最新の観てきた!クチコミ一覧

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メロン農家の罠

メロン農家の罠

桃尻犬

OFF OFFシアター(東京都)

2017/01/12 (木) ~ 2017/01/18 (水)公演終了

満足度★★★★

観てるうちに気持ちがざわざわしてきて、なんとなく居心地も悪くなってきて。劇場出たあともモヤモヤが残って。
そういう意味では余韻はあったってことかなあ。
ただやっぱりすっきりはしないので、いつまでもモヤモヤ。モヤモヤ。

吉原端唄

吉原端唄

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/01/03 (火) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

華のある役者。狭さを感じない工夫された丁寧な演出。
何度この団体を見たが今まで一番良かった。

君が予む物語

君が予む物語

劇団SPACE☆TRIP

千本桜ホール(東京都)

2017/01/13 (金) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

観てきたが0件だったので、私が書かねばと思いましたが、
私に劇評なんて書けるわけがない。
推しの女優、アイドル目当てで劇場に行くヲタクに過ぎませんから。
出演者全員女性、ガールズ演劇ではクオリティを
望まないという人もいますが、面白かったのは間違いないです。
2面舞台、マルチエンディングと複数回観劇する人も楽しめるようになってました。
同じ舞台を前の方の席、後ろの席と見ることはありましたが、
違う方向から見るのは初めてで、2回目の観劇では1回目では気がつかなかった
ことが気づくことができました。
出演者が客の頭を叩くのも初めて見た。
終演後のチェキ会も盛況でした。
今回の舞台に関わった皆様の今後の活躍に期待します。

ネタバレBOX

主人公の女性は多重人格症の設定なのかなと思いました。
メロン農家の罠

メロン農家の罠

桃尻犬

OFF OFFシアター(東京都)

2017/01/12 (木) ~ 2017/01/18 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/15 (日)

価格3,000円

いい作品だとは思うのだが、終始重い展開と救いが無さ過ぎる部分が好みに合わない。このちょっとしたズレを感じるのも観劇の楽しみという事で。俳優陣は皆良かったが、特に村上誠基と徳橋みのりの作品への寄与が大きいと感じた。‬

夜明け

夜明け

EPOCH MAN〈エポックマン〉

ひつじ座(東京都)

2017/01/06 (金) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/07 (土)

心の奥で忘れかけていたおもちゃ箱をそっと開けてみた。溢れ出る暖かな光に、心が満たされる思いがした。懐かしい風景に、自分を生んで育ててくれた人に、改めて感謝を伝えたくなった。そんな舞台です。

小沢道成さんは今回の彼も生ける舞台芸術そのもののようでした。その美しさと輝きと舞台への思いに、自らを省みずにいられず、思わず足を踏みしめます。

虚仮威

虚仮威

柿喰う客

本多劇場(東京都)

2016/12/28 (水) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/01/03 (火)

Webサイトのどぎついピンクが示すように、柿喰う客とは数ある劇団の中でも特に独特の色を持つ劇団です。そのどぎつさを真に堪能するには、ある程度はステージと距離を取って鑑賞した方が良かったのかも知れません。今回は特典欲しさに極楽シートを取りましたが、本多劇場の最前列は、全体を俯瞰するには厳しく過ぎました。

サンタクロースに包丁で切り付けたり鉛玉ぶちこんだりと、敬虔なキリスト教徒が眉を顰めそうな別のスリルもありました。七味まゆみさん演じるそのサンタクロースの動きが秀逸すぎて、未知なるものへの恐怖、不気味さが充分に伝わりました。

しかし、あまり席が近すぎるのも考え物ですね。終盤近くまで必死に食らいついていましたが、振り落とされました。できればもう一度、後方の席から観てみたかったです。


夜組

夜組

The end of company ジエン社

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/01/13 (金) ~ 2017/01/23 (月)公演終了

満足度★★★★

ジエン社初観劇。劇の構成(縦及び横)から来る晦渋さと、ある「気分」が全編を貫く事から来る蠱惑的な芳香。
一貫した「何か」は、劇のルールを解読せねば見えない俯瞰図が結局は解き切れないにも関わらずこの芝居にある彩りを与え、意味深長による「惹き付け」には恐らく失敗しているが、魅力を保たせていた。

ネタバレBOX

踏まえられている「何か」は実は昨年の「15Minutes Made」(Mrs.Fictions) で披露された短編だとの事。
劇では死者が登場し、その姿が見える生者と見えない生者がいて、しかも誰がそうで誰がそうでないと必ずしも確定している訳でないようである。従って同じ場面で2組以上の者同士の会話が同時進行するという事が平然と起きる。下手に去った人に言葉を投げていた者が言葉を次いだ時、それはその直後下手から登場した別の人に掛けた言葉だった事が判る、といった具合。
対話は短めに切り上げられ、関係が見える前に邪魔が入る。
一人の人物に対し、親密な相手が二人おり、恐らくは死者と生者のどちらかであり、どちらかが過去でもう一方が現在だ、と見えて来た時には劇は終盤に差し掛かっていた。
しかし・・前作の関連作という点は脇に置くとして、異次元の会話が複数同居する場面が、ある特殊な効果を狙ってでなく「常態」である形はあまり見ない。相当高度な演劇的リテラシーを当てにしている(事になっている)のは確かである。この形態に「慣れた」観客が増えて行く事を考えると興味深い。
天一坊

天一坊

弌陣の風

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/01/12 (木) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/15 (日)

開演前に「この作品の上演時間は2時間20分」と聞いてだいぶ長いなと感じましたが、実際に見始めるとあまりその長さを感じさせないくらい迫力のある演技、カッコイイ演出が光っていたと感じました。クライマックスのシーンは思わず鳥肌が立ちましたし、涙を流しているお客さんも多かった印象です。幅広い年齢層の役者さんが出演しており、皆それぞれ一生懸命に熱演されていたと思います。見応えがありました。

ignition

ignition

演劇ユニットP-5

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/01/11 (水) ~ 2017/01/16 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/01/12 (木)

作品紹介に書かれていた“ありそうでありえない、現実的な非現実のシュチュエーションコメディー”というフレーズに惹かれて観劇。確かにその通りで、なかなかユニークな世界が楽しめる作品でした。展開やオチを考えると120分の上演時間は少し長い気がしました。

フォトジェニック

フォトジェニック

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/01/10 (火) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/01/11 (水)

随所に取り入れられていた映像による演出が素晴らしく、不気味な世界感がより増していたように感じます。4名の女性キャストさんが複数の役を上手くこなしていました。もっとあっと言わせる展開が最後まで続けばより良かったと思います。全公演完売は凄い。

ブリッジ~モツ宇宙へのいざない~

ブリッジ~モツ宇宙へのいざない~

サンプル

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2017/01/11 (水) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★

サンプル『ブリッジ 〜モツ宇宙へのいざない〜』@アーツ千代田3331 B104

頭でなく腸で考え会話していこう(ざっくり抜粋)という、まあ新興宗教のWSが舞台で、我々観客も、そこに参加(聴講)?しているというスタイル。

すごい、作品あっての会場選びだったんだろうけど、アーツ千代田の空間が、あのアヤシイ話に輪をかけていた。
思わず頷いたり、お腹に手を当てそうになったりして、我に帰る、みたいな笑
単語のチョイス(シーズンとか)もツボだった。

6月の公演に引き続くようなので、そちらも引き続き楽しみ!

フォトジェニック

フォトジェニック

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/01/10 (火) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★

鵺的トライアルvol.1「フォトジェニック」@SPACE梟門

終演後のトークショーで(作、演出の)高木さんが仰っていた様に、まさにトライアルでした!

だけど、本公演の高木さん作品以上に、怖さ、が散りばめられてたし、人間の業みたいなモノが見えてきたかな…コワサのベクトルも違った方向だったし。
そいや、ある方が『昭和のテイスト』って表現されたけど、言い得て妙だったなあ、と。

奥野さんはじめ、ステキな演者陣の独白シーンも見応えありました!

2回目も観たいですねー

高校演劇サミット2016

高校演劇サミット2016

高校演劇サミット

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/01/07 (土) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

満足度★★★★

駒場高校作品を観劇。演劇部のない高校に通った身では高校演劇部の(校内での)立場的なものは想像を逞しくするのみだが、見た所女子はエンゲキやるに支障なく、男子の存在が気になる。だがどう見てもコミュ力は平均以下ではないだろう。
この感想が芝居全体に言え、表現のメーター振り切り具合と転換の素早さは劇を自らのものにしきっている証。
台本は(たぶん)オリジナルで、出演者への当て書きかも知れない。
自在な場面の配列で彼らの「事情」と「関係性」の全体図を徐々に見せて行く所、「現代日本の劇」の風が高校演劇にも吹いている事実に気付かせる。ラストへの畳み掛けにはアングラから小劇場へ継承された「若さ」の発露たる激情、スピード、ダイナミックな場面転換を伴うクライマックスが確固と形作られ、彼ら自身の心情を塗り込んだ「彼らが作り出した劇」として、観客に差し出されていた。感情の波に洗われ思わず突き上げるものがあった。

世界

世界

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2017/01/14 (土) ~ 2017/01/28 (土)公演終了

ある地方都市のとても小さなコミュニティーで生きる、市井の人々の日常を描く群像劇で、かなり笑わせてもらいました。外部(世界)にどんなに簡単にアクセスできるようになっても、人間はやはりドメスティック。自分の周囲の人を大切にすることが、幸せにつながるのだろうと想像しました。
詳しい感想:http://shinobutakano.com/2017/01/15/4263/

フォトジェニック

フォトジェニック

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/01/10 (火) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★

すみません。期待していたものと違いました……。
演出も素晴らしく、美術セットシャープで美しく、映像も凝っていて決して安い仕上がりだとは思えなかったし役者も達者な人ばかりで舞台上は魅力にあふれていたのですが、私がこの劇団の特色を知らなかったばかりに途中から感情移入できなくなってしまいました……。

ネタバレBOX

レズは百歩譲ったとしても、オカルト的な話になっていった瞬間にどうでもよくなってしまった。
冒頭やカメラマンの殺人動機などは面白かったし、「フォトジェニック」という撮影イメクラ的な設定も楽しめたのですが、それが「実は昔ここでは……」と小野不由美みたいな話が展開されてしまい、あとはそれに則った説明を聞かされているだけの状態でした。どんなに悪魔とかお化けを正当化するような説明を聞かされても、感情移入はしづらかったです。お化けオチの後半はキツかった……。
他の方は高評価のようですので、お化け話の劇団と知らずに見てしまった私の情報不足だったのかな……。
フォトジェニック

フォトジェニック

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/01/10 (火) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/01/13 (金)

今年の観劇始め。
サスペンスのつもりで観ていたらガチでホラーでした。
スクリーンを使った演出が面白かったし、映像も美しかった。
何より女優さんたちの演じ分けが素晴らしかった。
終演後に劇場前のフライヤーを見たら「あぁ!」と腑に落ちた感じ。
個人的に過激な設定や演出は割りと好きだったはずなのに、
ラストで微妙にモヤモヤが残り残念。

隅田川/娘道成寺

隅田川/娘道成寺

木ノ下歌舞伎

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/01/13 (金) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

■約120分(途中休憩あり)
今回の木ノ下歌舞伎は女性ダンサーによるソロ舞踊2本立て。
ダンサーとして初見だったきたまりさんの『娘道成寺』はたおやかな舞が実に見事。が、表現が抽象的すぎて、作品の面白みがもうひとつ伝わってこなかった。
『隅田川』は、ボーイッシュでハツラツとした白神さんには不似合いにも思える悲劇を、信じがたい芸域の広さを見せつけながら白神さんが巧演。吸引力抜群な“独壇場”に魅せられた。

ネタバレBOX

白神さんのは、主宰団体モモンガコンプレックスを彷彿させるコミカルな導入部が、以降の悲しい物語を引き立てていて感動ひとしおでした。
子の死を知らされ悲嘆にくれる母役に快活な白神さんを配するのは配役ミスにも思えたが、これがとんだ見当違い。
死を知る前の子探しのシーンでは、動きの軽やかさに支えられたせかせかした所作が行方不明の我が子を案じる母の焦燥をこの上ない生々しさで表現。そればかりか、ボーイッシュな風貌を生かして在りし日の我が子まで演じ、子の眠る川辺の塚に舟で至ると、大切なものを失った母の顔を浮かべながら、涙の海でもがくような粘っこい動きでもって筆舌に尽くしがたい物狂おしい感情を表現。
子の眠る塚に折り重なり、まるで愛撫でも浴びせるように塚をめでる場面には、音が立つかと思えるくらいに激しく心を揺すられた。
演劇専攻2・柴ゼミ『大工』

演劇専攻2・柴ゼミ『大工』

多摩美術大学演芸舞踊デザイン学科・演劇舞踊コース

多摩美術大学 上野毛キャンパス 演劇スタジオ(東京都)

2017/01/14 (土) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★

■約75分■
押しまくる作風に気圧されてちょっと疲れた。大工の活気を表現したかったのだろうけど、騒々しくてせわしないシーンが続くと、話を咀嚼するいとまが作れず困ってしまう。芝居にはやっぱり緩急が必要。
内容についてはネタバレにて。

ネタバレBOX

我が国、ひいては世界の抱える今日的な問題を、“家”をキーワードに寓話として示した作品。しかし、寓話化が過ぎて、何を問題視しているのかが見えづらかったです。もう少しばかり、リアリズム寄りの作りにしたほうが伝わりやすかったのではないだろうか?
『あたらしい憲法のはなし』もそうだったが、柴幸男という劇作家は、社会問題を扱うともうひとつピリッとしない。
ザ・空気

ザ・空気

ニ兎社

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2017/01/15 (日) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/01/15 (日)

 『ザ・空気』は、今の社会が抱える問題に直球で永井愛氏が挑んだ作品と言えるだろう。抵抗の表現として本当に素晴らしいと思う。私は、作品が作者のメッセージになることに戸惑いがあるけれど、今の日本のメディア状況は、そんな悠長なことを言っていられる段階にないと思う。また、ギリギリのところで、一義的メッセージではない演劇的ドラマツルギーが成立していたとも思う。前半部では、今のメディア状況を述べるために、説明的な部分も目立ったけれど、1時間45分くらいの長さで、今のメディア状況の問題をここまで的確に濃縮できるというのはすごい。
 作品自体に不満はないけれど、個人的には「空気」というと、上からの圧力というより、何の圧力もかかっていないのに同調して、それがSNSなどの熱狂と相まって形成される流れや、政治の話題を気軽に出してはいけない雰囲気の読み合いなどの方に関心がある。ファシズムはこちらから生まれると思っているから。『ザ・空気』の主題はメディア批判の文脈では割と言葉になっていることなので、未だ言葉になっていないものに戯曲が言葉を与えてほしかったという意味でも。とはいえ、それは高望みで、充分に素晴らしい作品でした。
 フリーである私には、本当の意味での組織の苦悩は体験としてはないのだけれど、メディアに関係する身としては他人事ではなく切実に響くものがあった。なにより、よ~く聞いたり、読んだりする話だから。「そうだよね」「そうなるよね」って。自主規制に関しては、フリーでも、自主制作で作る場合でも、結局あるものだから。
 メディアに関わってない人には「うそ~」ってことも多いのだと思うので、ぜひ多くの人に観ていただきたい。これが現実ですよ、フィクションというより、ドキュメントというか。
 【追記】
 この物語のようなことは、あらゆる表現の世界にあること。そういう意味では普遍性がある。ただ、もう一方で、普遍的でありながら、例外的でもあるということは押さえておく必要がある。
 政権批判的な表現が上からの圧力によって潰されるような事態は今でも厳然とある。ただ、例外的だ。というのは、この演劇でも描かれている通り、自身の立場、ひいては生活のために、自己保身に回る。自主規制する。自分が実害を受けてまで抵抗する人は少ない。いや、保身のためにやりたいこともできず、言いたいことも言えないという状況はまだマシだ。むしろ、「政治的問題なんて本当にどうでもいい」と思っている表現者、報道関係者さえもごまんといて、むしろそっちの方が大多数であるということ。それこそが最大の問題とも言える。
 作品は現実の一部を切り取って世界として提示するものなので、少ない抵抗の現場を作品化することに何の批判もない。ただ、これがやはり普遍的力学でありながら、事象としては例外的であるということは、観客は踏まえて観た方がいいとは思う。

ネタバレBOX

一番ぐっときたのは、ラストでの編集マンとディレクターのコントラスト。
フォトジェニック

フォトジェニック

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/01/10 (火) ~ 2017/01/15 (日)公演終了

満足度★★★★

冒頭数分の映像を見逃しての観劇では、(他のレビューにみられる)ラストの不足感などなく、それまでの推移に見合ったラストだった。見逃した映像では男の「所行」がその「手法」と共に示されていたと思われ、映像数分のもたらす情報量と、伏線としての「強さ」をただ想像するばかり。
・・「生来の悪」を抱えた人間(サイコパス?)を一人称として語ろうとする試みが、前作に重なる。私たち凡人の「日常」とかけ離れたフィクションの愉しみと、「現代」を考えさせるテーマ性の一石二鳥。とは言え「私たち」の「今」に何かしら通低するものを見出ださねば「日常離脱」の快楽のみに傾きそう。今後も「悪」のリアルを探り出して見せて欲しい。

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