満足度★★★★★
鑑賞日2017/11/10 (金)
タクフェス待望の新作「ひみつ」を観劇。前身の東京セレソンデラックスの頃から毎回拝見させて頂いている宅間孝行さん脚本の作品。今回は冤罪という重いテーマを扱った作品でしたが、決して重さだけが先行せず、要所々々に笑いを散りばめながら核心を突いていくような見事な作品でした。ネタバレにならない程度に感想を書かせて頂きますが、オープニングの映像シーンからエンディングの感動的なシーンまでとにかく凄い。まさに笑いあり涙あり。巧みに創り上げられた良質な作品だったと感じました。タイトルにもある通り次々と「ひみつ」が明かされていく展開はとても見応えがあり夢中になりました。さらにタクフェスの凄いところは、物語の内容は勿論、開演前の役者さんとお客さんとのふれあいタイムや本編終演後のダンスタイム、写真撮影タイムなどが盛り込まれていること。一度で二度、三度の感動と興奮を味わせる究極のエンターテインメントだと思います。公演パンフレットも読み応え満点。主宰の宅間さんのサービス精神には脱帽です。戸田恵子さん、福田沙紀さんの母娘役の熱演、元EXILE松本利夫さんのキレのあるダンス、しずちゃんベンガルさんのユニークなキャラ、赤澤さん益田さんのコントなどなど、挙げたらキリがないくらい出演者さん全員が素敵でした。アドリブも多いので何度観ても楽しめると思います。東京公演は終わりましたが、他の会場でも観てみたいものです。