冬雷 公演情報 下鴨車窓「冬雷」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    膨らませました。

    ネタバレBOX

    原因不明の山火事で焼失した山小屋跡を舞台に、かつて利用させてもらっていた夫婦と親族が訪れ、この山小屋がお気に入りでちょうど一年前に交通事故で亡くなった幼子のことを偲ぶ話。

    思い出の品に対する男と女の感覚の違いのようなものが描かれていました。

    夫、山の所有者、妻の三人は、自宅の庭から見た山火事の様子を述べていましたが全く同じ文言、妻の妹は山を下りた駐車場から見たと言っていました。山の所有者が妻の妹を疑ったりしてサスペンス風な展開も期待しましたが、この件に関しては特に根拠もなく、三人が同じ文言だった理由も明かされず、どうでもよかっただけのことかもしれません。

    幼子が小屋の先に何かを埋めたという話も、わざわざ現地に来てスコップを持ち出してヒステリックに行動してから真相を明かさなくても、そんなものこれまでにいつでも妹に聞けば済んだだけのことで、お芝居を膨らまそうと見え見えの”為にする”話としか思えませんでした。

    劇団の流儀かもしれませんが、裸足の意味が分かりませんでした。特に、山火事の後で黒い煤や燃え残りの危険物があるという設定、そもそも山なので小石などもあるはず、演劇とはこういうものだとしたら時代錯誤の裸の王様です。

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    2017/11/13 14:26

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