最新の観てきた!クチコミ一覧

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晩餐狂想燭祭~惨~

晩餐狂想燭祭~惨~

Dangerous Box

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/11/11 (金) ~ 2016/11/15 (火)公演終了

満足度★★

雰囲気倒れ
前作の評判の良さに、興味を持って行ったのだが、これは芝居だと思うからいけないのか?
少なくとも芝居として観た限りでは、期待外れであった。

それっぽいエピソードに、それっぽい言葉の羅列、ただそこにあるのは雰囲気だけである。
時代がかった味のある言葉を出していながら「ら抜き」だったりするのもしらける。

激しい調子で、立て板に水で喋り続ける俳優たちはすごいとは思う。
男女ともに、台詞術に長けた俳優が一定数おり、見事な名調子を聞かせてくれる。
だからこそ、彼らに同情したくなってしまうのだ。

もちろん、ショーであればこれでいいだろう。
今後はショーであると銘打ってもらいたいものだ。

しかし、ショーであっても、前説の、騒音としか思えないマイクの声の大きさと、押しつけがましさに、本編が始まる前に帰ろうかと思ったことも付記しておく。

『愚図』

『愚図』

KAKUTA

あうるすぽっと(東京都)

2016/11/10 (木) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

愚図
ぐずぐずしているから愚図なのか、愚図だからぐずぐずしてしまうのか分かりませんが、もっとなんとかできたんじゃないかと思ってしまうのでした。

口紅

口紅

サンライズプロモーション東京

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/11/09 (水) ~ 2016/11/14 (月)公演終了

満足度★★

期待し過ぎ?
どこが「口紅」だったんだろうと思ってしまったので、終演後スタッフさん(の中でも偉そうな方?)に聞いてみたところ「作者はタイトルには意味は無いと言ってますので、ご覧になった方次第です」と言うような回答でした。説明からもっとスリリングな縺れた展開を期待していたのでしたが、そうでもなかった。あのすごく間の悪い会話は、本当に日常なのだろうか。

メガネニカナウ2

メガネニカナウ2

メガネニカナウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/11/11 (金) ~ 2016/11/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった
前回に引き続き、今回も
期待大で観させて頂き
ました。
やはり裏切られない!!
これだけ関西小劇場の
オールスターを揃えられたら
当たり前の事なんですけどね。
是非、メガネニカナウ3を
期待しております♡

ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~

ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~

キューブ

本多劇場(東京都)

2016/07/24 (日) ~ 2016/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

古田新太~!!!
ようやく観ることができた古田新太舞台!。ナンセンス!なんてナンセンスなんだ!。。大好きだ!

ミス・サイゴン

ミス・サイゴン

東宝

帝国劇場(東京都)

2016/10/15 (土) ~ 2016/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★

何度観ても涙腺が・・・
大好きな「ミス・サイゴン」@帝劇。ダイヤモンド・ユカイさんのエンジニア役がかなり良かったのと、クリス役の小野田龍之介さんが思い切りのいい歌声とGIらしい体格で今回のベストキャストの1人に勝手に認定!。キムは高値安定の笹本玲奈さん。

ミス・サイゴン

ミス・サイゴン

東宝

帝国劇場(東京都)

2016/10/15 (土) ~ 2016/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

今回はキム・スハさんに尽きる!
今季「ミス・サイゴン」2度目の観劇。御大市村さんの見納め&大注目のキム役キム・スハ出演回。市村さんの余裕とも見えるいで立ちにため息。そしてなんといっても、キム・スハさんが凄い!伸びのある高音域と、若いが故のキムの不器用さ、切なく泣く演技のコントラストが明確に出てる!キム・スハさん。僕の大好きな、ファルセットを多用し過ぎない伸びやかな歌声に惚れ惚れ。日本語も明確でさぞ猛トレーニングを積んできたんだろう。すべてに素晴らしい才能を持った逸材だと確信!。またすぐに聴きたい。

悪巧みの夜

悪巧みの夜

同級生演劇部

梅ヶ丘BOX(東京都)

2016/11/01 (火) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

須貝英さんワールド
僕が200%リスペクトの名俳優、浅野千鶴さんが味わい堂々とは別に参加したユニット「同級生演劇部」旗揚げ公演「悪巧みの夜」。序盤、ラストへ向けて伏線を散りばめつつ、ひたひたと後半へ。後半は観る側をのけぞらせるような壮絶的なラストに向けて凄い速さで進めていく。その構成にまず感動。そしてユニット3人のスキのない演技。”凄い”っていう月並みな言葉しか今んとこ出ません!。

稚拙で猥雑な本能寺の変

稚拙で猥雑な本能寺の変

雀組ホエールズ

「劇」小劇場(東京都)

2016/11/09 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめました
戦国時代にタイムスリップ!といっても、ほぼほぼコメディのノリなんですね。一応タイムパラドックスは気にしてましたが。ギャグ満載で、ちょいと人情話にホロリ。リラックスして楽しめました。しかしフロイスのザビエル頭がホンモノだとは。

一人芝居ミュージカル短編集vol.1

一人芝居ミュージカル短編集vol.1

一人芝居ミュージカル短編集

アトリエ・カノン(東京都)

2016/11/03 (木) ~ 2016/11/15 (火)公演終了

満足度★★★

今後に期待
オムニバス形式で、1人30分程度で見せていく1人芝居でミュージカル要素を含んだ舞台。客席とステージがフルフラットで非常に至近距離なので、演者の息遣いや表情がダイレクトに来る迫力が感じられる。
今回が第1回目ということで、限られた稽古期間とのこともあり、ほぐれきってない部分もあったような気がするが、その試みに拍手。今後もぜひ継続的にやっていってほしいと思えるステージ。

『愚図』

『愚図』

KAKUTA

あうるすぽっと(東京都)

2016/11/10 (木) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

愚図
約2時間15分。市井の人々あるいは社会的弱者の群像劇と言えるのかな。飛行機の轟音、ある時期の自粛ムード、ホームレス、特殊清掃、沖縄旅行など。人間関係や会話よりも題材自体がヒントだったかも。『往転―オウテン』から5年。映画「紙の月」「東京難民」思い出す。

ネタバレBOX

やきとり屋の腹違いの兄弟が、沖縄にいる父のために持参した酒を皆で飲んでしまい、酒瓶が入っていた箱をうまく使っていた(主人公が横領した金をその箱に入れて、妻に配送した)。
木の上の軍隊

木の上の軍隊

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2016/11/10 (木) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

栗山演出の妙
初演(藤原竜也版)は観ていないが、アフタートークによれば「より演劇的になった」とのこと。
解りあえない関係のもどかしさを横軸に、沖縄戦の時間軸の縦軸の絡み具合が見事。

ドラゴンはもう唄わない

ドラゴンはもう唄わない

山尾企画

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2016/10/22 (土) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

全編ミュージカル張りの歌。世界観が素晴らしい!
「テオ教を信じる国。
ケモノは悪と教えられ…。」

世界観が素晴らしい!
全編ミュージカル張りの歌。
迫真の演技。
ケモノの力が少し甦った、心優しい人達の悲劇!

歌あり、笑いあり、楽しかった!
ラストもう一押しあれば、泣いたかも?

テオ教を信じる国。
ケモノは悪と教えられ…。

全編ミュージカル張りの歌。
迫真の演技。
ケモノの力が少し甦った、心優しい人達の悲劇!

歌あり、笑いあり、楽しかった!
ラストもう一押しあれば、泣いたかも?

入場時、手のひらサイズの、ろうそく型ライトを配られ、また案内の方の衣装も凝られてて、雰囲気を盛り上げて頂きました。

配られたライトを頂けてラッキー。
ありがとうございました。

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

劇団チョコレートケーキ

シアタートラム(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★

目のつけどころ
初演は駅前劇場の後方席で観劇、皇后の笑顔に白けを催した。大正天皇嘉仁を演じた西尾氏の演技が突出。歴史認識の面では、明治・昭和に挟まれたデモクラシーが花開いた時代とは言え、これを大正天皇の個人思想、資質に寄せ過ぎでは・・フィクションとしては面白いけども、という印象だった。
が、すこぶる評判がよく賞まで取った。しかもあの皇后を演じた女優が・・という事で珍しく(会場がトラムという事もあり期待も膨らませて)、足を運んだ。
皇后は内面を見せない「宮様」の所作をなぞり、その所作の中で精一杯「意思」を貫こうとする様が、今回は見えた。もっとも、意味的には、だから何だという話ではあるのだが。
歴史の流れ(軍主導の政治)に抗えない個人、という意味で庶民と同様であった、という結論がそこにある。押さえるべき「問題」は、その抗えなさにある訳だが、抗えない中でも抗おうとした、その痕跡を示し、それを見る者が胸を打たれるというのは、忠臣蔵である。そういう感動の仕方を私は好まない。もし大正天皇もろとも日本の民主主義の萌芽が摘まれたなら、歯がみこそすれ涙などもっての外だ。全て今の問題だ。
 芝居は面白い。静謐な宮中でのやり取りが、抑制した台詞が、佇まいや儀礼的な所作が、可能な限り(実際そうなのかなと想像される形で)なぞられていて、その中での感情の昂ぶりも的確な温度で透けてみえ、そうした「現象」を味わう快さがある。そうして人物たちの内面がよく伝わってきた。
 大正天皇を俎上に上げた功績、という事になるのだろうが、しかし人間嘉仁物語、というのでもない独特なものがある。

稚拙で猥雑な本能寺の変

稚拙で猥雑な本能寺の変

雀組ホエールズ

「劇」小劇場(東京都)

2016/11/09 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

筋は良くでき過ぎ
猥雑さは中途半端

ネタバレBOX

織部治と明神健一郎のサラリーマンコンビが迷い込んだ先は本能寺の変間近の戦国時代。信長を慕っていた光秀に、人質を取って信長を討たせようとする秀吉の野望に対して、織部が持ち込んだ歴史の参考書を読んで結果を知っていた信長が下した裁定とは、神になれないことを知って、まあいいか、そんなに野望があるのなら秀吉に禅譲して、百姓になって新しい生き方をしようかというものでした。光秀も織部姓を名乗って百姓になり、織部のご先祖様になりましたとさ。

歴史は変更されることなく、サラリーマンコンビは無事2016年に戻りましたが、信長と蘭丸が2006年の世界に来ていて、営業で訪問する先の社長と女秘書になっていましたとさ、シャンシャン。

明神健一郎は下品で織部治は地味、信長の評した通りでしたが、、『稚拙で猥雑な戦争劇場』と比べて下品さはそれほどでもなく、ま、猥雑を期待しているわけではなく、無きゃ無いでいいのですが、今回は中途半端ってとこかな、また素晴らしいSFに仕上がっているとは思いましたが、きれいにまとめられ過ぎという感じがしました。
サバイバーズ・ギルト&シェイム

サバイバーズ・ギルト&シェイム

サードステージ

紀伊國屋ホール(東京都)

2016/11/11 (金) ~ 2016/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

いい人選
ある瞬間にいいなと思いました。

ネタバレBOX

玉砕して死んだと思って家に帰ってきた青年、死んだのは自分だということを知らせに来た上官、空爆で部員が死んで自分だけ生き残ったと悩む映研の女子大生、青年の母が再婚しようとしている相手は26年前に津波で妻子を亡くしていて、青年の兄は心臓が悪くて徴兵されず引きこもっていて、そんな状況下で青年は消える前に生きた証として女子大生を主役に「ろみ男とじゅり」の映画を撮ろうとする話。

災害や戦争で生き残ったことを罪悪に感じたり、恥ずかしく思ったりすることを描いた作品で、津波があった地震から26年、日本が戦争をしているなどの近未来は如何にも鴻上作品的だと若干食傷気味、延々と撮影風景が続くとまだ先が長いとうんざりもしました。

ややぽっちゃり系は鴻上好みだなと思いつつも、サイエンスZEROの南沢奈央さんの美貌と声の大きさに感心したり、片桐仁さんの熱演に感心したり、お母さんの再婚相手の奇行の原因が分かったりして引き込まれていきました。そして、本当に死んでいたのは誰かということにふと気付かされる瞬間にいいなと思いました。

その他大勢というか、その他少数は、不要とばかりに影絵や声だけで処理していましたが、きちんと役者を使っても良かったのではないかと思いました。
俺んちに神様!? 2016

俺んちに神様!? 2016

タッタタ探検組合

ザ・ポケット(東京都)

2016/11/09 (水) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★

まさに喜劇
喜劇舞台の勢いと破壊力を感じた濃厚な舞台。
欲張って言えば、せっかくの七福神それぞれにもうちょっと見せ場と笑いの種があっても良かったかも。それぞれ魅力あふれるキャラクターだし。
本気の喜劇舞台をしっかり楽しめた。

ネタバレBOX

ゆるいテンポに、ほほえましい笑い。
しかし一部で異様に爆笑するグループが居て妙に変。
笑いを後付けするテレビコントのようでちょっと違和感。
カメラの収録が入っていたからなのだろうか。ちょっと残念。
魔女と賢者と永久の薬師

魔女と賢者と永久の薬師

劇団ゴールデンタイム!

劇場HOPE(東京都)

2016/11/10 (木) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★

一つ一つは良いけれど…
ダークファンタジーの汎用型的な判りやすい舞台。
好みは人それぞれであるが、この手の作品はマニア的な楽しみには物足りず、一般客にはちょっとむずがゆく感じる。原作ベースである程度の認知度があるとハードルは低いのだろう。オリジナルで挑むと世界観の説明からついて行くのがちょっぴり大変かもしれない。
しかしながら、導入の一人語り、善悪のカラー、対立軸などなど世界観を押しつけるだけでなく包み込もうとする努力を感じられた。
また、スキルの高い役者陣がそろい、一層魅力的な舞台になったと思う。
とくに動きの激しい女優陣(シュカ、アンダリテ、トート)が、狭い舞台を縦横無尽に動く姿はの見せ場があってより素敵だった。

ネタバレBOX

細かいことを見れば、設定がかなりご都合主義。
メインテーマに持っていくために結構無茶な展開もありあり。
シーンそれぞれの見せ場の盛り上げは上手く、
殺陣もそれなりに良かった。ポケットのステージくらいあると、シュカとアンダリテの立ち回りがより一層カッコ良かったかもしれない。
トートのキャラと動きも良かった。
テーマ性など難しいことは置いとけば、エンターテインメントとして楽しめる作品でした。
稚拙で猥雑な本能寺の変

稚拙で猥雑な本能寺の変

雀組ホエールズ

「劇」小劇場(東京都)

2016/11/09 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

歴史的衝撃作
妖艶な信長&蘭丸、ずっこけサラリーマンに終始笑わされっぱなし。
本能寺の変はものすごいアウフヘーベン。ビックリ。

ネタバレBOX

サラリーマンがほぼ丸腰で凶暴な武将たちに立ち向かい、どうにかその場を愛と平和でまとめた点はほのぼの。

刀でカバンがまっ2つに切られるシーンは迫力。
稚拙で猥雑な本能寺の変

稚拙で猥雑な本能寺の変

雀組ホエールズ

「劇」小劇場(東京都)

2016/11/09 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★

小劇場的大衆演劇
この劇団を観るのは初めて。
しっかり、こってりした前説で一笑い。常連も多いのか、会場の雰囲気は温かい感じで、小劇場的大衆演劇と言った感じ
内容は、タイムスリップした二人組が歴史的事件に絡んでドタバタするコメディー
途中途中でふざけてボケて、猥雑でくだらない面白さは◯
ただ、主人公が大河ドラマの女主人公のように、現代的価値観で善悪を感情で訴えるという部分がちょっと目立ちすぎて好みではなかった。
全編をふざけてコメディでやり通してもらった方が個人的には好きだけど、多分こういう人情あり、お笑い有りの配合のほうが好みの人も確実にいそうだし、劇団ごとに求められるものが違うのだろうと思う

ネタバレBOX

タイムスリップものや、大河ドラマの女主人公にありがちだけど、戦国の世で現代的な価値観をその時代の人間に押し付けようとする事がどうも肌に合わない。
演劇なのだから、家族愛とか普遍的なものだとしても、台詞で相手に訴えかけなくても、行動とか掛け合いとか、観る人が受け取って自分の解釈で胸に落とせるようにして欲しい。
言葉で感情的に直接的に押し付けるというのは、観客側としては信頼されていないと思ってしまう

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