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「15」

「15」

雀組ホエールズ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/11/15 (水) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★

「ギャグのない吉本新喜劇」と書かれている方がいましたが、私の感想だと序盤は「嫌味のある吉本新喜劇」のような印象です。自分勝手にどんどん事態を悪化させていく人たちがいて、吉本新喜劇だとそれを演者の「芸」で笑いに昇華させるのですが、本作ではちょっとイラッとさせられました。暗転後の展開は、いろいろ伏線回収などもうまくまとまるし、面白かったです。あと、舞台に立ってる15人、脇にいようが後ろにいようが、みな気を抜いてないのが感じられたのは好感度大。

ネタバレBOX

隣に座っていた年配の方(私も人のことは言えませんが)が観劇中にメモでもとってるのか、やたらカサコソ紙をいじる音を立てていて、そっちが気になってしまいました(勿論これはキャスト・スタッフには何の責任もありません)。そういえば先日観たある舞台の前説で、上演中にメモをとるような行為を遠慮願う旨のことを言っていましたけど、こういう輩のことだったのかと納得。

一番ツボだったのは、暗転直前のロメロスペシャルでした。素晴らしいタイミング。
落ちるな中学生

落ちるな中学生

FunIQ

Ito・M・Studio(東京都)

2017/10/23 (月) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/10/23 (月) 19:30

価格2,500円

男優が女子中学生を演じると事前に知って奇策?と思ったが、ちゃんと意味が感じられた。「観ているうちにだんだん可愛く見えてきた」なんて表見的なものでなく、説得力が出た、みたいな。
男優が女性を演じた時にままある「次第に可愛く見えてきた」「とても女性らしかった」的なものとはほぼ無縁(爆)ながらむしろ「女子中学生という概念」のようなものがそこにあり、「芝居内容を伝える」ことに大きな効果をあげていたのではないか?
もしも女優だったら「女子中学生(高校生ならまだしも)」を20代の「女性」が演じることで「半端に近い」ことが災いし、「JCあるある」っぽさが前面に出てしまい各人物の個性・存在が薄れたのではないか?女子中学生の欠片もない(笑)男優が演じたからこそ人物や物語の本質的な部分が表に出てきたのではないか?
芝居表現において「半端にリアル」にするよりも開き直って「全然そう見えない」にした方が客にとってはむしろ「芝居らしい」感じで割り切って観ることができるのではないか?もちろんそのことによって嘘臭くて入り込めないと感じられてしまう危険性も多分にあるけれども。(私見)

舞台美術……と言うか「会場美術」も「バカじゃねーの?」級(笑)にスゴい。客席に入った時はさはど驚かなかったが、観ている途中にあることがきっかけで改めて見て驚愕。

しかし中学生、めんどくせー!(笑) また、めんどくせーヤツに近いポジションだった身としてちょっと反省……いやもう時効でイイか?(爆)
終盤でトーンが変わって以降は昔、児童文学を読んでその主人公に共感したりそこから何かを得たりした時の気持ちを思い出したりも。

あるアーティストのファンとしては、冒頭いきなりニヤリとしたし、途中で同じアーティストの楽曲2曲を連想したりも。
いや、ニヤリとしたどころか頬が緩んだし、アーティストとは関係なくも中盤過ぎあたりまではほぼ頬が緩みっ放しだった。

ネタバレBOX

冒頭で欅坂46の「サイレントマジョリティー」が歌って踊られテーマを暗示するが、途中の展開に「不協和音」「エキセントリック」を連想。ちなみに作演出の舘そらみさんはこちらの2曲はご存知なかったそうで。
そんなところから、この3曲ってテーマに共通する部分があるな、と改めて気付いたりもしたのだった。
「15」

「15」

雀組ホエールズ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/11/15 (水) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めて舞台を観る人にも安心してお勧めできる舞台らしい展開のあたたかく楽しいお話だなと思いました。
昭和のホームドラマのようなドタバタと、ほろりとする場面と、前説でおっしゃっていた一体感と。
楽しみました!大満足です。

グランパと赤い塔

グランパと赤い塔

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2017/11/18 (土) ~ 2017/11/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

青☆組は今回初見です。

1960年代生まれの自分にとっては親の代くらいの物語か。
戦後から高度成長期へ向かうなか、比較的裕福なほうであろう一家を中心に描きながらも戦争の影もそれぞれにまだ残っていたり。
細かいエピソードがチクチク刺さりました。

悪い人も出てこないし、想定外のどんでん返しもないけれど、
それでいて135分があっという間なのは初めての経験かも。
もっとそれぞれの登場人物のエピソードを見ていたかったです、現代が違うとは言わないけれど皆が一生懸命に生きていた感じが伝わってきました。

主義主張を押し付けがましく訴えてはいないのだけれど、でも最後には観る者の心に何かを残してくれたような。
そんな気持ちのいい作品でした。

観る年代で感想も異なるのかもしれませんが、若い方が見てもきっと何かを感じ取れる内容だったと思うし、是非そんな方にも観劇をおススメしたい作品でした。

グランパと赤い塔

グランパと赤い塔

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2017/11/18 (土) ~ 2017/11/27 (月)公演終了

満足度★★★★

東京タワーが建設中だった頃、私は、あまり覚えていません。そして思い出すのは、映画『三丁目の夕日』。その時代は同じです。ともえが祖父から望遠鏡を買ってもらった。この家族の方がはるかに豊か。特に大きな事件が起こるわけでもありませんが、その時代の人たちの様々な想いを描いています。「良い芝居だ」というイメージなのですが、『三丁目の夕日』同様、やはり「きれい」過ぎる。一部の実業家や商人は別ですが、全体としては、もっと貧しい雰囲気があっても良かったのでは無いかと思いました。

黄金のコメディフェスティバル2017

黄金のコメディフェスティバル2017

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2017/11/10 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/19 (日)

尻が痛くなりましたが、楽しい千秋楽、そして感動の授賞式だった。
6つの団体それぞれ独自のコメディを表現されていて、面白かった。

黄金のコメディフェスティバル2017

黄金のコメディフェスティバル2017

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2017/11/10 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/18 (土)

先週から少しずつ演出が変わっていて面白かった。
MUは、古市さんの表情の豊かさが良かった。
ピヨピヨレボリューションは、導入のシーンがちょっと間延びしているように感じたが、相変わらず歌にダンスに素晴らしいパフォーマンスだった。

RUIKON

RUIKON

アロック・DD・C

アロック新宿アトリエ(東京都)

2017/11/20 (月) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/11/20 (月)

席が狭く背もたれがないので腰が痛くなった。
ダンスは独創的だが、みな表情が良かった。
内容は伝わった。

ベチャロンドン

ベチャロンドン

くによし組

中野スタジオあくとれ(東京都)

2017/10/18 (水) ~ 2017/10/22 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/10/19 (木) 14:00

価格2,300円

素朴と言おうかのどかと言おうかどことなく間が抜けたような空気の中で描くあれやこれや。基本的には笑える系ながら1つの流れはここのところ何故か多いアレでちょっとしんみりしたりも。そんなあれこれのバランスが絶妙。
なお、映画「大怪獣東京に現わる」も連想。

グランパと赤い塔

グランパと赤い塔

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2017/11/18 (土) ~ 2017/11/27 (月)公演終了

満足度★★★★

青☆組は本作で三度目-
今回は自分にとって、物語の吸引力も弱く緩すぎたかな。
その人となり、精神性がノスタルジーでなく、時折古臭く平板に感じてしまった。

グランパと赤い塔

グランパと赤い塔

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2017/11/18 (土) ~ 2017/11/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/20 (月) 19:00

事件といったら夫婦喧嘩くらいしかない、何気ない日常を淡々と綴っただけなのに、なぜかステージにグイグイ引きつけられました。本当に良いものを見ました。戦争を直接経験した人がまだたくさんいて、彼らが敗戦と戦後の復興にどう向き合ってい、どう心の中で折り合いをつけてきたか、東京タワーが完成してから生まれた私も少しは覚えています。そこから今を考えると、戦争を知らない子供たちがあれこれねじ曲げて、世の中を変にしちゃってる感が半端ないです。

骨と肉

骨と肉

JACROW

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/11/15 (水) ~ 2017/11/20 (月)公演終了

満足度★★

邦子社長と克彦の怒鳴り方が序盤から一辺倒で見ているのが辛かった。普通の会話のときは良いのだが、怒り方が稚拙で立ち振る舞い方が素人のように感じられた。母親の愛も感じられず、役者としての余裕のなさばかり目についた。
社外取締役のお三方と笹生夫妻は、あの場でやり取りしているように感じられてとても素敵だった。

落としどころがなく、残念だった。舞台ならではの面白さはいずこ??

四神四季

四神四季

May

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2017/11/17 (金) ~ 2017/11/20 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/20 (月)

待望のMayさん、初観劇。
大きいお姉さんの遺影を撮る時の笑顔が、とても素敵だった。
5分間の休憩中の舞台転換が素晴らしかった。
よその家庭を覗き見しているような不思議な感覚。

愛と死をみつけて

愛と死をみつけて

劇団ハッピータイム

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2017/11/18 (土) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/19 (日) 12:00

意外にも(?)本格的なミステリーで、どんどん惹き付けられました。ストーリーが面白く、滑るギャグなどがありましたが、笑い所も沢山あり楽しめる内容でした。役者さん達は、皆、一生懸命演じていて好感が持てました。悪女を演じた まついゆかさんは、色っぽく綺麗で嵌り役だと思いました。小劇場という雰囲気を楽しめる舞台で面白かったです。

 吉例顔見世大歌舞伎

吉例顔見世大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2017/11/01 (水) ~ 2017/11/25 (土)公演終了

満足度★★★★

仁左衛門さんの勘平が観たくって一幕見席に
並びました。いや~素晴らしい。
なんでしょう?美しい勘平という印象です。
寒い中で並んだかいがありました!

手を握る事すらできない

手を握る事すらできない

劇団時間制作

萬劇場(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/19 (日)

初、劇団時間制作。舞台上は教室のセット。小劇場の中に作られたその教室の中で繰り広げられるリアル過ぎる「いじめ」。痛々しいシーンが続くけど、目が離せない、目を背けたくはなる、、、感情揺さぶられまくった。。大人は学校で子供たちに「居場所」があるかどうかなんて考えない。というより、あって当たり前だと思い込んでる。自分の娘は来年から小学生になる。娘の一日を監視することなんてできない。この舞台を観て怖くなった。うちの娘は大丈夫か?「居場所」見つけられる?その「居場所」は間違ってない?不安が胸を押し付けてきた。
主演の村田を演じた田名瀬さんの芝居、1日たった今でも心を揺さぶってくる・・・
演出、役者さん、素晴らしかった。稽古中も本番中もきっと心も身体も結構追い込んだんじゃないかな。。
観てよかった、本当に。

穴ザワールド

穴ザワールド

発条ロールシアター

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2017/11/16 (木) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★

”穴にはロマンがある”というのは劇中の台詞。何となく意味深であるが、穴ザワールドいやAnother World(外の世界)と捉えれば視野が広がる。外の世界を見てみたい、その興味というか欲求は人間の本能かもしれない。そんな面白さがあった。
さて穴の目的とは…。
(上演時間1時間25分)

ネタバレBOX

舞台は老朽化したアパートの一室。和室(畳敷き)の中央にミニテーブル、その上は雑然としている。周りにはダンボール箱が置かれている。
自称、小説家(志望)の男・コノシロ(江戸川良サン)が寛いでいるところに見知らぬ男・鯵ケ沢(加茂克サン)が闖入して自分の部屋だと主張する。実は家賃を半年も滞納し夜逃げした前の住人。どうしても同居したいと懇願するが、その目的は部屋の真ん中に穴を掘ること。そして掘ること数ヶ月、深さも数メートルになったが…。

何のための穴掘りなのか、その疑問が観客の関心を惹き物語を牽引する。同じように宅配便のスズキ(花見卓哉サン)も穴の中の事、欲の下心もあり強引に手伝う。たかが”穴”されど話の中心としての存在感を示す。そこに物語の不可思議な魅力がある。

部屋には、コノシロの別居している妻と暮らしている高校生の娘・新子(かどのまるサン)も出入りしている。学校では苛められているらしいが、父には友達との間に線があるという表現で説明する。父は親子であっても線はあると、やんわりと娘の悩みを聞く。ギャンブル好きで不真面目と思える父親だが、杓子定規ではない態度が心地良いのかもしれない。ちなみに別居している妻の仕事は弁護士だという。少し強引だが、穴の意味や父親の威厳というよりは、その存在自体が重要だという描き方である。

コノシロの飄々さ、鯵ケ沢の仄々さ、スズキの熱量、新子の溌剌さ、そして時々突っ込んでくる大家のイワシタ(則末チエサン)の演技が、物語を生き活きとさせている。ドタバタ騒動だけではなく、大家以外の人が台風の夜に肩寄せ合い毛布に包まって話をする。その少し不安な姿が、何となく微笑ましく滋味さえ覚える。また畳を返し穴から出てくる、後幕を捲り地中の岩場を見せるなど、観せる工夫に観客サービスが感じられる。

さて、穴堀りの目的は…徳川埋蔵金、日本の裏側(ブラジル)まで掘り進めるか?いくつか荒唐無稽な紹介がされるが、答えはなし。観客の心に委ねた”ロマン”ということだろう。

次回公演を楽しみにしております。
クレプトキング

クレプトキング

ENG

六行会ホール(東京都)

2017/11/15 (水) ~ 2017/11/20 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/11/20 (月)

テンポも良く役者さんの演技、照明、音響その他諸々いい芝居でした。普通に、期待どうりですが、期待上ではなく普通に。ただ役者さんの個々の芝居は期待以上でした。

ネタバレBOX

財布をすられるシーンでスリ以外は動きが止まるが、はじめの方のシーンで止まっている人間がグラグラ揺れていて興ざめした、あれはいけない。まさかあの役者さんがあれとは正直びっくりしたほど。あのシーンでこの作品の評価は決まった感があるほど驚いた。
面白かったことは大前提として、どうもストーリーが浅い気がした期待度の高さゆえなのか、再演、再再演とより良くなって行く気がする。
光、さえも

光、さえも

Ammo

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/09/15 (金) ~ 2017/09/20 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/20 (水) 19:00

土佐まりなさん出演のAmmo「光、さえも」千秋楽を観劇。
昨年Ammo「僕たちは他人の祈りについてどれだけ誠実でいられるか(仮)」がとても好きだったのでとても楽しみにしていました。
作品は終盤になるにつれ、刺さる言葉が飛び交います。
大きなチャレンジには孤独になるぐらいのリスクが必要だと私にはそれが伝わってきました。
凄く難しいテーマにチャレンジしたと思います。
期待以上の大満足。いい作品です。

3hearts 3/3

3hearts 3/3

劇団C2

高田馬場ラビネスト(東京都)

2017/10/10 (火) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/10/11 (水) 19:00

セットは独り暮らしの男性の散らかった部屋を再現していましたが、むしろキレイにして次々に置かれていくものがハッキリ見えて無言のリアクションもよかったかも。あともっともっと笑わせてください。イイ話過ぎます!(笑)

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