
「シン・浅草ロミオ&ジュリエッタ」
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2017/02/18 (土) ~ 2017/02/27 (月)公演終了

モンステラ
東京AZARASHI団
サンモールスタジオ(東京都)
2017/02/21 (火) ~ 2017/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/21 (火)
笑いの中にもスリルとサスペンス、人情があり、充実した濃い〜2時間を過ごすことが出来ました。

いつかモンゴリと眠る
東京ELECTROCK STAIRS
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/22 (水)公演終了
満足度★★★★★
踊るための面積を確保しつつ、壁と照明でこの劇場を美的空間に仕立て上げた。歌はなくセリフも少なめで、踊りが中心。間口の広い踊りと美的な照明で良い雰囲気がでていた。汗はいつもの通り。

淵、そこで立ち止まり、またあるいは引き返すための具体的な方策について
カムヰヤッセン
ワテラスコモンホール(東京都)
2017/02/16 (木) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
舞台にいる役者は3人ですが、登場人物は4人です。介護に疲れた息子が・・・と言ういま時よくありそうな(あってはならないのですが)お話でしたが、映像ではできない(やらない)お芝居らしいお芝居でした。3人の刑事たちそれぞれの生活や人生や性格のせいで、犯人に対する接し方、思いが違っていて、取り調べをしていくうちに「介護疲れ」というだけではくくれない深淵が見えて来ます。しかし、銀行のATMのたとえは強引な気がしました。

棒が歩いて犬に当たるくらい納得できない事件の顛末 バツイチ探偵・興呂木参次郎の事件簿
東京ストーリーテラー
ブディストホール(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/20 (月)公演終了
満足度★★★★
「この当日パンフなんですが・・・」とか「あそこのシーンなんですけど」とかすぐに聞けたりするのが小劇場のいいところ。三谷さんや野田さんではこうは行きません。というか、お会いすることさえできないでしょう。人は良さそうだけど、ちょっとだらしなくていいかげんな探偵さんが、だんだんかっこよく見えて来て、事件(?)は解決したのにお金にならなかったという王道でした。

ギンノベースボール
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
ベースボールの話かと思ったら「ギンノ」お話でもあり、将棋も出てくるしと、ラビット番長さん盛りだくさんな感じでしたが、井上さん(井保さん)かっこよすぎ。ずるい!「白魔来たる」で初めてラビットさんを見た身としては、そろそろそちら路線も見てみたいです。

ギンノベースボール
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
グリーンフェスタ、池袋演劇祭の賞レース常連の力はすさまじかった。
厚みのある脚本に、良質な演出、深みのあるお芝居。舞台の構図がとても素敵でした。音響や照明、衣装に全て細かいところまでこだわっていてびっくりです。
※照明といえば、ピッチャーマウンドのプレート(投手板?)はどうやって浮かび上がらせていたのか、いくら考えてもわからない…
で、球場ウグイス嬢は門地サンがやってらっしゃったとか?本当にそれらしく、そしてさらっと前説になっていて、流石です!
普段、ワンシチュエーションを好んで舞台を見る傾向があったのですが、これにはまさしく感服。
素晴らしいという言葉しか見つからない舞台でした。ありがとうございました。

コドモ発射プロジェクト「なむはむだはむ」
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2017/02/18 (土) ~ 2017/03/12 (日)公演終了
子供が書いたお話を大人が言葉、歌、体で演劇に。涙が出るほど笑って、技に見入って、ライブの楽しさに浸った。大人が本気で、子供と対等に渡り合って生み出された、優しさと幸せがいっぱいの時間。舞台美術も素晴らしい。ありがとうございました!

ギンノベースボール
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/19 (日)公演終了

オルゴール
劇団Birth
上野ストアハウス(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
大学入学から15年間にわたる友情と愛情を描いた青春群像劇。1980年代にTVで流行した元祖トレンディドラマ「男女7人夏(秋)物語」を連想したが、こちらの公演の場面は冬(12月)が多いことから”冬物語”といったところ。一人ひとりの生い立ち、性格などが描き込まれるが、それは自分の周囲にいる人々、その等身大の人物像に親近感を持たせ感情移入がしやすい。
【メロディ チーム】

全段通し 仮名手本忠臣蔵
遊戯空間
シアターX(東京都)
2017/02/16 (木) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
ジグソーパズルのように11個(段)のピースをはめ込むことによって物語全体(主筋)が観えてくる。もっとも一つ一つのピースが大きいこともあり、その一片(脇筋)だけでも楽しめる内容になっている。
この仮名手本忠臣蔵は江戸・元禄14年に起きた赤穂事件の史実を基に、それから47年後に注意しながら著されたもの。当時は幕府批判になることから、事件の場所、人物名などを変えて上演している。本公演はその魅力を余すことなく全段を観せる。
(上演時間3時間 途中休憩10分)

オペレッタ「天国と地獄」
東京オペレッタ劇場
内幸町ホール(東京都)
2017/02/17 (金) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★
オペレッタであるが、その音楽の素晴らしさに加え、(現代)演劇の物語性を少しコミカルにしっかり観せる。その絶妙なバランスが巧み。天国または地獄の世界観であるが、そこにいる神々などは人間よりも自由奔放な行いをしている。
また日本の郷土色豊かで、秋田県の”だまこ鍋”というのが出てくるのには笑った。
(上演時間2時間30分)

「シン・浅草ロミオ&ジュリエッタ」
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2017/02/18 (土) ~ 2017/02/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
タイトルからシェイクスピア「ロミオとジュリエット」(邦題)を連想するのは容易い。原作ではジュリエットは13歳、ロミオは18歳で、国た時代は違うがティーンエイジの恋愛は拙いようで、ラストは死ぬところまで振り切っていく。永遠のテーマ”愛と死”にしっぽりと浸れる公演である。
この「シン・浅草ロミオとジュリエッタ」は、舞台を日本・江戸時代(元禄14年頃」の浅草界隈、吉原遊郭へ案内される。こちらはシェイクスピア劇と違って大人の妖艶な変容が観てとれる。
(上演時間2時間20分 途中休憩10分)

SUBLIMATION-水の記憶-
護送撃団方式
萬劇場(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/19 (日)公演終了

冥途遊山
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2017/01/03 (火) ~ 2017/01/09 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/01/09 (月)
旅がテーマの3館同時公演。
人が死んだらどうなるのか。
どのような旅をしてどのような来世に生まれ変わるのか。
そんな冥途への旅の道中を面白く暖かく描いたお話し。
主人公のあきはコミカルで可愛らしく、とても一途で純情なキャラ。
そんな彼女が悪人に騙されて人生のどん底に落ちて、そして死んでいく。
とても客の心を惹きつける健気な演技をしていた。
声が楽しそうに転がる女優さんを久しぶりに見たなという印象。
そしてその悲しみを倍増させる善六さんの不器用な生き方。
お嬢様(あき)の幸せを願いもがき、そして自ら地獄への道を落ちてゆく。
その不器用な生き様がとてもかっこ良かった。
軽辺るかさんは冥途の旅を案内する鬼に変身。
ピンクの鬼子可愛かった。
ロックな役が初めてで役作りにはかなり苦労されたようですが、
とても元気で豪快でロックな鬼を作り上げてて見ていて気持ちが良かった。
そしてステージ上での生歌。生ライブ。
特にしっとりと歌い上げるバラードがとても心に響いた。
あの気持ちが籠った歌声は何度見ても泣いたな。
CD化はまだですか?w
青鬼との恋の行方も気になりましたが、あの後どうなったのかな?
舞台上では強い意志の力を感じる力強い目。
しかし舞台が終わると普段のふんわりと優しい目に戻ってた。
そんな見た目にも分かるほどの切り替えができる鬼子スイッチ。
さすが女優さんだなぁと思った。
他に印象に残ったのは赤池紗也加さん
前に見た時は猫でしたが、今回は声の出し方も変えて最高級花魁を演じてた。
全く違った役だがとても貫禄があって似合っていました。
平松可奈子さん
お名前は良く聞きますが初めて拝見した。
とっても可愛らしい声で、ダジャレを連発するキャラがすっかり印象に残った。
オヤジギャグでも憎めない可愛い猫ちゃんw
千秋楽の日はちょうど成人の日。
成人式には出られないと覚悟しながらも決意して臨み、
そして素晴らしい舞台を作り上げてくれた主演の井上理香子さん。
ともうお一人(お名前忘れたw)
カーテンコールでは共演者からの寄せ書きを送られてのここだけの成人式。
心温まる時間を共有させてもらいました。
人生の貴重な時間を使って心に残る素敵な舞台を魅せてくれてありがとうございました。

ウズベキスタンにムラムラする
こまばアゴラ演劇学校“無隣館”
アトリエ春風舎(東京都)
2017/02/17 (金) ~ 2017/02/20 (月)公演終了

皆、シンデレラがやりたい。
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2017/02/16 (木) ~ 2017/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
演技巧者達が繰り広げる会話の妙と、イタさや苦さも含んだ笑いを大いに楽しんだ。後半に向けてどんどん加速していき、ラストシーンにはカタルシスも感じさせる。根本宗子さんの勢いを感じた。これだけ突き抜けていると気持ちイイ。キャスティングもぴったりで、それぞれの魅力が十分発揮されていたと思う。

「足跡姫」~時代錯誤冬幽霊~
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2017/01/18 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了
満足度★★★★
江戸時代の芝居小屋を舞台に、伝説や史実、現実と空想が“ことば”を媒介に重層的に展開する物語。入り組んだ展開の中から、芸術と権力、肉体とともに消えてしまう芸のはかなさや観た者の心に残る強さ、中村勘三郎さんへのあふれる想いなどを読み取った。
俳優さん達の演技も衣裳もあでやかで、目にも楽しい舞台だった。

ゴールデンブラフ
ホチキス
劇場MOMO(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったです!
まず第一に、舞台の演出に惹きつけられました。それから、始めはなにがなんだか一体どうなっているのかという目で舞台を見ていたのですけれど、理解をした後の全体のストーリーの構成に驚きました。
多々、話のノリについていけないところもあったのですが、(苦笑)
繋がる話のストーリーに、またそこに度々に出てくる盛り込まれた時事ネタに脚本の内容の濃さを感じました。
そして堂々たる役者さんたちの立ち姿、演技にその背景にある練習量を思い知らされて、すごいな!と圧巻しました。
みんな堂々と舞台に立っていて、演技が素晴らしいと思いました、みなさんとても素敵に思いました。
素敵な舞台をありがとうございました!

淵、そこで立ち止まり、またあるいは引き返すための具体的な方策について
カムヰヤッセン
ワテラスコモンホール(東京都)
2017/02/16 (木) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/18 (土)
この種のテーマはまま取り上げられるので、悲しいかな帰結までなんとなく見えてしまい、テーマだけではもう泣けないし、そこを掘られるとさらに冷めてしまう。
自分が年取ったことを感じる瞬間です。
とはいえ、まだまだお若い作者がこのテーマに挑戦したことに、敬意を表します。
そして、独白のリリシズムが違和感なく楽しめる美しい舞台でした。
何よりの収穫は、役者としての北川さんを堪能できたこと。ここに五つ星。過去の北川さん出演作を物販でさがしたが、なくて残念でした。