かった
すごい美人。
美人でありながら…

サミュエル・ベケット「芝居」フェスティバル

サミュエル・ベケット「芝居」フェスティバル

die pratze

d-倉庫(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

IDIOTと7度
とても面白かった。
IDIOTの実験性と7度の高揚感。
良かった。

熱海五郎一座 ヒミツの仲居と曲者たち

熱海五郎一座 ヒミツの仲居と曲者たち

松竹

新橋演舞場(東京都)

2016/06/03 (金) ~ 2016/06/27 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かった!
「熱海五郎一座」は確か3回目ですが、 新橋演舞場で観るのは初めてでした。

アフタートーク(ダブルコール)時にもラサールさんが行ってましたが、ストーリー的に時事ネタ満載で、とっても面白かった!

それと、予想以上に、ゲストの松下由樹さんと笹本玲奈さんの登場時間が多くて、満喫できました!二人とも面白い!

そして、途中で笑点の司会に抜擢された春風亭 昇太さんもメインキャラで出てましたが、こちらもお得な話が満載でした!

とにかく、面白かった!

ネタバレBOX

松竹の会員だからかもしれませんが、残念ながら当日空いていたおかげで、座席をアップグレードしてくれた。高い席よりも安い席が空いているのはちょっと意外でした。

変な劇団に4・5千円出すなら、こっちの方が面白いのになぁ…
作品№9

作品№9

OM-2

日暮里サニーホール(東京都)

2015/03/20 (金) ~ 2015/03/21 (土)公演終了

満足度★★★★★

OPUS NO.9
素晴らしかった!

アンソロギア

アンソロギア

初級教室

OFF OFFシアター(東京都)

2016/06/22 (水) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

観させて頂きました。
一人一人の立ち振る舞いが、胸に迫り、泣きました。
淋しいけど力強くて前向きなお話でした。
楽しい時間を、ありがとうございました!

綿の味

綿の味

万本桜企画

千本桜ホール(東京都)

2016/06/21 (火) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

何回でも観たいです♪
いろんな人のいろんな思いが描かれているような気がしました。だから何回も観ると、いろんな感じ方ができるような気がしました。そしてやっぱり、小池樹里杏さんの作品は、とても優しいお話でした♪

誰もいない場所

誰もいない場所

OMEGA CRUE ARTISTS

上野ストアハウス(東京都)

2016/06/22 (水) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1853(16-143)
19:00の回(曇)

18:25会場着、受付(整理番号あり)、18:30開場。

ここは久しぶり(水中めがね∞ダンス部の公演 2015/8)。

薄汚れた、ごみが散乱する映画館、正面には(白だけど)銀幕。上手にドア、「ONAIR」のサイン。古くてよくみえない破れかけたポスター。左右2ブロックの客席、左最前列のみやや低い椅子。

19:05前説、19:10開演~20:43終演。

こちらは初めてですが、制作の菅井さんは(脚本・演出)「月を泳ぐ魚(2014/3@ LIFT)」「薫風(2015/3@きいろろ聡明堂)」を、池田萌子さんは「共演NG(2014/5@「劇」)」を観ていました。

閉館同然の映画館とそこで鑑賞することになった古臭い映画の世界とが交互に展開。

初めは面白い趣向かもしれないけどそれがお話にどうつながるのか「?」でしたが、そこは巧くできていました。

映画館の3人も映画の中の登場人物も(多少濃いキャラクターではありましたが)よかったと思います。

とりあえず、ネタバレにならないように…

メルシー!おもてなし~志の輔らくごMIX~

メルシー!おもてなし~志の輔らくごMIX~

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2016/06/04 (土) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

メルシー!
パルコ劇場が休館になるとのことで、それなら最後に何か・・・と思っていたら生協のチラシに載っていました。抽選になるのでどうかなあと心配していたら無事当選!と言うことであまり前知識の無いまま見に行きました。フランス特使の奥様とお子さんが、ある地方都市のさびれた商店街にひな人形の頭師を訪ねると言う話とチラシにあったので、その道中ドタバタ記かなと思っていたらそうではなくて、商店街のみなさんのドタバタ記でした。これがすごく可笑しくて、いつもにないくらい笑いました(日頃そう言う作品を選んでいない?)。中井貴一さんはもちろん、勝村政信さんも面白かったです。新しいパルコ劇場は今より客席が増えるそうですが、利用者に心地よい劇場になることを期待します。

AOI NO UE 葵上 TOMOE 巴

AOI NO UE 葵上 TOMOE 巴

(有)Yプロジェクト

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2016/06/22 (水) ~ 2016/06/24 (金)公演終了

満足度★★★★

今を捉えた内容
「AOI NO UE 葵上」と「TOMOE 巴」の2部構成であるが、その底流には共通した現代の問題が描かれている。両方観ると分かるが、葵上だけだと、そのタイトルから源氏物語そのものを想起する。確かにその描きが濃いが、あくまで現代、それも今を捉えたものである。
テーマは明確であり、それを印象的に描くという演出の工夫が観られるが、少し中途半端な感じもする。それでも物語に強い牽引力があり、最後まで飽きさせない。
(上演時間2時間20分 途中休憩10分)

ネタバレBOX

舞台セットは、三間四方の正方形の舞台。その角には柱、客席正面奥には囃子方(能管、小鼓、ピアノ)、上手にコロス(地謡合唱隊)。下手には、あの世とこの世を結ぶ橋掛かりの通路がある。

「AOI NO UE 葵上」...新興宗教「光の源」は信者を増やし、国政にも影響を及ぼす。教祖、光(ひかる)の正妻葵(あおい)は懐妊したが、子宮に重度疾病が見つかり余命宣告がされる。呪術使いの巫女によれば、そこには六条(光の愛人)の生霊が見え、その霊を退治する。そこに表れた真の姿は...。
源氏物語「葵上」が材か。

「TOMOE 巴」...選挙を控え、憲法改正・悪論議、特に憲法9条 自衛隊のあり方が選挙の争点。そんな時期、墓参り愛好家(墓マイラー)達による有名人の墓地巡り。そこに現れる三島義仲(由紀夫)の愛人(男)の亡霊が現れ、自衛隊市谷駐屯地での三島割腹自殺の光景。義仲と最期を共に出来なかった恨み言...。
能「巴」が材...木曽義仲の愛人にして女武者
「AOI NO UE 葵上」と「TOMOE 巴」の間に狂言回しならぬ、現代漫才が挿入される。

両方の底流にある現代の政治(社会)問題への問いかけ。そのテーマは明確であり、それを能楽×現代劇×音楽劇として魅せる。古代の物語を現代に置き換えて...そこには少しの融合、融和も見られない、中途半端な感じがした。

古代の物語の部分は能楽...その夢幻能であるが、現代シーンでそれを行うと違和感がある。また能面も上部分(目鼻)だけを覆うもの。音楽は和楽器と洋楽(ピアノ)の音質の違いもあり調和していないと思う。「AOI NO UE 葵上」も「TOMOE 巴」も、それどれの描きの中で「古代」と「現代」を区別し、別々に描いている。それゆえ分離した印象であり、その演出のために能楽と現代劇をあてがうようだ。そしてその音楽も古代=和楽、現代=ピアノのような。もっと古代、現代を融和してモチーフが垣間見える程度でも良かったと思う。

しかし試みは面白く、違和感を感じつつも飽きることはない。逆に物語の展開に興味津々、楽しめる。その意味でなんとも不思議な公演であった。まさしく”現代能楽劇”なのかもしれない。それを体現した役者陣の演技は見事。

次回公演を楽しみにしております。
ただの自転車屋

ただの自転車屋

劇団東京乾電池

本多劇場(東京都)

2016/06/22 (水) ~ 2016/06/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

変わりなく
劇団東京乾電池創立40周年記念本公演ということでロビーは劇団員総動員でお祭り気分。作品は乾電池ならではの不思議感漂う舞台。それぞれの役者の含み笑いにこちらも笑ってしまわずにはいられない。ふわふわ漂いながらも岩礁に乗り上げたりなクスクスジワジワと可笑しい舞台でした。

ギンノキヲク2

ギンノキヲク2

演劇制作体V-NET

TACCS1179(東京都)

2016/06/15 (水) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★

順番
このシリーズ、最初に「ギンノキヲク FINAL」を観てしまっていた。「ギンノキオク」というシリーズのいくつかの過程があっての FINAL。今回、初めて途中過程の作品を観て、観る側も始めからじっくりと作品と付き合うことが必要だなと痛く感じた。よく出来た作品ではあるが、集大成の FINALに比べると重みが違う。かなり軽く感じてしまう。また、キャストミスかな?と思われる部分も少なくない。そこに放り込まれる各々に、それらしさがあまり感じられない。パーツパーツが役としてしっくりしていないように感じられた。初見の方にはお薦めするが・・・。

キダリダ→

キダリダ→

wonder×works

俳優座劇場(東京都)

2016/06/02 (木) ~ 2016/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

大阪公演も是非観たい!
東京公演を観劇してから2週間以上経ちましたが、未だに舞台の感動が甦ってきます。
「キダリダ➡」東京公演、泣きました(>_<)!
私は初演も再演も観ていたからではありますが、しょっぱなから涙がこみ上げてきて、中盤も泣いて泣いて、最後も嗚咽が止まりませんでした(ToT)
泣くと言っても可哀想で泣くのではなく、感動で溢れる涙です。笑いもありますし、あちらこちらにちりばめられた伏線が「そういう事か!」とハマった時の快感、たまりませんでした。

そして、自分の置かれた環境に嘆くだけではなく、懸命に必死に前に前に生きる人間達、本当にカッコ良くて惚れまくりました。

この「キダリダ➡」、ストーリーは大阪に住む在日韓国人の方を中心とした物語ですが、伝わってくるメッセージはその事だけに留まらず、様々な想いが多重構造で押し寄せてくる作品になっていました。

それが驚いた事に、今回、再演からもかなり変わっていて、新しい役も色々と増えていましたし、何より芝居の質自体が全く別の新しい舞台に造り上げられていたように思います。
初演から関わっていらっしゃる方はじめ、皆さんよくここまでの大きな改変ができたなと、チャレンジ精神、更なる高みを目指す志しに感服致しました。

また、こんなにも全ての登場人物のバックグラウンドが見えてくる芝居は初めて観たように思います。
説明台詞が一つも無かったように思うのですが、役者さんの芝居だけでスッと状況が伝わってきて、余計なモノが何一つ無いので、ダイレクトに心にガツンと響いてくる感じです。
セリフもポツポツでシーンも少ししかない役であっても、その人の人柄や生活、生きてきた環境が分かりました。
こういう人達が、こういう場所で 様々な事情や想いを背負って生きている…、その生き様がリアルに迫ってきます。
無茶苦茶テンション高く、凄いテンポでセリフの掛け合いが続くのですが、それでも形式に見えず「いるな~こういう人。」とすんなり入ってきます。

人間ドラマが幾重にも折り重なって、泣いて笑って脳みそフル回転で、心をわっしと掴まれて揺さぶられまくりの、とてつもなく濃厚な2時間でした。

時代は移り変わっていきますが、人は生きていくし、想いは受け継がれていく。

私自身が親となった今、たくさんの大切なことを改めて心に響かせてくれた貴重な出会いとなりました。

間もなく大阪公演ですね!
出演者の皆さん、スタッフの皆さん、大阪公演では更にガツンと濃密な舞台に進化されると思いますので、どうぞ究極の「キダリダ➡」をやってきちゃって下さい!応援しております(^o^)!

The Wonderful Parade

The Wonderful Parade

to R mansion

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/06/22 (水) ~ 2016/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★

面白いパントマイム的なやつ
パントマイム“的”というのは、限りなく「演劇」であったから。
ストリートや国内外で鍛えられたパフォーマンスで、「絶対楽しませる」という気迫を感じた。

そして、気持ち良く笑った60分。

and ナイス! シマシマ!

ネタバレBOX

途中から入場ができないということで、開演は少し押した。
しかし、舞台の上には、野崎夏世さん(なのかな?)がすでにいて客席を和ませる。
まあ、客いじりなどである。
が、これがいちいち面白い。客席はすでに楽しんでいる。

お客さんの中にシマシマのボーダーを着ている方がいて、いい感じにいじっていた。
これがまさか伏線になるとは、このときは、客席の誰もが、というよりも出演者の誰も気が付いていなかったのだ。

パントマイムに日本語や英語、フランス語、無国籍の言語らしきものもが少し加わり、ダンスもあって(これは見事!)、さらに舞台のほとんどが暗闇の中ということもあり、独特の雰囲気なのだが、「笑える」のだ。楽しいのだ。

それぞれの出演者のパフォーマンスのレベルが高い。
きちっとしているから、面白くなるし、そうできなければ、この暗闇の演出が活きてこない。
だから、舞台の上に観客は心から入り込める。変な暇な時間を作ってしまわない。

「暗闇」がなければ成立しない内容で、「暗闇」の作り方があまりにも見事すぎる。なので、照明ももちろん素晴らしい。照明は、パスカル・ラージリさんという方で、フィリップ・ジャンティ作品にもかかわっているという。さすがだ。

ストーリーは単純だが、涙から海への展開と水中の表現など、なかなかである。
ほとんど言語に頼らない内容なので、小さな子どもから外国の方まで楽しむことができるだろう。

ただ、これだけの演出と演技ができるのならば、もっと内容のあるストーリーにできなかったのかと思う。
プロポーズするときに指輪をなくして、見つけるまでのストーリーなので、万人にわかるとは思うのだが、さらに現代を切り取るような深みがあったとしても、このパフォーマンスグループならば、笑えて楽しめて、さらに考えさせたり、うなずかせたりできる作品を生み出すことができるのではないかと思う。

または、世の中にある戯曲を「to R mansion」の解釈で演出しても面白いのではないかと思うのだ。

今後の活動に期待したい。

あ、そうそう、「シマシマ」である。

最前に座るシマシマの方がどうやらペットボトルを落としてしまったらしい。
ドンという音がしたのだが、そのとき舞台にいた出演者が見事にそれを笑いに変えてくれた。まるで客入れ時の客いじりが伏線だったようにだ(笑)。

こんなところや、客入れ時の客の扱い、フクロウの鳴き真似を観客にさせるなど、ストリートで培った経験が活かされているのだろう。このあたりにもこのパフォーマンスグループの強さと上手さを感じた。

ストリートや国内外で鍛えられたパフォーマンスで、「絶対楽しませる」という気迫を感じずにはいられなかった。

東京都のヘブンアーティストということなので、次は、どこかの街角で会えるかもしれない。
父が愛したサイクロン

父が愛したサイクロン

DOOR

SPACE9(大阪府)

2016/06/17 (金) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

感情がストレートに伝わるお芝居
父はヒーローだったのか?
娘のそんな疑問が色々な人の登場で紐解かれていく…

笑いあり涙ありの虎本剛さん(ステージタイガー)のブレない作品
虎本さんの作品はいつも感情が真っ直ぐ伝わってきます

笑いに関してはお父さん役の早川丈二さん(MousePiece-ree)は芸人気質なのか?心得てらっしゃる!
役者さんそれぞれががいい味を出していて楽しめました
ラストに娘役の御意さん(ProjectUZU)の涙ながらに父の想いを語る演技が良かった…(T T)

空間は広さはちょうどいい感じで良かったのですが
対面舞台は反対のお客さんが気になってちょっと集中力が散漫になる時がありますね(^^;;

屋根のない城

屋根のない城

ムーンビームマシン

HEP HALL(大阪府)

2016/06/11 (土) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

ムーンビームマシンの世界感に浸れました!
本公演では、手品やダンスなど、ムーンビームマシンさんらしいエンタメ要素があちこちにありました。
そして今回、ムーンビームマシンの世界感たっぷりの3つの短編『Karen』『玩具修理工場』『煙突と幻』で構成。
それぞれの短編に惜しげもなく豪華な役者さんがご出演!
好みは『玩具修理工場』です。

ネタバレBOX

第1話『Karen』はほとんど「赤い靴」のお話…のような感じで、ムーンビームマシンさんらしいファンタジー感はあまり感じられませんでした。

第2話『玩具修理工場』の世界感は、ファンタジーそのもの。
起承転結、そして伏線回収まで、良く考えられており、バランスのとれた内容でした。

第3話『煙突と幻』は、とってもムーンビームマシンさんらしい世界感で、期待度アップ。面白いのですが、贅沢を言えば、もう一ひねり欲しかった…。

全体として、一体感がなく、物語間の繋がりも希薄で(短編間での相互干渉なども面白い)、結局、公演名『屋根のない城』の由来も???
世界感倒れの感じが…。

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