
七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字
アガリスクエンターテイメント
サンモールスタジオ(東京都)
2016/08/31 (水) ~ 2016/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
優れたパロディー作品2つ
抱腹絶倒の中に作家の芸術観、哲学が盛り込まれており、笑いながらもたくさん勉強になり、3つくらい頭が良くなって劇場をあとにすることの出来る作品。このセンス最高!

撃鉄の子守唄 2016年版
劇団ショウダウン
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2016/09/01 (木) ~ 2016/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
財宝の中に飛び込むような三時間の旅
待ちに待った劇団ショウダウンさんの東京公演。こちらの期待を裏切らず、ド直球のファンタジーでたっぷり楽しませていただきました。三時間は長いのではと思いましたが、見どころが散りばめられていて、気がつけばカーテンコールまで駆け抜けていました。
これから残り六ステージはかなり大変だと思いますが、少しでも多く目撃したいと思います。

七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字
アガリスクエンターテイメント
サンモールスタジオ(東京都)
2016/08/31 (水) ~ 2016/09/04 (日)公演終了

和牛ステーキ 1 ポンド
コルバタ
シアターブラッツ(東京都)
2016/08/25 (木) ~ 2016/08/28 (日)公演終了

『執行の七人』
劇団太陽族
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2016/06/16 (木) ~ 2016/06/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
事件!
それは演劇だけど演劇ではなく、
リアルにその場で起こっていた事象のようであり、
大人の演劇人が持てる全力で成し得た詰め将棋のような作品。
脚本にも無駄がなく、
日常が事件であるという逸品。
役者さん上手すぎ!

舞台版うしおととら 第44弾 第47章「不帰の旅」第48章「混沌の海へ」
シアターOM
シアターOM(大阪府)
2016/06/23 (木) ~ 2016/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★
ばとん
稲森さんが渡したバトンは受け継がれて続いてゆくのだと感じた。
物語もクライマックス。
高津も最終章。
余計にキャストも力が入ろうというもの!

doubt -ダウト-
いいむろなおきマイムカンパニー
AI・HALL(兵庫県)
2016/06/17 (金) ~ 2016/06/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
美しきサイクルのメビウス
一糸乱れずという言葉を実践するのに一体どれほどの時間と労力と集中が必要か?
それを行えるカンパニーで尚且つ普通のお客様の心に届ける事が出来る神舞!
美しきサイクルのメビウス

ランニングホーム
ステージタイガー
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2016/06/02 (木) ~ 2016/06/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
虎本節!
虎本節が円熟味を増し、
各キャラクターの立ち方も完璧。
誰もが虎本さんの生き写しであるかのような台詞回しが活き涙腺崩壊を誘う!
月曜迄!
僕は久々に虎本さんの作品に触れることが出来て幸せである。
嗚呼、この方はずっと走っているのだ。
ずっと戦っているのだと感じて震える。
何回も涙腺が緩むのだが、
正直、歳のせいかも知れないなどとも思っていたりもしたが、
二郎という高校三年生が何と顔をぐしゃぐしゃにして出てきた(笑)
そして、劇団SOLA のお二人(お名前を存じ上げないが女子高生らしい)も『ヤバい泣きました。』と連呼。めちゃ興奮されてました。
また時間見つけて追記します。
とにかく言いたい事は月曜迄!!!
物語は行ったり来たりという時系列ではなく、
キャラクターのクローズアップで前後させる手法。
これがまた非常に効果的で一人一人の抱えるものがより分かり易く胸にどしんと来る。
なんだろう変化球ではない、
人間が走って走っての汗を飛び散らせて生きる様が存分に発揮された作品で、ステージタイガーがステージタイガーである為の証明の作品であった。
奇作ではない。
変化球ではない。
ましてや、
大魔球でもない。
まっすぐのど真ん中。
大阪にはこんなに真っすぐの劇団が居るのだ。
誇りである。

PUBLIC∴GARDEN!『ハッシャ・バイ』
エムキチビート
サンモールスタジオ(東京都)
2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
ハッシャバイ!
非常に上品でありながら、
小劇場の激情をミクスチャーした舞台。
舞台セットは攻めているし、
主宰の米原さんの恐ろしいまでの爽やかさが素晴らしい。
また個々も東京レベルを見せつけるに充分。

ゼクシーナンシーモーニングララバイ
片岡自動車工業
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2016/06/24 (金) ~ 2016/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★
エビレタス炒飯!
片岡自動車工業 Vol.1「ゼクシーナンシーモーニングララバイ」を観た後に
番匠真之(ThE2VS2)さんと久エビレタス炒飯を食べたくなり一路 王将へ!
ラストもわかっていても、
あんな台詞が来たらダメですね。
泣いてしまいますね。

変調・三人吉三巴白浪
カン劇cockpit
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2016/07/02 (土) ~ 2016/07/04 (月)公演終了
満足度★★★
久々のカン劇さん!!!
古き新しき切り口。
絢爛雅な装いと泥臭い空気感。
渾然一体となりしカン劇cockpit風人情刃傷沙汰!
その終りに待つものとは?

『黒船』、 『ウインドミルバレー 最後の三日間』
劇団ショウダウン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
豪華な二本!!
荒くれの猛者が集う黒船に、
強いキャストが完璧に世界を構築。
今回は、金哲義(May)さんの参加がこの作品を成功に導いたと言っても過言ではない。
がっはっは!
と漫画のように笑い、語尾に『ござる』を付け、秀逸なアドリブを放り込んでくる。
そしてそれを振り払うどころか、
それを凌駕する受けを披露するキャスト!
類稀なる威圧感を発揮する升田さんを筆頭に、ゲキゲキメンバーがこれ以上はないくらいにキッチリ世界に染まっている。
古川さんのストーリーテラーぶりは回を追うごとに真実味を帯び、中路さんはあの満面の笑顔を殺し作戦指示を考える役柄に徹する。
中鶴間くんはSTAR☆JACKSでは絶対にないポジションに自由闊達に泳ぎ回り、
若いイサゴくん、國枝くんが想像以上に仕事をこなし、男メンバー層の厚さを誇示した。
そして女子メンバー!
宮島は安定のキャラに肉付けをし新たな魅力を模索し、たけうちさんは少年役を公演経験二回目とは思えないくらい豊かな明るさを提示、野村さんは前作を観た時に衝動でオーディションを受けるアイドルらしからぬアグレッシブさで妖艶な役柄を演じる。
そしてフーコさんは存在感のあるツンデレを見事に演じ分ける。
何度も言うがこの作品は傑作だ!
【ワクワクする】
をキーワードに、こんなにワクワクする作品はなかなか他にはない!

『テノヒラサイズの人生大車輪』’16 夏祭り
AR PRESENTS
ABCホール (大阪府)
2016/07/05 (火) ~ 2016/07/06 (水)公演終了
満足度★★★★★
テノヒラサイズだけどテノヒラサイズではない逸品。
テノヒラサイズだけどテノヒラサイズではない逸品。
役者さん7人中5人がテノヒラメンバーではないのだが、
椅子、音楽、パフォーマンスの盛り付けで同じ作品だけど全く違う傑作。
こんなに違うのかと楽しめた。
なによりこの中に納めたら、こんなに誰もが面白いのだというお手本のような作品。更なる作品の進化を期待します!!!!!

INDEPENDENT:3rdSeasonSelection / JAPAN TOUR
INDEPENDENT
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2016/07/14 (木) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

JACK
ハネオロシ
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2016/07/15 (金) ~ 2016/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★
18歳の狂気!
18歳座長が描く狂気。
切り裂きジャック!
劇団公演として前回公演に比べるまでもなく、
完成度が跳ね上がった。
これは主宰の諏訪くんが他の劇団の客演で培ったものが大きいからだ。
更に新しい冒険をしてほしいと思った。

A級MissingLink 第23回公演 或いは魂の止まり木
A級MissingLink
AI・HALL(兵庫県)
2016/07/15 (金) ~ 2016/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★
やるせない思い
遣る瀬無い程に掻き毟りたくなる感情は多分、
望郷と血の繋がりと、
理解し得ない家族への苛立ち。
見てはいけない、
知ってはいけない、
感じてもいけない哀しみが溢れ出る。
リンダさん見事。

鼠(ねずみ)―2016―
モンゴルズ シアターカンパニー
IRORIMURA・プチホール(大阪府)
2016/07/09 (土) ~ 2016/07/22 (金)公演終了
満足度★★★★
ネズミ!
今回、前回よりもポップに仕上げたらしく前回公演を観てない僕は歯痒い。
にしても『間』の取り方が美しいー明さん藤田さん!

新約熱海殺人事件
EgHOST
高田馬場ラビネスト(東京都)
2016/08/30 (火) ~ 2016/09/04 (日)公演終了
満足度★★★
新約と言うよりは”新案” 【狂気の行方】
つかこうへい氏が生きていたら何と思うだろう。苦笑するか怒るか...本筋(ストーリー)や舞台セットは今まで観てきた「熱海殺人事件」であったが、その演出は西荻小虎氏の独自性が出ている。その特徴は、ストーリーよりも観(魅)せて楽しませるというパフォーマンスの印象が強い。その意味で”新約”というよりは「”新案”熱海殺人事件」といった感じである。
副題「狂気の行方」とあるが、当日パンフに演出・西荻氏の解説が記載されていた。それを都合よく抜粋させてもらえば、「…恐れるな。深淵に足を掴まれ立ちすくんでしまうなら、俺達が前を歩こう。背中を追いかけてこい。その先で待っているから」と。
言葉は悪いが、手垢の付いたような「熱海殺人事件」を独自の演出で表現するため、自分自身を勇気付けしているような。
(上演時間1時間25分)

オムニバス of Oi Oi vol6
Oi-SCALE
駅前劇場(東京都)
2016/08/30 (火) ~ 2016/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★
別の意味で怖い!【A】
夏場のオカルト話は、背筋も凍るような怖いものを期待したが、表層的な怖さではなく物語に描かれる内容が深く怖い。今回観たのはAプログラムの4話オムニバスであるが、どれもがアフォリズム、滋味がある観応えあるものばかり。
開演前の舞台にはモニターが2台、上手・下手側の壁際にもモニター2台が設置されている。画面には何も映し出されていないようであるが、受付時に渡されたフィルターを透して見ると、そこには...。
(上演時間1時間40分)

撃鉄の子守唄 2016年版
劇団ショウダウン
HEP HALL(大阪府)
2016/08/20 (土) ~ 2016/08/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
心に火がつきました
大阪での公演、拝見いたしました。
圧巻の演技とスタッフワーク、そして何より壮大な脚本の世界が深い魅力を持っていました!
爆笑ものの小ネタのシーン、こちらまで楽しくなるダンスのシーン、それからやっぱりナツメさんらしいカッコいいシーンがどれも最高でした
!
個人的には、1幕の終盤のとあるカッコいいセリフがお気に入りです!笑
観てよかった...