最新の観てきた!クチコミ一覧

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『青いポスト』/『崩れる』

『青いポスト』/『崩れる』

アマヤドリ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/11/04 (土) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

「青いポスト」観劇。アマヤドリさんはチラシのイラストが凄く好きで、観ていない回のチラシもとっておきたいほどなのですが、なかなか「面白い!!」と思えなかったのでした。それが今回は素直(?)に「面白かったです!!」

THE LAST ALIEN

THE LAST ALIEN

劇団カンタービレ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/13 (月)公演終了

満足度★★★★

舞台転換がんばってるなあと思いましたが、その度に舞台下手の観客席側でのお芝居があり首が疲れました。椅子も背もたれが布製のかわったものでこちらも座り心地が悪くて疲れました。なのでお芝居だけなら★4っつでもいいのですが全体的な満足度は★一個減らしたく、しかし初めての劇団さんだしエイリアンがかわいかった(およそ想像できないような形態でした!!)し・・・

ひみつ

ひみつ

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2017/10/31 (火) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/10 (金)

タクフェス待望の新作「ひみつ」を観劇。前身の東京セレソンデラックスの頃から毎回拝見させて頂いている宅間孝行さん脚本の作品。今回は冤罪という重いテーマを扱った作品でしたが、決して重さだけが先行せず、要所々々に笑いを散りばめながら核心を突いていくような見事な作品でした。ネタバレにならない程度に感想を書かせて頂きますが、オープニングの映像シーンからエンディングの感動的なシーンまでとにかく凄い。まさに笑いあり涙あり。巧みに創り上げられた良質な作品だったと感じました。タイトルにもある通り次々と「ひみつ」が明かされていく展開はとても見応えがあり夢中になりました。さらにタクフェスの凄いところは、物語の内容は勿論、開演前の役者さんとお客さんとのふれあいタイムや本編終演後のダンスタイム、写真撮影タイムなどが盛り込まれていること。一度で二度、三度の感動と興奮を味わせる究極のエンターテインメントだと思います。公演パンフレットも読み応え満点。主宰の宅間さんのサービス精神には脱帽です。戸田恵子さん、福田沙紀さんの母娘役の熱演、元EXILE松本利夫さんのキレのあるダンス、しずちゃんベンガルさんのユニークなキャラ、赤澤さん益田さんのコントなどなど、挙げたらキリがないくらい出演者さん全員が素敵でした。アドリブも多いので何度観ても楽しめると思います。東京公演は終わりましたが、他の会場でも観てみたいものです。

Mr. BONANZA-ミスターボナンザ-

Mr. BONANZA-ミスターボナンザ-

dopeAdope

サンモールスタジオ(東京都)

2017/11/10 (金) ~ 2017/11/14 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/11 (土) 18:00

座席1階1列

dopeAdope『Mr. BONANZA-ミスターボナンザ-』サンモールスタジオ

エンタメに全振りしちゃってる作品だと思う。
細かいことは全部うっちゃって単純に観たまんまで面白いです。

設定が秀逸だし、それを実現した舞台セットがまた素晴らしい。
面白いシチュエーションを考え付くなぁと感心してしまいました。
神の目視点のストーリーテラーを用意して説明台詞を排しているのも上手いですね。

ゲラゲラ笑ってたら終盤はもう手に汗握る怒涛の展開で最後の最後まで楽しめました。

黄金のコメディフェスティバル2017

黄金のコメディフェスティバル2017

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2017/11/10 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

多くの団体は劇作品と笑いの両立に難あり。まだ序盤でこなれていないと思われるので、巻き返しの余地は大きい。

ポーランドの人形遣い

ポーランドの人形遣い

劇団昴

Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

まず場内に入って、セットの素晴らしさにびっくり。フィンケルバウムの台詞量と狂気、シュワルツコフが出る前あたりからのザワザワ感。あと音響もよかったなあ。

手を握る事すらできない

手を握る事すらできない

劇団時間制作

萬劇場(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★

高取さん出演でB班を観劇。
イジメを題材にした話(個人的にこの題材にしたの何回か観てるけど)重くて辛い。けど今もどこかで実際に起こってる社会問題。生徒、先生などの色々な角度から観て下さい。それぞれの葛藤が見えます。終盤のあるシーンでは涙です。ドロドロはしないですが目を覆いたくなるような物語ですが超オススメしたい作品。

愛だ

愛だ

X-QUEST

新宿村LIVE(東京都)

2017/10/18 (水) ~ 2017/10/22 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/19 (木) 19:00

座席G列7番

古代エジプトとエチオピアの戦争で身分を知られないままに囚われの身となったエチオピア王女をめぐる物語。こっぱずかしいほどに真っ直ぐな反戦メッセージからお馴染みのアクション、笑い、言葉遊びなど交えて快調。ベースとなるものがものだけにほんのちょっと格調高さも?
アクションも若手に任せるのでなくベテランメンバーもきっちりこなすのはさすがだし、音響のワザも素晴らしく、ある場面で現実にはいない劇中人物の一方を音によって「見せた」のがスゴい。また、定刻開演もお見事♪(しかし本来は当たり前のことである定刻開演が「お見事」と感じられてしまう小劇場界って……(毒))
あと、戦争のさなかを描いたものの途中に回想場面で戦前の穏やかな時をちょっとだけ見せるのって効果的。

もっとも やってみるのだ!

もっとも やってみるのだ!

ちび太ン家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/11/10 (金) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

上手い役者のやる即興芝居は飽きないし面白い。あっという間の2時間だった。

たとえ話サークル殺人事件

たとえ話サークル殺人事件

スズキプロジェクトバージョンファイブ

シアター風姿花伝(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★

題名にやられて観に行ってしまいました。
探偵役の山下雷舞さんに見覚えが、…「龍宮物語」で亀=龍神様をやっていた人でした。あのときは見せ場が少なかったのですが今日はたっぷりと出まくりです。

当然ながら推理なんてものとは無縁のドタバタです。考えさせるようなところは何もなく、小ネタでどんどん笑わせてくれる潔いコメディです。ここでの「たとえ話」とは何でも他の何かにたとえて説明することです。このたとえ話の出来、不出来の絶妙さが最大の売りです。お楽しみに。

ほってもほっても、穴

ほってもほっても、穴

the pillow talk

シアター風姿花伝(東京都)

2017/11/10 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★

辻響平さん演じる大野君の正義感溢れるゲス野郎振りが素晴らしい。
人間の業を描いた悲劇と言いたいところですが、この主人公はあまりに自分の欲望に正直でまったく葛藤も反省もないのでハムレットにはなれないのです。しかし我が身を振り返るととても他人事と笑っていることはできませんでした。

下ネタが時々ありますが彼女と来ても問題のない、というかむしろ好都合なレベルです(微笑)。

オペラ『ルサルカ』

オペラ『ルサルカ』

日生劇場

日生劇場(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

12日に、初オペラ観てきました。魔法使いのおばさんがうまかった。
そういうもんと言われるかもしれませんが、開場時から開演までオケの人が舞台上とオーケストラピットのようなところで音の確認をしてるのは違和感。

One Night Dream

One Night Dream

玉野和紀

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2017/11/11 (土) ~ 2017/11/11 (土)公演終了

満足度★★★★

東京国際フォーラムで,One Night Dreamを見た!

東京国際フォーラムは,『赤毛のアン』で一度訪問したことがあった。
今回の企画は,どちらかというとジャズが大好きなタイプ向きだった。
私自身過去に,ニニ・ロッソとかメイナード・ファーガソンのトランペット
が好きで,管楽器に憧れがあったから,懐かしい気持ちになる。
サッチモで有名な,『ワンダフルワールド』が始まると,居心地は最高。
タップ・ダンサーも半端ではない仕上がりで盛り上げてくれた。
ヴァイオリンもまた秀逸だったと思う。
宝塚出身のひとたちはいつも歌が上手だと思う。
あっというまの二時間,楽しい記念すべき夕べとなった。
最近は,ミュージカルか,ストレートプレイしか夢中になれない。
たぶん音楽を音楽だけで楽しむ心の余裕がないのだろう。
しかし,ときには,素敵な音楽会があるのなら,いいものだ。
もう少し自分が聴きこんだ曲なら,なお良かったと思う。

きみなしで生きてみよう

きみなしで生きてみよう

BALLADs

明石スタジオ(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★

クセがすごい "名画座" 、癖になりそう・・・ どこかハズシたやり取りを "観察" すれば、偶然を装う必然に結びつき三十年、自棄で縋り続けた "はぐれ者" の傷創が疼くよう。 心が跳び、心が受け止めた(!) 二つの墜落にかかる身勝手の始末はコマ送りな輝きを解き放っていた、苦い感動を滲ませて。

二進法の砂

二進法の砂

劇団 バター猫のパラドックス

劇場MOMO(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/13 (月)公演終了

満足度★★★

確かに素敵な話だが、突っ込みたい部分が多い。出演者も悪くはなかったが、年齢的に無理を感じるものも有り。映像センスは良かったが、インパクトが足りない。全体的にゆるゆるとした感じで、話に切迫感や緊張感、スピード感が無い為、インパクトが足りない。ここはというところでガンとぶつけてくるような演出が欲しかった。とても好印象はリサ役のお嬢さん、とても愛らしく、この役にはぴったりに思えた。

陽と陰と手記

陽と陰と手記

中央大学第二演劇研究会

東演パラータ(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★

「集団自殺」加害者の手記を元に事件の真相を紐解いていく内容だと、観始めてから分かり思わず背筋がゾワッとなりました。
並行して描かれる性質の異なった3つのグループが一体どう事件と関わっていくのか、自ずと注目してしまうストーリーに引き付けられます。
最終的に加害者青年の思惑こそ丁寧に描かれていたと思いますが、個人的には人物像をしっかり感じるまでには至らず・・・余りに巧く演じられるのも怖い気もしますが。
振り返れば策士な演出、凝った構造の作品だったなーとしみじみ。

二進法の砂

二進法の砂

劇団 バター猫のパラドックス

劇場MOMO(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/13 (月)公演終了

満足度★★

脚本に深みが足りない。だから演出、演技はまずまずだが、作品としての感動が薄い。幾つかの場面設定があるが、AIのことに中心がいきすぎて、それぞれの場面が軽い。

冬雷

冬雷

下鴨車窓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★

膨らませました。

ネタバレBOX

原因不明の山火事で焼失した山小屋跡を舞台に、かつて利用させてもらっていた夫婦と親族が訪れ、この山小屋がお気に入りでちょうど一年前に交通事故で亡くなった幼子のことを偲ぶ話。

思い出の品に対する男と女の感覚の違いのようなものが描かれていました。

夫、山の所有者、妻の三人は、自宅の庭から見た山火事の様子を述べていましたが全く同じ文言、妻の妹は山を下りた駐車場から見たと言っていました。山の所有者が妻の妹を疑ったりしてサスペンス風な展開も期待しましたが、この件に関しては特に根拠もなく、三人が同じ文言だった理由も明かされず、どうでもよかっただけのことかもしれません。

幼子が小屋の先に何かを埋めたという話も、わざわざ現地に来てスコップを持ち出してヒステリックに行動してから真相を明かさなくても、そんなものこれまでにいつでも妹に聞けば済んだだけのことで、お芝居を膨らまそうと見え見えの”為にする”話としか思えませんでした。

劇団の流儀かもしれませんが、裸足の意味が分かりませんでした。特に、山火事の後で黒い煤や燃え残りの危険物があるという設定、そもそも山なので小石などもあるはず、演劇とはこういうものだとしたら時代錯誤の裸の王様です。
『青いポスト』/『崩れる』

『青いポスト』/『崩れる』

アマヤドリ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/11/04 (土) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/11 (土) 19:00

「崩れる」を拝観しました。
アマヤドリ作品をそれほど観ているわけではないのだけれど、他の方々もおっしゃっているようにダンスなしの会話劇は、異色な感じがしました。

作品自体としては、これは必見です。
「痛い」とにかく「痛い」を感じさせる会話劇。

勝手な思い込みで申し訳ないのですけれど、広田淳一さんはこういうの書きたかったのだな、と思いました。
2本立てというのも、何かこっそりやっちゃっおうなのかなと。
「青いポスト」がアマヤドリとしての表紙ならば、「崩れる」は裏表紙というか。
おそらくですが、「崩れる」は、男性のみだから成り立つ話なので、これ単体でやると、結構アマヤドリファンとしては、賛否渦巻いちゃうかもしれませんね。

「必見」というのは、当然、観るべき価値が高いということです。
あるよな、あるよな、でもそれ言っちゃあいけないのでは、それ言わなくてはよいのでは、園田さんその通りだよ、という葛藤を、ひたすら感じさせます。
作りの丁寧さが、観客に一層の痛みを感じさせます。
一方で、再演が難しいという点でも(単作公演はないような気がします)、そしてもう一度観たいかというと「うーん」と言わざるおえないという点でも「必見」です。

でも、きっとこの公演のことは忘れないな。

THE LAST ALIEN

THE LAST ALIEN

劇団カンタービレ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/13 (月)公演終了

満足度★★★★

 カラッとした作りになっている。花四つ星。{明日(13日・月)が楽だが、終演後若干の追記あり}

ネタバレBOX


 ウッディーシアター中目黒というのは、ちょっと変わった舞台構造になっているのだが、正面舞台の左側、歌舞伎で言えば花道の根本辺りにあるスッポンの辺り迄がL字を時計回りに90度回転させたような作りになっている。ちょっと型破りなのは、場転の度に、このL字の短辺を用いて演技をし、その間に正面の家具、丁度等を入れ替えて舞台転換をしている点だ。時間はごく短い。その間に、地元スーパーAAA(スリーA)事務室から喫茶店、或いは、小池家などへ見事に場転が行われ、散々動き回っているハズの出演者もいるだろうに、息が上がっていないことである。(これらの早業は、この劇団の隠れた特色で案外隠れファンが居るかもしれないが)
 前置きはこれくらいにしておこう。世の中には、不思議なことがたくさんあるものだが、そのうちの一つに超古代文明期に、当時の人間の技とは思えない技術を用いた様々な建築物が作られていたり、機械・機器などの製造物が出土したりしていることについての謎である。といった具合に最初の暗転の際、スッポン部分に以上のような具体例が写真などで映写されるのだ。登場するエイリアンは1人。数十年前に不時着したUFO乗組員唯一の生き残りである。
 筋に関して:AAAは、大手スーパーが、近所の駅近に大型スーパーが進出してきた為、本店ともう1つの支店の黒字とは対照的に既に赤字続きである。この赤字を1か月以内に克服する具体的なヴィジョンを1か月以内に提示できない限り、この店舗は閉めざるを得ない。父である社長に呼ばれた店長はこんなにシビアな状態を告げられ、宣告された。何としても起死回生の一手を打たなければならない。それも1か月以内でだ。店長はすぐさま、主任たちに非常呼集を掛け、会議を開く。その会議で出された最も有力な案は、枢要なスタッフだけでなく、関わりのある就業者全員から、意見を募ろうというものであった。その合理的な提案に、中々賢い店長は応じた。様々な案が出されるがどれも決定打とはなり得ていない。その中で、若いスタッフが意見を出した。その案とは、このスーパーのダメ社員、小池さんが作ったメンチカツを販売することであった。大型スーパーにはなく、惣菜コーナーを設ける為の大がかりな店舗改築やスタッフ増員、コーナー設置等々の問題も大きくないこの提案に反対する主任も居たのだが、兎に角、他に名案がない以上、チャレンジしてみようという話になり、小池さんがその任を負うことになった。然し乍ら、彼はその受け身な性格を女房に嫌われた挙句出てゆかれ、今、娘にも愛想を尽かされてただ独り、悶々としていたばかりではなく、地球人をサンプルとして持ち帰り、研究資料にしようとしている宇宙人と彼らの星に行く契約をしていた。もっと悪いことに、娘は街のごろつきにひょんなことから丸め込まれヤサグレてあわや風俗に売られる危険を孕んでいた。偶々、娘の同級生が、ごろつきの舎弟だったのだが、そして彼女を兄貴分に紹介することになってしまっていたのだが、彼女を命懸けで庇った。散々焼きを入れられても自分の命を張って彼女を守ったお蔭で、未だ売られずに済んでいた。
 ここから先は、本日、楽日の公演をご覧頂きたい。楽しめる作品である。
 

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