最新の観てきた!クチコミ一覧

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ENCOUNTERS with TOO MICHI

ENCOUNTERS with TOO MICHI

THE ROB CARLTON

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/06/11 (水) ~ 2025/06/15 (日)公演終了

実演鑑賞

京都を拠点とする劇団の新作。東京では5回目だそうだけれどワタシは三鷹に続いて2回目。6月15日まで赤坂RED/THEATER。80分。

https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/06/post-81f08b.html

煙が目にしみる【Mura.画】

煙が目にしみる【Mura.画】

Mura.画

劇場MOMO(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ないたり、笑ったりが忙しかったです。日本人特有の気まずさやちょっしたお節介のようなものが心地がよかったです。面白ろかったです。

はぐらかしたり、もてなしたり

はぐらかしたり、もてなしたり

iaku

シアタートラム(東京都)

2025/06/27 (金) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

(笑えた度)4(今感)4(完成度)5

ありふれたラブストーリーについて語るオーセンティックにしてモダンなメタフィクション。
完成度はすこぶる高い。
和製オフブロードウェイの傑作ストレートプレイ。

ネタバレBOX

読書家リイガ君がちょっとした事故をきっかけに年下の女性と出会う。
ボーイミーツガール。
典型的なロマンス。

「鈴木愛。ありふれた名前。」
笑いに包囲されていて聞き逃しそうになるが、
これは、リイガ君がセリフとして言っている。

やがてリイガ君と鈴木さんは一晩を過ごし、
彼女に
「鈴木さんて呼ぶの、やめない?」と言われ、
初めて「愛?」と口にする。
愛は答える。「そう、愛、愛なんだよ」、、、

ありふれた愛に関する物語。

リイガ君までもが作中人物かは判断しかねるが、そう考えられなくもない。

リイガ君が読んでいたストーリーは、
鈴木愛、つまりありふれた愛が生まれる前後から成人する前後までの、
これまたありふれた、「大したことじゃない」愛に関する物語。

ラストシーン。
妻はやっぱり出ていく。
男はオムライス。男にとっては「大したこと」ではない。
ジオメトリックでシンメトリーの効いた美しい舞台装置をサスが鮮やかに照らし、
文学的余韻を醸成する。

書を捨て街に出た青年のビルディングスロマンとしても読めるが、
結末は悲しいかな、
街は変わらず本の中で、愛についての幻想に包囲されている。

一方、エンタメ作品としても、とてもよく出来ている。

コンビニ限定品、ネカフェ9時間パック、ラテのヴェンティサイズ、

など最小限のアイテムで時代感を出すのは流石だし、
笑いの作り込みもかなりのこだわりを感じる。

中でも蔵田さんのキャラクターが素晴らしい。
「僭越ながら(浮気をする)」、
「観たことない具のバランスの巻き寿司」、
「課長はミロのヴィーナスなんです。」などなど。
いうことなすこと全て面白い。

笑った。

MY TYPE~早乙女琴子の場合

MY TYPE~早乙女琴子の場合

東京夜間飛行

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2025/06/28 (土) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/06/29 (日) 13:30

東京夜間飛行の大阪公演、とても楽しかったです!
ピアノ、二胡の生演奏も新鮮でした!
一人芝居でしたが、アラフォー独身OLやガーベラ夫人など何役もこなし、東京での活動がメインでありながらも、大阪公演だからか大阪を舞台にした内容で楽しませてくれました!




KYOTO

KYOTO

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2025/06/27 (金) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/07/02 (水) 14:00

座席1階

エクソン・モービルなど石油メジャーが雇ったロビイスト(弁護士)の視点で描かれる、京都議定書の舞台裏。ロビイスト、ドン・パールマンを演じた円城寺あやの開幕から終演までの膨大なセリフ量には感服する。燐光群を代表する役者だが、2時間40分の独り舞台といっても過言ではない。わずかにセリフが飛んだりしたところもあったが、その熱演を汚すものではない。ただ、男性をなぜ彼女に演じさせたのか、最後まで違和感が残った。男性の俳優陣に適任はいなかったのか。

国際会議の舞台裏を垣間見せるという会話劇としては面白い。ただ、描かれた各国の駆け引きは今一つ臨場感に欠けたというのが素直な感想だ。利害が対立する多国による国際会議の場で出てくる取引材料は多彩で複雑。見せ方が難しいのは理解できるのだが。
また、京都議定書に至る地球温暖化問題の推移はIPCC(気候変動に関する政府間パネル)設立から説明されるのだが、たぶん、事前の知識がないと一連の流れを理解するのはとても難しい。パンフレットの「気候変動問題の基礎知識」を一読してから、あるいは事前に調べてからスズナリに行くことをお勧めしたい。

京都議定書の最大の価値は、温室効果ガスの削減量と達成期限について締約国に法的に義務付けたところにある。劇の最終盤でこの一番大切な交渉の状況が描かれるのだが、議長の専横的ともいえる指揮で議定書採択にこぎ着けたというのは本当なのだろうか。初めて知って驚いた。
また、石油ロビーの視点で描かれると書いたが、そもそも米政府(共和党)とつながりがあるロビイストが、正式な国際会議の室内に堂々と入れるものなのだろうか。こんなこと(ロビイストが会議場で暗躍して議定書をつぶそうとする)が事実なら、会議の運営自体がかなり不公正だということになる。これも勉強不足で知らなかったのだが、COP(締約国会議)のセキュリティーは相当緩いんじゃないかと勘繰ってしまう。
もちろん、会場の外から当時はまだあまり普及していなかった高級な携帯電話でサウジなどに指示するという場面もあったのだが。ちなみに、当時の米国製携帯電話の着信音はリアルだった。

演劇として、地球温暖化の国際会議という基礎的な部分を客席に伝えなければならないところに多大な苦労があったと思うが、説明部分だけでなく、せりふも全体的にとっちらかっている印象だ。もっとクリアにしてもらわないと、客席はおいてけぼりになる。このあたりを少し簡潔明瞭にしてもらえば、2時間40分という長尺にはならなかったのではないか。

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/(東京都)

2025/02/24 (月) ~ 2025/02/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/02/24 (月) 14:30

価格0円

物語は泣くほど感動しました。劇場内でもあちこちで涙している人がいて、お話が本当に良かったです。会場も素敵なホールで座席も映画館のようにゆったり観ることができ、随所に観客へのサービス精神が感じられました。場面転換は素人な感じがありましたが、それも手作りな雰囲気で小さい劇団ならではだと思いましたし、劇団も自分たちの拙さを承知しての初回無料公演だったのではないかと思います。そこは今後に期待ですね。これからも応援しています!

人間のあくた

人間のあくた

吉祥寺GORILLA

上野ストアハウス(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白ろかったです。受け取り手によって色んな見方が出来ますね。感情を揺さぶられました。

此岸と彼岸の間

此岸と彼岸の間

獏天

劇場MOMO(東京都)

2025/07/01 (火) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

若さあふれる舞台で、戦うシーンは特に迫力満点でとても見応えがありました。現代のあらゆる問題に切り込んでいく考えさせられる舞台でした。怪我なく千秋楽を

煙が目にしみる【Mura.画】

煙が目にしみる【Mura.画】

Mura.画

劇場MOMO(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千秋楽、ウミネコチームを観劇。コミカルとシリアスの要素の配合が絶妙でラストまで目が離せない。

「死者の姿が見えるおばあちゃん」という設定は舞台だからこそ生きてくると思う。観る者との一体感が生まれる、という意味で、映像作品ではなし得ない舞台ならではのマジックである。

現実感のないストーリーは、ともすれば絵空事のように感じてしまうこともあろうが、役者陣の演技力が素晴らしくリアル感があった。特に祖母役の妻木さんのちょっとオーバーなコメディエンヌぶりは作品全体の空気感を作っているようで素晴らしかった。(キーパーソン的な役柄だし)

帰途、プラターズの「煙が目にしみる」が脳内リフレインしていた。

人間のあくた

人間のあくた

吉祥寺GORILLA

上野ストアハウス(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/06/26 (木) 14:00

冒頭、出演者たちが状況設定を次々に口にする時から「それってあのこと?」なイマのあれこれが複数出てきて驚愕。そこからの本編にもイマの情勢を思わせるものがあり「これ、下手すると数年後にこうなることもあるのでは?」と不安を煽られる(笑)。
しかもそれが写実的な装置で演じられるのでタチが悪い(褒め言葉)。
平井さんによれば「脚本に現実が近付いてきてしまった」とのことだが、ホントに変な世の中になったモンだ。
そんな中、笑いや「あ、そうだったのか」と胸を撫でおろす場面などがあってそれが良い緩衝材になっていたような。また、会社や団体の名称にもニヤリ。
力作にして問題作、面白かった。

美シヒ國ハ、文化ノ明日ヲ蝕ムカ否カ(2025年版)

美シヒ國ハ、文化ノ明日ヲ蝕ムカ否カ(2025年版)

三栄町LIVE

三栄町LIVE STAGE(東京都)

2025/06/24 (火) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/07/01 (火) 19:30

有害表現ということの意味に迫る、攻めた作品。とても面白い。87分。
 1月に上演した『緋色…』に連なる作品で、2019年に初演された作品を改訂しての上演だが、初演は観てない。「有害表現禁止法」という法律が成立した日本を舞台に、劇中劇『緋色…』を再演しようとする作・演出の江戸川時子(吉水雪乃)を、刑事の丸木里(斉木香織)が逮捕し調べ裁判に…、なる物語。有害表現ということに焦点を当てているが、正解はない問いにどのように答えるか、という題材を、若いキャストに挑ませるところが、作・演出の太田守信の真骨頂か。
『緋色…』を観ていなくても分かるが、観ている方がはるかに面白い。

KYOTO

KYOTO

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2025/06/27 (金) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演劇観劇から遠ざかっていたが、誘われておなじみの燐光群へ。「Kyoto」という、京都議定書にまつわるドラマだということで、難しい議題を扱っているのかと思い身構えて行ったが…。
めちゃくちゃ面白い!京都議定書が採択されるに至るまでの軌跡(それは膨大な人たちの血の滲むような努力の上に成り立った)がスリリングな人間ドラマとして描かれる。交渉に次ぐ交渉。息を呑むような各国の駆け引き。ああでも世界って、とどまってはいないよなあと思う。環境破壊が格好悪い、という「ファッション」はこの議定書作成の頃よりずいぶん定着してきた。どんな考えが古びていくのかは後になってみないとわからないし、その流れを作っていく一員に自分もいるのだ、と考えさせられた。7月13日まで。圧巻の舞台です。

アンネの逆襲

アンネの逆襲

劇団PDW

ウッディシアター中目黒(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/06/28 (土) 18:00

 『アンネの逆襲』という公演タイトル通り、かの有名で悲劇的な結末、しかも、事実が描かれ、第二次対戦中のヒトラー政権当時のユダヤ人の隠れての生活、それから見つかった後の強制収容所での生活が赤裸々にアンネの視点で描かれた『アンネの日記』を元にしつつも(勿論、アンネと関わる人や家族、一緒に隠れ家で避難生活をするアンネの父親オットーの知り合いのユダヤ人家族など、劇に出てくる登場人物の大半も事実に即している)、事実と違って、アンネが強制収容所の不衛生で過酷な環境で、すっかり衰弱して、収容所内で病死したということや、多くのユダヤ人がガス室に送られたことを変え、少し幸せな終わり方になっていて、事実はもっと過酷で悲惨であることに変わりはないし、今こうしてる間にも世界では、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとガザの紛争、ミャンマー内戦、アフリカ諸国での戦争や紛争が起こり続けていて、とても平和とは程遠い状況だが、せめてフィクションの中でアンネが少し幸せになる描かれ方をすることで、少しは救われる気がした。
 今の世の中、あまりにも救われないことが多過ぎる上に、未だに戦争や紛争、内戦が起こると、正規の兵士に匹敵する数で、主に、赤ちゃんや幼い子供、少年·少女や女性、障害者、老人、病人など社会的、経済的弱者が狙われ、空爆や爆撃の対象にされ、レイプが公然と横行するという考えたくもない、思考停止したくなるようなこの世の悪夢が何処の世界であろうと情け容赦なく横行する、戦争や紛争、内戦とはそういったものだといつの時代であれ、そうだと否が応でもそう思わされる。
 この劇を見ると、権力者、独裁者も戦争をも、もしかしたら事前にその原因を丁寧に取り除き、皆んなが恒久平和を願い、ヤラれたらやり返すというような憎しみの連鎖を断ち切り、不信感や差別を助長させず、お互いに歩み寄り、理解し合おうと努力し、政治に関心を持ち、困っている人を見捨てず助け合える社会だと、戦争などは起こらず、独裁者や権力者は生まれづらいんじゃないかと感じた。
 勿論現実は、そう簡単にできていないことも十分分かっているが。
 
 せめて、劇の中において、中盤で強制収容所に入れられたアンネたちが家事を起こし、火事の中逃げ惑うユダヤ人や収容所の刑務官たちに混じって逃げていたヒトラーが躓き、意識を失ったのをいいことに、アンネたちは医者のデュッセルをヒトラーに扮装させることで収容所を脱獄することに成功し、アンネたち全員戦後まで生きたということに一抹の希望を感じた。
 そして実家に戻ったアンネが、ある満月の夜に、ひょんなことから飼い猫のキティと共に違う次元の戦争前?の世界で憎んでいた筈のヒトラーの若き頃、絵が売れなくて、金がなくて、空腹過ぎてフラフラになっているのと出会う。
 その出会いを通して、偏狭で、気難しくて、神経質で、諦めと差別意識が強く、非常に独善的で卑屈、といった感じの独裁者ヒトラーになっていくのを、絵を売れさせ、自信を付けさせていくことで、未然に防ぎ、愛と平和、日常のささやかな幸せを大切にするヒトラーへと、さり気なくアンネが導いていく、相手への憎しみ以上に、若い頃の独裁者になる前のヒトラーに罪はないと、内心ヒトラーを憎む気持ちと葛藤しながらも、若き日のヒトラーを理解し、救おうとする在り方に、人は、現実的には、ここまで吹っ切れるものではないと思いつつ、若きヒトラーとアンネのお互いを理解し合おうとする交流に、世の中全てこうだと争いなんて起きないのにと感慨深くなってしまった。

 ヒトラーと秘書の絶妙にズレた会話が面白かった。
 アンネとマルゴー、ペーターやアウグステたちの愉快でユニークな会話は見ていて、大いに笑えて、楽しめた。

六本木歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事(ちきゅうなげごろううちゅうのあらごと)』

六本木歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事(ちきゅうなげごろううちゅうのあらごと)』

松竹

オリックス劇場(大阪府)

2015/08/15 (土) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

母の提案があり、家族4人で鑑賞。

海老蔵&中村獅童の二人を主演に迎え、演出・三池崇史×脚本・宮藤官九郎コンビが手掛けた異色SF歌舞伎。

"歌舞伎"とはいいつつも、単純明快なストーリーで娯楽性も高く、かなり観やすかった記憶。

演出×脚本コンビの過去作『大帝の剣』テイストでSWパロディを行うというトンデモ舞台ではあるものの、子供ながらに大満足な作品だった。

冒頭、楽屋裏のセットで主演二人がふざけた作品のアイデアを思い付くという再現風コントから引き込まれ、タイトル通り、(大きな幕を用いて)地球投げを行う衝撃のラストシーンまで一気に引き込まれた。

子役時代の加藤清史郎という抜擢も見事で、そのチャーミングさが、主演二人のコミカルな掛け合いに彩りを添えていた。

カジュアルな演目で歌舞伎ファンを増やそうという狙いを持った海老蔵さんのチャレンジ精神、(子役だった加藤さんを筆頭に)当時の役者陣にしか産み出せない空気感と、今となっては再現が出来ない部分も多く、そういう点でも、舞台ならではの魅力が詰まった娯楽作だった。

ちなみに、これは全くもっての余談だが、兄は、偶然、真横の席が当時の職場の上司になってしまい、とてつもなく気まずそうだった。

此岸と彼岸の間

此岸と彼岸の間

獏天

劇場MOMO(東京都)

2025/07/01 (火) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

若い役者さんばかりの舞台ですごく若さを感じました。勢いあまってかセリフが聞き取れないところが多々ありそこが残念だったかな…と。最初の数十分は話がうまく飲み込めず迷走状態でしたが次第にシチュエーションが理解できるようになり「ああ、なるほどそういう話なのね…」となりました。現代社会の諸問題を散りばめながら全体的に反戦をテーマにした舞台になっていますが、令和の今の時代にとって「幸せ」ってなんだろうな…と思わせるセリフが随所にありました。太刀やアクションもなかなか見応えがあり「千秋楽までノー怪我でいけるかな…」とちょっと心配になりました。あと、些末なことですが、劇中の楽曲、たぶんオリジナル曲だと思いますがなかなかよかったです^^

奴婢訓—Nuhikun

奴婢訓—Nuhikun

演劇実験室◎万有引力

座・高円寺1(東京都)

2025/05/16 (金) ~ 2025/05/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

憧れの…ずっと生で観たいと思っていた作品。
劇場に一歩足を踏み入れてから出るまでの間、全身が震えるような体験でした。
人体の表現力、「生」を強く感じるにも関わらず、同時に「死」がそこにいるような。
なにを取ってもクオリティの高い至極の観劇でした。

人骨のやらかい

人骨のやらかい

キ上の空論

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2025/06/12 (木) ~ 2025/06/17 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

キ上の空論の作品は何度も観ていますが、今回ももれなく「後味が悪い」作品でした。良い意味でもあり、逆の意味でもあり。
人の嫌らしさをこれでもかと言うほどに描くキ上さんですが、今までよりはそれが控えめで、お笑いという題材もあって笑える場面も多く、だからこそ生々しさがありました。
「三角」の使い方がセットにしろ人間関係にしろ巧い。
異食症という疾患を、過剰ではなく物語に入れ込まれていることも変なひっかかりがなくてよかったです。
藤原祐規さん演じる勝士の生き辛さ、転がり落ちる姿が他人事に見えるか感情移入するかで見え方が全く変わる作品になるかと。
おすすめはしないが、考える何かを得ることが出来る…そんな舞台でした。

すれちがう、渡り廊下の距離って

すれちがう、渡り廊下の距離って

ロロ

STスポット(神奈川県)

2016/11/10 (木) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

個人的な「時をかける少女」ブームから、『ダンスナンバー 時をかける少女』に辿り着き、その監督・脚本が手掛けた作品ということで、過去に配信されたものを鑑賞。

とある高校の屋外にある渡り廊下。
そのベンチで待ち合わせをしている男子高校生を中心に、男女四人が繰り広げる可笑しくて愛おしい青春会話劇。

『転校生』『ほしのこえ』と映画ファンにはテンションが上がるタイトルが登場しつつ、それが作品のテーマに紐付いているのが良い。

伝言ゲーム、糸電話の糸の気持ち、ひもQといったセリフやアイテムが示す"(物理的・精神的)距離"が作品の核になっており、そこから青春特有の恋愛や友情が描かれるのが面白かった。

不思議キャラな白子さんが、あまりにもキャラ立ちしていて、シリーズ他作も早く観たくなった。

kaguya

kaguya

まぼろしのくに

ザ・ポケット(東京都)

2025/04/03 (木) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

日本最古の物語『竹取物語』を下敷きに据えつつ、しかし単なる月の昔話の再現にはとどまらず、宇宙から現代を望遠する新たな“かぐや”の物語が生まれていた。

ネタバレBOX

舞台はかぐや姫所縁の奈良ではなく、隣の三重。そこに日本最古の歴史を持つ家具屋がある。その「かぐや」一家は、一族が「かぐや姫の末裔」だと信じてやまない。そのせいか、周囲からはオカルト一家として周知されている。そこで暮らす15歳の少年・ノゾム(二瓶大河)の夢は月に還ったとされる先祖のかぐや姫が実存するのか確かめることであった。ノゾムは自作の望遠鏡で夜な夜な月を覗く。

アダムスファミリー顔負けの白塗り、デコラティブな衣装、ユーモラスな美術など視覚的に追いたくなるようなアングラ的仕掛けが随所に施されており、そのことが劇の内部とどう繋がっているのかを考えながら観る楽しさがあった。
俳優のキャラクター造形の豊かさやその豊かさを生き生きと表現する俳優陣のプレイフルな芝居も含め、風景として飽きさせないシーンの連なりに興味をそそられた。

かぐやを家具屋へ、かぐや姫を少年へ、竹取の竹は宇宙望遠鏡へと変換させながら、中盤くらいまでは正直なところ何が何だかわからぬファンタジーとオカルトが手を繋ぎあったような世界観でストーリーが爆進していく。
空想とも妄想ともとれるようなふんわりとしたやりとり、混沌と混沌のその継ぎ目に時折意味深なセリフが差し込まれるも、その全貌や核心がなかなか見えてこない。観客をスペクタクルな世界へと誘いながらも、ある意味では放置しているような清々しさがありつつ、やはりもう少しストーリーラインを追った上で本作のセリフやシーンを噛み締めたいという衝動にも駆られた。登場人物たちの脳内を遊泳するような感覚に陥ることはできたが、そこからの広がりについては決め手に欠ける部分があった。リリカルなセリフ選びや、その中に施された言葉遊びなど、特徴的なテキストが目立ち、1センテンスに放たれる言葉の輝きに思わず前のめりになる瞬間もあったからこそ、そこが一つのところへと集積して行く「うねり」をつい期待してしまった点もあると思う。

しかし、「うねり」が全くないわけではない。物語の終盤である「カルト事件」と「銃撃事件」が浮かび上がり、現実に起きている問題に望遠の焦点が当てられ始めてからは、風景が一気に反転していくような体感がたしかにあった。これまで闇雲に紡がれていたと思っていたシーンが一気に生々しく襲ってくるような。そんな心持ちである。
誰かにとっての切実を容易に妄想と判断するときに失われるもの。
遠くにあるものを見つめすぎて、近くにあるものがぼやけること。
ラストにかけて痛々しく疾走していく現実の走馬灯を前に、この物語はそこに手を伸ばしていたのかもしれないと感じたりもした。

煌びやかな装飾に反して、俳優陣の芝居が緻密であったことも特筆したい。とりわけkaguyaを演じた高畑亜実の沈黙の表情、言葉を言い終えた瞬間の眼差しが印象に残り、観劇中も思わずその姿を目で追ってしまった。
スペクタルな想像の世界に見せかけて、その実焦点は超現実に当てられていたこと。観劇後すぐにその実感には辿り着けずとも、帰路の中で振り返る毎にあらゆるシーンの別の触感を感じるような余韻があった。この物語を経て、今後劇団が展開するビジョンにも関心が強まる観劇となった。
廃グランド・ホテル別館

廃グランド・ホテル別館

システム個人

小劇場 楽園(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/06/29 (日) 17:30

価格3,800円

主人公の立場である化け狸の動きや考えがどうしても理解できなかった。まるで性向や行動原理を物語の進行に合わせているかのようであった。とはいえその物語の進行自体は素晴らしいものがあり、それでいて主人公以外のキャラクターの濃さと実力派ぞろいの役者による怪演で笑いの絶えない舞台だった。
※言うまでもないが化け狸を演じた役者が下手だったということはまかり間違ってもない。徹頭徹尾本の問題である。
ところで、回収されないままの伏線がいくつか残ったまま終わっており、続編の余地を残す今風なつくりでもあった。

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