
人のいぬ山
発条ロールシアター
中野スタジオあくとれ(東京都)
2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
説明通りに
山小屋での展開がメインストーリー であり
各々 登場人物の経緯が語られる
キャラ付けがユニークで
妙に引き込まれた 1時間30分の作品

WITCH LIGHT
ProjectAmythos
ザ・ポケット(東京都)
2025/10/29 (水) ~ 2025/11/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
持田千妃来さん出演。金曜ソワレと千秋楽を観劇。
持田さんは演出助手に初挑戦。初日の2週間前に驚きの発表が。降板になった大庭すみ花さんの代役として出演されると。
予定されていなかった役を短い準備期間で引き継ぐということになります。とても難しいこと、大きな負担だったことでしょう。ご本人のSNSからも伝わってきます。
観劇して。あたかも元からエミリア役だったかのようでした。フィジカルもメンタルも強い役。ご自身の強味を活用されて、役のイメージに見事にアジャストされていたように思います。
運営さんもすごいですね。パンフレットやグッズはちゃんと間に合いました。大庭さんとは身長がだいぶ違いますが衣装はぴったりで。主宰の長田さんの、完成度についての強いこだわりを感じました。

ひとくず/大阪公演
映像劇団テンアンツ
ABCホール (大阪府)
2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/11/02 (日)
親から愛されたことがない男が育児放棄された女の子に愛情を注ぐ姿は、負の連鎖は断ち切れるのだという希望そのものであった。その姿は荒っぽく、無骨であったが真の愛情に変わりなかった。

高知パルプ生コン事件
燐光群
「劇」小劇場(東京都)
2025/10/31 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
開いたばっかりだったからかもしれない、二日目の夜は50席ほどの劇場に6割ほどの入り。内訳は新聞学芸部記者らしき者10名。こちらも名前を知っていり劇界ライター、関係者、学者で10名。有料入場者の一般客は5名いたかどうか。いつも見るときは後半だから前半がこれほど良くないとは思わなかった。20日を超える劇団公演である。
内容は地方都市の公害垂れ流し問題であるが、さすが時代の変化もあって、昔の新劇団のように、悪玉代官資本家をやっつけろ、善玉無力市民は団結しろ!と口先で言うだけでは見る人はいなくなった。昔と同じく単純化すれば、この構図ハいまも変わりはしないが、次第に芝居も現実を踏まえなければ、となっている。この話の舞台は城下町の地方都市である。攻める者も、攻められる者も江戸時代以来の地方の構図が出来ていた。この実話の高知では、昭和三十年代、六十年も昔だが高知県衆議院全県一区では、必ず、日本共産党は、社会党が苦戦する中で必ず一人の議員を出し続けていた。労働組合も女性運動も強かった。こういう組織系の表向きの動向からは実情は計り知れない。革新系の燐光群は、長く立場を定めて主張のはっきりした作品を作り続けてきた。ここ三十年の中で、このドラマのように何も変わらなかったように見えるが、僅かながら変化は出てきている。昭和百年、これが日本の現実である。これで食える間は喰っていくと良い。そのうちに風向きは変わる。

ヴェニスの商人CS
サンライズプロモーション東京
光が丘IMAホール(東京都)
2025/11/01 (土) ~ 2025/11/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/11/02 (日) 13:00
座席1階
演出家松崎史也が「普段着でシェイクスピア」をコンセプトに、シェイクスピア作品を脚色・演出して上演してきたシリーズ。今回は「ヴェニスの商人」で、話の骨格やセリフ回しを生かしつつ、あくまで現代日本で上演する作品として世に出したという。「悲劇と喜劇は裏表」ということで、S(シリアス)とC(コメディ)の二つのバージョンで上演。コメディーバージョンを拝見した。
とっつきにくいといわれることもあるシェイクスピアを、楽しく、分かりやすく仕上げている。テンポのいい演出で飽きさせない。こういうタッチなら、会場を埋めた若い女性たちも「別の作品も見てみようかな」という動機づけにつながるかもしれない。
自分が見たのはコメディータッチのバージョンで、随所に笑いを取ってくる場面がある。有名な金、銀、鉛の箱から正しいものを選べば結婚してあげるという場面はなかなかうまいな、と思った。シリアスバージョンはこのあたり、どんな展開だったのだろうか。シャイロックががめついユダヤ人商人として悪役なのだが、この点はかなりストレートに表現されていると思った。
光が丘のショッピングモールに、こんな大きな劇場があるとは恥ずかしながら知らなかった。客席は若い女性を中心にほぼ満席。シェイクスピアでこれだけの人を集めるのはすごいな、と変なところで感動してしまった。

養生
ゆうめい
ロームシアター京都ノースホール(京都府)
2025/11/01 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/11/01 (土) 18:00
舞台美術の独創性がすごい。
深夜の職場、学生アルバイト時代と正社員採用数年後を交互にみせ、その対比が興味深い。美大生の作家へのあせり、一般学生の夢からの挫折、特に一人二役した黒澤多生さんの正社員役の傲慢さと、新入社員役のおどおど感、先輩への反発等のその役の落差が面白い。誰でもがどちらの立場にもなり得る可能性を示している。

アカツキカゲリ
ルルイエの黄昏
ウイングフィールド(大阪府)
2025/11/01 (土) ~ 2025/11/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ウイングカップ作品
前は箱庭?の名前でやっていた?
テイストはあまり変わらない感じ
おどろおどろしい感じで、ファンタジー感満載
演技は皆上手かったが、ウイングカップ作品としては…(審査員の面々がかなり変わったのでわからんけど)
キャストはそれなりだったが、上手く生かしきれて無い様な… 刺さらなかった

不朽のファトラジー/エイプリルループ
劇団ちゃうかちゃわん
大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)
2025/11/01 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
次はファトラジー
最初はファニーさ全開でちゃうからしかったが、最後はめっちゃシリアスな展開に
一粒で二度美味し感じ
ダンスは健在

不朽のファトラジー/エイプリルループ
劇団ちゃうかちゃわん
大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)
2025/11/01 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
まず、エイプリールを拝見
ちゃうからしくない内容と展開 最後は定番ダンスで締めました
僕はこちらのテイストが好きですね

スヴァルトフィヨルドの幽霊事件
劇団ショウダウン
難波サザンシアター(大阪府)
2025/11/01 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
魔女🧙♀️とドラキュラの恋愛ファンタジー作品
劇団らしさはめっちゃ出ていて、林さんの名演は群抜きでしたね
関係が複雑で、分かりにくい面も有るが、魔女もドラキュラも不死である事を考えると…
105分が125分となっていて、最後のラストまでいれなかったのは残念

あの日は江古田で君と
劇団二畳
FOYER ekoda(ホワイエ江古田)(東京都)
2025/10/30 (木) ~ 2025/11/05 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
B+Dの回観劇。Bのネタは自分もやったことがあって(お互い30歳前に別の相手と結婚したので、当然不履行でした)、興味津々。なるほどいい話ですね。メイクにいそしむ妹さんが妙に印象的。Dは3層構造になっているのかな?ちょと意表を突かれて、楽しめました。

人のいぬ山
発条ロールシアター
中野スタジオあくとれ(東京都)
2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
山小屋での一夜の話。コントのような展開でしたが、なかなかに根深い内容で感銘を受けました。タイトルは掛詞なんですね。

『ペリクリーズ』
メグロコミュニティシアター
ウッディシアター中目黒(東京都)
2025/11/01 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
この演目初めての観劇。波乱万丈のスケールの大きな作品で、なかなかに楽しめました。演技そのものは結構難ありでしたが。その中で岸本聖美さんの熱演は印象的。

かえるまで、が。
エンニュイ
SCOOL(東京都)
2025/10/28 (火) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

『眼球綺譚/再生』
idenshi195
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2025/10/29 (水) ~ 2025/11/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「再生」白チームの回観劇。前説の効果もあるのか、ホント会場は静まり返っていて、ビールを音を立てずに飲むのも一苦労でしたね。グロテスクなホラー朗読劇なのですが、静寂でスタイリッシュな環境下では、妙に清々しく感じました。

『眼球綺譚/再生』
idenshi195
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2025/10/29 (水) ~ 2025/11/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
リーディング「眼球綺譚」を以前新宿眼科画廊へ観に行っていた(7年前)。この時はスケジュールの合間を埋めるように思い立って出かけた記憶だが、不運な事に(不運率は高いが)ほぼ全編睡魔に見舞われ至極残念な思いをした。
今回は同じ題名で宣材の雰囲気も似ていて「もしや?」と調べたら同じ製作主体。会場が絵空箱という事で前より幾分余計に趣向が盛れる空間でもあり、期待しつつ観に出かけた。「再生」を観劇。
リーディングは面白い。奥深い。リーディング用に編んだだろう台本とは言え、ほぼ小説を「読む」時間。従って作品の面白さも必須だが、それを含め主宰高橋氏が綾辻行人氏のこの短編小説に執心というのも分かる甘味な(内容的には苦みもあるが)時間であった。
読む人が「読み」に徹するというのか、登場時から「読む人」でありながら「あちらの人」になっている。役者本人(素の本人)として客と相まみえる時間はない(終演後に照明が明るくなって笑顔・・は無しである)。
小説の地の文は男が主格であるので男の目に映る情景と心情が語られ、女は男が見る対象として印象深く出現する。
後で作品をネット検察すると「ホラー」書籍のカテゴリーで紹介されたりしている。作品は面白いに違いない(というか面白い)が、通常の読書では無論この感覚は得られない。
青白く染まった舞台を思い出しながら、どことなく声を殺して語ってしまうが、もう一作も観たい(時間が許せば)と思っている本心を吐露しておく。
(江戸川乱歩の「赤い部屋」に集った面々を思い出すちょっとした背徳感。)

I am
夜と蜂
京都大学西部講堂(京都府)
2025/11/01 (土) ~ 2025/11/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
難しい
主演女優は演技上手以外は、考えさせられる作品
日常の生活をしている家族の話 娘は引きこもりながらも自分探しをしている
お父さんは普通のサラリーマンながらもストレスを抱えながら家族の為に頑張っている
母親も仕事をしているパワーカップルの話
家庭とは 仕事ととはそして未来は…
答えはご自身でなんだろうな

ひとくず/大阪公演
映像劇団テンアンツ
ABCホール (大阪府)
2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

スヴァルトフィヨルドの幽霊事件
劇団ショウダウン
難波サザンシアター(大阪府)
2025/11/01 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
久しぶりのショウダウンに来て良かった。
現代を軸にした物語も理解しやすく、前作ともガッツリ繋がって!
こういうミステリーホラーのナツメ作品は一級品です。
役者では竹内敦子さんの美少女と魔女のギャップが同一人物とは思えない凄さ!

『ペリクリーズ』
メグロコミュニティシアター
ウッディシアター中目黒(東京都)
2025/11/01 (土) ~ 2025/11/03 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
シェイクスピアの未見の作品。説明によれば彼の最初のロマンス劇とある。
物語は、荒唐無稽で現実離れしているが、素朴で味わい深さもあって楽しめる。戯曲通りなのか判然としないが、詩人・語り手(説明役)であるガワーが幕間に現れて、場転換を告げる。そして場面と場面を繋ぐ経過や状況を簡潔に説明するため、物語の内容は分かり易い。何となく勧善懲悪のよう、そう思わせるのは ガワーが冒頭「良きもの、古きこそ良き」といった旨の口上があるため。
壮大なスケールと長い時間軸の物語だが、端的に言えば主人公 ペリクリーズの愛と波乱万丈の旅、そして家族の話。誤解、勘違いや早合点が招いた過酷な運命、それが いつの間にか荒唐無稽でご都合主義によって奇跡へ転じる。多くの人物が登場するが、役者によっては 1人が複数役を演じる。その演技力に差があり、特に台詞回しが ぎこちない。シェイクスピア戯曲の台詞(原文/古典の翻訳)通りに演じているのだろうが、役者が それを十分取り込めていないため、台詞を読んでいるといった印象だ。逆に現代語訳のような自然な台詞回しのほうが聞きやすく 親しみが持てると思うが。
(上演時間2時間20分 途中休憩10分 計2時間30分)