満足度★★★★★
青☆組は今回初見です。
1960年代生まれの自分にとっては親の代くらいの物語か。
戦後から高度成長期へ向かうなか、比較的裕福なほうであろう一家を中心に描きながらも戦争の影もそれぞれにまだ残っていたり。
細かいエピソードがチクチク刺さりました。
悪い人も出てこないし、想定外のどんでん返しもないけれど、
それでいて135分があっという間なのは初めての経験かも。
もっとそれぞれの登場人物のエピソードを見ていたかったです、現代が違うとは言わないけれど皆が一生懸命に生きていた感じが伝わってきました。
主義主張を押し付けがましく訴えてはいないのだけれど、でも最後には観る者の心に何かを残してくれたような。
そんな気持ちのいい作品でした。
観る年代で感想も異なるのかもしれませんが、若い方が見てもきっと何かを感じ取れる内容だったと思うし、是非そんな方にも観劇をおススメしたい作品でした。