「15」 公演情報 雀組ホエールズ「「15」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    鑑賞日2017/11/22 (水)

    前半は、舞台の取っ散らかり方と言い、役者が前面に出てきてアクションとセリフで笑いを取る展開といい、まさに吉本新喜劇なのだけれど、後半は、しつこいくらいのお涙頂戴の人情劇、初めて明かされる過去の話が重く、皆善人になってしまうところは、松竹新喜劇ですね。
    ただし、前半支店長のアクション以外にそれほど笑えなかったし、後半織部さんの強盗たちへの異常な感情移入は理由を聞いても同調できなかったし。うーん、どうでしょうか。

    ネタバレBOX

    たった数時間前に合った強盗の話、それを皆に信じさせるだけの仕掛けが欲しかった。
    だって、3億円ですよ、それも翌日の15時までに用意しなければいけない。騙している、あるいは罪を逃れるための出まかせを言ったということも十分考えられるわけだ。

    皆さん、自分の誠意を見せるために、強盗に財布を渡すけれど、西園寺さんや、スミレさんのようなセレブでも、カード時代に20万円も持っていれば十分です。とてもじゃないですが、何の役にも立ちません。

    強盗するという時点でもうアウトなのは、誰が考えてもわかるでしょう。すぐに札番号で足がつくでしょうし、盗んだお金なら、見つかった時点で回収されるでしょう。強盗で捕まったら、病院の妹さんはどうするの、病院を出されて誰が面倒を見るのでしょう。ましてや、3億円は手術代であって、溜まった入院費、これからの生活費は誰が工面するのでしょうか。(両親がいない)

    ちなみに、私はてっきり最後に、織部さんの会社で開発した新素材繊維の特許を、西園寺グループに譲るとかで、3億円工面するものだと思っておりました。冒頭部で、その辺りの話が出ていましたので、そこが伏線かと。

    観られた方は「15」にいろいろな意味を見出したようですが、是非教えて欲しいです。
    すでに書かれているところの、役者が15人、銀行窓口が締まるのが15時、それ以外ではラグビー選手が15人くらいしか思い立ちませんでした。井上さんが元選手でNo.8、喩のようですが織部さんがフルバックで、2人の会社は「スクラム製作所」(最初「スクラップ製作所」に聞こえた)


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    2017/11/22 18:15

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