満足度★★★
『あの記憶の記録』観劇。戦争の爪跡に苦しむ世代と、自衛のための先制攻撃は当然と考える若者。そして憎しみを糧に国を守ろうとする者。嫌でも今の日本と重ね合わせずにはいられない。封印していた記憶を呼び覚ました主人公がこの後どうなってしまうのかと想いを馳せる。そして、あの登場人物の変わりようにも心を突かれた。ナチスは、ヒトラーは彼に何をして何をしなかったのか。俳優さんが素晴らしかったのは勿論、椅子を使った演出が秀逸。椅子が倒れるたびに恐ろしさで身がすくむようだった。
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2018/01/05 00:40
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