ちゅらと修羅 公演情報 風琴工房「ちゅらと修羅」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    あまりにドストレートで息苦しいほど。
    先ずは示される数字たちに圧倒的に打ちのめされる。
    薄々感じていた違和感を喉元に突きつけられた感じ。
    自身も女性であり、娘を持つ身であれば特にその問題には身が竦む。
    大きな視点はなかなか持てないけれど、考えるきっかけやモチベーションにはなったかなと。
    生の音響の見事さと沖縄の太陽を思わせる照明、
    緑濃い森に複数のモニター映像という美術、どれも印象的でした。
    舞台上にトランポリンでパルクール的な動きも面白かった。
    風琴工房の作品は情報量が多いのが常で、それを如何に伝えていくかの演出が楽しみのひとつだけれど、
    今回は詩森さんの「伝えたい欲」が勝ちすぎていて、若干詰め込みすぎたかなという印象。
    まあ、それ故のSF設定はナイスアイデアですね。
    どなたかのツイートにあった「クールなドラえもん」は言い得て妙。
    個人的にはナビィにいちばん感情移入して観ていました。お母さんだからね。
    熊坂理恵子さんの柔らかい雰囲気がとても好きでした。
    白井風菜さんのあかりも当に「ちゅら」でした。
    佐野さんのセジは狂言回しとして、詩森さんの信頼に充分に答えていたと思います。
    台詞の量、質ともに圧巻でした。

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    2018/01/05 00:34

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