サバイバーズ・ギルト&シェイム 公演情報 サードステージ「サバイバーズ・ギルト&シェイム」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    いい人選
    ある瞬間にいいなと思いました。

    ネタバレBOX

    玉砕して死んだと思って家に帰ってきた青年、死んだのは自分だということを知らせに来た上官、空爆で部員が死んで自分だけ生き残ったと悩む映研の女子大生、青年の母が再婚しようとしている相手は26年前に津波で妻子を亡くしていて、青年の兄は心臓が悪くて徴兵されず引きこもっていて、そんな状況下で青年は消える前に生きた証として女子大生を主役に「ろみ男とじゅり」の映画を撮ろうとする話。

    災害や戦争で生き残ったことを罪悪に感じたり、恥ずかしく思ったりすることを描いた作品で、津波があった地震から26年、日本が戦争をしているなどの近未来は如何にも鴻上作品的だと若干食傷気味、延々と撮影風景が続くとまだ先が長いとうんざりもしました。

    ややぽっちゃり系は鴻上好みだなと思いつつも、サイエンスZEROの南沢奈央さんの美貌と声の大きさに感心したり、片桐仁さんの熱演に感心したり、お母さんの再婚相手の奇行の原因が分かったりして引き込まれていきました。そして、本当に死んでいたのは誰かということにふと気付かされる瞬間にいいなと思いました。

    その他大勢というか、その他少数は、不要とばかりに影絵や声だけで処理していましたが、きちんと役者を使っても良かったのではないかと思いました。

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    2016/11/15 00:28

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