最新の観てきた!クチコミ一覧

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ナイスコンプレックス

ナイスコンプレックス

ナイスコンプレックス

調布市せんがわ劇場(東京都)

2017/04/20 (木) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

思わず涙がこぼれた。
俳優さんもみな、きちんとした芝居で安定していた。
特に子供時代の健介を演じた男の子の達者さには目を見張った。
実際は中学生くらいなのだろうか。
あの重い役を、様々な世代で演じ分ける力量はさすがという他ない。

ストーリーは重層的で深く、時間を行き来しつつ、テーマに向かって進んでいく。
そこに、それぞれの人生がフラッシュバックしていく。
切なく、つらく、重いが、いい作品である。

ダズリング=デビュタント

ダズリング=デビュタント

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2017/04/19 (水) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★★

☆4.3
(4/14(金)14時の回を観ました。)
役者、生演奏、スタッフワーク、すべてレベルが高かった。

ネタバレBOX

皆、基本的に滑舌はよかったのですが、男性の役者さんが若干名、大声で言うセリフの時、声が割れてしまい、何と言っているのか聞きとれないところがあって残念でした。
第一幕は自分の理解力不足である程度しか理解出来ず。
第二幕はだいたい理解出来たと思います。
時をかける稽古場2.0

時をかける稽古場2.0

アガリスクエンターテイメント

駅前劇場(東京都)

2017/03/22 (水) ~ 2017/03/28 (火)公演終了

満足度★★★★★

2014年の初演版からさらにバージョンアップしたリメイク作品。
稽古場で見つけた時間移動アイテムを使って、まだできていない台本をめぐって時をかけ回る劇団員達の姿が爆笑と涙を誘う。

特に前半の掛け合いは、観客の笑いのツボを押しまくりで、劇場全体が笑いに揺れる一体感が楽しい。
でもこれ、コメディだから、というよりはアガリスクだからかな、と。
コメディのセオリーを踏襲しているのだと思うけれど、緻密に計算された間合いやリズムは、アガリスクリズム、というか、アガリスクスタイルというか(勝手に命名)、独特のものがある気がする。

また、台詞のない俳優さん達の動きもとてもよい。
皆、舞台上でずっと緊張を保っていて、その人物らしい動きをしている。それでいて、物語の進行を妨げない。俳優さん達も、演出家も、群像劇をとてもスマートに創っていると思う。

物語が大きく動く後半からラストにかけては、情報量が多くて、私自身は少し疲れてしまった。登場人物が増えた分、役の要素を分け合った部分もあったと思うが、その分少し散漫になった気がする。
ラストに向けての盛り上がりと、カタルシスを感じられたら、もっと良かったな、と思った。

とはいえ、この物語の中の人物達を観ていると、「今」、「この瞬間」をひたむきに生きていることを感じさせるもので、胸がいっぱいになった。

作者や演出家、劇団員達が、
「今、自分たちが一番関心のあること」
「今、一番やりたいこと」
をやれるのが、小劇場の良さだと思うし、それを観客が受けとって、心を動かされるという幸せな体験ができるのが、小劇場の醍醐味ではないかと思う。
そういう意味で、私の胸に「青春」という文字を灯してくれたこの作品に、星5つ!

罠々

罠々

悪い芝居

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/04/18 (火) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

大阪公演を観劇しました。
舞台中に作り上げていく演出がとても斬新で面白かったです。
終盤以降の物語の加速とラストシーンから捉え方が人により違うかもしれないですが、自分は終わった後怖かった。。
予定が合わず一度しか観劇できませんでしたが、2回以上観たくなるくらい、とても面白い作品でした。

ロマンシングサガTHE STAGE~ロアーヌが燃える日~

ロマンシングサガTHE STAGE~ロアーヌが燃える日~

「ロマンシングサガ THE STAGE」製作委員会

サンシャイン劇場(東京都)

2017/04/15 (土) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

オープニングの殺陣だけでも、十分観に来た価値有り!上演時間が長い作品ではあるが、
RPGを実際にやっている時のように、まったく飽きない!特徴としてはゲーム音楽がそのまま使われているらしい(このゲームはplayしていないので)?その雰囲気がまたRPG好きにはたまらない!続編期待!!

星空ハーモニー

星空ハーモニー

Southern’X

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/04/18 (火) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/04/21 (金) 14:00

座席1階1列

5公演目の観劇(♯チーム 3公演、♭チーム 2公演)
お芝居だけではなく、"生”の”本物”のピアノ演奏、合唱が聴ける。
自分の若い頃、クラブ活動を思い出させてくれる。
ハーモニー、合唱だけではなく、色んな所でハーモニーがある。
高校生が進級するように、初日からテンポよく、舞台が進級して、
観ている方も、舞台と一緒に進級している感じがする。

今、此処より、明るい夜をこえて

今、此処より、明るい夜をこえて

演劇企画ハッピー圏外

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/01/18 (水) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

ハピ圏さんの芝居を観るのは2度目。あれ,こんなに良い芝居をする劇団でしたっけ(失礼^^;)。最初からグイグイ物語に引き込まれ,最後まで飽きる間もなくテンポよく展開していく。この作品,10年前に初演で,今回が3度目の上演,しかし,社会の変容に対応するため,全編書き直したとのこと。かなり洗練されたんでしょうね。ストーリーに拡がりもあります。演出・演技・音響・照明とも文句をつける部分はなく,とても良い観劇となりました。

人生の大事な部分はガムテで止まっている ≪現代編≫≪大正時代編≫

人生の大事な部分はガムテで止まっている ≪現代編≫≪大正時代編≫

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/04/05 (水) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

舞台を初めて観る方も、ヘビーユーザーさんにも
おすすめ出来る、満足度の高い、
素敵な作品です。ぜひ、ぜひ、お時間のあるかた
行ってみたら、いかがでしょう(^_^)

「泣いた紫の花」「43回混ぜても灰色」【ご来場いただきありがとうございました!】

「泣いた紫の花」「43回混ぜても灰色」【ご来場いただきありがとうございました!】

劇団えのぐ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2017/03/29 (水) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★

両作品観劇。
いい意味でも悪い意味でも模範的な学生演劇といった印象。
丁寧だが新鮮味には欠ける。売れたい尖りたいというよりも芝居がしたいという素直な劇団のよう。年齢は知らないが今後は社会人を続けながら趣味で続けるのだろうか?エンタメが目立つ昨今の小劇ではこういった劇団が埋もれていってしまう傾向にあるだけに今後の活動でどう舵を取るのかが分かれ目だと思う。

ネタバレBOX

紫は家族愛というところでぐっとくるシーンも多かったが、
母親の愛情は些かお粗末な印象。せっかくここまで作れる丁寧さがあるのになぜ投げてしまったか。次女だけがかかわらないのはなぜか。漫画は触ることのできたのに弟をさわれないのはなぜか。再演ということだったがそこは気にならなかったのだろうか。それとも気づけなかった何かがあったのか。
兄弟のふたりが前に出てくることが多いがこれは長女の物語だと思った。
灰色の方はあの短い中で人の成長や葛藤が垣間見えるよくできた本だと思った。
43回目でループを抜け出した先の死に「43回混ぜても灰色」というタイトルの重みを感じた。不二子先生でいうところのSF(すこしふしぎ)な世界観。
主役の男性の演技が少しアニメがかったキャラで作風としてはもう少しシンプルでもよかったのでは。
独立愚連飯店

独立愚連飯店

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2017/04/19 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★

 東西南北、どの国からみても最も国境に近い真空地帯に位置する、食堂。その名を独立愚連飯店。(Bチームを拝見)

ネタバレBOX

マスターには伝説があって滅法強いことは確からしく、この店唯一の掟は例え戦闘中の敵同士であっても、店に入った以上「仲良く飯を食え」である。マスターの威厳を恐れてこの掟を破った者は居ない。
 このことが戦争の非人間性や、殺戮を旨とした生活から精神にダメージを受けた者、ホントに嫌気がさした者達にとって、心平らかに安らぎ居心地の良い唯一の場所になっていた。然し、各国の戦争はまだ続いている。そんな時、この食堂に東の国の兵士が2人紛れ込んできた。敵対国の兵士たちなので、常連たちも身構える。が、皆、人を殺したい訳でも殺されたい訳でもないので、女将が拾ってきた2人の兵士を皆で匿うことになったのだが、この国の兵士が、敵兵が潜入しているのではないか? と捜索に来たり、高級参謀用の兵法書が盗まれたらしいとの情報も入り、疑心暗鬼渦巻く中で、人として生きること、人間らしさが問われてゆく。同時に軍の根本的発想、人間を人間として扱わず“単に駒として考えよ”という兵法書の極意なども明かされ、戦争遂行の為に国家が「国民」に要求するものが何であるかを提示している。更にこの体制を維持する為の立法として共謀罪が登場するのだが、アメリカの植民地であるこの「国」の人々への注意喚起にもなっていることに注意したい。スノーデンの指摘を待つまでもなく電磁データの総てをアメリカは日本から原理的に盗むことができる。スノーデンの指摘した手法プリズムはエシュロンの発展形であろう。而もエシュロンの基地が、日本にあることは周知の事実である。トモダチ作戦の目的はいくつもあったが、そのうち最も比重が重かったのが、エシュロンの基地を守ることだったのではないか? との疑いを自分は持っている。何故ならエシュロンの基地は三沢の米軍基地内にあるからである。
 ところで、共謀罪である。何故、安倍の如きパシリが、共謀罪に此処までこだわるのか? という点についてである。エシュロンやプリズムで電磁データの総てを原理的に盗めるということであれば、情報収集サイドの穴は何処にあるか? これを考えてみればよかろう。答えは各自で出したまえ。
 何れにせよ、共謀罪を無理矢理成立させる必要などない、ということは日弁連の主張などを見ても納得がゆく。https://www.nichibenren.or.jp/activity/criminal/complicity.html
人生の大事な部分はガムテで止まっている ≪現代編≫≪大正時代編≫

人生の大事な部分はガムテで止まっている ≪現代編≫≪大正時代編≫

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/04/05 (水) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

大正時代編初日拝見しました。セットが豪華出演者は実力派揃い楽しかったし泣きそうになったり…最後はほっこり(^^) 6番シードさんの公演はいつもサイコー\(^-^)/ガムテ大正時代編オススメします。

まっする東京すぽーつじむ

まっする東京すぽーつじむ

ものづくり計画

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2017/04/19 (水) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★

明るく楽しい舞台でした。ストーリーは分かり易く、温かみのある内容で良かったです。役者さん達の演技は、正直拙い感じがしましたが、一生懸命さが伝わってきました。真面目に一生懸命作られた舞台という感じで良かったです。

独立愚連飯店

独立愚連飯店

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2017/04/19 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/19 (水) 19:30

価格3,900円

ユーモラスな中に「こんな世界になってはイヤだ」「こんなことになってはいけない」というテーマが見え隠れするのが「マイルドな井上ひさし」な印象。(あれほどはテーマを押し出す部分がなく控えめなのが「マイルド」を附す所以)
キャラクター造形も登場した時点から「いかにも!」な方や終盤で正体が明かされた時に「あー、確かに!」な説得力がある方を筆頭に鮮やか。
が、あのラストの解釈は二つに分かれるかもなぁ。希望的には「あの映画」的ではない方を望むが(謎)。……できればあのラストシーンから始まる続編を観たいものです。

ネタバレBOX

無口・無愛想でコワく感じてしまう店主や皇族っぽさがある皇太子を筆頭に、配役が的確でニヤニヤ。
ラストには(不本意ながら)「明日に向って撃て!」を連想。彼らが蜂の巣にされていないことを証明するために(ロッキーシリーズのように)本作のラストシーンから始まりあの状況をいかにすり抜けその後どんな活躍をしたかを描く続編を熱望!(笑)
「新宿コネクティブ アナザー1975」

「新宿コネクティブ アナザー1975」

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2017/04/20 (木) ~ 2017/04/26 (水)公演終了

満足度★★★★

めまぐるしく場面が変わっていく展開。ころころ変わる役、最後には着替えに間に合わないほどの切り替わりで、どんちゃんさわぎ的でしたが、きちんとしたストーリーがあり、観る人をあきさせない演出はさすがですね。アドリブでの演技も見所のひとつですね。
バックで流れる音楽もこだわっていますね。ここの一番の場面でのボレロを使うなんてにくいですね。

忘れな三助

忘れな三助

蜂寅企画

ザ・ポケット(東京都)

2017/04/19 (水) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★

幕末、江戸の銭湯(湯屋)が舞台という異色の設定。
若手俳優中心の時代劇だが、人情的なものを前面に打ち出している為か観客年齢層が実に幅広いです。
女性陣は全員髪を結っているのに対し、男性陣はヘヤーカットモデルばりの髪型(EXILE系も数名)なのは手抜きではなく明らかに狙いがあるのだろう。
証拠に衣装は細かい所まで行き届いており、いい生地つかってるなーと美意識の高さに感心します。
個人的にストーリーはあまり心に刺さりませんでしたが、色々と見せ場をつくる意気込みは感じられました。
イケメン達がふんどし姿で大暴れするから。というわけではありませんがどちらかと言うと女性の方がハマる感じの舞台だったかなーという印象でした。

罠

ジェットラグ

紀伊國屋ホール(東京都)

2016/01/08 (金) ~ 2016/01/11 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2016/01/08 (金)

本日(8日)初日の、お一方を除いて(苦笑)美男美女だらけの舞台、観て来ました。

ネタバレBOX

何度も何度も起こる、どんでん返しの後、呆気に取られるラストシーンに、なだれ込む1時間40分。
そのラストシーンは、劇中でも、それとなく匂わせてはいるんですが、会場である紀伊國屋ホールとご縁のある、とある有名な作品へのオマージュ。ひょっとすると、このラストシーンから逆算して、脚本書かれたんじゃないかなぁ?

シリアスドラマとしても、充分に成立しているストーリーに、ふんだんにまぶした笑いと唄のエッセンス。ある意味、お正月らしい、贅沢なエンターテインメントでしたとさ♪
私はスター

私はスター

ジェットラグ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/18 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/10/08 (土)

2年前の12月、客席数173席の赤坂レッドシアターで上演された本作品。再演の会場は、新宿・SPACE雑遊(客席数MAX100席)。初演の舞台も観ている身には、どんなんなるんやろう? と、いささか心配しながら観てみると…

ネタバレBOX

出演者の数が半減?! しかし上演時間は変わらずの1時間50分。
でもって、まだ公演中なんで、過度のネタバレを避けつつ印象を述べると、まずヒロインの「星笑子」。初演時の蓮水(はすみ)ゆうやさんは、「大スター」になりすましているときは、実に堂々とした・自信に満ちた態度で、おどおどしていた素の本人とのギャップを強調した演技(っていうか、そういう演出がなされていたのかな?)。これに対して、今回の真輝いづみさんは、「大スター」であるべきときも、時折、素の本人の自信の無さが顔をのぞかせます。どちらが正解…というものじゃないですけど、個人的には、真輝さんのアプローチの方が、より親近感を抱かせてもらいました。
それから、この作品における悪役的役柄、レビューショー反対派の「副社長」。初演は社長の息子という設定で、渡辺慎一郎さんが演じた「副社長」。今回は廣瀬響乃さん演ずる娘に性転換! でぇ、結果的には、これは正解だったと思われます。幼い頃からの夢だった「スター」になりたい! 今の何者でもない自分から抜け出したい! という「星笑子」や、レビューショーに参加する女性従業員たちの願いと、経営不振の遊園地を再興したい! そして…最愛の父(社長)に喜んでもらいたい! という娘としての願いとが、立場は違えど同じ女性同士ということで、息子の設定より、よりシンクロ度の高い空気が舞台上に生まれたように感じました。

この『私はスター』、個人的希望なのですが、数年置きに上演して欲しいなあ。スタンダードな作品に、是非、育て上げて頂ければと存じます。
私はスター

私はスター

ジェットラグ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/12/05 (金) ~ 2014/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2014/12/07 (日)

江古田のガールズ。「ウェルメイド(=上質の)的な物語」「ジャズのような会話劇」が特徴らしいんですが、これまで観る機会がなくてぇ…。
今回、主催公演ではないんですけど、作・演出と所属役者で絡んでいる舞台があると知り、赤坂まで行って来ました。

ネタバレBOX

ジェットラグさんプロデュース公演『私はスター』(1時間50分)。
NHK朝ドラの『あまちゃん』と、ミュージカル『コーラスライン』と、映画『フラガール』とを足して割って、赤坂・しろたえ(☜有名な老舗洋菓子店)の上品なレアチーズケーキ添えたような作品です(笑)。

ヒロイン「星笑子」、立ち姿、凛としています。歌もダンスも実に堂々と! それもそのはず。この7月まで宝塚の男役だった、蓮水(はすみ)ゆうやさんが演じているのですから。
地の芝居の部分では、ベテラン・若手の役者さんが達者な演技で、外部初出演・初主演の蓮水さんを盛り立てて、歌やダンスのシーンでは、今度は蓮水さんが出演者を引っ張る形で、(予算の無い遊園地ゆえに)新聞紙と段ボールとブルーシートで出来た衣装を身にまとって、ミュージカルのスタンダードメドレーによるレビューショーを華やかに披露していきます(ちなみに、蓮水さんの宝塚同期の方がお二人、文字通り「友情出演」されています)。
互いに助け合い・支え合って、皆がスターとなって輝いていく…メインキャストのみならず、アンサンブルの皆さんも印象的だった今回の舞台、ものがたりと現実とが、まるでシンクロしているよう!

ところで、なんで「仙台」近郊の遊園地、という設定なんだろう? と、観劇中、不思議に感じていました。
ラストのレビューショーの場面、『コーラスライン』の『One(Reprise)』のところで漸く、作者の意図に気づきました。上述の「シンクロ」、ものがたりの登場人物たち・演じている出演者たちだけでなく、東日本大震災の被災者の皆さんにも、互いに助け合い・支え合って、皆がスターとなって再び輝いていって欲しい、というエールではないか、と。
勝手な思い込みかもしれませんが、そう感じた瞬間、お恥ずかしい限りですが、目頭が熱くなるのを禁じ得ませんでいた。
時をかける稽古場2.0

時をかける稽古場2.0

アガリスクエンターテイメント

KAIKA(京都府)

2017/04/04 (火) ~ 2017/04/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

公演後の「観てきた!」口コミってどうよ? もう観られないのに。

と思っていたけど、次の可能性があるので俺も思ったことを書く。
アガリスクエンターテイメント、いつも面白いけれど『時をかける稽古場2.0』はいつにもましてなにか特別な公演だった。試演会からの台本大幅変更、劇中と現実がリンクしたかのような大事件の中の京都行き。桜満開の春の京都で繰り広げられる、東京とは少し違う座組での公演。周囲の演劇関係者やディープなファンを巻き込んで熱をもった特別な公演だった。物語性は麻薬のように人の心を浮遊させる。一年のうちのわずかな時期にしか満開にならない桜のように。

次にやるべきことはなんだ?
その物語性から『時をかける稽古場』を解放して、野に解き放ってほしい。アガリスクエンターテイメントを愛する人達が守る花壇じゃなくて、荒野に種を植えるようなそんな次の物語『時をかける稽古場3.0』を観たい。

星空ハーモニー

星空ハーモニー

Southern’X

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/04/18 (火) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/20 (月) 19:00

座席1階1列

4公演目の観劇(♭チーム 2公演、♯チーム 2公演)
舞台名、合唱部のお話の通り、
素敵な作曲家(脚本)が書いた曲(脚本)の旋律を、
指揮者(演出家)が、指揮(演出)し、
色んな音(色んな個性の役者さん)が奏でられ(演じられ)、
それに、”笑”の効果音も入り、
舞台の素敵な楽しい要素のハーモニーな舞台

いい曲は何度も聴ける・聴きたい。それと同じような舞台

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