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死ぬか生きるか!

死ぬか生きるか!

オルテ企画/アミューズ/アタリ・パフォーマンス

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2018/02/01 (木) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/02/18 (日) 13:30

座席1階17列17番

80歳超えの本題の伊東四朗さん、芝居やドラマならばまだまだご活躍いただけるだろうと
信じていますが、生コントとなると、、、、
と心配して来場された方が多かったようです。
よって、会場は大盛況。一瞬観劇を迷ったのですが、すぐに決断してよかったよかった。

千秋楽ということもあって、失礼ながらやはり疲れは隠せませんでした。
かなり声が出にくくなっていて、(カーテンコールで三宅さんがばらしていましたが)セリフ忘れも多いようでした。
まあ、そこはアドリブで双方おぎなっていたようです。

構成としては、次男の伊藤 貴明さんがコントの幕間に、写真で四郎さんのバイオグラフィーを紹介して、計5本のコントを披露してくれました。
劇団員の皆さんの伊東さんの思い出話は、今一つだったかな。でも、この話は毎回同じなのだろうか。(でも、こういうことやるから、ラストステージ感がまんさいになっちゃうんだけれど)

猟師の話が、一番ナンセンスというかシュールというか面白かったかな。

とにもかくにも、伊東四朗さんを堪能できた2時間でした。
三宅裕司さんの企画、舞台上でのフォローにも、観客として深く感謝いたします。
お2人ともありがとうございました。

ネタバレBOX

ただ、テレビと勘違いしているのか、観客マナーはかなりひどかったですね。
遅れてくるのが多いし、後列への配慮がない動き、係員への無茶な注文とか。
ちょっと、いらだっちゃいました。
舞台『想咲の結』(そらのむすび)

舞台『想咲の結』(そらのむすび)

ヒエロマネジメント

ウッディシアター中目黒(東京都)

2018/02/20 (火) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★

 娘2人、息子1人の5人家族。父は工場勤めの工員でいつも作業着を着ていて授業参観でもこの服装で来るので娘は恥ずかしくて堪らない。(追記2018.2.24)

ネタバレBOX

おまけに運動会では、大声で応援団式のエールを送るのだ。姉の優花は成績も良く、しっかり者だが心臓が悪い。何時も姉と比較される次女・志織は矢鱈と反発、長男でサッカー好きの浩介も距離を置いている。思春期の難しい子供達を抱えた母は、何かと口やかましい。父はそんな母の気持ちと子供達の間に立って、わりに呑気な風を装っているが、家族思いの優しい父である。こんな、どこにでもありそうな一家に訪れた姉、妹の尖鋭な対立。弟の問題行動、母の癌死を通して家族の絆、再生が描かれる。
 さて優花は、大学を諦めて就職した。自分の医療費が家計を圧迫してきたこと、弟妹の進学を考えるなら自分が働いて少しでも彼らの将来の為に軍資金を調達しておきたいことなどである。更に母はとても大切なことを亡くなる前に話していた。それは、優花は、血の繋がりが無い子であるということだった。父には、絶対内緒と言われていたことだが、志織の反発や浩介がサッカーを止めて荒れていたのは、単に自分が花形選手ではなく、そう言う事が分かったら、自分の居場所も失くして暴れていたのだと悟る。そして改めて顧問に再入部を申請した。
 一方優花は、心臓ドナーが現れる可能性の低いこと、求婚者の父が主治医で医者として何時発作を起こして死ぬことになるか分からない娘を、それがどんなに良い子であっても息子の嫁としては迎えられないと強行に反対されたことから、愛する者の為に身を引く決意をするが、工員である「父」が主治医に命を張って懇願した為、もし育ててくれた父に何かあった場合、ドナーとして彼の心臓を移植するという約束をしており、交通事故で亡くなった為、父の心臓を移植、適合性は高いだろうと判断されていた通りであった為、オペは成功、目出度く求婚者の求めに応じることになるという結末。
 牽強付会だとの批判もあるかも知れないが、人間関係の基本にある不信とそれを解きほぐす恐らく唯一の感情である愛情を描き、涙を誘う作品である。
卒業式、実行

卒業式、実行

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2018/02/17 (土) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

「屁理屈シチュエーションコメディ」と言うのですね。多くの登場人物がごちゃごちゃ理屈をこねたり議論をするコメディ。主宰の冨坂氏の母校、千葉県立国府台高校を題材にした作品。代表作の『ナイゲン』の再来。『ナイゲン』では、開演前に「文化祭実行委員会資料」が配られましたが、今日は「卒業式 式次第」が配られました。それも学校側と生徒側の二通りの物。いや、芸が細かい。

「卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱問題」、公立学校では、以前はよく議論された問題でした。若い人には一度は学んでほしいテーマです。そして、もし『君が代』を歌うとすれば、「♪さざれ石の」のフレーズで、「さざれ」で息継ぎをしないでほしいといつも聞くときに思ってしまいます。蛇足でした。

生徒が運営する文化祭実行委員会はどこの学校でもあるのですが、卒業式実行委員会って、実際にある学校もあるのですね。「全校生徒で決めた案の通りに準備する」、国府台高校は生徒の自治活動を大切にする素晴らしい学校なのです。いや、でしたかな? 勿論、このコメディは実際にあった国旗国歌問題を元にした作り話です。『ナイゲン』同様、個性溢れる様々な登場人物が面白い。最後までどんな結論になるかが見通せません。緊迫します。でも最後は上手いまとめ方でした。演劇によっては、若い観客と笑いのタイミングが合わない場合が私にはよくありますが、今日は若者と一緒に大いに笑えました。

喜歌劇『天国と地獄』

喜歌劇『天国と地獄』

オペラシアターこんにゃく座

俳優座劇場(東京都)

2018/02/08 (木) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

満足度★★★

極彩色の絵画から抜け出してきたようなユリディスとオルフェの、色違いでお揃いの衣裳が好き。天国は白と金、地獄は黒と赤、どちらも色数が少なくてユリディス&オルフェと比べるとモノトーンみたい。

ネタバレBOX

(ネタバレでなはいのですが、関係ない話をちょっと挟むので…)
美少年をあらわす言葉として「白い耳」を使ったりするのですが、ここでの「白」って人間味の無さ、人形のような作り物の、みたいな意味だと思ってるんだなーわたしと最近気付いて。それと対になる「赤い耳」てのは、美少女に相応しい言葉だなということにも気付いて。
「赤い耳」というのは、例えば照れたりだとか、寒かったりだとかして、とにかく血の色の「赤」なのですよね。「白」が人間味の無さをあらわすのだとすれば「赤」は人間味をあらわすというか。生きてるぞ、あったかいぞ、ということが分かる「赤」。
色鮮やかなユリディスとオルフェは、そういった「生きてるぞ」という感じがとてもして。色数の少ない天国と地獄は、やっぱり人間じゃないんだなぁ……っていう。耳の話がしたかっただけ。
夜、ナク、鳥

夜、ナク、鳥

オフィスコットーネ

吉祥寺シアター(東京都)

2018/02/17 (土) ~ 2018/02/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

実際に報道された事件の輪郭からはうかがい知れない、一人の人間が犯罪者となる過程と心理が巧みに描かれ闇の世界に引き込まれる。
いつも包み隠し表に出ることの無い邪悪な表情は、かえって女性の冷たい美しさを引き立てるよう。松永玲子さん、髙橋由美子さん、松本紀保さん、安藤玉恵さん、それぞれが背負ってきた人生の陰なのか演技なのか。
終演後の挨拶の表情も見逃せない。

ネタバレBOX

セットはほぼソファとテーブル、電話だけ。
正方形の舞台に四方の闇から現れ、そして消える登場人物。
照明だけで情景と心理を表現してゆく巧みな演出と鬼気迫る役者の表現に惹きこまれる。
人間の内なる憎悪、嫉妬、敵意。些細なことの積み重ねと、それを操る甘言で人はより楽な道を辿り逝くのかと思うと切なさも残る。
劇中で夫に手をかける安藤玉恵さんの鬼気迫る姿と、最後の一手を人に託す心内、息を呑む表情が今もよみがえる。
観るものに深いつめ跡を残す作品でした。
卒業式、実行

卒業式、実行

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2018/02/17 (土) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/02/20 (火) 19:30

価格3,800円

面白い。よくこれだけの本が書けるなと感嘆するしかない。作・演出の冨坂氏の頭の構造は一体どうなっているのだろう。重い題材を、こうも見事にコメディに昇華させる手腕は他の追随を許さない。
毎回、役者陣が良いのは言うに及ばず、今回は主役・榎並さんの輝きぶりは半端ない。

夜、ナク、鳥

夜、ナク、鳥

オフィスコットーネ

吉祥寺シアター(東京都)

2018/02/17 (土) ~ 2018/02/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

セリフが衝撃的で力強い!!同感です。闇を心にもって帰りました。後半は悲しいのか感動しているのか、よくわからないまま目がウルウル、胸が一杯に。今でも高橋由美子さんの表情が脳裏に焼き付き、床につくのが怖い。ホラーでもサスペンスでもない。不完全な 献身と利己、善と悪、夫と妻、面倒をみるものとみられるもの、親心と子心。。。消化できない矛盾の心地よさ・やるせなさ、現実の事件をベースにした新タイプの不条理劇か。照明だけで広がりを持たせた舞台も秀逸でした。期待通りの瀬戸山美咲演出作品でした。

舞台『想咲の結』(そらのむすび)

舞台『想咲の結』(そらのむすび)

ヒエロマネジメント

ウッディシアター中目黒(東京都)

2018/02/20 (火) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★

父親と長女の視点で描かれた“家族”の物語り。
ありふれた家庭の生活から、秘められた事実が次々と明らかになり物語りは進んでゆく。
物語りに少々出来過ぎな感があり展開も読めてしまうのですが、構成が巧みで役者の好演もあり惹きつけられた舞台でした。



岸 リトラル

岸 リトラル

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2018/02/20 (火) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

世田谷パブリックシアター「岸 リトラル」3時間半、休憩15分込み。父の遺体を埋蔵するために海を超えた青年の超珍道中。映画の撮影現場と妄想炸裂の脳内が混在するカオス!生々しく、荒々しく、コミカルで挑発的な上村聡史演出に全身で応える俳優陣に敬意を。高低と奥行きを活かし世界を表した抽象美術も素晴らしい。景色も意味も心もくっきり伝わる佐川和正さんの演技が好み。パッと見で誰かわからないのもいい。

ネタバレBOX

父は無数の人名が書かれた電話帳を重しに海に埋葬され、番人になる。
鵺的トライアルvol.2『天はすべて許し給う』

鵺的トライアルvol.2『天はすべて許し給う』

鵺的(ぬえてき)

コフレリオ新宿シアター(東京都)

2018/02/07 (水) ~ 2018/02/13 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/02/07 (水) 19:30

座席C列5番

価格3,900円

3人のストーカーと彼らのそれぞれの対象となった女性、そしてそれに関わった人物たちの顛末……。
端的に言えば「面白かった」、勝手にキャッチピーを付ければ「頬を弛ませながら見る(他人の)悪夢」。 様々な要素が集められていて喩えればちらし寿司?
いろんな意味の「コワい」といろんな理由での「笑っちゃう」が同時に存在するアンビバレンツ、とも言えるか。
いかにも実際にありそうな部分も多々ありつつ同時にどこか異世界の出来事というか絵空事のように思われてしまうのは精神的な防御本能によるものか?

ストーカー3人がそれぞれ違うタイプの「狂い方」だったり、女性側の何人かも闇(病み?)を抱いていたりするのがまた巧みだし、まさしく鵺的×elePHANTMoonな味わい。また、アレやソレな演出や舞台面が傾いているような錯覚を呼び起こす舞台美術も面白い。
面白いと言えばその「場」の小道具類を出演者自ら配置・撤去する(例えばテーブルクロスを自分でかけて場が終わるとそれをポケットに収めたり)場転のしかたや小さな赤い玉を使った血の表現方法も面白かった。

親告罪は被害者が告訴しなければ……というのは知っていたが、さらにそういうことにもなるのか、と教わったし。(謎)

そう言えば実在の人物名や劇場名が出てきたが大丈夫か?(笑)
劇中の架空の劇団名(元ネタがよくわかってニヤリ)に覚えがあり、終演後に高木さんに尋ねてみたら「フォトジェニック」でも使った名称だそうで、そうか、そうだったか、と納得。

それにしてもストーカーって、する側が身を持ち崩すのは当然としても、される被害者側もあれこれ喪うというのが理不尽、とも改めて。

あと、白石晃士監督の映画「不能犯」同様、落ち込み気味の方は観ない方が身のためか?などとも思った。

袋とじ「根本宗子」

袋とじ「根本宗子」

東葛スポーツ

3331アーツ千代田/スーパーデラックス(東京都)

2018/02/16 (金) ~ 2018/02/27 (火)公演終了

満足度★★★★

根本さんファンの為のお芝居という感じの部分はありましたが、面白かったです。
1人芝居ですが全然飽きませんでした。

ネタバレBOX

ちょいちょい入っている政治ネタというか社会ネタがうざかったです。
見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/02/14 (水) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

良かったです。
ストーリーがいいだけでなく、舞台セットや衣装も良かったです。
役者も上手くて良かったです。
ネットで有名な春名風花さんも上手かったです。

メビウス‐201802-

メビウス‐201802-

リンクスプロデュース

船場サザンシアター(大阪府)

2018/02/16 (金) ~ 2018/02/21 (水)公演終了

満足度★★★★★

3回目のメビウス。前の2回は結構前でストーリーも細かい部分は覚えてない状態で観てきた。

とても素敵な舞台だった。まず冒頭のアンドロイドの描写が素晴らしかった。途中で演技に若干のぎこちなさを感じる瞬間もあったけど、変に笑いに走らず美しいストーリーに真正面からぶつかって行く演出で感情を揺さぶられた。

僕が観た中で、一二を争うメビウスやった。
(て、3回目やん、、、)

ホフマン物語

ホフマン物語

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2018/02/09 (金) ~ 2018/02/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/02/09 (金)

今回はゲネプロが当たったので、そちらも拝見させていただきました。

初日キャストでした。

ハンブルクバレエ団の公演も重なり、残念ながら菅野ホフマンの日はあきらめ、9日(金)ソワレと11日(日)マチネを観ました。



この物語は、男性が主役で、3幕の舞台で主役ホフマンとホフマンを陥れる悪魔の化身の敵役はほぼ出ずっぱりです。

どっちも技量、体力、演技力を要するすごく難しい役です。

まずは、とても素晴らしかったのが悪魔の化身リンドルフの中家正博くんです。

3日間彼を観ましたが、とても素晴らしかった!!!

プロローグでの紳士はただ座っているだけでも、すごい存在感があります。一幕の人形師のサイケデリックな博士(?)のコミカルで、人を陥れるような卑怯な雰囲気は、最高!表情も豊かで、踊りのキレキレ具合もすごい!!!二幕の魔術師のよう医者では、黒いもやもやオーラが背後にただよってました。無言の支配・・・怖かった~。

三幕の中東系の怪しげな男は猥雑な色気があり、辺りを睥睨するさま、ホフマンを誘惑するさまは悪党そのものでした。

こんな毒キャラ、強烈キャラも演じ、踊り、ノーブルな王子様も踊れるという中家くん、よくぞ新国立劇場バレエ団に入ってくれましたクラッカー

彼のダンスはとても美しく、キレキレで、雄大くんとのダンスは見ごたえがありました。ブラボ~!と、心の中で叫んでおりました。

次回は、中家くんのホフマンも観てみたいです。



雄大ホフマンは、結構一生懸命生きてきたんだけどなぁな感じがして、ホントお気の毒って感じがしました。

安定のダンスは観ていて、とても気持がいいです。

私は三幕の白髪交じりのホフマンが惑わされていく・・・の雄大くんがとても良かったです。

井澤ホフマンの一幕のピンクの上着と白タイツは、ザ・王子キラキラ

二人とも初演の時よりも、とても深くホフマンの存在を感じさせました。とくに年老いたホフマンの解釈が、しっくり来たものがあります。

この後の彼の人生はどうなって、どう終るのかなぁと思いました

沈黙の音

沈黙の音

演劇企画アクタージュ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2018/02/15 (木) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

久々に観劇させてもらったのだが、舞台の面白さを堪能できる作品だった。

ほぼ止まらない会話劇。腹を探り合い、怒鳴り、けなし、敵味方に分かれて緊迫した話が進んでいく。悲哀のこもったラストは音と相まって非常に印象的。
テレビドラマと違って舞台の中で表現される「沈黙」と「音」が想像を掻き立て、一瞬たりとも見逃せない作品でした。

『売春捜査官』『熱海殺人事件~友よ、いま君は風に吹かれて~』

『売春捜査官』『熱海殺人事件~友よ、いま君は風に吹かれて~』

★☆北区AKT STAGE

北区AKTSTAGEアトリエ(東京都)

2018/01/20 (土) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

満足度★★★

A。

ネタバレBOX

木村(峰ひかる)…小柄ながら声が通るしアクションも小さくまとまってない感じが好印象。表情も豊か。
熊田(此村太志)…一番安定してた。
大山(深沢研一)…いい表情するし、パワフルさもある。よだれとか鼻水ってぬぐっちゃダメなのかな。浜辺のシーンのいいトコで気になってしょうがなかった。
鳥居(山口将也)…なんか迫ってくる感がなく、凡とした感じ。

演技が悪いワケでないけど、舞台としての魅力があんまり感じられなかった。一体感とかの問題?
「みんなの捨てる家。」

「みんなの捨てる家。」

アナログスイッチ

シアター711(東京都)

2018/02/15 (木) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★

もっと生々しいシリアスな話かと思ってたんだけど、九十九神や幽霊が出てくるファンタジー。たまには、こういう普通にいい話も悪くないかも。

ハンブルク・バレエ団『椿姫』

ハンブルク・バレエ団『椿姫』

公益財団法人日本舞台芸術振興会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2018/02/02 (金) ~ 2018/02/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

産休明けのアリーナ・コジョカルさんとアレクサンドル・トルーシュくんです。



私のお目当ては、劇中劇で「マノン」でのデ・グリューを演じるアレクサンドル・リアブコさんですキラキラドキドキ



この演目はこちらが本家ですが、パリオペのものを来日公演とDVDで観ていました。同じようで、まったくの別物・・・そんな感じがしました。

パリオペのはとても華やかで、享楽的な社交界をすごく感じたし、なにより美しい!これは、これで大好きです。

ハンブルクのは、とてもシンプルに二人の感情が伝わってきました。

とても感情表現が豊かな振り付けなんだと、あらためて感心しました。



マルグリットのコジョカルさんは、ちょっとふっくらされて、柔らかな雰囲気が出てました。包み込むような優しさも感じました。



トルーシュくんが素晴らしくて、今回は彼の心情にどっぷりとつかりました。世俗の垢にまみれてない真っ直ぐさ、強引なまでの愛、彼なら生活にお金の要ることを察することの出来ない無知さが理解出来ます。

そして、マルグリットに捨てられたと思い込んだ彼の非情なマルグリットへの態度は、愛憎入り混じってつらい!えーん

狂おしいまでにマルグリットを想っているのが、伝わってきます。

だから、彼がたびたび気を失っちゃうのもとても自然。

表現力あふれるダンスは、心を打ちました。



この二人の心情を深め、舞台を深めたのが、シルヴィア・アッツォーニさんとリアブコさんのマノンとデ・グリューのダンスです。劇場場面では華やかに、マルグリットとアルマンの心情にそった場面ではその存在が深い闇や愛を与えて、素晴らしかったです。



ピアノ演奏は、ミハイル・ビアルクさんとオンドレイ・ドチェンコさんでした。感動でした。

この日の拍手は、実に見事でピアノの一音の響きが終わってからでした。



観たい、観たいと思っていた本家の「椿姫」、とても素晴らしかったです。

ありがとうございました。


卒業式、実行

卒業式、実行

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2018/02/17 (土) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

全力疾走の2時間。主義主張を掘り下げないところがこの団体の喜劇への矜持だ。

F/B/R ご自由に。

F/B/R ご自由に。

おやすみ世界

桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場(東京都)

2018/02/18 (日) ~ 2018/02/20 (火)公演終了

満足度★★★★

どこへ向かうのかふわふわしていて、うっかすると崩れやすいところが、きちんと作品になっていた。

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