最新の観てきた!クチコミ一覧

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恐怖時代

恐怖時代

花組芝居

ザ・スズナリ(東京都)

2016/07/06 (水) ~ 2016/07/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/07/08 (金)

凄惨な悲劇を、様式美と遊び心で夏の夜にふさわしい美しい舞台に仕立てた。

浴衣姿でメイクもなし、舞台も蚊帳をひとつ吊っただけのほぼ素舞台。そういうシンプルな道具立だからこそ、キャスト陣が観せる大人の余裕と艶やかさが際立ったのだろう。

荒川、神キラーチューン

荒川、神キラーチューン

ロ字ック

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/07/03 (日)

ヒリヒリするような記憶とそれにフタをするように生きている今。

小野寺ずるさんに感情移入し過ぎて、マイクを持って歌う彼女の夢を見そうな気がする。

何が人を救うのか。

明解な答えは出ていないけれど、抱え続けた想いも、すでに私の一部なのかもしれない。

郵便屋さんちょっと2016

郵便屋さんちょっと2016

劇団扉座

座・高円寺1(東京都)

2016/06/23 (木) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

つかこうへい氏の複数の初期戯曲をもとに、横内謙介氏が脚本を書き、劇団員の個性を生かして演出した熱い舞台。

つか作品らしい理不尽さや強引さや屈折、あるいはえげつなささえもがっつりと見せながら、主人公のセンジロウはどこまでも明るくポジティブである。

つか芝居のレトリックと同時に、そのポジティブさが物語を牽引する。

なるほど、これはつかこうへい氏へのリスペクトであり、そして同時に劇団としての扉座らしさを詰め込んだ作品なのだと思った。

げんない

げんない

わらび座

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2016/06/23 (木) ~ 2016/06/24 (金)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/06/24 (金)

江戸中期の見世物小屋を舞台に、平賀源内という天才と彼を取り巻く人々が、封建時代の日本で「自由」を求める姿を描くミュージカル。

キャッチーなメロディ、ユニークなダンス、アクロバット、浄瑠璃や殺陣、さまざまな工夫と見どころを盛り込んだ贅沢な舞台。

中でも主人公の源内が語る言葉が、時代を見通し、未来を夢見、進もうとする意志を伝えて、この舞台を希望の物語として観る者に印象付けた。

たたかうおとな

たたかうおとな

演劇企画アクタージュ

荻窪小劇場(東京都)

2017/01/06 (金) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

満足度★★★★

「子供の喧嘩」よりも始末が悪い「大人の喧嘩」…【Bチーム】
子供の喧嘩によって話し合うことになった夫婦2組の壮絶な会話劇。当初は大人らしく穏やかな話し合いが続くと思われたが、大人と言えど人間である。その性格が段々と露わになり、自分自身のこと、夫婦間のこと、さらには男女という性差による感情など、錯綜し漂流するような会話が面白く描かれる。
前説であった上演時間を越えて約1時間30分。

ネタバレBOX

舞台セットは、赤い壁のリビングルーム。中央にソファーとローテーブル(その上にチューリップが入った花瓶)が置かれ、壁際に飾り棚やハンガーが配置。上手側は台所や洗面所へ通じる。下手側にソフトクッションのような椅子2つ(白と黒)

梗概…ザッカリー(9歳)がイーサンを殴打し、イーサンは前歯2本を折る怪我を負った。この”こどものけんか”により、加害者男児の両親が、被害者ロングストリート宅へ赴き、話し合いをする。被害者・イーサンの両親は、ホームセンターに勤務する父・マイケルと、アフリカに関する書籍を著す作家の母・ペネロピ。加害者・ザッカリーの両親は、多忙な弁護士の父・アランと投資ブローカーの仕事に就く母・ナンシー。両家の話し合いは、最初は良好なものだったが…。
何故か帰れなく話し合いを続けている。そうした中で、アランは製薬会社の薬品データ偽装の訴訟を抱えており、会話の途中に何度も電話がかかる。一方腹痛を起こしたナンシーは嘔吐し、吐瀉物がアランのズボンとペネロピの蔵書にかかる。
アランとナンシーは互いに無関心。マイケルとアランがスコッチを飲み始め、女性2人も酒が入って口喧嘩もヒートアップ。アランとペネロピが口論となるが、途中に電話が何度もかかりアランの携帯をナンシーが取り上げ、花瓶の中へ…。

ある言葉(台詞)や瞬間(仕草)によって、人の機微に触れ機嫌を損ねるような地雷を踏む。この限定空間(リビング)にはいろいろな所に地雷があるようだ。各人の視点から描かれており、被害者・加害者意識から妄想、感傷、軽視、認識の欠如を思わせるような場面が次々に暴き出される。その批判は相手夫婦のみならず自分の伴侶にも及ぶ。大人としての論理的な対応が必要、そんなことが垣間見えるがまた感情的な言動と行動を繰り返す。そこには子供より始末が悪い人(大人ゆえ)の本質が見えてくる。内面(性格)と外面(職業)を纏った人、その”たたかうおとな”は見応え十分。

この翻訳劇は面白いが、それを体現する役者陣の演技が硬く、その力量差もあったように思う。人物の性格や社会的地位(職業)を醸し出すような、演技に血肉があればもっと面白いかと…。

次回公演を楽しみにしております。
ケムリ少年、挿し絵の怪人【全公演終了いたしました!誠にありがとうございました!】

ケムリ少年、挿し絵の怪人【全公演終了いたしました!誠にありがとうございました!】

くちびるの会

吉祥寺シアター(東京都)

2016/06/03 (金) ~ 2016/06/07 (火)公演終了

満足度★★★★

オトナの子ども心をくすぐりつつ進む冒険譚。

時代に取り残されたような町で起こる奇妙な事件に、虚構と現実が交叉する。

あばくことで失われるもの。それでもあばき続けなくてはならない存在。身を隠しつつ町に潜んでいた探偵と、彼に対する怪人の想い。

なるほど!な配役と、懐かしくも怪しい商店街のセットが、物語の魅力をいっそう引き立てていた。

残花―1945 さくら隊 園井恵子―

残花―1945 さくら隊 園井恵子―

特定非営利活動法人 いわてアートサポートセンター

座・高円寺1(東京都)

2016/06/01 (水) ~ 2016/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/06/03 (金)

重い題材を、丁重かつ誠実に物語へと落とし込む姿に胸を打たれた。

観終わって、長い息を吐く。深呼吸というより、まるでずっと息を止めていたかのような心持だった。そういうある種の緊張感を背負いながら観る舞台だったように思う。

東京の王様 横浜市開港記念会館公演

東京の王様 横浜市開港記念会館公演

THE REDFACE

横浜市開港記念会館(神奈川県)

2017/01/04 (水) ~ 2017/01/04 (水)公演終了

満足度★★

面白い箱、出来る役者、これは!と思っていたのだが、かなり拍子抜けしてしまった。肝心の芝居以前に、スタッフの行動が嫌でも目に付く。大声で身内を案内したり、1ベル後にいきなり客席を動き回ったり、後方席でこれまた大声の私語。観客が静かだった為に、必要以上のその行動が目に付く。また上演中後方扉が何度か開いた。その度に客席中央近くまで光が入る。入り口に暗幕を張るとか、衝立を置くとかいう発想はなかったのだろうか?そして舞台のほうだか、メイン二人のイメージからはかなり違うキャラで(これはあきらかに私の思い込みが強いせいではあるが)、持ち味が出ていないというか、なんとももったいない気がした。ストーリーもなんというか、主人公が小さくまとまってしまう終わり方には拍子抜けした。時間経過も何年後と言う言葉がいきなり出てくる感じで、芝居自体でそれを上手く流しているように思えず。期待が大きかった分だけ、当て外れになってしまったようだ。

幸福のとき

幸福のとき

立花座

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/01/06 (金) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

満足度★★★★

始まってすぐのドタバタした感じが好きになれず、私好みではないかなと思いましたが、だんだんとくる笑い、涙、とても好きになりました。
子供の役者さん達は、「子供」と付けるには失礼かなと思うくらい、大人と同格の役者さんでした。

THE GAME OF POLYAMORY LIFE

THE GAME OF POLYAMORY LIFE

趣向

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2016/01/21 (木) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

客席がステージ(スタジオ)の真ん中にあり
2組のカップル(?)の日常を覗いているような気持ちになった。
ともすれば、中に入って仲裁とかをしたくなるような感じ。
愛にはいろいろな形があり、それを許容することもまた未来へ繋がる。そんなことを感じました。

虚仮威

虚仮威

柿喰う客

本多劇場(東京都)

2016/12/28 (水) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

満足度★★★

色々試行錯誤してる箇所もあるのでしょうけど、
インパクトがイマイチな。
小さくまとまったというか。

翼とクチバシもください

翼とクチバシもください

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/05/14 (土)

フィリップ・K・ディックの小説やスチームパンクのような、ある種のSFめいた非現実感、あるいは現実が虚構に浸食される感じや人でない者の意識を具象化する印象がジンワリとまといつくような不思議な舞台。

観終わってまたすぐに観たくなって、ファンの方々がこの劇団を称する「観るドラッグ」という形容詞に納得した。

Hamlet

Hamlet

演劇集団 砂地

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/05/21 (土) ~ 2016/05/31 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/05/21 (土)

固有名詞を排し、スーツ姿や赤いハイヒールなど現代風な衣装をまとった人々の、普遍的な愛憎劇としてのハムレット。

この演出家らしいスピーディな展開と荒々しい感情の発露が観る者の神経を揺さぶった。

ぬるい体はかたくなる

ぬるい体はかたくなる

深夜ガタンゴトン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/01/05 (木) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

霊安室らしく閉塞感に満ちている。特定の年代に訴求するだろう。

青森に落ちてきた男

青森に落ちてきた男

渡辺源四郎商店

ザ・スズナリ(東京都)

2016/05/03 (火) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/05/07 (土)

実際にあった出来事を、わずかに位相を変えて寓話めいた形で描きつつ、その筆致は生々しい。

敵兵を「鬼」の姿で描くけれど、実際に鬼の所業を行っているのは人間、それも同じムラに住む人々だ。

欲望や憎しみや見栄や保身やウソ。力尽くで女を襲ったり、権力を嵩にきて人々を死に追いやったり、生体解剖をしようとしたり。

物語の最後に置かれた70年後の戦争。この舞台の原型となる作品は、戦後70年を迎えた年に上演されている。寓話というには収まりきらない時代への思いが、そこにこめられているのだろう。

LADYBIRD,LADYBIRD

LADYBIRD,LADYBIRD

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/05/06 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/05/07 (土)

舞台いっぱいに踊る子どもたちのキラキラした笑顔と、大人がニヤッとするようなシニカルなやり取り、そして、それぞれの事情を抱えながら精一杯に生きていく人々(いやムシだけど)の姿に、大人も子どもも楽しめるミュージカルとなっていた。

ミュージカル「ハルらんらん♪―和崎ハルでございます」

ミュージカル「ハルらんらん♪―和崎ハルでございます」

わらび座

わらび劇場(秋田県)

2016/04/16 (土) ~ 2017/01/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/05/03 (火)

女性の、いや人間の権利や尊厳、誇り、そういうものを言葉で説明するよりもっと切実に描いて、我々が我々らしく生きることを考えさせる。

英雄でも超人でもない当たり前の人々が、精一杯生きる姿の強さと美しさが印象に残った。

憧憬新道 DOUKEI SHINDO

憧憬新道 DOUKEI SHINDO

新生 萬屋錦之助一座

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2016/05/01 (日)

戦国時代を駆け抜ける義賊とその周囲の人々が描く、アクションあり、ダンスあり、笑いありの気軽に楽しめるエンターテイメント時代劇。

突っ込みどころももろもろあれど、言うだけ野暮、笑って泣いて楽しめばいい、という印象の舞台。

ダンサーさんをきっちり入れた劇中レビューや殺陣などのアクションも見どころだろう。

イントレランスの祭

イントレランスの祭

サードステージ

よみうり大手町ホール(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/06 (金)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2016/04/30 (土)

テンポ良く進む物語に笑ったりハラハラしたりしながら、いろいろ考えたりもさせられる。

うーん、美醜による区別も、差別のひとつかもしれないけど、好みだって恋愛だからなぁ。

ある人物の自己犠牲による偽悪的な振る舞いで、主人公が救われる『泣いた赤鬼』的な物語の座りの良さが、シリアスなテーマをこじんまりとまとめてしまったような気がして少し気になった。

MU、短編演劇のあゆみとビジュアル展(当日精算予約開始しました!)

MU、短編演劇のあゆみとビジュアル展(当日精算予約開始しました!)

MU

東京芸術劇場アトリエイースト(東京都)

2016/04/21 (木) ~ 2016/05/02 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/04/30 (土)

A・B2つのうち、Aプログラムのみ拝見した。

『戦争に行ってきた』
登場人物が皆、普通の人のように見えるのに絶妙に気持ち悪くて、何でだろう?と思っていたら、ラストまで観て腑に落ちる。もちろん人物だけでなく内容もしっかり気持ち悪い(←褒め言葉)。いわば、リアリティについての物語。

生理的な反応を、会話劇と地続きに挿入していくことによって見せる、ある種の生々しさ。それをギリギリで嫌悪ではなく演劇的な面白さに見せているのは、演出と俳優のチカラの確かさだろう。

作品としての好き嫌いは別れるところかもしれないが、ひりつく感じが否応なく印象に残る作品となった。

『その好きは通らない』
喫煙所での男ばかりのよもやま話がいつしか恋バナへ発展し。そこへ現れる女たちとのやり取りは、「ありそう」な感じを超えて面白かった。大森茉利子さんの佇まいが「いつもの喫煙所」に違和感を持ち込んで、「人生」みたいな何かを感じさせた。

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