最新の観てきた!クチコミ一覧

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ぼくらの90分間戦争

ぼくらの90分間戦争

企画演劇集団ボクラ団義

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/12/27 (水) ~ 2018/01/15 (月)公演終了

満足度★★

楽しみにしていただけに残念でした。
役者の差でしょうか。空回りしているような印象。

鳥の火

鳥の火

ロイン機関

TORII HALL(大阪府)

2017/09/08 (金) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

愉快な内容ではないが決して重くならず、観劇後に余韻の残るいい舞台だった。次の公演も観てみたくなった。
匿名劇壇東千紗都さんのツッコミ芝居が、間の取り方が上手くキレがあってめっちゃ好き。

のうみん

のうみん

劇団そとばこまち

近鉄アート館(大阪府)

2017/09/08 (金) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

島原・天草の乱が舞台。天草四郎時貞役の樋口みどりこさんの時折見せる鋭い眼光が、普段のニコニコ顔と落差ありすぎてシビれる。前作の沖田総司同様に今回もとても凛とした良い役どころだが、ラストシーンでは怨念めいたものを感じた。
西村頼子さんの松平信綱の智将っぷりが素敵すぎ。小柄な体から切れ者の空気がビンビン出ててた。新谷佳士さんの宮本武蔵。髭面の風体がいかにも剣豪感を醸し出し迫力満点で、刀さばきが格好良かった。壱劇屋「賊義賊」にも出演されるので、ここでもがっつり殺陣が拝見できるだろうな。

【1期生】キラメキ 2017

【1期生】キラメキ 2017

project真夏の太陽ガールズ

HEP HALL(大阪府)

2017/08/31 (木) ~ 2017/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★

シンクロにかけた中高生たちの熱い青春の物語。末満さんの舞台照明で馴染み深い加藤直子さんの照明が舞台上に光揺らめくプールを出現させ、そこで舞う彼女達の姿はまさしくシンクロだった。かなり鍛えたんだろうな。
主人公がどういう事情を経ればあの鬼コーチに至るのか、実に興味深い。

売り言葉

売り言葉

エレベーター企画/EVKK

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2017/08/25 (金) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

澤井里依さんの一人芝居。凄かった。
高村光太郎の妻・智恵子が売れる言葉で書かれた詩の自分と現実の自分との乖離に苦しめられ狂ってゆく様を描く。口当たりのいい言葉ばかりならべ、結果一方的に価値観を押し付けてる高村光太郎が嫌いになったわ。

STAR☆JACKS act#011「じんない」

STAR☆JACKS act#011「じんない」

STAR☆JACKS

ABCホール (大阪府)

2017/08/24 (木) ~ 2017/08/28 (月)公演終了

満足度★★★★

前回初めて観たときのドヰタイジさんの庄司甚内が印象的だったが、久しぶりに観たドヰ甚内はやっぱしっくりきて格好よかった。亀山貴也さんの高坂甚内がとても似合っていたが、飛燕でこのお二人の役が入れ替わるのは面白い。
前回観た風魔の小太郎が壱劇屋大熊さんだったので、今回の浜口望海さんの小太郎がめちゃめちゃデカくてなんか不思議。
三原悠里さんの禿がホントに幼子のような表情をしてて可愛らしいが、ときに悪態をつくそのギャップが上手い。
兵頭祐香さんの太夫は凛々しくてお美しくて素敵でした。がっつりフル装備での太夫姿も観てみたかった。
今回、デュアルキャストのなかでも鳶沢甚内/菊之丞の組み合わせが面白い。まぁ菊之丞がデュアルの時点でどの役と組んでも面白いんだけど。かなり強烈だった中山貴裕さんの菊之丞、飛燕で演じる鳶沢甚内とのギャップがたまらない。

オシャレ紳士と梅棒のソラノ/カナタノ/セカイ

オシャレ紳士と梅棒のソラノ/カナタノ/セカイ

男衆ver.2.0 おしゃれ紳士

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/12/28 (木) ~ 2017/12/30 (土)公演終了

満足度★★★

あっという間にチケットが完売になる人気公演。
内容も切なくてキュンとするし、パワーもらえるしでとても楽しかった。
そして背筋が美しかったです!

ただし、常連さんの盛り上がりについて行けず
若干置いてけぼりになってしまったことが難点でしょうか。


声にならない

声にならない

空宙空地

津あけぼの座(三重県)

2017/06/24 (土) ~ 2017/06/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

驚いた。いつもは分かりやすく心に響く空宙空地ですが、印象をどう表現すべきか直ぐには言葉が出ない。
こんな表現の仕方があるんだなと目から鱗。

以降はネタバレboxへ

ネタバレBOX


(続き)
ダメダメな弟リョータ。関戸作品にダメ男くんは何度となく出てきたが、子供じみたり偏執的ではあったりしても、…感情や想いはストレートな気がして、割と理解の及ぶ人物像だった。

しかし、この弟に対しては…言ってることが理解できない。

何かに情熱を傾けることもなく、地道に人生・生活の基盤を築くこともなく、大丈夫・辞める・しょうがない…を繰り返す。
情けない無為の果て…自業自得で、素のままでは哀切も浮かばない。

兄マモルは弟リョータが思うほど傑出した人物ではない。無難に生きただけだ。だからこそ、兄への劣等感の果てとも思えない。その上、この芝居で彼の口から「言葉」で発信される想いは…何一つ無かったと感じられました。代弁すらなく、私は微かに困惑していたのが本音です…ラストシーンまでは!

しかしラスト、彼は「兄が甥に傾けた愛情」を甥に語り掛ける。その言葉は稚拙で、おそらく言いたかったことの1%も表現されていないと思うが、…それを何度も何度も何度も語り掛ける。傍からは酔っ払いの態以外の何物でもない。

それなのに、何でこんなに切ない。何でこんなに苦しい。

空宙空地は今まで伝わる言葉で観る人の心を震わせてきた。
今、敢えて「伝わらない言葉」で迫ってきたと思う。想いを表現する語彙を持たない…そもそも自分にも自分の想いが分からない…発散する術を持たずにもがき苦しむ人が主題なのだろうか。

今の関戸さんは明らかに伝える術を持っているけど、同じ苦しみを礎にして今があるのだろうか…なんて想像もしました。
…どんな人にも寄り添う「空宙空地」真骨頂の、また新しい一面でした。

…ここで止めときゃ良いのに各論に発散(笑
今回「役者の多役」がふんだんでしたが、明らかに多役だからこその面白さ。役の切り替えはコミカルで、救いのない本筋の空気を和らげる感じ。
…歳に対する言い訳じみたセリフのメタ感も楽しかった。
一方、序盤で母だった丹羽さんが、そのままの衣装で現れてるのに、セリフ無しでリョータに近づいてくる空気だけで「これは母じゃない…彼女だ…」と伝わってきた瞬間には、役者を観る醍醐味を感じました。
おぐりさんのJC・JKも可愛かった笑。丹羽さんとのジェットストリーム「えんっどーくんっ」アタックはエンドレス動画化希望。

キン肉バスター、メタルテープ、告白の歌テープ発掘、強風下の夢の欠片投てき話…随所のネタも楽しかった。これこそオアシス。(終

追記です。
本筋に戻るけど、冒頭の「リョータの体に投影するタイトル」は単体でも印象的で…すごく意味ありげに響きますが、くだんのラストシーンにも見事に絡み、私の困惑の中に見事に切り込んできて、深い切なさに誘いました。

とても好きな演出です…
アックーノの逆襲

アックーノの逆襲

ナ・ポリプロピレン

「劇」小劇場(東京都)

2017/12/28 (木) ~ 2017/12/30 (土)公演終了

満足度★★★

年末恒例の公演。
今年も沢山笑わせていただきました。
なんにも考えず笑って観られるのも幸せだな。
ご出演の俳優さんたちはベテランの巧者ばかりなので
バカバカしいシーンでもきちんと形になっているのが素晴らしい。
ミュージカル風な場面でもちゃんとハモっていて感心しました。

ティアーズライン

ティアーズライン

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2017/12/15 (金) ~ 2017/12/25 (月)公演終了

満足度★★★

細かい設定とか、ちょっとあれな部分もありましたが、
今回は力業で持って行かれました。
やっぱりキャラメルボックスは圧倒的な祝祭感と多幸感をもたらしてくれるね。
たとえぼっち観劇でも(笑)。
主役級の俳優がこれだけ揃えられるのも凄いことだよね。

ネタバレBOX

東京に土地勘が無いと分かりづらいかもねと思ったんですよ。
明石公演はそのままだよね・・・。
『熱狂』『あの記憶の記録』

『熱狂』『あの記憶の記録』

劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/12/07 (木) ~ 2017/12/19 (火)公演終了

満足度★★★

『あの記憶の記録』観劇。
戦争の爪跡に苦しむ世代と、自衛のための先制攻撃は当然と考える若者。
そして憎しみを糧に国を守ろうとする者。嫌でも今の日本と重ね合わせずにはいられない。
封印していた記憶を呼び覚ました主人公がこの後どうなってしまうのかと想いを馳せる。
そして、あの登場人物の変わりようにも心を突かれた。
ナチスは、ヒトラーは彼に何をして何をしなかったのか。
俳優さんが素晴らしかったのは勿論、椅子を使った演出が秀逸。
椅子が倒れるたびに恐ろしさで身がすくむようだった。

『熱狂』『あの記憶の記録』

『熱狂』『あの記憶の記録』

劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/12/07 (木) ~ 2017/12/19 (火)公演終了

満足度★★★

『熱狂』観劇。
何回か再演を重ねて来ているだけに、すごく厚みのある作品だなぁという印象。
戯曲も俳優も圧倒的。西尾さんがヒトラーというのが最初違和感だったが、
理想に燃えていたはずの政治家が権力に固執していく変化が恐ろしかった。
サンモールスタジオでの見逃を今更後悔

ちゅらと修羅

ちゅらと修羅

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2017/12/07 (木) ~ 2017/12/13 (水)公演終了

満足度★★★

あまりにドストレートで息苦しいほど。
先ずは示される数字たちに圧倒的に打ちのめされる。
薄々感じていた違和感を喉元に突きつけられた感じ。
自身も女性であり、娘を持つ身であれば特にその問題には身が竦む。
大きな視点はなかなか持てないけれど、考えるきっかけやモチベーションにはなったかなと。
生の音響の見事さと沖縄の太陽を思わせる照明、
緑濃い森に複数のモニター映像という美術、どれも印象的でした。
舞台上にトランポリンでパルクール的な動きも面白かった。
風琴工房の作品は情報量が多いのが常で、それを如何に伝えていくかの演出が楽しみのひとつだけれど、
今回は詩森さんの「伝えたい欲」が勝ちすぎていて、若干詰め込みすぎたかなという印象。
まあ、それ故のSF設定はナイスアイデアですね。
どなたかのツイートにあった「クールなドラえもん」は言い得て妙。
個人的にはナビィにいちばん感情移入して観ていました。お母さんだからね。
熊坂理恵子さんの柔らかい雰囲気がとても好きでした。
白井風菜さんのあかりも当に「ちゅら」でした。
佐野さんのセジは狂言回しとして、詩森さんの信頼に充分に答えていたと思います。
台詞の量、質ともに圧巻でした。

空腹者の弁

空腹者の弁

dracom

ウイングフィールド(大阪府)

2017/06/09 (金) ~ 2017/06/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

またしても異文化体験してしまった…
なんと心地よい困惑と笑い…

そして、バラシ初体験(o_o)

ってゆーか、「バラすところまでが観劇だった… 」と言って東海地方の演劇人は信じてくれるだろうか(笑)

そこまでの手練手管がまた素晴らしい

粛々と運針

粛々と運針

iaku

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2017/06/09 (金) ~ 2017/06/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

ああっ、やっぱ横山さんの話は沁みる。
語る誰もが切実で、皆に大切な何かがある。拡がる流れが収束する時、想いが十重二十重に深みを増す。

黄金のコメディフェスティバル2017

黄金のコメディフェスティバル2017

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2017/11/10 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★

Fチーム観劇
MU『やっぱり猫が行方不明』
いつもより若干マイルドでしたね。
基本わたしは古市さんに感情移入して観る事が多いのですが、今回も然り。
ハッピーエンドで本当に良かった(笑)
管理人さんのかき回し具合が絶妙でした。高校球児、ちょっと老けすぎ(爆)

ピヨピヨレボリューション『ボーイ・ミート・ガール!!~凝り性のサンタ、苦労する~』
観客も巻き込んでのライブ型演劇、歌もダンスもキラキラ素敵でした。
季節的にもピッタリで、小さい子供にも受けそうな内容でした。

やっぱり両劇団の振り幅が凄かった。
揃ってのカーテンコールで、キャピキャピと話しを振られた青木さんが、
何の罰ゲームかって感じでメッチャ居心地悪そうだったのがツボでした。
あの乖離した感じが既にMUの芝居みたいだった。

風紋 ~青のはて2017~

風紋 ~青のはて2017~

てがみ座

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★

てがみ座の作品には真摯という言葉がよく似合う。
個人的には宮沢賢治には特に思い入れがないので、
その他の登場人物たちが目に留まったのだが、
先の震災が思い起こされるような状況が切なかった。
其処此処に賢治の言葉が散りばめられた美しい作品でした。

出てこようとしてるトロンプルイユ

出てこようとしてるトロンプルイユ

ヨーロッパ企画

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2017/11/16 (木) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★

仕事帰りに頭使わず笑って観られて楽しかった~!
いったいどうやって終わらせるのかと思っていだけど、そう来たかといった感じ。
これめっちゃ手間とお金かかってないか?流石人気劇団だね。そしてお久しぶりの金丸慎太郎くんでした。

散歩する侵略者

散歩する侵略者

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2017/10/27 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★

展開の意外性とラストシーンの余韻がとても好き。
SFであり、社会派であり、恋愛ものであり、一粒で3度美味しい作品でした。
俳優陣は安定の上手さ。特に内田慈さんがとても良かった。
照明が(わたしには)雪景色にも月の影にも見えて印象的。イキウメにハズレなし。

家族百景

家族百景

七味の一味

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2017/08/04 (金) ~ 2017/08/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

七味まゆ味 新作一人芝居「かかづらふ」
七味さんが登場したときから胸がざわざわし始めて、暗転の度にそのざわざわが大きくなり、終わったときに大きく息を吐いてしまった。とても辛く苦しい気持ちになる家族の話。凄い舞台を観た。

七味の一味 第一回公演「家族百景」
親子三代のとても幸せな気持ちになる物語。悲しいこと、嬉しいことを舞台上の家族と一緒になって泣くことのできたよい舞台だった。
諏訪いつみさんのセーラー服姿や、東千紗都さんの花嫁衣裳を纏った美しい姿が観れたのがよかった。アレで凄む姿もまた面白い。シンプルな舞台セットだけど、今回初めてという七味まゆ味さんの演出はとても自分好みで、もっと他の作品も観てみたい。

同じテーマでも「かかづらふ」と「家族百景」では受ける感情が全く逆で、その落差がものすごいから、日を分けて観てよかった。一人芝居は密度が濃くってかなり尾をひいてどんよりしてしまった。「家族百景」を後に観てよかった。

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