
名探偵青島青子-劇場版-
片岡自動車工業
HEP HALL(大阪府)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/22 (月)公演終了
満足度★★★★
ミジンコターボ時代を彷彿とさせるポップな衣装でオープニングのダンスからもう楽しい!男性陣の使い方が文楽の太夫のようで面白い。片岡百萬両さんが書く台詞がとっても独特で好き。

レモンキャンディ
匿名劇壇
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2017/05/18 (木) ~ 2017/05/22 (月)公演終了
満足度★★★★
今回は斜めになった八百屋舞台とは知っていたが想像以上に斜めってて驚く。これまで観た舞台の中で一番の傾斜かも。開演を待つ間に読む当日パンフの福谷さんの長ーいあいさつ文が結構楽しみ。
集められた目的がハッキリしない様々なタイプの男女の乗った宇宙船っぽい物が落下するという謎の多い物語。極限状態でパニック起こすが激突まであと7日という猶予の中で人はどう振る舞うのか。男と女がいれば起こりえる展開もあり、いろいろと興味深い。
科学的にはツッコミどころ満載なんだろうけど、今回メタ要素がほとんどなく、物語の構造的にはとても分かりやすい会話中心の話だが、アイデンティティや道徳観を問われるような内容もあり自分だったらと考えてしまう。福谷さんの書く台詞は面白いわ。
役が役者さんにとてもハマってた。特に福谷圭祐さんの面倒くさい男とか。松原由希子さんの持つ透明感でその役がより不気味にみえたり、iakuからの流れで観てると杉原公輔さんの役にちょっとニヤッとしたり。
東千紗都さんが社会問題を歌った炎上必至なアイドル役。劇中で4曲ほど披露(歌ったのは主に杉原さんだけどw)されたが、あの歌めっちゃ気になって、曲付けてCD出してくれっ!て思った。

海の凹凸
劇団俳優座
俳優座劇場(東京都)
2017/09/20 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★
ひとつの事にのめり込みすぎて周囲が見えなくなる気持ちは理解できる。
内容的には水俣病のことよりも組織内のスキャンダルばかり印象に残ってしまった。
戯曲の時代背景の所為か、演出の所為か、すごく古臭く感じてしまった。
特に女性の言葉遣い。

羽生蓮太郎
劇団Patch
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2017/04/20 (木) ~ 2017/04/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
「れみぜやん」もそうだが、単に原作の設定を昭和の大阪に置き換えてる訳ではなく、今の自分の境遇にそっくりな物語があるがオレはそうはならないぞと足掻くオリジナル作品なので原作知らなくても充分楽しめる。
今回一番良かったのはオフィーリアを重ねた歩野親春役の田中亨さん。原作は女性だが今回は弟になっていて、その設定が「そうきますか!」と実に巧み。兄弟であることが上手く描かれていて、最後の場面では他の末満作品のある場面が思い浮かぶような台詞にグッときた。
ハムレットでの有名な台詞「To be, or not to be」の解釈が面白かった。関西弁だとそうなるかもなってちょっと納得。よく「尼寺へ行け!」と訳される台詞は、オフィーリアを男性に変えたことで「飛田新地へ行け」となったのかな?
序盤の羽生蓮太郎(ハムレット)役の松井勇歩さんと布袋昌吾(ホレイショー)役の藤戸佑飛さんとのやりとりのテンポがとても小気味よく、かなり稽古したんかなって思った。藤戸さん、いい役だったな。
デカいオカン羽生頑子(ガートルード)役の岩崎さんもいることだし、オフィーリアを女装してもよかったのではと思ったけど、あえて男性にしたことで恋愛要素が取り払われて、よりシンプルなお話になったんだろう。愛憎まみえると暗くてややこしくなるし。
日替り出演の蛍原康(フォーティンブラス)役の竹下健人さん、あの演技プランは台本なのか、独自のキャラ設定か気になるw 手下の二人がいい味出してた。パンフにも載ってたが、日替りではあるがゲスト扱いではなく劇団員としてキッチリと出演されていた。他の方のも観てみたかった。
作演推しで観続けてた劇団Patchなので、末満さんが退かれた後は、公演内容によって観に行くか決める。それってイケメン劇団なんて偏見が無くなって、自分の中では他の劇団と同じってこと。皆さんの内外の活動を観てきてそう思った。今後の活動に期待。

ぼくらの90分間戦争
企画演劇集団ボクラ団義
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/12/27 (水) ~ 2018/01/15 (月)公演終了
満足度★★
ボクラ団義さんの舞台を観劇するのは初めてでした。演者様方の熱演は素晴らしかったのですが、個人的に内容がちょっと…という感じです。ドラマを1本さらっと見た感覚。
沖野さん、竹石さんの焦りや焦燥の演技は良い意味で浮いて見えるほど圧巻でした。

暗殺者の抱擁
Cheeky☆Queens
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2017/04/14 (金) ~ 2017/04/17 (月)公演終了
満足度★★★★
畠山薫さんの暗殺者としか生きる術を知らない切なさ、鳶野皐月さんの愛する人を心から想う健気さ、三原悠里さんの元気さの裏の葛藤、赤松英実さんの父親への憎しみ。ノワール感を醸し出す切ない物語。
畠山さん、鳶野さんが踊るタンゴに魅了される。どちらのダンスにも思わずみとれてしまう。三原さんのYAWARAちゃんばりの背負い投げはお見事。あと、赤松さんの秘書姿のエロさはなんなん!前作とうってかわった悪女役は注目。
植村好宏さんの渋い声は、あの役にぴったり。敵対組織のボス役の上杉逸平さんもこれまたえぇ声!マフィアの描き方がもっと陰湿でもよかったかも。暗殺者の娘さんに「腰にナイフつけたまま表に出て行くのかい!」と心の中でツッコんでおいた。

僕のヘビ母さん
突劇金魚
突劇金魚アトリエ(大阪府)
2017/04/01 (土) ~ 2017/04/16 (日)公演終了
満足度★★★★
気づいたら眉間にシワ寄せて観ちゃってました。冷静に事柄を綴っているが、時折ドキリとするような台詞が刺さる。昼と夜では印象が変わるんだろうな。終わった後に会場の裏側がみてみたくてウロウロしてたから、とんだ不審者やったわ。
帰りに薄暗い道でふと前をトボトボと歩く人の姿をみたら、頭が白く丸く大きくて一瞬「へ、ヘビ母さん!?」と思ったら、ヘルメットかぶったおっちゃんだった。劇中、階段上がったところからのぞき込む姿のインパクトが大きすぎて、もう...

第24次 笑の内閣『日・韓・米・春のツレウヨまつり』
笑の内閣
アトリエ劇研(京都府)
2017/05/17 (水) ~ 2017/05/29 (月)公演終了
満足度★★★★
アグレッシブな宣伝と炎上の影響で主義主張がもっと色濃い先入観を持っていたけど、それを虚仮にする意味での「コメディ」…までは想定内だったが、「歌謡芝居」風の構成だったのには驚いたな。
3作とも基本の流れは同じだが、複数の国で表現することで高間氏のスタンスを明確化している。どの国、どの主張でも陥り得る普遍の愚行。特に日韓の相反するはずのサイドで結局やってることが同じというのはシニカルで良い。
以降はネタバレboxへ

名探偵青島青子-劇場版-
片岡自動車工業
HEP HALL(大阪府)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/22 (月)公演終了
満足度★★★★
ほとんどの役が犬!
その犬種毎の個性の表現がいずれも面白い。役者の芝居がもちろん根幹だけど、衣装による表現もホント巧みで目にも楽しい。お話にしたって、見捨てられたペット達の壮絶な悲哀を根幹に筋を通しているけど、やはり目に一番とまるのは、その味付けとなる演出やコメディ要素の数々。総じて、脚本や役者の周りを下支えする演出要素が作品をすごく厚くしている。生演奏、歌舞伎の掛け声、映像投影、ダンス… そして一番印象的だったのは、既成作のパロディとなるBGMや効果音たち。
以降はネタバレboxへ

レモンキャンディ
匿名劇壇
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2017/05/18 (木) ~ 2017/05/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
落下中の飛行船… 床面が斜めにあつらわれた美術は、見事にその不安感を醸す。
だが、徐々に明らかになる…その不自然なまでに不合理な物理的状況に、返って作者の意図を感じずにはいられません。(単にオチを指しての言ではありません。)
他人事であれば誰もが「それはおかしい」と思える状況を無批判に受け容れてもがく舞台上の人々…それを観客に眺めさせて「客観視」を意識させる作りにも思える…何かまた別の現実を投影している様でもある。
同じ環境の中ですら、人それぞれの立場、背景、思惑が様々で、それ故の「他者への無頓着さ」の提示も、また極めて意味ありげです。今、そこにある身の回りの…自分自身の「大前提」を疑えと言っているのだろうか。
以降はネタバレboxへ

サブマリン
東京ハートブレイカーズ
吉祥寺スターパインズカフェ(東京都)
2017/09/19 (火) ~ 2017/09/25 (月)公演終了
満足度★★★
原作は未読。シリアスとユーモアのバランスが秀逸。
ベテラン勢の頑張りと犬たちの可愛らしさから目が離せなかった。
チルドレンの12年後、大人になった永瀬に逢えて嬉しかったよ。
岡田さんがこの作品の苦労話をされていたので、
無事幕が開いて素敵な作品になっていたのが感慨深かった。
あと、ちょうどすぐ後ろが役者さんが出入りする通路だったので、ちょっと楽しかった。
岡田さんの武藤、好きだなぁ。
スーツ着ると胡散臭くなることが多いんだけど、武藤のときはそうでも無いのが不思議。
末原拓馬くんは前に観たときもスペック高いなぁと思ったんだけど、ピアノとか歌とかも上手なのね。
そして、多田くんは若手に混じるとやっぱりお兄さんになったなぁという感じ(笑)

アンネの日
風琴工房
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2017/09/08 (金) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
満足度★★★★
風琴工房にしては珍しくフィクションのみ、そして女性ばかりの公演。
観る前から素晴らしいことは分かっていたんだけど、
実際ほぼ最初から涙のツボを押されまくりだった。
女性なら必ずどこかに自分と重なる部分があるはず。
大切な人と一緒に観たいそんな作品でした。
詩森作品のキモである情報量の多さは、今回も楽しく可愛くクリアされていた。
女性自身でもざっくりとした知識しか持たない生理について、生理用品についてもお勉強になった。
ネタバレ防止で他の人の感想を読まないようにしていたが、
この題材に対する男性の感想がとても気なる。
登場人物はみんなキラキラと美しく魅力的だった。
それでいて地に足が着いている感じがものすごく好き!
真摯で流されていない感じが素敵だった。
実際女性が多い職場に在籍しているが、まあ普通あんなに居心地良くはならないと思う。
そこはやっぱりファンタジーかな(笑)

『テノヒラサイズの人生大車輪』’17
AR PRESENTS
ABCホール (大阪府)
2017/06/23 (金) ~ 2017/06/25 (日)公演終了
満足度★★★★
落語家、浪曲師、DJ、レポーター、アナウンサーなど役者が本業でなくとも皆さん言葉を操るプロだし、脚本の面白さを充分活かした楽しい舞台だった。
前回に引き続いて春野恵子さんがご本人のイメージとは違ったアル中役をされていて面白い。浪曲ではか弱い尽す女性の演目が多い印象なので、イメージとかけ離れた悪女が主役の演目があれば見てみたい。

ペーパーカンパニーゴーストカンパニー
OIL AGE OSAKA
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2017/06/21 (水) ~ 2017/06/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
序盤の台詞の量と速さに驚き、ベタな笑いも入れたコメディ要素強めだったが、ラストに泣けて、二時間強があっと言う間。期待を遥かに越えた公演で観られてよかった!
東京の役者さんは初めて拝見した方も多かったが、さすが脂の乗った役者さんばかりでそんなこと関係なくお芝居に入り込めた。
終盤の福地教光さんと兵頭祐香さんのシーンにはじわじわと涙腺が追い込まれながらなんとか堪えたつもりが最後一気に決壊させられた。兵頭祐香さんのエプロン姿が可愛すぎてズルい。谷野まりえさんは最近大阪弁キツめの役をよく拝見してる気がするw

エール!
yataPro
テアトルBONBON(東京都)
2017/09/09 (土) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
満足度★★★
いつもながら、きたむらさんの書くお芝居は優しくてほっこりさせられる。
避難所のあれこれもリアリティがあって、いろいろ考えさせられた。
そして、何気にキャストが豪華でお得感満載!
アクションの無い一色くんは初めてかも。
近江谷さん、藤岡弘、っぽい?どうか声が千穐楽まで持ちますように。

粛々と運針
iaku
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/06/09 (金) ~ 2017/06/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
どの人物に共感するかでかなり感想が変わってきそうな舞台。今回暗く打ちのめされるような内容ではないはずなんだけど、カテコ後に突然グッと込み上げてちょっとの間動けなかった。とてもよかったんだが、繰り返し観るのは躊躇う。
自分にはかなり重い作品だったがそんなテーマを扱うことの衝撃がさすがiakuにハズレなしだなって

15 Minutes Made Anniversary
Mrs.fictions
吉祥寺シアター(東京都)
2017/08/23 (水) ~ 2017/08/27 (日)公演終了
満足度★★★★
大好きなシリーズです。10周年おめでとうございます!
前説に出てきた今村さんもちょっと嬉しそうに見えましたよ(^o^)
そして参加団体がいつになく豪華!!これは観なくても面白いって分かるやつだ。
この面子を一度に観られる機会はそう無いよなぁ、という感じのブッキング。
チケット予約後に発表になったのを見て驚きました!(特にキャラメルボックス)本当にお祭りのようで楽しい公演でした。
もう一回観ても良かったなぁ、とちょっと後悔。

エンドルフィン
モノモース
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/06/02 (金) ~ 2017/06/06 (火)公演終了
満足度★★★
表現のグロさよりも、そこまでして生を渇望する少年の姿に胸を締め付けられるような思いがした。それほど後味の悪さを感じなかったのは、少年が恨み言を残さなかったからなのかな。

penalty killing
風琴工房
穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース(愛知県)
2017/07/29 (土) ~ 2017/07/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
PLATアートスペースはトラムとは全然声の響き方が違っていて、
台詞のテンションも随分違って聞こえた。
ダンス中に盆が回ったり、豊橋ディスタンス楽しかった!
何より音楽が降ってくるように聞こえました。
今日一番印象的だったのはショータの独白のシーン。
ストップモーションのタクヤは勿論、盆を回すベンケイの表情が良く見えて、
「そんな表情してたんだ」って初めて気が付きました。
まだまだ見落としているところがたくさんあるんだなぁ。

罠々
悪い芝居
HEP HALL(大阪府)
2017/04/08 (土) ~ 2017/04/16 (日)公演終了
満足度★
客入れの仕掛けから、いい意味でなんともイヤぁな感じの空気が。久しぶりに泥臭くどんよりして帰り道に誰とも話したくなくなる悪い芝居が観れるのかなと期待したが自分には合わない舞台だった。この劇団の公演は、前からハマるハマらないの差が激しいから、そんなときもあるか。