
ぽこフェス2017
ぽこぽこクラブ
下高井戸 HTS(東京都)
2017/05/20 (土) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/06/10 (土)
座席1階1列
ぽこぽこクラブ『ぽこフェス2017』下高井戸 HTS
シーズン3観劇。
『空白の二人2017』
ヤマアラシのジレンマのような二人の関係が痛々しく切ない。
分かっていても暴力を止められない自分への苛立ち、自己嫌悪が痛いほど伝わってきました。
主人公は空っぽになることができるのだろうか。
二人が新しい関係を築けるといいな、と思いました。
『マグロ』
シーズン1とは少し演出を変えてありました。
身体を売っている女性と、身体を買ってくる女性
噛み合っていないようで、大将が言う通り根っこは同じなのかも
マグロの存在感がやっぱり凄い
『現世永劫莫殺地獄』
一番好みの作品。全8作品の中では一番エンタメ度が高い作品だと思います。
設定・ストーリー展開の巧さと目を引く演出の数々がとても楽しかったです。
地獄に落ちてきた男性と書鬼との関係を全てを明かさず、匂わせる程度なのが想像の余地があって良かった。
書鬼が時折見せる悲しそうな苦しそうな表情が印象に残りました。

いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した
ロロ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/03/04 (土) ~ 2017/03/13 (月)公演終了
満足度★★★
“いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校”を舞台にしたロロの「いつ高シリーズ」は4作目を数え、これまでの3作と合わせて一挙上演されました。4作とも上演60分と上演前のセッティング10分の計70分です。3/7の追加公演の日にvol.1~vol.4を連続で拝見したので、高校演劇の大会を鑑賞するような体験にもなりました。
作・演出の三浦直之さんがこのシリーズと高校演劇の説明をして、セッティングの指示を出し、開幕します。高校生らしいカジュアルな制服姿の俳優が「長い方のベンチ出しまーす」「新校舎側のパネル出しまーす」などと言って大道具を運んで設置するため、舞台がどのような場所なのかのヒント(ベンチがある、校舎がある等)が得られます。そこは高校演劇とは違うところでしたね。
30歳ぐらいの男女が17歳前後の高校生を演じるという“無理”が前提になっています。そのまま受け入れられれば良かったのですが、私には俳優がかまととぶっているように見えて、残念ながら素直に物語を楽しめませんでした。また、顔の表情で状況説明をする演技が多く、たとえば「噂が好き」といった役柄の特徴が信じられませんでした。行動のもととなる動機が見えづらいこともありました。
登場するのは放課後の中庭でコイバナをする女子高生3人だけですが、vol.3までの話も出てくるので、登場人物がもっと大勢いるように感じられました。
戯曲はvol.1とvol.2が公式サイトで無料公開されています。挿絵が可愛らしいですね。

荊の肖像/櫟の館
幻想芸術集団Les Miroirs
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2017/06/08 (木) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/10 (土) 14:00
【荊の肖像】
舞台中央に置かれた、一輪の真紅の薔薇。その紅は、まるで血を吸って紅く染まったような真紅。
原作は、シェリダン・レ・ファニュの『吸血鬼カーミラ』。
主人公ローラが 19 歳の頃に起きた話を、回想して手記にしたためたという形式で展開される物語で、馬車の事故に遭い、偶然居合わせたローラの父に助けられたカーミラは、急ぎの旅の途中だからと、カーミラの母によりローラの父に託されローラの人里離れた古城に留まる事になる。
カーミラの母は、ローラの父に自分たちの素性を探らないようにと念を押して去り、その日からカーミラと共に生活するようになったローラはカーミラに夢中になるが、カーミラには寝る時は部屋に鍵をかけ、部屋に他人が居ることを拒絶し、素性は家柄が良いこと、名をカーミラということ以外は明かさないという、いくつかの不思議な点があった。
たびたびローラを愛撫しながら愛を語るが、語られる言葉は生死に関わる謎めいた言葉ばかり。起きるのは毎日正午過ぎ、食事はチョコレート1杯で、いつも蒼白い顔をし、気だるそうな様子をし、賛美歌に異常な嫌悪感を表す。
やがて、城周辺の村で異変が次々に起きるようになり、何人かの女性が相次ぎ死亡し、村に蔓延る奇病の流行が噂されなか、ついにローラ自身も体調の不良を訴えるようになる。
ローラの家で見つかった、カーミラと瓜二つの美しい貴婦人の描かれた不思議な肖像画。その肖像画の謎が解かれた時、あまりにも切なく痛ましい結末が待っている。時をかける吸血鬼の悲哀を描いた作品。
幼い頃、互いの夢の中に現れた事を思い出し、急速に親しくなり、心を許し合うカーミラとローラ。
白城さくらさんのローラは、初めて出来た友だちに、疑うこともせず、カーミラの言葉を信じ純粋な友情としての愛を真っ直ぐにカーミラに向ける無垢な白百合のような乙女のような可憐なローラ。
乃々雅ゆうさんのカーミラは、ローラへの友だち以上の、恋愛感情を孕んだような愛を秘め、恋人に囁くような愛の言葉を事あるごとにローラに囁きながらも、自らの呪わしい運命に抗おうとする心の葛藤が、眼差しに映していて、その如何ともし難い深い悲しみが伝わって来て胸が痛んだ。
武川美聡さんのローラとカーミラを温かく見守るローラの家庭教師ラ・フォンテンとカーミラに吸血鬼としての生き方を強要し、普通の少女として生きたいと願うカーミラを支配しようとする冷徹な母という全く違う性質の女性をを声色や身ごなしで描き切る。
朝霞ルイさんのローラの父の友人で、溺愛していた姪が村に蔓延る奇病で亡くなったとされているが、実は怪物によって命を奪われたたのではないかと考え、怪物探索をして退治しようとしていたスピエルドルフがカーミラの正体を見抜き、葬ろうとする時にカーミラに向けた眼差しの奥に宿る憎しみと姪の命を奪われた事の絶望的な悲しみを感じた。
佐藤まどかさんのフルートとチェンバロの生演奏が物語を更に美しくドラマチックに、刹那な悲しみを彩ってゆく。
吸血鬼が題材になってるのに、血が滴ることもなく、猟奇的なおどろおどろしさもなく、其処にあるのは、カーミラという一人の少女の悲哀と深く絶望的な孤独のもたらした美しくも儚い物語として描かれていた。
カーミラがローラに囁く言葉やスキンシップに、同性愛を彷彿とさせるが、スキャンダラスでもなく、ステレオタイプでもなく、初めて自分を理解しようとし、受け入れてくれる人に出逢い、血を吸わなければ永らえる事が出来ない自分の命を賭しても、ローラが生き延びることを願い、呪わしい自分の運命を断ち切る為に自らスピエルドルフに討たれ命果てて行ったカーミラの悲しみに胸が軋み、心に涙が溢れた。
最後にスピエルドルフが空に放ったカーミラの首が、真紅の薔薇の花弁(はなびら)となり、舞台と客席に飛び散り、床に散り敷かれたその花弁は、カーミラの血であり、カーミラが流した涙のようにも見えた。
1時間10分の舞台とは思えない、濃密で深く美しい舞台だった。
『耽美童話の会~荊の肖像・櫟の館~』、幻想と幻影が手を取り合い、睦み合い、混ざり合い、融け合った言葉が唇から零れ落ち、指先と眼差しから迸り、紡がれた美しい物語に幻惑された2時間10分。
細胞のひとつひとつがため息に満たされた甘美で刹那な時間に漂った舞台だった。
文:麻美 雪

それは光のように 煌めきながら君へと咲いて
Y’s ExP.
キーノートシアター(東京都)
2017/06/09 (金) ~ 2017/06/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
おとといのそれひかがとても良かったのでどうしても二部作目が観たくなり、たった今、千秋楽の煌きながら君へと咲いてを観て来ました。仕事を頑張って終わらせた甲斐がありましたよ!2つのストーリーがセットで、2倍というより二乗で楽しめました!ホント、4公演目の無名の劇団さんとは思えませんでした。お気に入りはやはりフィリーのエンターテイメントです。最前列ど真ん中でしたから、おととい以上に迫力がありました。次回公演は冬なんですね、とても楽しみで必ず観に行きますよ!
それにしても、フィリーは固定キャラにしてシリーズものにしてもいいと思えるくらいなナイスなキャラですね!短編でもいいからフィリーの◯◯な事件簿とか…名トーク&エンタメ炸裂が見たいです。

大脚色
Dangerous Box
ザムザ阿佐谷(東京都)
2017/06/08 (木) ~ 2017/06/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
単に推理劇に終わらず、表現者論にも踏み込んだ知的な作品。素人さんにも分かるように、結構擽りも入れてあるから、幅広い層の人々が楽しめよう。

荊の肖像/櫟の館
幻想芸術集団Les Miroirs
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2017/06/08 (木) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/10 (土) 14:00
目の前には木のベンチがひとつとその上に、蝋燭を灯した銀の燭台がひとつ置かれている。
ヴィリエ・ド・リランダの『ヴェラ』が原作の『櫟の館』は、サンジェルマン通りの櫟(いちい)の樹に囲まれた館に亡き妻ヴェラの亡霊と共に暮らすダトル伯爵の狂気の日々を描いた作品。
美しい貴婦人ヴェラと運命的な出会いをしたダトル伯爵の恋を超越し、過ぎた愛は狂愛と化し、烈し過ぎた愛は、ヴェラを妻とし何者をも寄せ付けず、下僕1人と妻のヴェラと3人だけで寂寥に閉ざされたダトル伯爵の城に住み、尽きることのない狂愛の宴の中、妻ヴェラが亡くなり、ヴェラの死を否定し続けたダトル伯爵は、ヴェラの亡霊と対話する日々を過ごす。
最初はヴェラの亡霊が見えなかった下僕もやがて伯爵と同じような幻影を見るようになり、幻影のヴェラが空間を超越して世界に再現出するその刹那、ダトル伯爵は遂に妻の死を認め、その時、一瞬のうちにこれまでの幻想が儚い夢と消え、絶望の中、悲嘆に暮れる伯爵は、偶然床に落ちた墓の鍵を見て、高貴な微笑を浮かべて物語としては終幕する。
終幕はするのだが、ダトル伯爵の命も人生もこの先まだ続く。狂おしい程に愛した者を喪い、拒否し続けた末にその死を認め、愛する者の亡霊さえ見失った時に、絶望したダトル伯爵の末路には何が待っているのだろうかとその事をずっと考え続けている。
愛する者と永遠の別れをした者は、果たしてどの様な念い(おもい)に囚われるのだろうか?
私にも、15歳の時、最愛な人との永遠の別れがあった。
それは、恋人でも伴侶でもなく、母との別れではあるが、15歳の私には死によって分かたれたその時、半身を全て捥がれた様な、半身が空ろになって、感情も思考痛みも何も感じない、機能停止したような感覚に陥った。
母との別れですらそれ程の悲しみと衝撃を伴うものならば、狂愛する者との別れであれば、それは尚のこと痛ましく、どれ程の悲しみと苦しみと痛みを伴い、どれ程の喪失感と虚無感に苛まれ、蝕まれてゆくことだろう。
それは、幻影を視せ、他者からは見えない愛の狂気の淵へと遺されて行く者を誘いなかったろうか。
墓の鍵を拾ったダトル伯爵は、その鍵でヴェラの墓に入り、閉じ篭ったまま妻の棺の横で枯らすように自分の命を終えさせて行ったのか、妻との記憶を反芻させながら、自然な死が自らに訪れるまで、死んだように生き続けたのか。
どちらにしても、ヴェラへの狂愛は死ぬ事はなく、寧ろ熱のない蒼い焔のように、ダトル伯爵の中で燃え続け、焼き尽くしてしまったのではないかと思えてならない。
朝霞ルイさんの指先の動き、眼差しの色の、目線の動き、仕草のひとつひとつに、ダトル伯爵のヴェラへの狂おしく烈しい愛と、ヴェラを喪った悲しみと痛み、絶望と苦しみが膚を刺し、胸を軋ませる切なさと寂寥として滲み通って来た。
神剣れいさんのヴェラは、儚く美しく、伏せた睫毛の先、物言わぬ唇の代わりに、その眼差しとダトル伯爵へと伸ばした指先、ダトル伯爵を見つめる瞳の表情と、身ごなしの全てで夫への静かで深い愛を伝えていた。
真横から聴こえる、髑髏海月さんの静かで、夜を震わす露のような美しい声で空に紡がれて行く、ギターの弾き語りの音楽が幻想的で悲しく美しく、荘厳なひとつの愛の物語を彩っていた。
幻想と幻影が手を取り合い、睦み合い、混ざり合い、融け合って言葉となり唇から零れ落ち、美しい渾沌となって紡れた物語は、40分弱とは思えない、2時間の舞台を観たような濃厚で濃密で素敵な舞台だった。
文:麻美 雪

遠心力の求め方
こわっぱちゃん家
ワーサルシアター(東京都)
2017/06/09 (金) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/11 (日) 17:30
主人公マオと周りの人達の群像劇。
誰もが誰かを振り回し、振り回され
考え方、思いも人それぞれ
見方を変えるだけで
違ったモノが見えてくる。
そんなキャラ達の心情を描き、
それぞれのハッピーエンド。
役者さんの観せ方や舞台美術も
素敵で本当に良いお話でした。
綺麗事かもしれませんが
個人的にはせめて舞台くらいは
ハッピーエンドが好きです。

大脚色
Dangerous Box
ザムザ阿佐谷(東京都)
2017/06/08 (木) ~ 2017/06/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/12 (月) 13:00
ヒロイン、探偵、犯人、
ありふれたサスペンスのピースに
現実と虚構のリンケージと
高密度かつハイスピードな
台詞の応酬。独特な世界観と
役者の熱量にやられてしまう
めっさ面白い舞台でした。

『あゆみ』『TATAMI』
劇団しようよ
アトリエ劇研(京都府)
2017/05/10 (水) ~ 2017/05/15 (月)公演終了

ホールドミーおよしお
オフィスマウンテン
STスポット(神奈川県)
2017/05/24 (水) ~ 2017/06/10 (土)公演終了
満足度★★★★
とてもとても不思議な舞台でした。言語と身体性がこういう形で表現されるのはすごいと思いました。4ヶ月週二で稽古したと聞いて、尚驚きました。

ドグラ・マグラ
演劇企画集団THE・ガジラ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2017/06/04 (日) ~ 2017/06/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
難解な原作ですが、理解力と感性の乏しい私でも感動の震えが止まりませんでした。特に岩野さん演じる正木教授(松本俊夫監督の映画ではあの怖い桂枝雀が演じたことで有名)の怪異性とアフリカン寺越さんの感情を抑えた演技の対比が素晴らしかったと思います。

広島アクターズラボから生まれた「五色劇場」の試演会「新平和」
広島アクターズラボ
広島市東区民文化センター・ホール(広島県)
2017/06/09 (金) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/09 (金) 19:30
価格1,500円
「言葉もない」・・って他ではそんな感想を書いたりしてるけど、実際はそうでもなくて、ただこの舞台を観たあと自分がどう感じたかを言葉にするのも難しくて、今まで観てきたこういう舞台とは切り口が違うな・・ということは思うけど、この舞台の大切なところはそういうことでもないし、自分も色々考えさせられることは多かったし、なんだろう、たくさんの思いの塊をたくさんたくさん投げられたという感じかな。。とにかく観に行って良かったです。(すごくアバウトな感想だけど。。)
話は違うけど、平和公園は8月6日の前日から日付が変わる頃の深夜が、静かで穏やかで感じれることはたくさんあります。。行くならこの頃でしょう。。
チケット価格は前売り価格ね。。

オネエ探偵と初恋喫茶
秘密結社Crymax
シアターブラッツ(東京都)
2017/06/07 (水) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
知人のお知り合いが出演されるとのことでICEチーム観劇。
たしかに、謎解きの部分はよく作られていたと思うが、古い時代に設定したことで詰めの甘さをさらけだしてしまったようだ。
それとも時代考証は不要だと思っているのだろうか。
衣裳、小道具、言葉遣い、どれをとっても、ここまで時代を無視した作品は初めてである。
俳優たちもまったく時代を体現していないが、この状態では体現できなくて当たり前だろう。
また、半数以上が、台詞を喋っているだけで、まったく芝居が立ち上がってこない。
パンフレットを見ると声優さんが多いようだが、舞台演劇をなめているのか。
日頃はこんなに厳しい意見は書かないのだが、これは演出家の責任である。

オープンブルー
あうとらいん
多摩美術大学 上野毛キャンパス 演劇スタジオ(東京都)
2017/06/08 (木) ~ 2017/06/10 (土)公演終了
満足度★★★★
意思とは・・・自らの生存に有利なプログラミングのなせる業、とすれば、平和なルールの体現者となるべく”裸にされる”、これもまた意思となるのか。飛んでるつもりでいいじゃないと心から思えるのか。彼が自らと引き換えに”記録”し書き遺したミライ、を前に身じろぎせぬ人形たちの"意思”を必死に探してみる。

ふしぎの国のアリス
カンパニーデラシネラ
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2017/06/03 (土) ~ 2017/06/11 (日)公演終了

非常の階段
アマヤドリ
シアター風姿花伝(東京都)
2017/06/08 (木) ~ 2017/06/18 (日)公演終了
満足度★★★★
初演で衝撃を受けた作品です。一人、一人の持つ闇がより鮮明に感じることが出来ました。
ナイトが、一層孤独で、哀しい存在になっていた・・・・。
ナイトの友人の健ちゃんの沼田星麻くんが、すごく良かった。

遠心力の求め方
こわっぱちゃん家
ワーサルシアター(東京都)
2017/06/09 (金) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★★★
久々、みきてぃ(AKA 斉藤未来)が出る舞台
オープニング場面で瞬時に
ホテルカリフォルニアが降りてきた
小林克也が複数の部屋で起こっている物語が
同時進行で進んで
それらの部屋の扉が…
みたいな解説をしてたのもうろ覚えなのだけど
とにかくこいつは一筋縄ではいかない芝居だと直感
複数ストーリー同時進行
いや正確には同時進行とは言えないけど
それとシンクロ劇は
初体験にもかかわらず すんなり入ってきたのは
どれもが非日常だったり時代物やSFという類い
でなかったからかも
障害者雇用については
当事者として感動ポルノ対策を講じたものの
あっさり撃沈
不覚にも込み上げてしまった
これ当事者しかわからない特権
ただね
障害者や外国人を雇用する際の助成金は
障害者だけの言及だったのが気になった
ちっちぇー
寄席同様、観る側は想像力を要求されるわけで
これだから舞台、たまらん

時代絵巻AsH 其ノ拾『黄昏〜たそがれ〜』
時代絵巻 AsH
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2017/06/07 (水) ~ 2017/06/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/11 (日) 14:00
すごく良かったです!男達の熱さ、潔さ、思いやる心・・役者さん達の熱演と脚本の良さで、心に響きました。ラストに近付くにつれ、涙腺が緩み、殺陣では涙が止まらなくなりました。将門を演じた黒崎さんの殺陣に魂を感じ、本当に感動でした。流れる音楽もドラマチックで、脚本・役者さん・音楽・・素晴らしい舞台でした

人魚の宴
ねことヒヨコ
荻窪小劇場(東京都)
2017/06/09 (金) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2017/06/10 (土) 13:00
展開があっちに行ったりこっちに行ったり、ストーリーに纏まりがないように感じました。役者さん達の一生懸命さは伝わりましたが、演技する事に対して照れがあるのかな?という印象でした。旗揚げ公演との事なので、今後に期待したいと思いました。

OvObインプロLIVE!!
ユーキース・エンタテインメント
STUDIOユーキース(東京都)
2017/06/10 (土) ~ 2017/07/02 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったです。即興で作っているとは思えないほどまとめかたがうまかった。ある程度、事前の打ち合わせはあるのでしょうけど、さすがと思いました。