冬雷 公演情報 冬雷」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    アゴラ劇場でお馴染みになった感もあるユニット。関西方面の純文学系演劇(軽率な呼び方ではあるが)の書き手として独特な味をみせる。
    最初見えている、親族や知己が集うある種理解可能な光景の背後に、あるいは水面下に、生じているドラマを想像させ、想像させたまま答えは半分明かし残りは明かさずに終わる。後半にねじ込まれた伏線が回収されるのが終盤だからそれはやむを得ないかも知れないが。
    焦点が過去なのか現在なのか・・、勿論「未来を見通す」べき現在が、過去から離陸しようとする「時」はそこはかとなくあるが、人はそうたやすく変わるとは限らない。その変わらない代表選手は、舞台となる小さな町の議員に立候補すると吹聴する変人。(元?)唐組俳優・気田睦が演じ、ドラマに不穏な要素を与えていた。

  • 満足度★★★

    膨らませました。

    ネタバレBOX

    原因不明の山火事で焼失した山小屋跡を舞台に、かつて利用させてもらっていた夫婦と親族が訪れ、この山小屋がお気に入りでちょうど一年前に交通事故で亡くなった幼子のことを偲ぶ話。

    思い出の品に対する男と女の感覚の違いのようなものが描かれていました。

    夫、山の所有者、妻の三人は、自宅の庭から見た山火事の様子を述べていましたが全く同じ文言、妻の妹は山を下りた駐車場から見たと言っていました。山の所有者が妻の妹を疑ったりしてサスペンス風な展開も期待しましたが、この件に関しては特に根拠もなく、三人が同じ文言だった理由も明かされず、どうでもよかっただけのことかもしれません。

    幼子が小屋の先に何かを埋めたという話も、わざわざ現地に来てスコップを持ち出してヒステリックに行動してから真相を明かさなくても、そんなものこれまでにいつでも妹に聞けば済んだだけのことで、お芝居を膨らまそうと見え見えの”為にする”話としか思えませんでした。

    劇団の流儀かもしれませんが、裸足の意味が分かりませんでした。特に、山火事の後で黒い煤や燃え残りの危険物があるという設定、そもそも山なので小石などもあるはず、演劇とはこういうものだとしたら時代錯誤の裸の王様です。
  • 満足度★★★★

    105分。

    ネタバレBOX

    裕子(横山莉枝子)…岡崎家長女。吉春の妻。一年前に娘を亡くしている。
    紀子(福井菜月)…岡崎家次女。売店店長。山のオーナーに火付けを疑われたりと、色々あるみたい。
    敏夫(國松卓)…裕子らの弟。自動車が好き。まなみとの結婚発表は裕子らの娘の件で先送りになっている。
    まなみ(篠原彩)…敏夫の彼女。同僚。
    良春(政井卓実)…裕子の夫。現在無職。
    乾(気田睦)…山のオーナー。県議会選挙があると見込んで選挙活動を始める。

    とある海に面した町で起こった山小屋の火事現場跡に、やってきた紀子らは、車の事故?で亡くなった娘が遊んでいた山小屋跡で何をするでもなく駄弁ったり写真とったりしている。敏夫の朧げな記憶で、娘が何かを現場に埋めていたと知り、紀子は周囲を掘り返そうと躍起になるが、良春は熱心になれない。結局、埋めたのはバッタの死骸だったとわかり、現場をあとにする…。

    黒い煤まみれな現場という荒廃感のある舞台で、中央の水道(蛇口)からはポタンポタンと滴っているのが、いい味出してる。作品の内容も曇り空な感じで、なんか不穏で不安定な気持ちにさせられる。こういう空気感つくるの上手いなと思う。
  • 満足度★★★★

    ■約100分■
    人間の深淵を見せられた思い。後半の切迫感に惹きつけられた。

  • 満足度★★★

     幼くして亡くなった娘の1周忌を翌日に控えて、親族や縁の深い人々が、思い出の場所に集った。かつてあった山小屋は火事で焼失していたが、その焼け跡で。(追記後送)

    ネタバレBOX


     肝は、亡くなった子の母と父の、子に対する距離感の相違からくる態度、対応の齟齬による行き違いである。
  • 満足度★★★

    初めての劇団さんということで演劇形態が全く分からない状態での観劇でした。ちょうど前の方が背の高い男性で床あたりは見えない状況 館内がちょっと暑くて冬雷なのに自分はのぼせぎみ。

    会話が殆どなので私にはちょっと難しい舞台でした。

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