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雨と猫といくつかの嘘

雨と猫といくつかの嘘

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2017/05/23 (火) ~ 2017/06/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

終演後、作・演出の吉田小夏女史に挨拶と簡単な感想を伝え劇場を出たところ、雨が降り出した。ふだんであれば鬱陶しいと思うところであるが、その夜は劇中に引き戻されたような特別な感慨が…。同じように劇場から出てきた人々も異口同音の感想を漏らしていた。この公演、一言で言えば抒情豊かな仕上がりの珠玉作といったところ。
【Aチーム】

(上演時間1時間15分)

ネタバレBOX

舞台美術が素晴らしい。この舞台セットは初演時と同じだという。舞台中央は畳敷きの和室イメージ。周りを通路のように囲い、上手・下手側に収納BOXが置かれ、その上部に飾り棚のような。舞台奥は客席に平行に飛び石、その上部・垂直に粗い暖簾(紐)のようなものが吊るされ、そこにビー玉(雨イメージ)のようなものが取り付けられている。全体的にしっかり作り込むという感じではなく、骨組を出現させるという表現の方が相応しい。

梗概…熟年離婚した水野風太郎は60歳の誕生日を迎えた。その一人住まいに娘とその婚約者が訪ねて来るところから物語は始まる。この風太郎の子供、中年、そして現在(還暦誕生日)の日常生活を通して、一人の男と男を取り巻く家族の滋味ある人生が描かれる。先に記した部屋はアパート。その部屋はそれぞれの時代の住んでいた部屋に変わり、しっかり作り込んでいないことが、観客の想像力を豊かにする。それが年代層が違う観客の描く情景・状況に寄り添うことになる。大きな事件が起きることもなく、坦々と過ぎる日々の暮らし…そこに市井の幸せがあるかのようだ。

水野風太郎の子供・中年・現在の時代を往還するように描くが、その視点はいつも主人公のもの。それゆえ、キャスト6名は風太郎以外、複数役を担うことになる。そのキャラクター、立場の変化は見事で観応え十分である。いくつかリフレインシーン(例えば、猫の玉三郎が家を出るところ)があるが、心象形成とその確認のようで説明過多になりそうな微妙なバランスにあったと思う。

劇中の台詞、人生で泣くのは3回…生まれた時、大切な人が亡くなった時、生きていて良かったと思った時だという。その意味で本公演は還暦を迎えた大人の生まれ変わり、という回想が心情に迫ってくる。

最後に演出について、室内(通常)と戸外(スロー)の動きの違い。そこに現在と過去の時間の流れ、違いを感じる。また雨の音と傘の情緒性が良い。傘は透明のビニールで、表情がしっかり観てとれる。ラストは還暦イメージの赤い傘。2008(平成20)年が初演というが、携帯電話を用いず生身の人と人、家族の向き合った会話が昭和をイメージさせる。

次回公演を楽しみにしております。
から・さわぎ

から・さわぎ

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2017/05/24 (水) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルが洒落ている。シェイクスピアや某TV番組「恋のから騒ぎ」を連想させるが、さらに当日パンフを見て伏線があることを知る。全体的にはドタバタコメディという印象であるが、シェイクスピア戯曲のパロディと思わせるようなシーンの数々。そこに人間性と社会性が観て取れる、そんな深みが感じられる公演であった。
(上演時間1時間45分)

ネタバレBOX

公演は、唐沢製菓という会社の社内ラウンジで巻き起こる喜劇。セットは下手側に飲料を提供するカウンター、それ以外はテーブルとイスという休憩スペースといったところ。下手寄の正面壁(際)に「KARASAWA」という社名ロゴが見えるが、そのロゴにハートマークの照明が…。実にオシャレ。

物語は新人が取締役会へ新商品企画をプレゼンテーションするため、その予行演習を行っているところから始まる。いくつかの試作品とそのコンセプトを説明する。直接的に取締役会シーンは描かれない。社長・専務・常務などの取締役会メンバーが息抜きなどの理由を付けてラウンジへ現れる。そこへ営業部員が現れ、解雇されたと嘆く。なんと社長に向かって厚化粧と暴言を発してしまった。激怒した社長が解雇すると言い出し、何とか撤回してもらいたい。そこで思い付いたのが社長を恋の虜にすると…。

人間性から 社長の恋は漂流するかのように心が揺れ、その様を面白く描いている。その過程で観る場面は、シェイクスピア戯曲を連想させるシーン(例えば死んだ真似など)もあり可笑しい。また男女の恋心は共通でも、その性別、役割のような生まれながらの違い(夫の好きな料理か妻の栄養管理か)を強調する。
社会性から 役員と社員の立場の違いというか、最近の流行語のような「忖度(そんたく)」という言葉を連想する。その「他人の気持をおしはかる」という意味から、こちらもシェイクスピアの宮廷を取締会になぞらえて茶化すようで意味深である。

役者はそれぞれのキャラクター、立場の人物像をしっかり立ち上げ体現している。その登場人物の名前も江崎、東鳩など製菓会社を使用しており笑える。演技のバランスもよく、嘘、その糊塗、混乱、収拾という展開はまさに空騒ぎで楽しめた。

次回公演を楽しみにしております。
レモンキャンディ

レモンキャンディ

匿名劇壇

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/05/26 (金) ~ 2017/05/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

緊張感があり楽しかったです。

ネタバレBOX

超高度な閉鎖空間で人間関係の構築ができるか、カップルが誕生するのか、治験目的など様々な名目で集められた男女八人が乗った乗り物が故障して地上に落下するまでの人間模様を描いた話。

絶妙のツッコミ、社会問題を扱った地下アイドルの歌があり、ちゃんと聞いてよというめんどくさいネタが最初と最後にあり、楽しかったです。

死を目前に、と言っても最初は7日間のゆとりがあると勘違いし、あと十数秒と知ってからもレモンキャンディという薬を使って2時間に感じるというのがミソでした。星新一のショートショートに、エイトマンのように素早く動ける男が道路を横断する際に油断して車に引っ掛かり、轢かれて死ぬまでの間1ミリ1ミリ迫ってくる死の恐怖を意識するという話があり、それを思い出していました。

まだ3日もあると思うとだらけますが、4日目で終わらせたところが素晴らしかったと思います。全員が白い衣装というのは逆に意味を狭めるように思えてなりませんでした。
桜飛礫

桜飛礫

(有)マッチポンプ調査室

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/05/23 (火) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★

これがこの劇団のカラーなんだよねと思いつつも、ただただ“もったいない”という気がしてならない。二時間半の上演時間、余計な遊び切って、ストーリー重視の舞台にしたら、1時間45分くらいでは?予想外に気になる出演者が多く、バラバラした遊びではなく、しっかり芝居が観たいと思った(出来れば佐野さんの歌はもっと聞きたかった!)。黒田兄弟の殺陣は見応え有り!全体的に殺陣はかなり出来るんじゃないかと思いつつ・・・。芝居も殺陣も、遊びに振り回されているのがもったいない。

から・さわぎ

から・さわぎ

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2017/05/24 (水) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです!特に熟年組、これだけ個性的なメンバーが揃って、小劇場で伸び伸び演技しているのは、観ていて楽しい!となると、若手のぎこちない演技も逆に初々しく見えていい効果になっている。やっぱり年齢幅があるのは強力な武器ですね!

ALL OUT!! THE STAGE

ALL OUT!! THE STAGE

「ALL OUT!! THE STAGE」製作委員会

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2017/05/25 (木) ~ 2017/06/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

西田シャトナーが今度はラグビーを、爽やかな汗と一緒に舞台に乗せた!弱ペダを思わせる演出がチラチラしないわけではないけど、ラグビーを知らないものにも、そのスポーツを理解させるだけでなく、ラガーマンたちのその想いの強さをしっかりと感じさせる作品と成った。出演者の体当たりの演技にも好感が持てる。それこそ“体当たりの舞台”、最後まで怪我することなく、頑張ってほしいと思わずにはいられない。

空行

空行

劇団アレン座

吉祥寺シアター(東京都)

2017/05/18 (木) ~ 2017/05/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

美しくビジュアルでぼやかした作品ではないかと、多少ためらって劇場に向かいましたが観に行って本当によかった。
7歳で親に売られた娼婦。実際に存在する話という事でビックリ、外国ではありますが。

私の想像では、あまりにも苛酷な現実を生々しくではなく、少女のフィルター(眼)を通して描かれた世界の舞台じゃないかと思ったのですが、どうだろう。
その世界は、精神が壊れてしまわぬよう防衛本能が働いてか、浮遊した水に抱擁されている様でもあり、彼女を汚していく大人達は卑劣ながらも、皆どこか絵になるくらいカッコよく映し出されていた様に感じます。
そして彼女と一緒に働く少女や、初恋の少年は人間らしさを共有できる貴重な存在であり、後に悲劇が待ち構えていたりもしますが、常に作者の想いが彼女らを見守っている様にも感じました。

照明が特徴的で、複雑な光が常に変化していき、特に差し色の蛍光ブルーがいい感じ。
好みこそあるかもしれませんが、ハードな内容に反して、危うげながらも美しい光に溢れた印象が残る不思議な作品でした。

アフタートークのある回でゲストは津田寛治さん。
観劇後の感想もさすがでしたが、映画やテレビドラマ(警視庁捜査一課9係)の話を中西良太さんと熱く語りまくり、なかなか貴重な時間でした。

席を潰してまで舞台を贅沢に広くとり、3方向どこからも観やすくなっているのに空席が幾つかあったのは勿体なかったです。

ズルい奴ほどよく吠える

ズルい奴ほどよく吠える

雀組ホエールズ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/05/17 (水) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★★

久々に新規劇団を開拓。シアターグリーン界隈で馴染みらしかった(そして見なくなった=従って観劇に至らなかった)幾つかの劇団の名を思い出したりしながら、観劇日を待つ。
当日は後部からの俯瞰で、劇場の舞台の体裁や美術の「作り物感」に、はじめは抵抗(入り込めなさ)を覚えたが、即興の感さえあるスピーディなくっ喋りを挟みながらいつしかストーリーに引き込む。伏線が敷かれた後、軽妙なテイストらしからぬ「事件」が起こり、らしからぬシリアステイストで真相が紐解かれていく。(評判の良い)ラストの謎解きに関する評価はおくが、現実にあり得る「悪」を悪としてストーリー上で露見させ、きっちりと鉄槌を食らわす場面が書かれていた事には、痛快とはこの事を言うものであったと、妙に懐かしさに見舞われた。
所狭い舞台をうまくさばいていた。

ネタバレBOX

東京五輪開催のための用地買収の対象になった、何代も続く工場兼住居の家族を巡るスキャンダルと、その家族の一員の青年(確か工場の若社長の弟だったと思う。違ったら失礼)が夢叶って教員として勤めていた私立学校におけるスキャンダル。この二つは裏で絡んでおり、前半に起こる「事件」とはその教員であった弟の自殺(学校の屋上から飛び降りた)であった。もっとも警察で自殺と断定されたものの、親族は他殺の可能性を疑っている。
どうみても彼は「殺された」としか考えられない展開で、実際に物語には学校法人の有力な財政援助者である某が登場し、自分の息子が行なった悪事を叱った若い女教師を非難すると、唯々諾々の女学校長とその金魚のフンに忖度させ女教師を担任から外させるなど、影響を及ぼす。その男が実はヤクザ(っぽい奴)で五輪用地の利権に絡んでいる。
さて辞めさせた担任の後釜に、弟が座り、学校内で抗えない立場となり、回り回って実家の土地家屋売却に同意する事となった、という。同意書には男の印鑑が捺されているが、あるいはその事が心のしこりになったか、など色々と想像されるが、少なくとも弟を追いつめただろう嫌疑は、芝居の中では固まっている。
さてその上で、弟は本当に自殺したのか(いや、自殺はないがどういう死に方、いや殺され方をしたのか)は中々明らかにならず、最後の最後に「謎解き」される。
この謎解きの前後が、少々問題ありに思われる。

社会の時代的背景と、そこから大いに生じ得る事態が、うまく描出されている。現に「金」の論理が人を、世の中を動かしている時代に、この芝居はそのカラクリに踏み込み、為政者を想起させる対象への揶揄・批判の台詞が堂々と吐かれている。
そして、法では正義をなしえないこの事件を裁く男として、家長である工場の社長がチャカを忍ばせて自殺現場の屋上を訪れ、銃(実は偽もの)に物を言わせて自白させ、悪を暴いて行く。
だが、ここで、最後まで明かされなかった事実が、語られる。それは次の通り。
・弟は、自分は立ち退きに反対だ、という。そして地上げ屋の追い込みに合い、屋上の敷地の際に来ざるを得なくなる。
・そこである事実が告げられる、それは彼の姉(つまり社長の妻、だったと思う)が売却に合意してしまった事。偽造と思われたその同意書類は、彼女なら本物として作れた、という事である。そのことに少なからず衝撃を受けた弟だが、自殺ではなく、あるタイミングでバランスを崩し、完全に事故として飛び降りる(落ちる)事になる。
この「真相」は、自殺どころか事故であり、他殺ではなかった、というものだが、「悪」として追求されてきた事実の焦点は、利権を求めて一人の人間を追いつめた事であり、そこは全く揺るがない。それによって屋上のやり取りへと発展したのであるから、間接的「他殺」と言っても過言でない訳である。「敵はそこにはいなかった」とは、行かないのである。きっちり、そこに、その本質は変らずに、悪は存在している。
気になったのはそこだ。悪を追いかけて、追いつめた。そして、現に悪は存在した。だが「弟を殺したのは誰か」を法的に理解するなら、激昂して屋上からバランスを崩して落ちて死んだ、というそれだけの顛末だ。
だが考えてもみよ、主人公である社長は、法で裁かれない悪を裁こうとやってきた。その事で言えば、たとえ彼の妻が借金苦から逃れさせたい「良心」からとは言え黙って立退きに同意した事は、淋しい事ではあるが、彼にとっての「敵」の姿を何ら違える事ではないのだ。
ところが、「なんというどんでん返し」「敵は身内にいた」と、まとめられてしまうと、地上げや土地買収のために手段を選ばない「金の亡者」、彼らを動かす「金の権化」は、免責されたッてこと?と訝ってしまう。否である。
溜飲を下げさせない展開が悪いというのではない、ただ、敵と認識しつづけて行かなければならない対象を、あれしきの展開で忘れないでほしいものだ。・・・と、これは観客への文句になってしまった。仕方ないが、ここは譲れないので書いてしまう。→→登録、ON!
爪の灯

爪の灯

演劇集団円

シアターX(東京都)

2017/05/19 (金) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★★

地方在住の作家の誠実な小品で、好感を持って持ってみた。この女性作家は確か神戸の小劇場のリーダーで90年代後半には東京でも公演を打ったと記憶している。その演劇少女が結婚して岡山でこういう芝居をコツコツ書いているかと思うと、ある種の感動がある。時に地方(と言っても過疎に近い)に行くとこういう生活があるだろうな、と想像させられることは多い。だからどうだ、と言うのは都会人の驕りだろう。円も、新劇稀の美少女だった高林由紀子、嘱望された青年・大谷朗が中老の役で出ていて彼らにもある種の感慨がある。精一杯真面目に人生と取り組んでいる、と言う芝居と妙にダブるのである。芝居の中身は置いておいて、という最近稀な観劇体験だった。

山笑う

山笑う

小松台東

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2017/05/19 (金) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★★

5/25マチネ観劇初見の小松台東。
再演と言う事だがあまり情報入れず観た。
終演後、劇場を出る足元の色の様な柔らかい、暖かい想いが溢れる芝居だった。


宮崎弁での会話劇。イメージしていたのはもっと、重い感じのホンなのかと、勝手に想像。
とても、作りこまれてるのだけど、かと言って仰々しく堅苦しく観客を構えさせないという。



母親の通夜、葬式の為に長く家を出ていた娘が「彼氏」を連れて帰ってきたところから、始まる。けして、派手な出来事が起こる訳では無いが、人間の「あ、こんな感じの体験あるわ」とか「葬式って確かに・・」とか。


人はやはり、言葉には出さないけど大事な人はいつも、心配しちゃうものだし、家族だからと言っても言葉を使って思う事を伝えないと伝わらないし。兄は妹を思い、妹も言いたい事が沢山あった。そして、まわりの人たちも色々あった。


演じている俳優の皆さんが初見の方がほとんどだったが、舞台上の会話が台詞というよりも観客が部屋を覗いてみてしまった様な妙な「あるある」感を感じた。あんなオジサン居そうだし、田舎の中2は愛らしいし・・・。

今回の観劇理由が以前20歳の国で拝見した尾倉 ケントさんが出演されるということで
観る事にしたのだが、ほんとに、良い舞台を観る事が出来て良かった。

何気ない描写や、台詞、そして音として発しない台詞と台詞の間の感情の表現。
そこに「私も、そうかもしれない」とか「私なら、どうするかな」とか
想いを重ねながら、観た。

故人がやっていたお茶を入れる際に最後に美味しくなるようにと手をかざす仕草。
お嫁さんも、娘も、ついおなじことを自然としてしまう。
家族って、そんな事が積み重なってるものの象徴的な仕草だった気がした。

孫である中学生の清人から好かれていた故人。
「年寄りと一緒にいると楽」という台詞があった。
親は近すぎて、子を心配したり、責任を感じてとやかく言ってしまいがちだが
祖母はそういった事が無くただ、「愛情」だけ注いでくれる存在なのかと。


開演前からそこは「故人」を偲ぶ空間となっていた。お焼香や、喪服の受付の方。開演前のアナウンスも。芝居以外の細やかな空気感の作り方などが、隙が無い。

最後、舞台からロビーに出る際の演出、好き。心がほわっとした時間でした。

LARPs

LARPs

劇団「劇団」

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2017/05/24 (水) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/05/26 (金) 19:00

130分を感じさせないストーリー展開と演出。
徐々につながる伏線回収が気持ちいい。
笑いと涙の最高の時間を楽しむことができる。

ステージを上手く使ってあらゆるシーンを表現しているが故、場面転換が多く、ロングカットタイプが好きな人には少し忙しく感じるかも。

雨と猫といくつかの嘘

雨と猫といくつかの嘘

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2017/05/23 (火) ~ 2017/06/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/05/25 (木)

心に沁みる作品だ。吉田小夏の世界はどこまでも美しく、優しく、切なく、そして、温かい。時空を台詞や小物で繋ぎ、自在に行き来する技は演劇ならではの醍醐味。今回、A/B共に観ることが出来、それぞれの味わいの違いもおおいに堪能した!!

ポルカ

ポルカ

劇団芝居屋

テアトルBONBON(東京都)

2017/05/24 (水) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★★

なるほど お酒の提供がスナック運営なのね・・

普通に生活してる市井の方々の
チョットした事件を描くのが劇団姿勢ながら
なんとなく浮ついた感もあったかなぁ・・
でも日常って感じは醸せていたとも・・・

星は~3.5+αって感じかなぁと(^-^;)
2時間10分のわりに内容が薄くも感じたですし

ネタバレBOX

舞台セットはポルカ店内
下手にカウンター
上手に入り口の配置 内装は木調

人生引退・・?者の婚活で
アカ詐欺?までいかないかな~な
騙され親父を周囲の人間が助けてあげるという話であった

でも指名手配されてる人間の情報が
FBのメッセージのみで展開してゆくのは・・・ちょっとねぇ
警察とかに直接連絡とれば詳しい情報が下ろされると思うんだが・・
なんか そこんとかが不可解
CSIとかで50分ほどに詰め込まれた
濃い人間模様とか作りを見慣れてしまうと
かなり喰い足りないかなぁとも感じたです

まぁ懲りずに婚活に行く親父は愛嬌あって気に入ったけど

星数は・・ かなりのおまけかな(^_^)
こ~ゆ~騒がしくも楽しそうな人間関係には
多少の憧れ感じるんで~♪
白つめ草の記憶~「ジョセフへの追想」によせて~

白つめ草の記憶~「ジョセフへの追想」によせて~

兎団

荻窪小劇場(東京都)

2017/05/24 (水) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★★

詳細は後ほどに。
面白かったですよ。

Manhattan96 LIVE ~Little Palette,Little Mam!~

Manhattan96 LIVE ~Little Palette,Little Mam!~

Manhattan96

吉祥寺スターパインズカフェ(東京都)

2017/05/25 (木) ~ 2017/05/26 (金)公演終了

満足度★★

 若干の奇術の後、オープニング早々ダンスが始まるのだが、演出家は稽古の際何をやっていたんだろう。

ネタバレBOX

ダンサーで無いメンバーが多いので歩き方がなっていない。これでは唯幻滅するばかりである。ダンサーだけに絞って躍らせるべきであろう。醜悪だ。観客層は若い男女から壮年迄の幅があったが、観客の目をなめた演出としか思えない。
 いくつか演目があるのだが、ダンサーがソロでタップをやっても、本当に難易度の高い芸は見せていない。否そこまでの実力はないのである。芸としてまともに思えたのはマジックとギターの弾き語りだ。但し弾き語りで歌われている老人はボージャンである。人々からそう呼び習わされている老人はダンサーであるが、年をとっても高いジャンプ力を誇り、誰からも好かれる芸人だ。人々はそんな彼に尊称としてbeau Jeanと呼んでいるか或いはbeau gensと呼んでいるのであろう。元歌が何処の国の歌か訊ねなかったのでハッキリしたことは分からないがシャンソンであるなら、自分の解釈が成り立つハズである。因みに歌った人は、固有名詞、ボージャンと捉え「変な名前ですね」と言っていたが、これは演出ではあるまい。単に知的怠惰であると判断した。一応、2部構成になっていて第2部はミュージカルという触れ込みであったが、これも出だしで引っかかる。ミュージカル仕立てにし、作品の概要を説明しなければならないなら、せめてシャイクスピアの「夏の夜の夢」に登場するパックのようなキャラを作って劇中でそれを告げる形にした演出位はして欲しいものである。ミュージカルと言いながら、いきなり録音を流すような酷い手抜きは、作る側の感性を疑われるだけである。
おずわるど

おずわるど

東京ノ温度

ホボホボ(東京都)

2017/05/25 (木) ~ 2017/05/29 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/05/26 (金)

座席1階1列

東京ノ温度『おずわるど』 ホボホボ

オズの魔法使いをモチーフにした二次創作コメディ
原作をはじめ色んな作品の蘊蓄を駆使してうまくシナリオが組み立てられていて、
奇想天外なように見えて説得力のあるお話になっていたと思います
普通に「へ~」とか「ほ~」と感心しながら観てました(笑)
楽しかったです

腹黒モードのドロシーがキレッキレですごく良かった
登場シーンの壊れ具合が最高でした

演出、シーン、セリフ、小物など、前作『ありすとてれす』を彷彿とするような部分がちょいちょいあるので、
前作が好きだった人ならより楽しめると思います

上演時間90分、1ドリンク制

ネタバレBOX

一番の泣かせポイントが前作と同じく父娘ネタで演出も似ていたのが気になりました

結局、オズの世界はどうなったんでしょう?
北と南の魔女のその後は各自の想像にお任せ……ってことかしら

アポロ計画→JFK→オズワルド→OZ WORLD
の流れがエレガント
素晴らしく良かった。素で驚いちゃった(^_^;)
ポルカ

ポルカ

劇団芝居屋

テアトルBONBON(東京都)

2017/05/24 (水) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★★

居心地のいい喫茶店でした。

ネタバレBOX

覗かれる人生芝居を堪能しました。それぞれの人の人生模様があり、それでいて、ストーリーにはしっかりとした軸があって、最後の展開から終盤へのつながっていく感じが、なぜか心地よく感じました。人のあたたかさを感じる内容でした。
都落ちコンダクターの一振

都落ちコンダクターの一振

SANETTY Produce

新宿村LIVE(東京都)

2017/05/24 (水) ~ 2017/05/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/05/26 (金) 19:00

学園ドラマの友情物語から音楽の盗作騒動や良家のスキャンダル、サスペンス&バイオレンス&ドタバタ喜劇までがぎゅ〜っと詰まった、楽しい&含蓄のある素敵なステージでした。音楽家らしく、音楽を武器に戦ったところがいい!

木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談ー通し上演ー』

木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談ー通し上演ー』

木ノ下歌舞伎

あうるすぽっと(東京都)

2017/05/26 (金) ~ 2017/05/31 (水)公演終了

満足度★★★★★

すごいの一言。

都落ちコンダクターの一振

都落ちコンダクターの一振

SANETTY Produce

新宿村LIVE(東京都)

2017/05/24 (水) ~ 2017/05/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/05/26 (金) 19:00

座席1階1列

4公演目の観劇
ストーリーもよくねられている。
ただ単なる高校の合唱のお話ではない。
そのよくねられたストーリーを、才能ある役者さん、光輝く役者さんたちが熱演
その役者さんたちの最後のシーンは、素敵です。4度観ても。

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