最新の観てきた!クチコミ一覧

53841-53860件 / 191876件中
midnight fly high

midnight fly high

Artist Unit イカスケ

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2018/03/09 (金) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

久しぶりのイカスケ面白かったです^_^
ストーリーがしっかりとしていて、色々な伏線が繋がっていく後半のたたみかける展開は最後まで惹きつけられます

個性的な役者さんが癖のあるキャラを上手く演じているので思わず笑いが起こる
青木さんはお笑いをやってただけあって笑いのツボを心得てらっしゃるので前説から劇中も面白かった(^^)
やはりストーリーがいいとお芝居は面白くなりますね!

尊厳の仕草は弔いの朝に

尊厳の仕草は弔いの朝に

劇想からまわりえっちゃん

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/03/14 (水) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★

初見の団体。陰と陽の落差が激しい。現代劇のほうが好みだが、西部のほうが特徴が出ていると思われる。客演のmacoが好演。

斬激アベンジャーズ

斬激アベンジャーズ

アクション殺陣教室『たてびと』

AI・HALL(兵庫県)

2019/02/08 (金) ~ 2019/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

アクション殺陣教室『たてびと』さん、10周年おめでとうございます。

「テール財閥が主催するバトルフェスタ!
世界を操ることがてきる『ZERO』の秘密とは」
ワクワクする内容と展開です。

そして…
総勢42名で挑む、952手の殺陣は正に圧巻!

観応え有りまくり!
観ないと損、絶対観ないと、損!
(でも追加公演含め全公演予約完売でしたけど…)

凄かったです。

港に着いた黒んぼ

港に着いた黒んぼ

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

MUSICASA(東京都)

2018/03/13 (火) ~ 2018/03/15 (木)公演終了

満足度★★★★★

小川未明「港に着いた黒んぼ」は盲目で笛がうまい弟と、歌と踊りが得意な姉の二人のお話。

私はフラメンコというとパコ・デ・ルシアや沖仁のギターは聴くが踊りは映画でちらと見るだけである。したがってこの公演のメインである踊りについては何も語るものを持たない。期待していたギターも見せ場はなかった(もちろん快適なリズムを刻んでいたが)。それでは慣れないものを観て、経験値を積み上げるだけだったのかというとそうではない。

場内に響いた笛の音が私の心を鷲掴みにしたのである。音の主は篠笛の武田朋子さん。笛が割れてしまいそうな強く短い音からささやくような音まで自由自在である。踊りとの白熱のバトル、そしてソロ演奏と縦横無尽の大活躍であった。こういう思いもよらない出会いがあるので馴染みのないステージにも出かける価値がある。
それにこのお話のもう一つの要であるヴォーカルの中里眞央さんも素晴らしかった。若く柔らかく安定した歌声に癒された。それらを音楽監督でもある中島千絵さんのピアノ(とコーラス)ががっちりとバックアップしている。
1時間ちょっとの短いステージだったが音楽だけで十分に満足した。

観客の誰も拍手のタイミングを心得ていなかったのは残念だった。絶対何回かはあったと思うのだが、もしかするとフラメンコでは途中の拍手は無しなのか?

「わ。〜死にますか、生きますか、それとも呑みにいきますか。〜」

「わ。〜死にますか、生きますか、それとも呑みにいきますか。〜」

十三クラブ

天満天六・音太小屋(大阪府)

2018/02/02 (金) ~ 2018/02/04 (日)公演終了

満足度★★★★

入念な下調べで選んだ死に場所で…
偶然出会う自殺志望者達。

何とか自殺しようとするが…
招かれざる客が次々と訪れ…

ほっこり笑わせて頂きました。
クラブ活動、定期的にお願いします。

今回、田坂さんは出演されていなかったのは残念ですが…
田坂さんの前説(あの絵を数分で描くなんて…)、終演後のグッズ紹介(煙草を止めたのでライター買えずご免なさい)、楽しかった。

『死にますか、生きますか、それとも呑みにいきますか。』
間違いなく、呑みにいきます。呑兵衛なんで…。

勝ちどきの式

勝ちどきの式

創像工房 in front of.

慶應義塾大学日吉キャンパス塾生会館(神奈川県)

2018/03/09 (金) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

観劇後の感想シートに記入する時間がなかったので初Corich口コミ投稿です。
想像工房の卒業公演の位置づけ公演とのこと。(後から知った)

主人公は罪を犯した男の息子。彼が父親の残した手記を読み、数奇な人生を歩んだ父親の人生を振り返る。 
序盤から中盤まではコミカルで、森見登美彦の小説に出てきそうな、ありそうでないおかしな世界の物語が非常に楽しい時間だった。

クライマックスにつれて父親と息子の心の距離が近づく。同時に演者の感情の高ぶりが会場にまで伝わってきた。
特に田島類役の近藤さん、次郎役の藤本さんの演技は胸に迫るものがあり、めちゃくちゃしびれました。
また部隊だけでなく”会場全体が熱くなる”(本当に室温すらあがっていた気がする)というのを体感したのは初めてでしたし、
よくライブハウスで見えるスモーク(人の熱気が湯気になる)現象をまさか演劇で見れるとは思いませんでした。

父親が作ったありそうでないストーリーのラストを、息子が妻が仲間が作り上げていく様は非常に気持ちよく、まさに「奇をてらった主人公が最後の最後に大団円を起こす」ストーリーで最高の公演でした。

ネタバレBOX

・脚本:★★★★☆
 140分の長編だったが飽きず見ることができてよかった。
 あえて事件性を深ぼらなかったと思うのだが深掘りしてもよかった気はする
 また「花を盗んで焼き鳥を食う」はイメージが湧きづらかった。
 
・演出:
 ラストの一人ひとりが照らされ、田島父に語りかけるシーンの照明
 二人乗りで自転車で駆け抜けるときの般若のシーン
 このあたりの演出が面白かった。

・演技:
 皆さん素晴らしいの一言です。梅ちゃんのキャラが良かった
 隣のクラスのメガネの子はあかされるまで同一人物だと気づかなかった。
 
・舞台:
 最後まで後ろの牢獄みたいなのが何を意味してるのかわからなかった
埋没

埋没

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/04 (日) 14:00

座席1階F列

TRASHMASTERS『埋没』座・高円寺1

今年これまで観劇した作品の中でダントツのお気に入り。
ドキュメンタリーのような重厚な社会派人間ドラマ。
2時間半という上演時間が全く気にならないほど作品の世界に引き込まれました。

地元の人と外の人間との意見が平行線なところがもどかしかった。
辺野古の話題にも触れて「今」にもフォーカスをあてているのは上手いなと思いました。

演技もすごかったなぁ
土佐弁による掛け合いが生々しくて良かった!

ネタバレBOX

最後の子供の遊具の危険性?のくだりだけちょっと浮いた感じがしました。
結末から逆算したような。
地上10センチ

地上10センチ

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/03/08 (木) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/10 (土) 14:00

価格3,000円

まんまとハマる。主人公がしようとしていることに対して「そういうのもアリかもなぁ」と思いつつ同時に疑問も持っている観客の気持ちを見透かしたかのような終盤と幕切れにウギャッとなる。(笑)  そのどちらもベースにあるものは同じだろうし本作の裏主題(送られる者、送る者、それぞれの想い……それは極めて日本的?な考え方かも)かな、とも。
内容的に当然の如く伊丹十三監督の「お葬式」を連想……ってかアレの現代版あるいはニューエイジ版、的な?

アフタートークは何と父娘対談で、秘話などもありつつ、親子ネタに弱い身として時々ホロリ。

そう言えばこの前夜に観た1週遅れの「アンナチュラル」と通ずるものがあり、また、後日観た劇想からまわりえっちゃん「尊厳の仕草は弔いの朝に ~1・2・3ショットマンレイ~」にも通ずるものがあった。

犯人(おまえ)はもう知っている

犯人(おまえ)はもう知っている

Ⓡ360°

中国茶芸館 BLUE-T(東京都)

2018/01/30 (火) ~ 2018/02/05 (月)公演終了

満足度★★★★

東京出張にて、A班を観劇。
観客参加型 サスペンス風コメディ?!との事。

関西の観客参加型 推理モノとすると…
『マキコミシアタ』さん、『P・T企画』さん、たまにされる『G-フォレスタ』さんなど、本格推理志向の公演を思い浮かべますが、

『R360°』さんは、かなりコメディに近い感じでしょうか。

ネタバレであまり言えませんが、色んな枝葉のストリーが同時進行して、とても楽しかった。

推理の方は、洞察力だけではなく、少ない手がかりから、想像力を膨らませないと難しい内容に感じました。
でも正解者が居られたので、決して辿り着けない答えではなかったです。

次回も、出張などの機会と合えば、是非、拝見したい♪

ネタバレBOX

洞察力と論理的思考に基づいた本格的な推理を期待される方は、少し違うかもしれません。

気軽に楽しく拝見しながら、結末にあっと驚き、あ~あ、なるほどな、と膝を打つ。

軽いノリで拝見する公演だと思います。
あるサラリーマンの死

あるサラリーマンの死

タテヨコ企画

Galeri KATAK・KATAK(東京都)

2018/03/07 (水) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

ご近所のスペースでの上演。下駄ばき気分で出かけた。こういう形で小劇場を見るのは珍しい経験だった。狭いスペースの既設の場所をうまく使って奥行きのある舞台を作った美術がうまい。客席三十。1時間45分。この条件の中で、一つの家族の昭和から平成に至る約50年を過去現在をフラッシュバック的に描きながら描くのだからかなり大変で、そこはうまく筋を通している。作演出の横田修ももうかなり長くなってその辺の技術はできている、俳優たちを良く稽古が出来ていて、不便なスペースでこちらも大健闘である。目の前で行われるわけだから、演劇はナマの力、が生きていやでも見てしまう。そこまではご苦労様でいいのだが、芝居の中身は物足りない。群馬の田舎から出てきた青年がいよいよ定年になるという話、と言えば浮かぶようなエピソードが多く、兄弟の葛藤、夫婦の行き違い親族の不協和など、ホームドラマだからこの条件では多くを注文することは酷だが、よくある話によりかかりすぎている。俳優では、主演の西山隆一は張り切りすぎて一本調子が惜しいが筋を通して。あとは舘智子、青木シシャモ、藤谷ミキ、坂口修一、矢内文章は手の内の芝居だろう、安心して見ていられる。ご近所芝居としては観客には楽しい芝居にはなっているのだが、さて、演劇の成果となると、ホームドラマとして新しい視点があるわけでもなく、新しい人間像が出るわけでもなく、社会的なユニークな主張が強いわけでもない。また、まとまりはいいこの芝居をもう少し大きなスペースでやるとしてもせいぜい100までだろう。やってみるという試演の成果もなさそうだ。ここで今しか見られないとすると随分贅沢な経験をしたことになる。

上田ダイゴ×殿村ゆたか(メロンオールスターズ)トークライブ

上田ダイゴ×殿村ゆたか(メロンオールスターズ)トークライブ

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2018/02/14 (水) ~ 2018/02/14 (水)公演終了

満足度★★★★

きゃっぴーさんのぴーはピーマンのピーらしい!!

第10回公演『オールド・フランケンシュタイン』

第10回公演『オールド・フランケンシュタイン』

唐沢俊一ユニット

小劇場 楽園(東京都)

2018/03/14 (水) ~ 2018/03/21 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/15 (木) 19:00

ルナティックなナンセンス・コメディーでした。怪物ではなく、博士のほうがフランケンシュタインとして登場するところがいい。

おかえりのないまち。色のない

おかえりのないまち。色のない

キ上の空論

吉祥寺シアター(東京都)

2018/03/10 (土) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

若くて美しい女優さんをたくさん集め、脚本・演出の名人が素材の特性を十分生かして手早く調理し、最後にあの映画のテイストのソースをかけると一丁できあがり、という感じだろうか。

テーマを突き詰めたとかギリギリの演技をしたとかとは無縁だが、それだけ妙なハイテンションもなく、中々良い具合に仕上がっている。お目当ての女優さんがいるならば文句なく5つ星だろう。

的確な照明の操作によるオーバーラップしながらの場面転換は全体のリズムを崩さず観客の緊張を保つのに十分な効果があった。裏方さんは大変だろうなあ。私はここに+1つ星である。

ルミエールの冒険2018

ルミエールの冒険2018

壱劇屋

門真市民文化会館ルミエールホール・大ホール(大阪府)

2018/03/15 (木) ~ 2018/03/17 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/15 (木)

【怪物チーム】参加しました!岡村圭輔さん、寺本有唯さんに加え湯浅春枝さんにも案内してもらっての冒険でした!このチームは身にまとう衣装が面白いんでより【イベントに参加してる感】を得られるんで得した気分になれますね☆とっても楽しかったです♪

ルミエールの冒険2018

ルミエールの冒険2018

壱劇屋

門真市民文化会館ルミエールホール・大ホール(大阪府)

2018/03/15 (木) ~ 2018/03/17 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/15 (木)

【探検家チーム】参加しました!藤島望さんと銭山伊織さんに案内されての冒険はイベント盛り沢山でめちゃめちゃ楽しかったです♪藤島さんがとっても可愛かったなー\(^o^)/

奴碑訓

奴碑訓

Project Nyx

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2018/03/09 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/14 (水) 14:00

座席1階I列10番

14日午後、東京芸術劇場シアターウエストで上演されたProject Nyx 第18回公演 美女劇「奴婢訓」を観てきた。これは、知人のマルチパーフォーマー・若林美保が出演していた関係からであるが、そのほかにも他劇団公演で注目している役者、例えば傳田圭菜や綾野アリスなど複数が出演していたことも観に行くきっかけとなっている。

この作品は寺山修司の作で、天井桟敷の代表作で知られる。主人不在の館で、女中達25人が交代で主人役を演じるというもの。当然ながら、出演者は女性ばかり(が前提で、例えば寺山のそっくり人形を操る男性も登場したりする)で、舞台装置に負けないくらい女性達の衣装や雰囲気は華やかというか個性的。台詞だけでなく、時にはダンスあり、時には黒色すみれの演奏(ヴァイオリン&歌)あり、そして時には役者が客席に降りて客とやりとりするシーンもあって、途中休憩を挟んでの2時間10分の舞台はあっという間に過ぎ去った。まさに、寺山の世界、美術の宇野の世界、演出の金の世界が満杯の舞台であった。

役者たちの個性と存在感も凄くて、いつもなら印象に残った役者の名前を挙げるのであるが、今回は全員すばらしい。もちろん知人・若林が開演直後に見せた赤ロープと、終演直前に見せた白布を使った空中演技は菅らしかったし、注目していた傳田や綾野の演技も秀逸であった。また、クラシック音楽の使用場面も多く、個人的に舞台に入り込みやすかった。初見参の黒色すみれも印象的な存在。
この公演を一口に言えば、演劇・舞踏・音楽・美術の総合芸術的な内容と言えるだろう。

廃墟

廃墟

ハツビロコウ

シアターシャイン(東京都)

2018/03/13 (火) ~ 2018/03/21 (水)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/03/14 (水) 19:00

価格0円

チケプレをペアでいただきました。ありがとうございました。
感想は遠慮なく書きますのでご了承ください。

久しぶりの阿佐ヶ谷、久しぶりのシアターシャインでした。
入ってみると「こんなに狭かったかな?」と思うほど。席は50席ぐらいでしょうか。

ネタバレBOX

さて本劇は唐突に始まり唐突なところから演者さんが出てきます。
あれはシャインの構造ですよね?セリとは思えませんので収納庫でしょうか。

お話しは終戦してから日本は食料が十分に配給されない日が続き、そして理想と現実がかけ離れ未来の見えない家族の姿を描いていました。
かなり意見と意見がぶつかるドストレイトな会話劇です。

振り返ると「その当時はそういうこともあったろう。たとえ共産主義者が戦争を止められたとしても別の厳しい日本もあったのではないだろうか。いまの日本はあっただろうか」と私にはそう思わせる作品でした。ただし作り手がそういったメッセージを伝えたかったとは思いません。

終盤は怒鳴り合うシーンが多いのですが、役者さんは声を張り上げ過ぎと思います。意見を言い合う力強いシーンは胸打ちますが、小さな劇場では声が大きすぎると台詞も耳に入らず不快になってきます。
これは今回が例外ではなく他の劇団にもみられることです。そういった演出でしょうけど、もう少し台詞がすんなり入りやすいトーンをご考慮いただきたいです。

今回は連れに感想を聞きましたが、ほぼ同じでした。
よかったところも同じ。「あの次男の俳優さんよかったよね」。
声の大きさも丁度良く、演技も非常に見ていて安定していました。お名前は草彅智文さんでよろしいでしょうか。

救いのない終わり方には抵抗はありません。ただもう少し話の流れに「変化」が欲しかったです。
堂々巡りになっていて、話は殆ど進んでいきません。
棟梁の娘、犬小屋にいた男も一瞬の登場だけでなく、その後の展開につながる役目を持ってもよかったのではないでしょうか。

希望を言えばあの家族にひとつの光が欲しかった・・そこから復興日本を想像してみたかったです。
岸 リトラル

岸 リトラル

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2018/02/20 (火) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/09 (金)

このリーディングを聴いて、私の頭では絶対に1回では受け止めきれないだろうな・・と思い、2枚チケットを取りました。正解!

一度目は息子の心理を追い、彼に起こる出来事、登場人物たちに起こった出来事、おかれていた状況に衝撃を受け、圧倒され、打ちひしがれました。

二度目は少し冷静に物語を観ました。そして、一人、一人の心に耳を傾けることが出来き、涙があふれて来ました。

たぶん役者さんたちも回を重ねるごとに、この物語への深みを増していっているのだと思います。

複数回行くと、劇場にも重ねた舞台の熱や空気の匂いが残って濃くなっているのを感じます。



物語は生まれた時に母が亡くなり、悲しみのあまりに旅に出てしまった父・・・・父に遭うことの無かった息子は情事の最中に父の死を知らされる。父の遺体を引き取り、母のそばに埋葬したいと考えたが、母の兄弟たちに猛反対を受ける。母の死を死なせたのは父だと言うのだ。体が弱く、医者に止められたのに無理に子供を産ませたと。

息子は父を遠く離れた彼のふるさとに葬ろうと考え、彼の死体を背負い旅に出た。遠い中東の国へ(レバノンと思われます)。

しかし、その地は紛争のため多くの人が死に、もう遺体を埋める場所が無かった。歌う女としかるべき場所を探しに旅に出る息子・・・・荒れ果てたその地で、出会う人々は荒廃し、若者たちは苦しみを抱えていた。心に深い傷を抱いた若者たちと海を目指す息子・・・・彼らがそこで手にするものは・・・・・。



息子ウィルフリード(亀田佳明)の寂しい子ども時代に彼を慰め力づけた空想の騎士(大谷亮介)の存在、次々と起こる非日常な出来事を創作のように感じる彼の感覚の撮影クルーの存在、そして、遺体であるはずの父との会話で、ウィルフリードの心の空虚や混乱を目で見ることができました。

遺品の鞄の中から出てきた出されなかった自分宛の手紙は彼の時間の空白と父の心の空白と重なり、受け取れなかった愛、伝えられなかった愛の深さに苦しくなり、彼が父を背負う意味を見ました。



亀田ウィルフリードの孤独と繊細さ、岡本パパの孤独と不器用な生き方と愛の深さ、生きているうちに会えたら、どんなに良かったか・・・と涙しました。

岡本さんがラスト、若者たちの父親代わりに彼らの苦痛に癒しを与える場面は、本当に深くて暖かな父親の愛情があふれていて、こちらも癒されました。



役者さんは主役二人を除いて、皆さん複数の役を演じました。

それぞれに難しい役でしたが、素晴らしかったです。

中でも大谷亮介さんの騎士の邪気の無い目は、彼の夢の中の存在そのものでした。

佐川和正さんの演じわけはお見事で、その場、その場にインパクトがあり、それでいて、その場に見事になじむ・・・素晴らしい!!!ハキムの傲慢さの中にある哀しさ、彼の話には身の毛がよだちました。サベの笑顔に隠された悲しい過去を語る場面では、涙が止まりませんでした。



大人たちが起こす争いの代償は、未来の大人となる子どもたちが背負わなければ行けない・・・と、痛感する物語でした。

でも、結構ユーモアに富んだ会話があり、会場に笑いもおきます。だからこそ、この物語の重みが伝わるのかも・・とも思いました。



とてもすごい、素晴らしい舞台でした。

ありがとうございました。



作・ワジディ・ムワワド

翻訳・藤井慎太郎

演出・上村聡史

出演・岡村健一 、亀田佳明、大谷亮介、中嶋朋子、小柳友

佐川和正、鈴木勝大、栗田桃子

物の所有を学ぶ庭

物の所有を学ぶ庭

The end of company ジエン社

北千住BUoY(東京都)

2018/02/28 (水) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

なんか論理回路が舞台上に散らばっているかのようで、台詞や役者の動きが入力信号となり演算された思考が舞台上に表現されていくような感覚
観ているこっちも思索して、それはまるで数式の解法を求めている時のような楽しさで、心の同期がたまらなかった
考えて見るとこれは「知っている」を無くしてみる舞台
名前や命の意味を知らなくてもそれ自体を認識するのと同じで、繋がっているのかわからない言葉や場面を、観客は認識として無理やり頭の中で繋げようとする
演劇は触れないから結局この作品を知らずに帰って、心の中で認識として結合し作品として咀嚼する。そんな作品

おとうふコーヒー

おとうふコーヒー

劇団銅鑼

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2018/03/09 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/14 (水) 19:00

 劇団銅鑼が、風琴工房改め Serial Number の主宰・詩森ろばの、図らずも芸術選奨新人賞を受賞後最初の戯曲を、元グリングの青木豪が演出して上演する。理想の介護を目指す特養ホームを舞台に、認知症の老婆の最後を看取ろうとする関係者の群像劇。詩森らしく、時間軸を動かしながら、状況を説明する技は冴えているし、社会的な話題をしっかりと扱いつつ、エンターテインメントの要素を抜いていない。青木の演出も、ある種淡々と戯曲を演じる方向を目指しているように思え、歴史ある劇団の底力を見た印象である。
 なお、終演後に詩森と青木のアフタートークがあったのだが、忙しくて聞くことができなかった。どんな話が出たのか気になる。
 また、劇中でFtMの性同一性障害の孫役を演じる俳優が、本当に性同一性障害だというのを今朝の朝日で読んで、ちょっとばかりビックリした。

このページのQRコードです。

拡大