満足度★★★★
今回は斜めになった八百屋舞台とは知っていたが想像以上に斜めってて驚く。これまで観た舞台の中で一番の傾斜かも。開演を待つ間に読む当日パンフの福谷さんの長ーいあいさつ文が結構楽しみ。
集められた目的がハッキリしない様々なタイプの男女の乗った宇宙船っぽい物が落下するという謎の多い物語。極限状態でパニック起こすが激突まであと7日という猶予の中で人はどう振る舞うのか。男と女がいれば起こりえる展開もあり、いろいろと興味深い。
科学的にはツッコミどころ満載なんだろうけど、今回メタ要素がほとんどなく、物語の構造的にはとても分かりやすい会話中心の話だが、アイデンティティや道徳観を問われるような内容もあり自分だったらと考えてしまう。福谷さんの書く台詞は面白いわ。
役が役者さんにとてもハマってた。特に福谷圭祐さんの面倒くさい男とか。松原由希子さんの持つ透明感でその役がより不気味にみえたり、iakuからの流れで観てると杉原公輔さんの役にちょっとニヤッとしたり。
東千紗都さんが社会問題を歌った炎上必至なアイドル役。劇中で4曲ほど披露(歌ったのは主に杉原さんだけどw)されたが、あの歌めっちゃ気になって、曲付けてCD出してくれっ!て思った。