独立愚連飯店 公演情報 トツゲキ倶楽部「独立愚連飯店」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

     東西南北、どの国からみても最も国境に近い真空地帯に位置する、食堂。その名を独立愚連飯店。(Bチームを拝見)

    ネタバレBOX

    マスターには伝説があって滅法強いことは確からしく、この店唯一の掟は例え戦闘中の敵同士であっても、店に入った以上「仲良く飯を食え」である。マスターの威厳を恐れてこの掟を破った者は居ない。
     このことが戦争の非人間性や、殺戮を旨とした生活から精神にダメージを受けた者、ホントに嫌気がさした者達にとって、心平らかに安らぎ居心地の良い唯一の場所になっていた。然し、各国の戦争はまだ続いている。そんな時、この食堂に東の国の兵士が2人紛れ込んできた。敵対国の兵士たちなので、常連たちも身構える。が、皆、人を殺したい訳でも殺されたい訳でもないので、女将が拾ってきた2人の兵士を皆で匿うことになったのだが、この国の兵士が、敵兵が潜入しているのではないか? と捜索に来たり、高級参謀用の兵法書が盗まれたらしいとの情報も入り、疑心暗鬼渦巻く中で、人として生きること、人間らしさが問われてゆく。同時に軍の根本的発想、人間を人間として扱わず“単に駒として考えよ”という兵法書の極意なども明かされ、戦争遂行の為に国家が「国民」に要求するものが何であるかを提示している。更にこの体制を維持する為の立法として共謀罪が登場するのだが、アメリカの植民地であるこの「国」の人々への注意喚起にもなっていることに注意したい。スノーデンの指摘を待つまでもなく電磁データの総てをアメリカは日本から原理的に盗むことができる。スノーデンの指摘した手法プリズムはエシュロンの発展形であろう。而もエシュロンの基地が、日本にあることは周知の事実である。トモダチ作戦の目的はいくつもあったが、そのうち最も比重が重かったのが、エシュロンの基地を守ることだったのではないか? との疑いを自分は持っている。何故ならエシュロンの基地は三沢の米軍基地内にあるからである。
     ところで、共謀罪である。何故、安倍の如きパシリが、共謀罪に此処までこだわるのか? という点についてである。エシュロンやプリズムで電磁データの総てを原理的に盗めるということであれば、情報収集サイドの穴は何処にあるか? これを考えてみればよかろう。答えは各自で出したまえ。
     何れにせよ、共謀罪を無理矢理成立させる必要などない、ということは日弁連の主張などを見ても納得がゆく。https://www.nichibenren.or.jp/activity/criminal/complicity.html

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    2017/04/21 12:30

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