最新の観てきた!クチコミ一覧

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オーバー・ザ・トマソン

オーバー・ザ・トマソン

エンターテイメントユニット・liberta

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2017/05/02 (火) ~ 2017/05/05 (金)公演終了

満足度★★★★★

liberta版「世界に一つだけの花」であり「キャッツ」であり「ラ・ラ・ランド」です。私の思い入れこみで最高です。

別役実「正午の伝説」フェスティバル

別役実「正午の伝説」フェスティバル

die pratze

d-倉庫(東京都)

2017/04/25 (火) ~ 2017/05/09 (火)公演終了

満足度★★★★

【しおめも/劇団じゅんこちゃん】
前半のしおめもは少し前の「お昼と言えば……」なアレから始め、イントロ的なトークが終わって以降は2人のパフォーマーによるほぼ言葉を排した身体表現の60分。
ここまで言葉を排するともはや何がなんだか(Empty-Kubrickでさえオーソドックス寄りに感じられるほど(笑))ではあるが、これまでの4団体を観ているので動じることもなく、「あ、そうなの」的に受け止める。

5団体目と前半最後であったしおめもで一番の深淵まで来たと思ったら、後半の劇団じゅんこちゃんは折り返した途端に急浮上、な印象で1場での男女の性別入れ換えはあったものの、手法としてはアムリタよりもオーソドックスだったかも。
で、この性別入れ換えに青年団リンクRoMTと劇団やぶさかの「夏の夜の夢」を(考えようによっては楽園王もそうか?)、終盤での幕を使って演者の影を見せる手法に有末剛 緊縛夜話「盲獣 -あなたの世間に唾を吐く-」を、とそれぞれここ2ヶ月ほどの間に観たものを思い出し、やはり「小劇場シンクロニシティ」か?みたいな。

ところでここまでの6団体の組合わせと上演順(総合)、神レベルでは?

「蝉の詩」

「蝉の詩」

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2017/04/25 (火) ~ 2017/05/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

泣けた。
やっぱりいいね。
ハンカチ二枚必携です。

オーバー・ザ・トマソン

オーバー・ザ・トマソン

エンターテイメントユニット・liberta

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2017/05/02 (火) ~ 2017/05/05 (金)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/05/02 (火) 19:30

相変わらずダンスに関しては「うますぎ」なレベル、別にダンス好きでも何でもないが他でいつも観ているものと明らかに違いがあると分かるほどに違う。芝居に関しても始め女性向けな?と思っていたがそんなことはなく、ただちょっと若すぎる方にはピンとこないかもと思ったぐらい。

ネタバレBOX

初日ということのあるのか。音楽の出だしが明らかにずれていると感じた箇所が多々あった。落とし方についてもあまり練られていない感じを受けました。音に関してはカーテンコールの時大音量でずっと流しているだけだったので「あまり融通がきかない」理由がなにかあるのか。
照明は好きな感じでしたが若干入れ方消し方が「?」というところ(あくまで素人の私見)という場面があり残念

主人公の婚約者(仮)の心情が腑に落ちすぎて 辛いw
CHOICE

CHOICE

Charmer Company

劇場HOPE(東京都)

2017/04/26 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★

チラシの絵柄は祈るような…作・演出の千賀多佳乃 女史は当日パンフでこの物語は「宗教の話ではないのです。人の心の話なのです」と書いている。もっとも挨拶文の流れからして宗教に無関係ではなく、そこは十分意識していることが分かる。

特に「パレスチナ問題」(「問題」という表現が相応しいかは別)を連想させるような展開である。サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」を再読したくなるような…この公演で描かれる宗教の変遷、布教内容は二大宗教の対立という単純構図である。「ベルリンの壁崩壊」「ソ連邦(国家体制)の崩壊」以後はイデオロギー対立よりも宗教で特徴付けられることが多いと言われている。
この公演もそうした宗教(観)を意識している。宗教上の対立が直接の契機ではなく、民族紛争・地域紛争・政治闘争・テロ行為などが絡んで勃発する、そんなことが垣間見える。
公演は、男女2人の主人公が牽引するが、それは「ロミオとジュリエット」をイメージさせる。シェイクスピア戯曲の”家”の確執を”宗教”に置き換えて、その無情にして無常を嘆くあたりは面白い。
(上演時間2時間30分 途中休憩10分)

ネタバレBOX

舞台セットは、白基調の石造りの街をイメージさせる。左右に非対象の階段、下手奥には傾斜・坂道を作る。そこに色彩豊かな照明を当て情景・状況を現す。

レクティ教とウニ教が過去の諍いを乗り越えて共存しているが、それは表面上のこと。そこには土地を中心とした恩讐が渦巻いている。宗教という正面からは表現し難いテーマ、それを今の世界情勢に人間(個人)の愛という普遍的な思いに背負わせて観せる。その視座から分かり易く展開しようと試みており、物語の捉え方としては面白いが、冗長(丁寧に描こうと説明過多)だったと思う。特に前半、土地(イメージはエルサレムか?)を中心に、そこに住んでいる信仰宗教が違う人々の差別と貧困、表面的な平和と平等への懐疑心を描いている。そのシーンが多いような…。いくつかのエピソードを挿入し、あとは観客の想像力に委ねてもよかったと思う。

冒頭、「オ-バーの選択日」として、一定の年齢に達した時(学院卒業時?)にレクティ教かウニ教の選択を行わせるが、そもそも政治的・経済的な不均衡の中で、真に「宗教(信仰)の自由」が選択出来るのであろうか?物語の根幹に疑問が残った。

また、IS(千賀女史によれば、現在ではDaeshと呼ばれていると)の行為、それが個人的な復讐に端を発している。演劇的な戦闘シーン、政治的な駆け引きの見所もあった。それだけに見せ場、盛り上がりに強弱があった方が印象深い。
見せ方は、宗教の違いを色…レクティは青、ウニは赤という違いで、群集シーンは識別させるなど工夫をしていた。

なお自分が観た回は、何人かの役者が台詞を噛んだり言い直したりしており、緊張なのか練習不足なのか、いずれにしても残念であった。

次回公演を楽しみにしております。
『あぁ、自殺生活。』4月~6月/365

『あぁ、自殺生活。』4月~6月/365

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2016/12/31 (土) ~ 2017/05/29 (月)公演終了

満足度★★

無人受付は戸惑いましたが、おもしろいです。

ネタバレBOX

客席の前列に人が座れるはずのない小さーい椅子があったことから、独特の世界観が繰り広げられるものと期待しました。独特の感がありましたが、全体的に強弱があればよかったかなと感じました。自殺がテーマなので、暗いトーンで、単調に弱、弱、弱・・・と進んでいった印象です。声が聞き取りにくい個所もありました。女優のアクセントがときどき入るのはよかったです。
独立愚連飯店

独立愚連飯店

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2017/04/19 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★

とても面白く観劇できました。

あきこのアナの中 〜Again〜

あきこのアナの中 〜Again〜

劇団☆錦魚鉢

テアトルBONBON(東京都)

2017/04/26 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめました。

独立愚連飯店

独立愚連飯店

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2017/04/19 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/04/28 (金) 14:00

価格3,900円

無題2047(17-050)

14:00の回(晴)。Bチーム

13:05会場着、受付(整理券あり)、13:30開場。

下手に小さなカウンター、丸テーブルが3つ、壁に織物、実に質素な美術。
13:55前説(アナウンス)、14:01ワルキューレの騎行が鳴る、開演~15:48終演。

「笑うゼットン」が2013/5、4年経ちました。

どの作品もお話の展開が巧く、常に「で、それで、それからどうなる?」と思いながら観ています。

田久保さん、たしかにH-TOA「ワンさんの一生とその一部」の中華料理屋の店主!!
学生時代(くるめるシアター)から観ていてその明るさはますます光度が強くなっているようです。

今日から始まった横森さんのメイキングも楽しみのひとつ。

トリスタンとイゾルデ

トリスタンとイゾルデ

KARAS

シアターX(東京都)

2017/04/26 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

価格3,500円

無題2046(17-049)

19:30の回(晴)

19:10会場着、19:12開場、19:35開演~20:29終演。

巨大な洞窟をイメージする舞台、波打った両サイドの幕は永い年月を刻みつけているようにみえ、繊細な照明の動きは闇の緊張感を最高潮のポジションで維持する。

いつにもましての大音量。

お二人の間には、絶対の距離があるように思え、
触れることができない、超えられない、見えない境があるように思え、
その空間には恐ろしいほどの感情が激流として流れ込んでいるように思え、
お互いにあらゆるものを飲み込もうとしているのではないかと思うほど。

終演後、訊いてみると照明機材は劇場のものだけだそうで、よく出来るなぁ~と思いました。アパラタスの時と同じように鰐川さんが照明しているんだと思いますが、一度実演してほしいものです。

みかん、ヒカリ、到達

みかん、ヒカリ、到達

mooncuproof

旧加藤家住宅(埼玉県)

2017/04/27 (木) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

鑑賞日2017/04/27 (木) 19:00

価格2,000円

無題2045(17-048)

19:00の回(晴)。

ゲッコーパレードを観に来ているこの会場(普通の家)で初めて他のユニット公演。この「家」..ということで観に来ました。

18:40受付、開場、靴はビニール袋に。「ハムレット」の客席が舞台、座席はキッチンと隣の部屋の2面。畳の上に蜜柑がひとつ。ザブトンの上に紙片...書いてあるのは「使用テキスト」らしい。

18:58前説(85分)、19:01開演~20:32終演。

みなさん初めて。当パン、サイトをみると萩谷さんと別府さんは慶應の「STEPS Musical Company」に所属していたとありました。慶應つながりだと「ミュージカルサークルEM」で「成れの果て(2016/3@バビロン)」「ダイフク様の信ジ方(2014/3@風姿花伝)」。

ときどきあるのが、劇中、自分が何処にいるのか分からなくなること。人物の相関関係、いつなのかどこなのか。本作はそれがかなり尾を引きました。あまりにわからないので当パンをみると「あらすじ」。あ~、読んでもわかりませんです。「アーティファクト」ってなんだろう!!帰宅後wikiってみると「人工物」とな。ということは「リプリカント」と同じ?

どういう社会なのか、旧態依然の「発電所」は原発のことを言ってるのか?どうして「みかん」なんだろう。

個性的発声と振付はもう少しこなれると面白くなるのではないかと(観たのが初日なので)、もっと歌うような感じ。

なんとなく、先日王子で観た「グーグス・ダーダ 」との近似性(「壁」と「違い」)を感じる。

あきこのアナの中 〜Again〜

あきこのアナの中 〜Again〜

劇団☆錦魚鉢

テアトルBONBON(東京都)

2017/04/26 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/04/27 (木)

初見の劇団錦魚鉢さん。タイトルやあらすじを見て最初にイメージしていた内容とはだいぶ異なる、良くも悪くも想像を覆された作品でした。主人公あきこの身体の外と中の世界をリンクさせる とはユニーク。目の付け所が面白いなぁと感じました。反面、何を表しているのかがやや分かりにくい部分もあったかなぁと思いました。当日配布のパンフレットに目を通していれば理解出来ると思いますが、見ていなければ各登場人物の役割を理解するのがちょっと難しいかも。両隣の席の方は居眠りしておられました‥が、個人的にはなかなか楽しめた作品でした。

遠き山に陽は墜ちて

遠き山に陽は墜ちて

劇団肋骨蜜柑同好会

シアター風姿花伝(東京都)

2017/04/28 (金) ~ 2017/05/02 (火)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/05/01 (月) 15:00

1日午後、目白のシアター風姿花伝で上演された劇団肋骨蜜柑同好会の公演『遠き山に陽は墜ちて』を観てきた。これは、昨年来注目している役者・嶋谷佳恵が出演していた関係からである。この肋骨蜜柑同好会という劇団、名前は前々から知っていたが、実際に観たのは今回が初めて。それにしても、シアター風姿花伝に目白駅から徒歩で向かうのは少々疲れた。


舞台の内容であるが、タイトルから連想されるイメージとは少々異なる。
病気で無職のエミコと画家を目指し花屋でバイトをしているタケシの姉弟一家。ある日、偶然にも人間らしい生き物(後にロジーと名付けられた。実は宇宙人らしい)をエミコが保護し一家と同居を始めてから起きる様々な出来事がつづられた舞台。タケシのバイト先の花屋の女性店員、酔っ払いの隣人主婦、怪しげな刑事、オタクライターと担当の編集者。登場人物を観ただけでも怪しげな内容が想像できる。赤いバラに執着するロジーは、過去に赤いバラを巡って何かあったらしい。しかし、その赤いバラは自分的にはどことなく血を暗示しているように感じた。
結局、登場人物達のロジーを巡ってのドタバタを経て、最後は姉を残し、弟はロジーと宇宙に旅経つ。いや、旅だったらしいが、観ようによっては2人とも自ら命を絶ったとも受け取れる結末であった。
熱演だった姉役の嶋谷、怪しげ感を上手く出していた刑事役の久保広広亘、どこか煮え切らない弟役の澤原剛生など、各役者は与えられた役の持つ個性を好演していて見応えがあった。
強いて言うなら、この劇の最終的なテーマは何か?、タイトルとの関連性は?

舞台を狭いながらも姉弟の家、喫茶店、花屋、宇宙と4分割していた演出はなかなか巧みだったのではないか。
開場から開演まで、舞台で静止パーフォーマンスを魅せた出演者は苦労だったろうと思う。意味のあるパーフォーマンスだったかは、観る側個々の感性の問題だろう

あきこのアナの中 〜Again〜

あきこのアナの中 〜Again〜

劇団☆錦魚鉢

テアトルBONBON(東京都)

2017/04/26 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/04/27 (木) 14:00

『あきこのアナの中』というなかなか刺激的なタイトルの劇団錦魚鉢の公演チケットがコリッチのプレゼント応募で当たったので27日午後に観に出かけた。場所は、中野のシアターMOMOであった。

公演パンフレットによると、この作品は再演らしい。
結婚詐欺にあったあきこがそのショックで壊れているとき、その体内でなんとか正常の健康に戻ろうと奮戦している細菌や身体の器官を擬人化したドラマ。ん~、これに似た発想の舞台(それは、細菌などではなく、体内に取り込まれた栄養素を擬人化したもの)を以前観たことがあるが、体内を舞台にしたいという発想は脚本家にとって少なからず興味あるもののようである。
結局は悪玉細菌は破れ、善玉細菌が勝利して各器官もも正常に戻るというわけだが、これを2時間にわたって観させられると、よほどしっかりしたテーマがあるとか、笑えるとか、泣けるとか、格闘シーンがあるとかがないと実際観ている者は辛くなる。今回の舞台は、その辛さと面白さの狭間を行ったり来たりしていた。
登場する人物達の個性がイマイチ分かりにくかったり脳の各器官の擬人化が雑だったりしたのが原因かもしれない。

そんな中で熱演していたのがリン役の佐々木里奈だろう。終わってみれば、一番印象に残っていた。
役者的には問題はあるまい。脚本に決定的なシーンが欠如していたことが、この舞台の核不足感を大きくしていたように思う。

AL(I)CE

AL(I)CE

青山学院大学演劇研究会

青山学院アスタジオ(東京都)

2017/04/15 (土) ~ 2017/04/16 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/04/15 (土) 15:00

価格0円

無題2044(17-047)

15:00の回(曇)。

会場は青山通りを挟んでキャンパスとは反対側。
14:35受付開場、スタッフのみなさんはスーツ姿。舞台には全面に白い布、AL(I)CEの文字。
14:46前説(60分)、15:03開演~16:02終演。

青山学院大学演劇研究会は3公演目。「トキグスリ、売ってます。(2016/10)」「Night Prism(2017/3)」。

ウサギ役の山下桜さんのガイド(ちょっと謎の余韻を残しながらの進行ぶり)がとてもよかったと思います。

奇をてらうことのない演出は観ていて気持ちのよいもの。

川、5枚のコイン→三途の川、六文銭?

2つの世界(物語)を交差させながらも分かりにくくなりがちなところを抑えた展開でしたので混乱することがありませんでした。新入生歓迎公演に向けとしてもよいお話だったのでは。

『あぁ、自殺生活。』4月~6月/365

『あぁ、自殺生活。』4月~6月/365

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2016/12/31 (土) ~ 2017/05/29 (月)公演終了

満足度★★★★

いきなりの無人集金システムに少し戸惑いながら、雰囲気のある空間へと。何が起こるか分からない雰囲気にとても雰囲気が盛り上がります。
内容は、シュールな感じの会話メインの展開。テンポもよく、徐々に引き込まれていきます。
会話を聞いているとなるほどなと思わせられる内容も多くありました。
とても面白かったです。

SENSE OF LOSS

SENSE OF LOSS

劇団Turbo

駅前劇場(東京都)

2017/04/27 (木) ~ 2017/05/01 (月)公演終了

満足度★★★

登場人物はみんないい人たちでした。ところどころうるっとさせられるシーンもあったのですが、長々とコントを見せられているような感じでした。
10歳の女の子の誕生日にあんなゲストをよんでもうれしくないかも。
お忙しいこととは思いますが、ちゃんと使えるHPにしてください。連絡先のメールアドレスが使用不可能になっていたり、開くとエラーになったりしました・・・とアンケートに書くのを忘れました。

SENSE OF LOSS

SENSE OF LOSS

劇団Turbo

駅前劇場(東京都)

2017/04/27 (木) ~ 2017/05/01 (月)公演終了

満足度★★★★

初めての劇団さんでした。まず、10歳の子役がそのまま10歳で出ているのに驚きました!そしてなんと幅広い年齢層の役者さんたちでしょう。歴史を感じる劇団ですね!

グーグス・ダーダ なになにもなになにもない NO nothing nothing nothing

グーグス・ダーダ なになにもなになにもない NO nothing nothing nothing

果てとチーク

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/05/01 (月) ~ 2017/05/02 (火)公演終了

 ディスポーザブルチルドレン(disposable children)それに関連しての
リフォーミング(reforming)そしてポストドラマ演劇といったあたりを
大まかに押さえておくと、観劇の際の展望がかなり開けるはず。

ネタバレBOX

 ディスポーザブルチルドレンとリフォーミングについてはBS世界のドキュメンタリーで放送された「捨てられる養子たち(disposable children)」が参考になると思う。また、ポストドラマ演劇の方は入門として花まる学習会王子小劇場での上演作品であえてわかりやすい例を挙げるとすれば、DULL-COLORED POPが本公演と15 Minutes Madeの中で上演した「全肯定少女ゆめあ」あたりが参考になるかも。

グーグス・ダーダ なになにもなになにもない NO nothing nothing nothing

グーグス・ダーダ なになにもなになにもない NO nothing nothing nothing

果てとチーク

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/05/01 (月) ~ 2017/05/02 (火)公演終了

鑑賞日2017/05/01 (月) 15:30

価格500円

無題2043(17-046)

15:30(公開ゲネプロ)の回(一時雨)、やや押して15:20受付、15:23開場、15:32前説(70分)、15:36開演~16:50終演。お休みなのと、家から(比較的)近いのと、早稲田(くるめるも森も観ているし)らしいのと、500円というのと、阿部はりかさんも観たことがある(「雨湯口」2015/9@RAFT)ので観に来ました。振りかえるとこの弱気の選択がよくなかったのかもしれません、もっと前向きに観に行かないと。

コの字の客席(基本1列ずつ)、コの字の「|」の位置が正面風、開場時に役者は舞台で雑談などしていて「いかにも」な演出に「?」。

福澤香織さん「脱衣する蛹(さなぎ)2014/8@大隈講堂」。
升味加耀さん「歩行船(2015/3@キッド・アイラック)」。
金澤卓哉さん「くちべにきって(2015/7@BASE)」。
堀紗織さん「余白の音(2016/4@どらま館)」「スケルトンの呼吸(2016/8@BASE)」。
これらの作品はみな面白く、印象に残っています。

受付時間近く、スタッフの方が出てきて何か説明をしていましたが、後方に並んでいると聴こえませんでした(たぶん押している、ということだったのでしょう)。また、その時、雨が降り始めたので(お客さんに言われる前に)少し中へ誘導するくらいの気配りがあってもよかったと思いました。

追記:「劇団さんいらっしゃい」観ました。無隣館の演出というと野宮さんと一緒かな?

ネタバレBOX

以下、まったくの個人的な感想

当然のごとく予習(あらすじを読む)していないので、観劇中お話がわかりませんでした(すみません)。でも、帰宅して読んでもやっぱりわかりませんでした。突然「1+1=3」と言われているように感じました。「私たちの国」って何?どうして「命の価値ランキング」によることになったのだろう(ここは大切なところかと)??「公立カジノ」はIR推進法案からきているのか???時事ネタ..?

世代的に「壁」というと「The Wall(Pink Floyd 1979)」。壁の崩壊後、「Live In Berlin」は1990/7。

先日SF的な味付けの作品を観ましたが、世代の傾向なのでしょうか、社会的な基盤、必然性(=抗うことができないこと、深く刻み込まれたことなど)について一切の説明はなく、当然の前提として語られるので観ていてちっとも面白くありませんでした。初めて作品に触れる観客でも十分楽しめるような作品を創ってほしいと思いますが、そういう作品は他の劇団で、ということなのでしょう。なにかきっかけがあればという思い。

文字の投影、ダンス(的な動きを含む)、並行した会話、キャットウォークの使用など「いかにも」なツールが挿入されていましたが、その必要性が見えませんでした。

文字の投影:音声でながしたほうが楽(文字を追うと舞台が見えなくなる)。
ダンス:もっと振付を工夫し、キレのある(or 流れのある)動きにしないとだれる。
並行した会話:ジエン社(同時多発会話)を思い出してしまうのでなにか特色があれば。

そのどれもがなくとも戯曲として成り立たせることはできたハズと思いながら観ていました。

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