最新の観てきた!クチコミ一覧

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富嶽百景/きりぎりす

富嶽百景/きりぎりす

monophonic orchestra

live space anima【2020年4月をもって閉店】(東京都)

2017/10/24 (火) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

モノクロームだった太宰作品に須貝さんが薄い群青をつけ、あがささんが血の気をいれた。そんな素敵な舞台だった。

幸せな上園家

幸せな上園家

劇団敏感

北池袋 新生館シアター(東京都)

2017/10/27 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/10/28 (土) 15:00

ストーリーが面白く、テンポも良く、上園家とはどんな家族なのか?と、どんどん惹き込まれました。登場人物の個性溢れるキャラクターも良く、笑いあり感動あり、ほのぼの感ありブラック感ありの観応えのある舞台でした。役者さん皆、好演していましたが、個人的には、ムネオ役を演じた柿沼大輝さんの、何とも言えないオトボケ感がツボでした。ミドリ役を演じた國分遼さんの涙には、涙腺がやられました。小劇場の舞台の良さを再認識出来る楽しい舞台でした!

幸せな上園家

幸せな上園家

劇団敏感

北池袋 新生館シアター(東京都)

2017/10/27 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★

変人っぽいけどきっと哀しい訳アリなんだろうなーと思わせる一人の女性が家族募集の呼びかけ人。
もうちょっと厳選した方がいいんじゃないかと思わせる家族採用者たち。
それを上回る香ばしい人達も登場。
話が進むごとに登場人物に対する人格評価が、上がったり下がったり目まぐるしく変動していくのが愉快痛快です。
それぞれの生い立ちや、家族関係の機微を面白おかしく楽しんでいるうち、いつの間にかすっかり感情移入していってしまうストーリーと役者さん達。
気軽に楽しめるうえ予想を超えた濃ゆい満足感でびっくりです。

ネタバレBOX

きっとガツンとくる言葉が吐き出される!ワクワク・・
そう予見したラストシーンでの奥さんの言葉の内容が、ひねり過ぎていてインパクトが弱まった様に感じたのが唯一残念。
凄く面白かった!の片隅にちょっとモヤモヤが残りました。
岸田國士作「かんしゃく玉」

岸田國士作「かんしゃく玉」

演劇集団アクト青山

演劇集団アクト青山・烏山スタジオ(東京都)

2017/10/27 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/10/27 (金)

27日19時の回を拝見(60分)。
岸田國士の同作品を、異なる演出・配役で観せる2本立ては、素人のワタシにとっては、決して堅苦しくない・五感を刺激される、演劇の講義を受けた気分で、予想を超えて愉しめた。
これからも、たまには、今回同様、同じ食材を和食と洋食の別々の調理法で観客に供するような試み、開催して欲しいなと思う。

しゃぼん玉の欠片を眺めて

しゃぼん玉の欠片を眺めて

TOKYOハンバーグ

サンモールスタジオ(東京都)

2017/10/25 (水) ~ 2017/11/07 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/26 (木)

26日ソワレを拝見(110分)。

ネタバレBOX

妻に先立たれて、さほど月日の経っていない、独り暮らしの正代幸生が主人公の本作。
「誰が親の面倒をみるのか(←仕事があって、なかなか…)」
「早く施設に入所して欲しい(←万が一、何かあっても、最悪、孤独死だけは避けられる…)」
かって幸生の子供たちと同じ立場に置かれた者には、彼らが交わすセリフの一つ一つに、胸の疼きを覚えました。上演中にも関わらず、ふと亡父との最期の日々が蘇りました。世間体なんぞに囚われず、幸生と同じく、かって家族が苦楽を共にしていた実家の家で、独り暮らしだった亡父の「孤高を貫く自由」ひいては「野垂れ死ぬ自由」もっと尊重してあげればよかった…胸の疼きが痛みに変わりました。110分の上演時間のかなりの部分、居たたまれない思いに苛まれました。

役者陣。
正代幸生役の、ベテラン・三田村周三さんには、途中から、亡父の面影が重なりました。涙腺にかなり、来ました。
そんな幸生と接するうちに、同じく妻に先立たれた自身の父親のことに思いがいくようになる、幸生の家に出入りするハウスクリーニング会社の社長の一人娘・真理。演じる永田涼香さんの佇まいが「役者さん」でなく、ごく普通のお嬢さんのそれに感じられ、観劇中、いや観劇後もしばらくの間、しみじみとした共感が尾を引きました。
そして、幸生の子に孫を演じられた役者さん達に関しては…上述の通り、経験者には、あまりにナマナマし過ぎて…(以下、自粛)。

最後に、自分の記録用に「配役」を記載しておきます。
正代幸生…三田村周三さん
幸生の亡妻の幻影?(若い頃の姿)…山本由奈さん
ハウスクリーニング会社・社長の一人娘・真理…永田涼香さん
同会社の社長・夏雄…内谷正文さん
同会社・従業員(真理の恋人)…小林大輔さん
同会社・従業員(無名のアクション俳優)…モリタモリオさん
同会社・従業員(妊娠中のシングルマザー)…徳永梓さん
同会社・従業員(夏雄のかっての恩師)…丸尾聡さん
幸生の長女・文子…小林あやさん
文子の娘…柑咲まいさん
幸生の長男・文義…宇鉄菊三さん
文義の妻…上田尋さん
文義の息子…三浦拓也さん
幸生の次女・文代…ムラナカユカさん
喫茶店の店員、施設の職員…大内彩加さん
MTF

MTF

トランス☆プロジェクト

吉祥寺シアター(東京都)

2017/10/20 (金) ~ 2017/10/28 (土)公演終了

満足度★★★★

心に刺さる台詞がけっこうありました!

ネタバレBOX

ただ、彼はなぜ死を選んだのか?や、思わせぶりな台詞の裏の描かれていない部分がいくつかあって、そこが残念でしたが、面白かったです!
BACHIDAKO

BACHIDAKO

GROUP THEATRE

浅草九劇(東京都)

2017/10/25 (水) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★

勇気をもらえる、そんな舞台でした!金子さやかさんが好演でした。三味線の演奏が見せ場になったら、もっと良かったように感じました。

人間風車

人間風車

PARCO / CUBE

福岡市民会館(福岡県)

2017/10/18 (水) ~ 2017/10/18 (水)公演終了

満足度★★★

お盆のうえに3分割のシーンができる装置、まわるのは結構好きですね。
話には聞いてましたが、前半のほほえましいともいえる童話の中の話から、後半は一転、ドロドロどーろと人間関係が壊れていきます。


ネタバレBOX

後藤ひろひとさんや河原雅彦さんを観てきていない人にはつらかったようで、帰りに「こんな作品とは思わんかったー」と聞こえてきておりました。

成河さんは適役かなと思いましたが、堀部圭亮さんもまあ、ほかのキャスティングは正直誰でもいいかなあと感じてしまいました。仕事で疲れていたかなあ。
幸せな上園家

幸せな上園家

劇団敏感

北池袋 新生館シアター(東京都)

2017/10/27 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/28 (土) 19:00

座席1階2列

劇団敏感『幸せな上園家』北池袋 新生館シアター

お見事!ずっと感じていた違和感がしっかり回収されていたし、しかもあそこでとは!
ラストのオチもすごく好みです。最後の最後まで目が離せない!

みなさん役に合っていたと思います。
新上園家の三人、特に兄役のツヨシが印象に残りました。

ネタバレBOX

新上園家と本当の上園家の和解、そして家族の再生。
一見いい話系のように見えて、母親の価値観が全然変わっていないことがずっと気になっていました。
そのまま終わるのかなぁと思っていたら、その点が終盤できっちり指摘されていて、
しかも最後の最後にさらにもう一回どんでん返し。上手いです。

新上園家の三人が一緒に暮らすオチ、すごく好き。
ムネオの「また一人に戻るのは耐えられない」みたいなセリフが印象に残りました。
THE SPOOKY LAND

THE SPOOKY LAND

劇団ベイビーベイビーベイベー

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/10/25 (水) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/27 (金) 14:00

フライヤーの印象とは全く違い、心温まるストーリーで意外でした。アメリカドラマのような口調で最初は違和感がありましたが、だんだん慣れて(?)面白くなりました。家族愛、仲間愛など感じられる、心温まる舞台でしたが、もう少し怖さがあっても良いかな(怖さも期待していたので)?と思いました。

すみれの花、サカセテ。again

すみれの花、サカセテ。again

羽衣1011

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/10/25 (水) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★

12年前からこんなに面白い芝居をやっていたんですね。ノンストップで最後まで目が離せず,とても楽しめました。演技もとても達者でしたね。良かったです。

『パレスチナ、イヤーゼロ』

『パレスチナ、イヤーゼロ』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

あうるすぽっと(東京都)

2017/10/27 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

 圧倒的なファクトの重さを感じさせる作品。どんなに上手く作っても、この事実性の圧倒的な迫力には及ぶまい。(花5つ星)
(開演前に岡 真理さんによるトークが在ると思う。自分は、その情報を知らず残念なことに聴くことは出来なかったが、このトークはお勧めである。)

ネタバレBOX

作・演はイナト・ヴァイツマン主役を張るのはパレスチナのアル・カサバ・シアター主宰のジョージ・イブラヒム。2014年に来日しているからご存じの方もいらっしゃるだろう。
 物語は、ナクバ以来破壊され、虐殺され続けるパレスチナ人の家屋、いつ果てるともない占領の異常性が、膨大な資料と共に描かれる。例えばイスラエル当局によって破壊された結果、現代の考古学ともいうべき瓦礫の山と化した被破壊家屋の内情を、鑑定士がプロの眼で実測し、写真に撮り、綿密な資料と共にファイリングするという形で保存される。それらの破壊された家屋のファイルと共に虐殺されたパレスチナの子供たち、女性達、成人男性らが、それらの資料から立ち上がるようにして描き込まれてゆく。そこには日常的な辱めと、ドローン等を用いた空爆の他に、数々の理不尽な暴力に対し、遂に非暴力的抵抗をかなぐり捨てて立ち上がらざるを得なかった若者の非業の死も。パレスチナ人には、その能力があっても就けない職業、イスラエルの司法、軍、考古学者や他のジャンルも含めての研究者たちさえも、その多くがこの異常極まるシステムの機能でしかないというグロテスク極まる実体が、描かれる。攻撃されるのは、シオニズム、シオニストである。シオニストは批判されると直ぐ殆ど反射的にユダヤ批判だとのたまうが、今作の作家はユダヤ人である。それも極めて真っ当な人間としてのユダヤ教徒である。作品は決してユダヤ教徒もユダヤ人も批判していない。この事実はヤコブ・ラプキン氏が指摘するように、シオニズムとはユダヤ教を政治化したイデオロギーであって、宗教ではない、という見解の正しさをも補完するものであろう。また、イラン・パぺ氏らが主張するようにパレスチナ人への不当極まる仕打ちがジェノサイドそのものであるという見解をも補完していよう。先日来日したアミラ・ハス女史の被占領地からのイスラエル人記者による真っ当な報告にも呼応する。世界中の真っ当な人間から見たイスラエルのシオニストへの極めて人間的、真っ当な批判である。
以上挙げた例からも、イスラエルが真っ当に生きる為には、国際法に則り直ちに占領から手を引き、収奪を止め、入植地建設を止めるのみならず、グリーンライン内に既に建築された入植地をパレスチナ人に明け渡して、ナクバ以降難民化しているパレスチナ人の帰還権を実現する為の取り敢えずの保証として差し出すべきであろう。無論、現在ユダヤ人専用とされている道路、社会インフラなどもパレスチナ人に明け渡すべきである。この他、東エルサレムの帰属はパレスチナでなければならないのは当然、またガザに対する安全保障も不可欠である。無論、既に人道に対する罪を犯しているのであるから、その償いが必要なことは言うまでもない。ナチスに対して追及したことは、今イスラエルに対して行われなければなるまい。最低限の弁償として、ガザと西岸、東エルサレムを結ぶ道路とその周辺をパレスチナに明け渡す位のことは必要となろう。これまで彼らに対して行って来た犯罪の免罪符として。社会正義に根差した対応が望まれるのである。今作は、このような行為とはかけ離れた、イスラエルの占領政策の実体を暴くものとして、イスラエルが、現在のような施策を続ける限り永遠にその非道徳性、非人間性を告発し続けるものとなろう。世界は見ているぞ。シオニストの非人道的行為を! そして決して忘れることはない。シオニストがその過ちを改め、被害者であるパレスチナ人にキチンと保障を与えるまでは。




短編集「ふたり、目玉焼き、その他のささいな日常」

短編集「ふたり、目玉焼き、その他のささいな日常」

空宙空地

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/10/27 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

■【目A/ひや/サプ/如水】鑑賞/約95分■
あとに観たこちらの盛り合わせは、この団体の作風の幅広さを感じさせるセット。先に観たもう一つのセットは神様の苦笑いを誘うような可笑しくも切ない話が目立ったが、本セットのある一編は神様を爆笑に、またある一編は落涙へと導くのでは?

ネタバレBOX

神様さえ爆笑しそうな一編とは、友人知人200人を巻き込む大掛かりなフラッシュモブでカノジョにプロポーズした男を描く『サプライズ』なる短編。
その200人を前にまさかの拒否をし、「これだけのことをされてもイヤなものはイヤ!」と男に楯突くカノジョを演じた女優さんの振り切れた演技が可笑しさに輪をかけて、終始笑いっぱなしでした。
「フラッシュモブのプロポーズがもし断られたら面白いよね」とはよく言われることだが、そのもしもワールドをディテールにこだわったセリフの応酬でコミカルに表現した脚本も見事。
なんだかんだでハッピーエンドに落ち着く展開もいい。
短編集「ふたり、目玉焼き、その他のささいな日常」

短編集「ふたり、目玉焼き、その他のささいな日常」

空宙空地

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/10/27 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

■【スト/LT/ひや/目B】鑑賞/約90分■
この4編の盛り合わせを先に鑑賞。心優しい神様が、市井の人びとの日常の諸相をはるか天上から見下ろしたらこんなふうに見えるのでは?と思わせる作品群。たぶん神様、人間の間抜けっぷりにときおり苦笑を浮かべながらにまにまと覗き見ているに違いない。
初見の団体だったけれど、全体につつましやかな作風は好み。
何より、代表のおぐりまさこさん、作・演出の関戸哲也さんとも礼儀正しく誠実味にあふれ、団体そのものに好感が持てる。
ちなみに、お二人とも立派な大人でいらっしゃるが、酸いも甘いも噛み分けてきた人生のベテランにしか作りえない劇世界だったなあと、これを書いているいま思った次第。

ネタバレBOX

一番のお気に入りは、走馬灯に興味を持った奥さんにそそのかされた旦那さんが二人の思い出を次々に呼び起こし、奥さんと共有する「ふたり、目玉焼き、その他のささいな日常」Bバージョン。
呼び覚まされるしょうもない思い出の数々に加え、思い出と思い出の間をつなぐ前衛もどきのダンスも可笑しく、それだけに、切ないラストが胸にきました。
幸せな上園家

幸せな上園家

劇団敏感

北池袋 新生館シアター(東京都)

2017/10/27 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

家族の在り方や幸せの意味について考えさせられる作品でした。様々な生い立ち、様々な家族観をもつキャラクターが出てきて、とてもおもしろかったです!

ネタバレBOX

奇妙な共同生活を通して、タカヨシ・ハルキ・サナエの家族観は変化していったのに対し、聡子は頑なに自分の考えを変えず、今後彼女が変わる日は来るのか……それが気になる終わり方でした!
終盤でミドリ役の國分さんが本当に涙を流してらっしゃって、そのシーンの演技や台詞がとても印象に残りました。
I LOVE YOU,YOU'RE PERFECT,NOW CHANGE

I LOVE YOU,YOU'RE PERFECT,NOW CHANGE

Score

d-倉庫(東京都)

2017/10/21 (土) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

(木村花代、麻田キョウヤ、安達星来、今村洋一、今井端、池田海人の回を鑑賞)
いやあもったいない。この出演者、この内容で空席があるとは。
主催者はもっと宣伝に努めてほしい。最近はかなりいろいろな劇場に行っているが、このチラシをチラシ束の中に見つけることはなかった。宣伝さえしっかりやっていれば満席は楽々達成できたはずだ。

場所は誰も知らない d-倉庫。期待せずに行ってみると中は傾斜のついた客席からステージが非常に見やすく、音響もなかなか良いのでびっくりした。女性ボーカルがすっきりと伸びて、変な残響がないのである。演劇、ミュージカル用にきちんと機材を選び設計したものなのだろう。トイレの配置は問題ありだけど水回りはお金が掛かるからこの辺が限界なんだろうねと同情した。

内容は男女の出会いから破局そして死別(後)までを小話でつづって行くコメディー・ミュージカル。こういうものはアメリカ人がやらないと様にならないだろうと避けていたのだが、人名、会社名はアメリカンでエアーの車は左ハンドルであっても、ちゃんと日本の話として楽しむことができた(宗教系は無理だけど)。日本版の脚本、演出がかなり工夫されているのだろう。

出演者は男女3人ずつ、計6人の実力者が歌って演技して少し踊る。この方々をこれだけ近くで観て聴けるとは実に優雅な時間であった。ここまでのレベルになると歌がうまいとか下手とかは考えることも忘れて楽しむことができた。
歌は曲も良く訳詞もこなれていて、「ただしゃべった方が良くね?」というミュージカル嫌いの方にも受け入れられるものと思う。
贅沢を言うとマイクなしで聴きたかったのだが、結構いい音だったので良しとしよう。

電子ピアノはよくスイングしており、ピアノとバイオリンだけにも一場面分の時間を割り振ってほしかった。ただしピアノの音が大きくて歌を消してしまうところがあった。相対的にバイオリンの音が聞こえにくくなって、音程までも怪しく感じられたのは気の毒であった。PA担当の方はヘッドホンでモニターするだけでなく、客席で自分の耳で聴いてほしいな。

それから幕間の大道具(?)さんの無駄のない動きはなかなか楽しめた。

出てこようとしてるトロンプルイユ

出てこようとしてるトロンプルイユ

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2017/10/20 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★

面白っかった~
ずっと笑いっぱなしでした

魔法の鏡、とその中身

魔法の鏡、とその中身

the pillow talk

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2017/09/22 (金) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/25 (月) 13:00

価格1,300円

劇中の地の設定と劇中で撮影しているAV内の設定との境界を曖昧にすることで観ている側を煙に巻くトリッキーな構造が面白い。いわば「内部で完結するメタフィクション」?
ある人物が終始やっていることでそれは増強されラストのアレは1つの解答?

虚構と現実とメタフィクションとか、入れ子構造/層構造とか、無限連鎖/合せ鏡とか、M.C.エッシャーの作品とか好きなのだが、それらの類似性に気付く大きなヒントになった気がする。
一人二役や劇中劇が入る芝居においては観客にどちらかワカるよう明確に演じ分けるのが基本だが、本作では違う人物なのかAV内の設定キャラなのか曖昧にして「どっちだ?」と思わせるし、地の芝居的な場でもカメラを回す人物がいて撮影?なのがキモ。
どの場であっても「これももしかしてそういう設定の撮影?」というループで、そう言えばチラシのモチーフも合せ鏡だし、劇中の虚構と現実の継ぎ目がワカらないのはあたかもクラインの壷(岡嶋二人の小説ではなくそのモチーフとなった内外の境がない容器)の如し。
またその、「これは撮影?」な状況は無限に続き、それがM.C.エッシャーの作品に通ずるようにも思ったのだった。

Maria

Maria

牡丹茶房

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2017/10/20 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/10/21 (土) 14:00

2日目に拝見しておりました。
アガリスクの沈さんが2時間、脚本家として女性として狂って行く作品。
登場人物達が皆不幸になっていく中で、主人公百子が最後に加速していく狂気が観れないけれど
主人公の好きな不幸でキレイな物語として、ラスト業音にもにた寂しさと安堵感がありました。
好みは別れるかもしれませんが、個人的には好みな作品でした。

ネタバレBOX

詳細はコチラ、今後、もう少し少人数の舞台が観たいです。
https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64033892.html
少年はニワトリと夢を見る【追加延長!】

少年はニワトリと夢を見る【追加延長!】

突劇金魚

突劇金魚アトリエ(大阪府)

2017/10/13 (金) ~ 2017/12/30 (土)公演終了

満足度★★★

面白かったです。観て良かった!
伏線回収も気持ちいい感じ。
金魚の宴の時に、モヤモヤしてたところを聞けてスッキリしました。今回はいつもより分かりやすい方だと言っていたので、理解力のない自分にとっては良かったです。

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