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「赤ペン先輩」/「月と首長竜」

「赤ペン先輩」/「月と首長竜」

劇団六風館

大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)

2025/05/10 (土) ~ 2025/05/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

やはり六風館
時短でリーディングも良かったです!
次回も期待してます😊

『ドン・キホーテ・・・狂気を演じ続けて・・・』

『ドン・キホーテ・・・狂気を演じ続けて・・・』

劇団クセックACT

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2025/05/02 (金) ~ 2025/05/05 (月)公演終了

実演鑑賞

1人で語ってる部分がほとんどで................難しい。

『ドン・キホーテ・・・狂気を演じ続けて・・・』

『ドン・キホーテ・・・狂気を演じ続けて・・・』

劇団クセックACT

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2025/05/02 (金) ~ 2025/05/05 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

いろんな場面で気になる事(例えばシ-ソ-に乗って会話している時、バランスを崩しそうだなとか、数人で同じ台詞を言っている時、揃って無くて聞き取り難い、女性達が一斉に足を上げてその姿勢を永く保っている時は、腹筋が凄いなとか)で内容が理解不能でした。

「赤ペン先輩」/「月と首長竜」

「赤ペン先輩」/「月と首長竜」

劇団六風館

大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)

2025/05/10 (土) ~ 2025/05/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

六風館さん久しぶりに観劇しました☆オムニバス形式ですがトータル的に面白かったです!無料で拝見出来るのが申し訳ないくらいの素晴らしい公演でした\(^o^)/

ボニー&クライド

ボニー&クライド

東宝

博多座(福岡県)

2025/05/04 (日) ~ 2025/05/05 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2025/05/04 (日) 18:00

■【舞台写真】ミュージカル『ボニー&クライド』本日初日開幕!
https://horipro-stage.jp/special/bonnieandclyde20250310/

キャスト:
クライド・バロウ:矢崎 広
ボニー・パーカー:海乃美月
テッド:太田将熙

 言わずと知れたアメリカン・ニューシネマの名作『俺たちに明日はない』(原題:BONNIE&CLYDE)のミュージカル舞台化。
 ではあるが、往年の名画も未見という若い観客も多い現代日本においては、ボニーとクライドのカップル・ギャングが、当時のアメリカでなぜヒーロー扱いされ、銀行強盗を繰り返すたびに喝采を浴びていたか、その理由が今ひとつピンと来ないのではないかと思う。
 劇中でもクライド・バロウが自分たちの行動を「アメリカン・ドリームだ!」と叫ぶシーンがあったが、実際には彼らが活躍した1930年代、開拓時代はとっくの昔に終わっていて、勝ち組と負け組の格差は歴然としており、「成り上がり」としてのアメリカン・ドリームは望むべくもなかった。
 その「勝ち組」と「負け組」の差にしたところで、元々は同じ「開拓者」だったわけで、一方が「うまくやってのけた」のに対して「やり損ねた」側の人間は、言いがかりに近いやっかみを持つようになるわけである。「銀行」という「搾取する側」ばかりを狙うバロウギャング団が、時代のヒーローとなっていったのには、「虐げられた人々」の暗い願望を満たしてくれるカタルシスがあったからだと言える。
 『俺たちに明日はない』が評価を受けたのは、ボニーとクライドを過剰にヒーロー扱いせず、ごく小さな幸せを願っていた個々の人間として捉え直した点にある。
 クライドはビリー・ザ・キッドに憧れてはいたが、最初から犯罪に走るつもりだったわけではない。小さな罪に対する過剰な罰、その理不尽さに対する憤りが彼の暴走を誘った。ボニーに至っては女優クララ・ボウに憧れる平凡な主婦にすぎない。それがバロウギャング団の中核となるとは運命のいたずらとしか言いようがない。
 はっきりと断言できることは、ほんの些細な躓きさえなければ、彼らはごく平凡な一生を終えていたであろうということだ。クライドは酒場の下働きで、ボニーは別れた夫とよりを戻して、普通に老境を迎えていただろう。
 しかし、侵略と支配、不正と欺瞞の上に成立したアメリカという国は、ボニーとクライドのような「負け組」の人々の犠牲を強いることを厭わなかった。がんじがらめの不自由を意識した時、そこからの脱却を図らない者がいるだろうか? たとえそれが「犯罪」という手段であったとしてもだ。
 強盗、殺人を繰り返すそのさなかにあっても、彼らが望んでいたのはささやかな幸せでしかなかった。それが切ない。そしてその幸せすら奪われてしまう悲劇。何か一つ、道を間違えれば、我々だって同じ道を辿りかねない。実際、闇バイトで強盗を繰り返すような人間が、ごく普通の青少年だったってこと、現代ではよくあることじゃないかな?
 誰もが「負け組」に成り果てた現代において、ボニーとクライドはもはやヒーローではない。明日の我々自身の姿なのだ。

ネタバレBOX

 気のいい隣人が実はとんでもない犯罪者だった、なんてことが現実にあり得る現代、ボニーとクライドの物語を再構成することの意義は高いように思われる。
 その割にボニーにもクライドにもあまり共感を覚えないのはなぜだろうか。基本、ミュージカルはファンタジーであって、感情を歌い上げるキャラクターに対して、一歩引いて見てしまう観客も多いと思われる。
 しかしそれでも『俺たちに明日はない』では名曲『雨に濡れても』が流れるシーンで、つかの間の幸せに戯れる二人の姿に涙を誘われたものだったが、今回のミュージカル版は、はっきり言って「歌い過ぎ」であった。舞台上の二人だけが盛り上がっていて、観客は置いてきぼりって感じが強くてねえ。
 これは俳優たちの問題だけとは言えないだろう。曲想が本作のキャラクターたちと合っていないのである。『雨に濡れても』が使えなかったのは版権の関係で仕方なかったのだろうが、テーマ曲を『雨に濡れても』っぽくして二人のダンスで見せるシーンなどは、かえって他のシーンとの違和感が生じていて、「浮いて」しまっている。いや、もうミュージカルにこだわらなくて、ストレートプレイで演じてくれたほうが良かったのではなかろうか。
 史実のクライドはゲイだったという説があるが、映画では、ボニーを愛そうとしても愛せない、切なさを感じさせるシーンもある。舞台ではボニーとクライドは終始いちゃつき過ぎである。愛し合えない二人が、それでも行動を共にする、共にせざるを得ない葛藤が、映画の肝でもあったのに、舞台はなぜこの重大なシークエンスをカットしたのだろうか。
 やっぱり無理にミュージカルにしなくても……と、結論はそこに落ち着いちゃうのだね。

●ミュージカル『ボニー&クライド』PV(舞台映像:Ver.)
https://youtu.be/oEVgyY6KuDQ?si=FGP9EqVsRy74kfRw
六道追分(ろくどうおいわけ)~第二期~

六道追分(ろくどうおいわけ)~第二期~

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/04/30 (水) ~ 2025/05/11 (日)公演終了

実演鑑賞

キャストを替えながら8月までやり抜く気合の企画。その企画の軸に申し分ない演目でもあろうと期待を抱きつつ、最近興味を寄せ始めていた一座を鑑賞した。
少し前置きすれば・・時代物、と言えば濃淡は異なれど(恐らく歌舞伎を源流とする)あるイデア的な型が比較的濃く流れており、啖呵と見栄と笑いを紡いで固有のリズムを醸すあのノリが、自己目的化せず手段に徹して用いられているかは、リアリズム寄りの自分が気にする所である。さて本作。見込み通り?的確な演技と動線、役者を魅せるべく仕上げられたタイトな舞台であった。
歌舞伎が扱う物語、そして歌舞伎という芸能自体が、身分制度の中でままならぬ人間の自由を謳う反骨にあると(類型的ではあるが)認識しているが、本作はモチーフ(義賊)からして反骨であり、今の世の為政者を刺す台詞も何気に散りばめられている。肯うを快しとしない滅びの美学が物語の定型として本作にもあるが、滅びを踏み越えて行く先へ視線が強く注がれ、十分納得の内に幕を閉じた。
負けを認めるようだが(なんて言い方しなくても良いのだが)、別の回も観たくなった。
(第二期「龍」組鑑賞)

『パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。』再々演ツアー2025

『パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。』再々演ツアー2025

趣向

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2025/05/09 (金) ~ 2025/05/11 (日)公演終了

実演鑑賞

生の伴奏、数々の歌、繊細な描写。
観終わった後に、椅子から立ち上がるのが一苦労(余韻にやられて)ってのは、今年二回目。
ただ、絶賛もおすすめも、あえてしたくない……とゆうか。そういう評価するみたいなのが似合わない芝居だと思った。
強制力じゃなくて、自然な形で、出会って欲しい芝居とゆうか。

ネタバレBOX

物語の構造が意外とミステリー的でして。
まず、目の前の集まりがなんなのか。
そして、最後に一つの事実が……っていう。
そこが見どころじゃないけど、効果的でした。
ソファー

ソファー

小松台東

ザ・スズナリ(東京都)

2025/05/10 (土) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

松本哲也氏の作劇スタイルが何となく掴めた。多重奏。通奏低音から始まり、弦楽器を重ね、更に管楽器を合わせていく。ゆっくりとした立ち上がりに観客はじれるが曲のフォーマットが定まった時、それを破壊する不意の来客の訪問。この展開がどっと受けるとここからは思うがまま、自由自在に観客を操れる。作者であり登場人物でもある松本哲也氏は自身で作品にメタ的なツッコミを入れまくる。この物語が何を象ろうとしているのかを自分自身で確かめるように。

舞台は宮崎県の実家、6人掛けの立派なソファー。父(佐藤達)が母(江間直子さん)にねだられて無理して買ったもの。母は夜の店に勤めて段々帰って来なくなった。映画監督を夢見て上京した長男(松本哲也氏)、次男(今村裕次郎氏)は若い奥さん(道本成美さん)と再婚、長女(山下真琴さん)は今里真氏と結婚。父が亡くなり実家の処分が決まる。長女は家族全員を呼び集める。どうしても会って話したいと。

是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

MVPは道本成美さん。彼女の登場から明らかに空気は変わった。成程、こういう方法論があるのか。骨肉相食むどろどろのどうしようもない話にホームズやトム・ソーヤーが登場してきた時のような爽快感。まあ何とかなるかも知れん!女流棋士高橋和の若い頃みたいでえらく可愛い。松本哲也氏がおもむろに「彼氏とかいるの?」とメタ的に聞くシーンが全てを物語る。(役柄的には弟の新妻なのだから全くの的外れなのだが)。

江間直子さんは原田美枝子と大竹しのぶをフュージョンさせたようなキャラ。これぞ日本の女優感。
瓜生和成氏は珍しい役柄。贅沢な使い方。
今村裕次郎氏が車を動かそうとソファーを立ち、財布の入ったセカンドバッグに手を伸ばす。妻を見て「置いとくか」と行きかけるが松本哲也氏を見てやっぱり持って出て行く。このちょっとした一連の動きだけで人間関係が伝わる巧さ。

作品の骨格は阿佐ヶ谷スパイダース『老いと建築』ではないか。オマージュとしての本歌取、詠み替えだと睨んだ。

観劇通の玄人が味わう渋い作品。こういうのを普通に楽しめるようになった自分に驚いた。ラストはソファーの見ている夢か。
花いちもんめ

花いちもんめ

劇団川口圭子

OFF・OFFシアター(東京都)

2025/05/08 (木) ~ 2025/05/12 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

一人芝居にとてもひきつけられました。重い内容、胸に迫る勢いが有りました。これからも忘れずに考えていかなければいけないと感じました。良いお芝居でした。

六道追分(ろくどうおいわけ)~第二期~

六道追分(ろくどうおいわけ)~第二期~

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/04/30 (水) ~ 2025/05/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

時代劇はあまり、観ないのですが華やかでとても良かったです。分かり易い内容でダンスも良かったです。続編も期待大ですね!

六道追分(ろくどうおいわけ)~第二期~

六道追分(ろくどうおいわけ)~第二期~

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/04/30 (水) ~ 2025/05/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

開演前から女性客が多いなぁと思っていましたが、納得の眼福でした。
艶やかで粋な人々がテンポ良くどんどん進んでいくストーリー、途中に入るダンスに魅入られているとラストは切なく・・・
前方で見たので迫力が凄かったです。

花いちもんめ

花いちもんめ

劇団川口圭子

OFF・OFFシアター(東京都)

2025/05/08 (木) ~ 2025/05/12 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/05/08 (木) 19:00

戦争がもたらす悲劇を痛烈に感じました。これまでアジアの反日感情という言葉は知っていても、あまり理解してませんでしたが、今回の演劇で少し実感することができました。また、その日の食べ物に苦労する世界、今当たり前に食べられることの有難さを実感しました。
主人公の母親(鈴)は、収容所生活を辛うじて生き抜いていきますが、下の息子が病気になった時、上の娘を養女に出すことを決めます。別れの挨拶もできず黙って去る鈴。娘も売られることを分かっていたことを知り、鈴はさらにショックを受けます。その後、成人して家庭を持った娘が母親探しに日本へやってきまが、鈴は名乗りでませんでした。
娘のためになぜ名乗り出て会わないのかと疑問に感じましたが、鈴がラストシーンに「乞食巡礼」という言葉を口にしたとき、この人はもう死出の旅に出ているということが分かり、言葉に表せない気持ちになりました。
現代もどこかで戦争は起き、肉親や同朋を失う人々がたくさんいます。鈴の孤独は舞台の上だけではなく、現実に起こりうる出来事であることを忘れてはいけないと思いました。

ソファー

ソファー

小松台東

ザ・スズナリ(東京都)

2025/05/10 (土) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/05/10 (土) 19:00

110分。休憩なし。

「この話、したっけ?」令和!太鼓判の巻

「この話、したっけ?」令和!太鼓判の巻

劇団伽羅倶梨

KARAKURIスタジオ(大阪府)

2025/05/09 (金) ~ 2025/05/12 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

45周年おめでとう🎉
ほっこり出来ました!
これからも観客をほっこりさせる演劇をお願いいたします🙇

二都物語

二都物語

東宝

明治座(東京都)

2025/05/07 (水) ~ 2025/05/31 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

知人に誘われて拝見。場所が明治座と聞かされて、えっ?と思ったのだが、帝劇が建て替えで休館中だった。そういえばこの前の『屋根の上のヴァイオリン弾き』東京公演も明治座だもんなあ。12年前の帝劇での日本初演は未見。ディケンズの原作はかなり前に読んだきりだが、舞台はさすがに駆け足気味の展開。井上芳雄がやはりよかった。

ネタバレBOX

このミュージカル、ルーシーにもいい曲があるので、好みと言われればそれまでだが、潤花の歌唱には物足りなさも。
みんな黙ろう未来のためだよ。東京公演

みんな黙ろう未来のためだよ。東京公演

カンムリプロデュース

みらいスペース市ヶ谷 会議室(東京都)

2025/05/10 (土) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/05/10 (土) 18:00

楽しい会を観劇しました。
シチュエーションも、展開される内容も面白かった。

ネタバレBOX

開場したと同時に、会議室にキャストがいて、観劇している気分だった。
想像の犠牲

想像の犠牲

Dr. Holiday Laboratory

吉祥寺シアター(東京都)

2025/05/03 (土) ~ 2025/05/05 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「創作を批評的に描く試み」

 ソ連の映画監督アンドレイ・タルコフスキーが最後に監督した『サクリファイス』を参照し、創作過程で起きる人間模様を虚構と現実を交えながら描いた意欲作である。

ネタバレBOX

 アメリカで暮らしている演出家の過去作に出演していた元俳優の土井(油井文寧)と西川(石川朝日)は、『サクリファイス』を鑑賞した演出家が創作した新作戯曲『想像の犠牲』の上演を企画する。稽古場に加藤(佐藤駿)と友人の高木(田崎小春)、ロベール(ロビン・マナバット)が集ったはいいものの、結局本作は上演中止となってしまった。その過程を時系列ではなく現在の時点から振り返りつつ、ランダムに再現して描きながら、メンバーが客席に向けて逐一注釈を加えるというスタイルで劇が進行していく。

 各登場人物たちが座組の面々に意見し合う様子を淡々と、手の動きと軽やかな足取りで紡いでいく身体性は、静けさのなかに激情がトグロを巻く独特のものである。俳優のミニマムな芝居が吉祥寺シアターの空間に負けてしまうきらいはあったが、棒読みのような台詞と表情の薄さは観客一人ひとりにさまざまな憶測を呼んだことと思う。『サクリファイス』への言及もとより石原吉郎の詩の引用が入るなど、稽古場にフィクションが入り込んでじょじょに出演者が取り憑かれていく様子に見応えがあった。強い集中を要する作品であり果たしていま自分はなにを観ているのかという気持ちにもたびたびなったが、作品全体を通した風通しのよい含味は独特のものである。ただラストで出演者が追いかけっこをして互いを車椅子に乗せようとする描写など、やや間延びしている箇所を端折ったほうがよいようにも感じた。
花いちもんめ

花いちもんめ

劇団川口圭子

OFF・OFFシアター(東京都)

2025/05/08 (木) ~ 2025/05/12 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

一人の女性の壮絶な半生期を
一人芝居見事に演じきってた
約65分の作品
結構 心に刺さりました

ネタバレBOX

四国お遍路をしているところ
誰かにつけられてると
駆け込んでくる女性が一息ついて
自らの半生を一人語りする形でした

最初は夢の国 満州の首都ハルビンにて
素晴らしく優雅な生活をしていたと語るも
あまりの虚飾に自らが本当の事を述べ
川を挟んでソ連のトーチカの見える
開拓村での生活から日本の敗戦により
ハルビンまでの行軍で現地民の方位
ソ連兵の略奪から暴行により
辱めを受けた女性らの自決の話から
やっとたどり着いたハルビン収容所の
とても厳しい生活にて遂に子供を売り
身も心もボロボロになりながらも帰国し
置いてきた娘が実母である自分を探しに
日本に来ても捨てた娘に会えるはずもなく
お遍路しているが
それでも気になり中国残留邦人のニュースを
ラジオで聞いていた悲しい行動を
見事に演じきっていました

タイトルの回収は
売られることが解っていても
明るく母と雪の降るクリスマに
歩いていた時に母娘共に歌った
曲なのでありました

ロシアと名が変わっても
やる事が同じ国だよなぁと
未亡人襲うために壁を戦車で破壊して
家に侵入したり 金品略奪したり
現代のウクライナでやってるし
迂回しようとした車を急旋回して
踏み潰す映像も見たしなぁ

チフスにかかった息子に
満足な治療もできず
せめてクリスマにケーキを食べさせたく
娘を売るも 実は娘は売られることを
理解していて 救おうとした息子も
結局病にて亡くなりと
底が抜けたような悲劇の積み重ねが
何とも心に強く刺さりました

効果音とか雪の降るギミックとかも
いろいろ工夫されていました
寿歌

寿歌

いいいのいー

アトリエ第Q藝術(東京都)

2025/04/08 (火) ~ 2025/04/13 (日)公演終了

実演鑑賞

1979年初演の名作戯曲と呼ばれるものの一つ。私は 96年のプロジェクトナビ版、 99年のブリキの自発団版、 04年の横浜演劇計画版 を観ていて、20年ぶり。80分ほど。平均年齢70歳のキャストで、4月13日までアトリエ第Q藝術。

https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/05/post-ab6bd6.html

花いちもんめ

花いちもんめ

劇団川口圭子

OFF・OFFシアター(東京都)

2025/05/08 (木) ~ 2025/05/12 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

下北沢の玄関口OFFOFFでこの趣の公演は珍しいのでは。予習無しで観劇したがこういう題材のこんな作品があったとは不勉強であった。見れば宮本研脚本、初演が1982年。そして結構な頻度でしかもプロアマ問わず地域を問わず演じられている・・。

題材はズバリ中国残留孤児。テレビがこの話題を伝えていたのを微かに覚えているが、第一次帰国が1981年即ち本作初演の前年、以後90年代まで続いた帰国事業。
戦後36年、今に置き換えると阪神大震災・オウム事件が30年前。当時は既に戦争は遠くなりにけり、経済成長を経てオイルショック、低成長安定期に入り、バブル前夜。既にYMOがデビュー、ジャパンアズナンバーワンと言われる海外進出が始まる頃か。中国は中国で、建国後の比較的明るい時代から暗黒の文化大革命を潜り、ようやくこの問題に手が付けられる時代を迎えた・・。
残留孤児の大半が満州からの逃亡の途上での行き別れや、赤子を現地人に預ける形での離別と言われ、時代を超えて戦争の記憶を蘇らせる存在が出現した、といった衝撃的な出来事だったのだろう。
宮本研はこの題材を、お遍路の旅を行く女性に、供養という事に繋げて過去の体験を語り出す一人芝居にした。この形式が効果的である。無論一人芝居の難しさもある。語る出来事と当人の距離感、微妙な感情の揺れ・・記憶を幾度となく反芻し、湧き出す感情と付き合い、己の行為について自問し、弁明し、意味を問うて来て、お遍路という一つの「行動」でしか処し得ないその問題が、どう語られるのか。・・演じる人それぞれの形がありそうだ。今回のがどうだったとは(比較対象もないので)評しにくいが、川口圭子氏は想像以上の「妙齢」、持ち前の本人キャラだろうか?裏表のなさ・闊達さを滲ませ、OFFOFFの間近な距離の観客の目に身を晒し、引き付けていた。

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