最新の観てきた!クチコミ一覧

54421-54440件 / 190002件中
新しい生活の提案

新しい生活の提案

壱劇屋

千種文化小劇場(愛知県)

2017/06/03 (土) ~ 2017/06/04 (日)公演終了

満足度★★★★

展開は「世にも奇妙な物語」や「笑ゥせぇるすまん」のテイストですが、やっぱり壱劇屋は演出・パフォーマンスが肝なのかな。

以降はネタバレboxへ

ネタバレBOX

(続き)
派手さはスクエリ程ではないけど、パントマイム的パフォーマンスは話の内容に比すれば、やはり映える。市役所のたらい回しという地味ぃ~な出来事を、あそこまでダンサブルにする地力はさすが。本来は脳内で展開される諸々の人生の選択を、カードで迫るアクションも演劇として映える。
プロローグをはじめとして、度々出てくる一種のラップ的な言葉遊びも、生活に圧し掛かってくる選択肢の物量感を表現していて面白いな。そのくせ、小田切-西野のシームレスなシーンの転換なんて地味なところも巧みでしたね。1人多役を活かした好きなシーンです。変わりゆく生活の中での小田切の混乱を如実に表してる。

役所の方でやっときますんで… 超常的な不思議体験でなく、役所、省庁、行政…を持ってくる辺り、上手いなぁ。気になるなぁ、このシステム(笑)
ある意味、SFのショートショート的。昔よく読んだ草上仁っぽい。ちょっとした味付けで印象は変わる。

妻との間で物議を醸していく"醤油"
このシーン、すごくモヤモヤして印象的。程度の差こそあれ、既婚者には身に覚えがあるのでは?
個人対個人としての配慮は勿論あるべきとしても、あくまで営まれる生活の中での日常、習慣、条件反射、嗜好。
…そして元は他人であるところから始まっている関係。日常であるが故の蓄積。
脚本にいいピースを拾ってきてる。

あと通貨ネタは最高にウケる。
生活に密着するモノなら何でも…デバイス、インフラまで餌食にしていく「新しい生活の提案」が面白すぎる。
ハイツブリが飛ぶのを

ハイツブリが飛ぶのを

iaku

ウイングフィールド(大阪府)

2017/11/02 (木) ~ 2017/11/06 (月)公演終了

満足度★★★

ハイツブリとは彼の地に飛来する渡り鳥の名。
ヘビーな内容を近未来的な設定と関西弁の軽妙なやりとりが中和させている。
個人的にはもっと攻めて欲しい気もするが、余韻がこの先の物語を色々と想像させてくれる。
転がり込んできた若い画家がいい味を出していた。

「ポセイドンの牙」Version蛤

「ポセイドンの牙」Version蛤

メディアミックス・ジャパン

紀伊國屋ホール(東京都)

2017/10/13 (金) ~ 2017/10/21 (土)公演終了

満足度★★★

内容とか演出はユニークというか取り留めがないというか。
面白いんだけど、いろいろと冗長な感じ。
もう少しスッキリ整理できたら良かったかな。
神話に詳しければまた違ったかも。
一部台詞が聞き取りづらいところがあったけど、
俳優さんたちはすごく頑張ってたように感じた。
岡田さんファンにとってはいろいろと楽しかった。
当パンが無くて役者さんの名前がわからない。
何回でもつぶやくけど、次に繋げたいならペラ1枚でも入れて!

無風

無風

オイスターズ

損保ジャパン人形劇場ひまわりホール(愛知県)

2017/06/02 (金) ~ 2017/06/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

無風… うん、これ、むっちゃ好みのやつや。不条理感漂わせながら、思わず法則性を探してしまう… 引き込まれる感。旬の女優7人体制というのがまた美味しかった。
かなしくて^2も中之島からパワーアップ。女マネに注目(=゚ω゚)ノ

以降はネタバレboxへ

ネタバレBOX

【無風】
冒頭…一人芝居。ト書きを読む様な曲者な台詞…観客の反応を試すような、戸惑わせる台詞…文の最後で流れを覆す否定語句の濁流… 意味を成さなくなる説明・動機・前提句…

へそ曲がりの言葉遊びと化す台詞の数々に、いや増す不条理感を醸す前半の展開でしたが、…訳も分からず、クルクルと入れ替わる「数多くの舞台」の存在を想起させたところで… 言葉中心の世界から一転!…物語は記号化、メタ化される。

舞台の四隅にはドアが模され、他空間(舞台)とリンクしている。ドアから外へ出ると他の舞台に出るらしい。
そして入れ替わりに、反対側のドアから他の役者が現れる。やはり他の舞台から来たらしい。入れ替る役者は別人なれど、同じ役を課されている。

各々単独行動だった役者達は、出入りするうちに…あるパターンによって、まるで増殖する様に同じ舞台に邂逅を果たす。徐々に遭遇は増え、役者は集まり、コミュニケーションを始める。増殖の規則を探る役者たち。まさしく暗中模索の態。

表面的にはコメディ感を漂わせ、試行錯誤を重ね、周囲の空気を読みながら右往左往。あたかも脚本の意図を探る役者の制作過程の様でもある。その奇妙な繋がりに、自分が…何の舞台で、何の状況下で、何を課されているか分からなくなってくる役者たち。

アイデンティティを失う恐怖から遮二無二逃げ出す役者たちが、遂には舞台をはみ出し、劇場の表裏を縦横無尽に駆け回る様は、今までに無い面白さ。七人七様の反応と狼狽が楽しい。これを新進の女優7人で構成するのはあざとくもあるが、素直に美味しいし、嬉しいね。

7人並ぶと、相対的に川上さんの声の張りは印象的でした。

一人クールに法則を探っていた藤島さんが、持論が崩壊していくとともに、…徐々に多数派にすり寄り…「その他大勢」に変わっていく過渡は好きなトコ。

さて実は、登場人物たちと同様、本作の意図するところを掴み切れずに、未だ頭の中で右往左往。

思わせぶりなトタバタ・ダークコメディとだけ受け取っても極めて面白かったけど、…平塚さんだから、やっぱ何か深意を窺ってしまうんだよね。

前半で提示された…言葉遊びと多数の舞台を、記号化して俯瞰しているのが後半だと思っているのだけど、メビウスの帯として完結する(しない?)構成は、シニカルに徒労を指すのか、…同じことを繰り返すコミュニティを揶揄しているのか。
いや、繰り返しは必ずしも悪では無いか…

行きつ戻りつ、行く先を誘うもの無い「無風」の中で、自己を確立せんともがく、芝居作りの地道さ、積み重ねの象徴であるのかも。

… 我ながら、迷走だぁ…

【かなしくてかなしくて】
中之島の時から脚本に対する感想は変わりませんが…今回、女マネの山本一樹さんの怪演は素晴らしい!
やはり、これが本来あるべきキャスティングだったんじゃないかと思う。
中之島の川上さんは、この役やるには可愛いすぎる。これでこそ、中尾先生の罵倒が活きるってもんです。

そしてこの芝居、やっぱり最後は、「芝原さん、お疲れ様…」って思っちゃいますね。
何気に水の勢いが増してて、中之島からのパワーアップを感じました。
光の帝国

光の帝国

演劇集団キャラメルボックス

たましんRISURUホール(立川市市民会館)(東京都)

2017/10/07 (土) ~ 2017/10/08 (日)公演終了

満足度★★★

初演はハーフタイムシアターだったものを、
今回グリーティングシアター用に改訂されたようです。
初演から好きな作品でしたが、
キャストが実年齢に近くなり説得力が増した感じがしました。
客演のお二人が素敵でした。

水の泡

水の泡

〈三好大貴プロデュースBuilding〉

black chamber(大阪府)

2017/07/07 (金) ~ 2017/07/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

観劇中ずっとざわざわした気持ちで観ていたのは、恐らく共感できる登場人物がほとんどいなかったからか。エンタメでもなく、大きな事件が起こる訳でもない会話劇で誰にでもお勧めしやすいものではないが不思議とクセになる魅力があった。
細かいところまで作り込まれた舞台美術がとても自分好みで以前観た赤堀雅秋氏の舞台が思い浮かんだ。あの公演もこういうたゆたうような雰囲気ながら心に深く残る良い舞台で、今回もそれに似た印象を持った。暗い雰囲気の中に起こる笑い、ヒリヒリするほどの緊張感、様々な感情で揺さぶられる。
三好大貴さんの役はとことんクズで、生島璃空さんはゆとりの象徴のような役で人をイラつかせるし、クセの強い登場人物の中で佐々木ヤス子さん演じる山本さんが唯一共感できた。人物相関図では誰とも相関してなかった山本さんだが、観客の気持ちと一番通じていたのは彼女だったのかもしれない。
black chamberの周りの寂れた雰囲気が、お芝居の舞台になる町を感じさせ、とても良い場所で公演されたなと思う。
全然共感できない登場人物たちの中で唯一の常識人ともいえる少々オタク気質の入った山本さん。殺伐とした場面での彼女の立ち振る舞いや言動がどんどん可愛くみえてくる。花火の場面、一体過去に何があった!?山本さんのスピンオフ作品を作って欲しいくらい素敵なキャラクターでした。
劇場で実際に目の前でみる花火の光、火薬の臭い、車の質量感、雨の飛沫や湿度。ひとつひとつはほんのわずかな存在かもしれないけど、実物の持つ説得力には映像とは大きな差があり、演劇ならではの演出でとても素晴らしいこだわりだと思いました。

関数ドミノ

関数ドミノ

ワタナベエンターテインメント

本多劇場(東京都)

2017/10/04 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★

プロデュース公演でしたが、前川作品らしく見応えが有りました。
本家イキウメの方は未見なので、機会があれば是非。
瀬戸康史くんを舞台で初めて拝見したのですが、
思っていたよりずっと上手くて、鬱屈とした役がとても良かったです。

ピカイチ!

ピカイチ!

梅棒

森ノ宮ピロティホール(大阪府)

2017/07/04 (火) ~ 2017/07/05 (水)公演終了

満足度★★★★

やっぱ梅棒はハズさないな!バカバカしい話なのに最後は感動した!魚地奈緒さんのブレイクダンスは思わずおぉっ!って声が出た、次のドラマシティでの公演もぜひ観にいく。そのうち梅芸やフェスティバルホールでの公演もあるかもな。

「月読み右近の副業」

「月読み右近の副業」

劇団ジャブジャブサーキット

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2017/05/25 (木) ~ 2017/05/28 (日)公演終了

満足度★★★

今回は、登場人物の立ち位置と背景を伺いながら(探りながら)観る感じが強かったですね。
そんな中、随所に散りばめられた笑いの小ネタ群が良い息抜き。中でも荘加真美さんが一番面白かった。
このバランス感覚がジャブジャブの味ですね。

宮川サキのキャラクター大図鑑2017

宮川サキのキャラクター大図鑑2017

宮川サキ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2017/05/29 (月) ~ 2017/05/31 (水)公演終了

満足度★★★★

C-BOY、おかん、円山のひとり芝居3本。
これまでに拝見したことのある作品ばかりだったけど、なんかもう落語や浪曲のように同じ演目であっても何度でも観ていられる。円山のラストはいつもゾクッとさせられるわ。
開演前のスタッフからの諸注意後に別のスタッフさんがオドオドと聞き取れないような小声でまた前説を始めたと思ったらサキさんだった。もうここから始まってたんかいw この時の服装が先のスタッフさんとほぼ同じだったのがちょっと面白かった。あれはあえて合わせてきたのか、あの服装は制作さんスタイルなのか

あ、カッコンの竹

あ、カッコンの竹

コトリ会議

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2017/05/26 (金) ~ 2017/05/29 (月)公演終了

満足度★★★

竹藪を舞台にした不条理な内容。冒頭からSF的な展開だがとても滑稽で、出てくる男性がことごとくクセの強い残念な男ばかり。映画化したら相当グロいだろうなとドキドキしながらも、最後は不思議としんみりとなった。揺さぶられるなぁ。

嘘吐きウガツの冒険譚

嘘吐きウガツの冒険譚

羊とドラコ

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2017/05/18 (木) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

満足度★★

舞台美術や植田さんの衣装がとても好みで、少しダークなファンタジーにピッタリ。衣装ではPatch「岩窟少年」が、オープニングのダンスはTRUMP Femaleが頭をよぎった。同じ衣装さんで振りは山根千佳さんだろう。好きな要素だらけ!
丹下さん演じるゼンカには終始はよ喋らんかい!とイライラしてしまったw 前作は比較的わかりやすい物語だったけど、今回は各登場人物とのエピソードの積み重ねが「ウガツとは何か」を問う哲学的な寓話のように感じ、オレには難しすぎて終演後にはグッタリと疲れてしまった。

ミロクとホクシン

ミロクとホクシン

NOLCA SOLCA Stage

AI・HALL(兵庫県)

2017/05/19 (金) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

満足度★★

一番驚いたのはmaechangさんがスキンヘッドではなく、悪い宅麻伸さんみたいだったことかな。クライマックスシーン直前のフリーダムタイムは手を叩いて笑った。
物語の設定でどうにも納得いかないところがあって、その後の話が全然入ってこなかったのが残念。

名探偵青島青子-劇場版-

名探偵青島青子-劇場版-

片岡自動車工業

HEP HALL(大阪府)

2017/05/19 (金) ~ 2017/05/22 (月)公演終了

満足度★★★★

ミジンコターボ時代を彷彿とさせるポップな衣装でオープニングのダンスからもう楽しい!男性陣の使い方が文楽の太夫のようで面白い。片岡百萬両さんが書く台詞がとっても独特で好き。

レモンキャンディ

レモンキャンディ

匿名劇壇

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2017/05/18 (木) ~ 2017/05/22 (月)公演終了

満足度★★★★

今回は斜めになった八百屋舞台とは知っていたが想像以上に斜めってて驚く。これまで観た舞台の中で一番の傾斜かも。開演を待つ間に読む当日パンフの福谷さんの長ーいあいさつ文が結構楽しみ。
集められた目的がハッキリしない様々なタイプの男女の乗った宇宙船っぽい物が落下するという謎の多い物語。極限状態でパニック起こすが激突まであと7日という猶予の中で人はどう振る舞うのか。男と女がいれば起こりえる展開もあり、いろいろと興味深い。
科学的にはツッコミどころ満載なんだろうけど、今回メタ要素がほとんどなく、物語の構造的にはとても分かりやすい会話中心の話だが、アイデンティティや道徳観を問われるような内容もあり自分だったらと考えてしまう。福谷さんの書く台詞は面白いわ。
役が役者さんにとてもハマってた。特に福谷圭祐さんの面倒くさい男とか。松原由希子さんの持つ透明感でその役がより不気味にみえたり、iakuからの流れで観てると杉原公輔さんの役にちょっとニヤッとしたり。
東千紗都さんが社会問題を歌った炎上必至なアイドル役。劇中で4曲ほど披露(歌ったのは主に杉原さんだけどw)されたが、あの歌めっちゃ気になって、曲付けてCD出してくれっ!て思った。

海の凹凸

海の凹凸

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2017/09/20 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★

ひとつの事にのめり込みすぎて周囲が見えなくなる気持ちは理解できる。
内容的には水俣病のことよりも組織内のスキャンダルばかり印象に残ってしまった。
戯曲の時代背景の所為か、演出の所為か、すごく古臭く感じてしまった。
特に女性の言葉遣い。

羽生蓮太郎

羽生蓮太郎

劇団Patch

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2017/04/20 (木) ~ 2017/04/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

「れみぜやん」もそうだが、単に原作の設定を昭和の大阪に置き換えてる訳ではなく、今の自分の境遇にそっくりな物語があるがオレはそうはならないぞと足掻くオリジナル作品なので原作知らなくても充分楽しめる。
今回一番良かったのはオフィーリアを重ねた歩野親春役の田中亨さん。原作は女性だが今回は弟になっていて、その設定が「そうきますか!」と実に巧み。兄弟であることが上手く描かれていて、最後の場面では他の末満作品のある場面が思い浮かぶような台詞にグッときた。
ハムレットでの有名な台詞「To be, or not to be」の解釈が面白かった。関西弁だとそうなるかもなってちょっと納得。よく「尼寺へ行け!」と訳される台詞は、オフィーリアを男性に変えたことで「飛田新地へ行け」となったのかな?
序盤の羽生蓮太郎(ハムレット)役の松井勇歩さんと布袋昌吾(ホレイショー)役の藤戸佑飛さんとのやりとりのテンポがとても小気味よく、かなり稽古したんかなって思った。藤戸さん、いい役だったな。
デカいオカン羽生頑子(ガートルード)役の岩崎さんもいることだし、オフィーリアを女装してもよかったのではと思ったけど、あえて男性にしたことで恋愛要素が取り払われて、よりシンプルなお話になったんだろう。愛憎まみえると暗くてややこしくなるし。
日替り出演の蛍原康(フォーティンブラス)役の竹下健人さん、あの演技プランは台本なのか、独自のキャラ設定か気になるw 手下の二人がいい味出してた。パンフにも載ってたが、日替りではあるがゲスト扱いではなく劇団員としてキッチリと出演されていた。他の方のも観てみたかった。
作演推しで観続けてた劇団Patchなので、末満さんが退かれた後は、公演内容によって観に行くか決める。それってイケメン劇団なんて偏見が無くなって、自分の中では他の劇団と同じってこと。皆さんの内外の活動を観てきてそう思った。今後の活動に期待。

ぼくらの90分間戦争

ぼくらの90分間戦争

企画演劇集団ボクラ団義

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/12/27 (水) ~ 2018/01/15 (月)公演終了

満足度★★

ボクラ団義さんの舞台を観劇するのは初めてでした。演者様方の熱演は素晴らしかったのですが、個人的に内容がちょっと…という感じです。ドラマを1本さらっと見た感覚。
沖野さん、竹石さんの焦りや焦燥の演技は良い意味で浮いて見えるほど圧巻でした。

ネタバレBOX

一人一人にスポットを当てすぎて軸はぶれ気味、引っ張っておいて引っ張っておいて結末が安易すぎて軽い。この題の重さ、シリアスさを何故90分で纏めようと思ったのか…。
「結末」があるので伏線や考察をしようがないし、ドラマをさらっと流し見したような感覚です。私は特に好きな演者様がいないので何度も見たいとは思いませんでした。1回で充分すぎるくらいです。
あと好き嫌いかもしれませんが、物語の軸となっているであろう男性の元妻役の方、滑舌が悪く、動きも大袈裟で不自然で毎回この方が喋るたび冷めました。
暗殺者の抱擁

暗殺者の抱擁

Cheeky☆Queens

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2017/04/14 (金) ~ 2017/04/17 (月)公演終了

満足度★★★★

畠山薫さんの暗殺者としか生きる術を知らない切なさ、鳶野皐月さんの愛する人を心から想う健気さ、三原悠里さんの元気さの裏の葛藤、赤松英実さんの父親への憎しみ。ノワール感を醸し出す切ない物語。
畠山さん、鳶野さんが踊るタンゴに魅了される。どちらのダンスにも思わずみとれてしまう。三原さんのYAWARAちゃんばりの背負い投げはお見事。あと、赤松さんの秘書姿のエロさはなんなん!前作とうってかわった悪女役は注目。
植村好宏さんの渋い声は、あの役にぴったり。敵対組織のボス役の上杉逸平さんもこれまたえぇ声!マフィアの描き方がもっと陰湿でもよかったかも。暗殺者の娘さんに「腰にナイフつけたまま表に出て行くのかい!」と心の中でツッコんでおいた。

僕のヘビ母さん

僕のヘビ母さん

突劇金魚

突劇金魚アトリエ(大阪府)

2017/04/01 (土) ~ 2017/04/16 (日)公演終了

満足度★★★★

気づいたら眉間にシワ寄せて観ちゃってました。冷静に事柄を綴っているが、時折ドキリとするような台詞が刺さる。昼と夜では印象が変わるんだろうな。終わった後に会場の裏側がみてみたくてウロウロしてたから、とんだ不審者やったわ。
帰りに薄暗い道でふと前をトボトボと歩く人の姿をみたら、頭が白く丸く大きくて一瞬「へ、ヘビ母さん!?」と思ったら、ヘルメットかぶったおっちゃんだった。劇中、階段上がったところからのぞき込む姿のインパクトが大きすぎて、もう...

このページのQRコードです。

拡大