最新の観てきた!クチコミ一覧

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彼女たちの断片

彼女たちの断片

東京演劇アンサンブル

あうるすぽっと(東京都)

2025/05/16 (金) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/05/16 (金) 19:00

145分。休憩なし。

残花―1945 さくら隊 園井恵子―

残花―1945 さくら隊 園井恵子―

特定非営利活動法人 いわてアートサポートセンター

岩手町スポーツ文化センター(岩手県)

2016/05/22 (日) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

実演鑑賞

詩森ろばさんの戯曲は見ごたえがあって、見ないふりしてきたことに目をむかせられるのが、私は好きです。

旅とあいつとお姫さま

旅とあいつとお姫さま

座・高円寺

えずこホール(仙南芸術文化センター)(宮城県)

2011/10/26 (水) ~ 2011/10/27 (木)公演終了

実演鑑賞

テレーサさんの舞台はどれも美しいが、毎年観て毎年新しい美しさに出会える稀有な舞台だった。

オリーブのたね

オリーブのたね

teamキーチェーン

吉祥寺シアター(東京都)

2025/04/19 (土) ~ 2025/04/29 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/04/29 (火) 15:00

大きな震災で偶々避難所に集った人々が織りなす物語。
状況が状況だけにエゴを露わにする者やヘイト発言をする者、さらに自分が起こした交通事故の被害者遺児への謝罪に訪れた者までいてしばしば空気がはりつめるが、そんな中から意思の疎通においての大切なことを教わった気がする。
そしてそれゆえ終盤で歌われるブルーハーツの「青空」が沁みるのかも。
あと、窃盗グループが「もう使わないから」と懐中電灯を避難所に残すとか、避難所を出た3人が共に住む地が「府中」であるとかによっての暗示も巧い。

再演 みやこほたる 

再演 みやこほたる 

劇団匂組

アトリエ第Q藝術(東京都)

2025/05/14 (水) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い、お薦め。
初演の「『みやこほたる』~ふみのみやこのお受験殺人考~」は観逃したが、今回 再演を観ることが出来て良かった。確かに”お受験”といった環境が殺人へ といった描き方だが、その底には女性の生き難さといった時代背景が浮き上がる。一人の女性であり妻であり母でもある。その時々で本音と建前を使い分け、状況や環境に適応しようとするが…。

公演は、女優2人による それぞれのモノローグで成り立っている。1人ひとりが心情を激白、その様子を照明と音響・音楽といった舞台技術が効果的に支える。少しネタバレするが、事件をルポルタージュ形式で語り、その現実として加害者が心の変遷や苦悩を吐露する。さらにルポした女性が自らの体験を追想することで、女性の仕事・結婚・出産・育児等といった中で感じる生き難さを訴える。そこにお受験殺人という 単なる興味本位の事件ものとは違うドラマが立ち上がる。それを生ナマしく演じた女優2人ー小林もと果サンと速名美佐子サンの熱演が素晴らしい。
(上演時間2時間 休憩なし) 【ほたる班】

ネタバレBOX

舞台美術は、客席から観て床(板)に三角形、その頂点となる奥、底辺の左右、その三か所に箱馬が置かれている。それとは別に客席寄りに直方体が1つ。上手の箱馬に光子、下手の箱馬に京子が座る。基本的には あまり動かないが、印象的なのは京子が踊りながら奥の箱馬を回りながら歌うところ。 法廷シーンであろうか、光子が泣きながら立ち上がるところ。上演前には、子供たちが元気に遊ぶ声が聞こえている。

実際にあった事件を、京子がルポルタージュとして語るスタイルで展開する。加害者 光子とは直接交わることなく、それぞれのモノローグで綴る。説明にある ”ふみのみやこ”は東京都文京区、その地にある有名幼稚園、小学校が舞台背景になる。そして京子と光子のそれぞれの生い立ちや境遇を語ることで、お受験という争(戦)いへ参戦することになった理由なり動機が明らかになっていく。子供を公園で遊ばせるが、そこで聞く話や噂に翻弄され、我が子も有名幼稚園や小学校へ入れたい。しかも一次(試験)は抽選だから望みもある。そんな見栄や願望が受験に拍車をかける。この地域階層の構図を鮮やかに浮き上がらせている。

京子は昭和24年生まれの団塊世代。どんなに学業が優秀でも短期大学を卒業して、わずかな期間働いて結婚し 寿退職する。仕事も男性の補助的なものでキャリア アップなど考えられない。それでも書くことは好きで、エディタースクールで学び少し認められるようになるが…。
一方 光子は京子より年下であるが、家庭環境等もあり 何となく結婚した。相手は文京区にある寺の副住職だが、自分の寺ではなく通い。その気苦労もあって 光子の話を真摯に聞いていない。「夫は声は聞くが、心の声は聴いていない」という台詞は重い。住宅環境(高級住宅、賃貸マンション、社宅の違い)や公共施設等(公園や教育)、そこにある ちょっとした蟠りや嫉妬・羨望が事件へ。

法廷での光子の供述…なぜ子供を殺してしまったのか? その明確な理由や動機が語れない。光子は 幼い頃から生真面目で融通が利かないといった性格。目の前にいる子さえ いなくなればというモヤモヤした気持が高じて…。その有り様を情感豊かに演じており感動する。この物語は、あくまで加害者(犯人)視点で描いており、犯行に至るまでの光子という女の生い立ちと お受験という状況背景を、第三者の京子という同性が客観的に語る、そこに生々しい女性のリアルを感じる。勿論、被害者視点で描けば、違う感情が生まれ 別の物語になるだろう。それだけ広く深く 考えさせる公演。
次回公演も楽しみにしております。
リドルストーリーのようなストーリー

リドルストーリーのようなストーリー

ミズタニ会議

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/05/15 (木) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/05/16 (金) 14:00

125分。休憩なし。

反乱のボヤージュ

反乱のボヤージュ

松竹

新橋演舞場(東京都)

2025/05/06 (火) ~ 2025/05/16 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千穐楽…だったが、二階三階はやや空席が目立つ。第一幕80分、休憩30分を挟み第二幕が65分。一幕ラストの処理はちょっと引っかかったが、久々に鴻上らしい舞台を観たという印象。限られた人数で工夫して面白く見せていた。

ずれる

ずれる

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2025/05/11 (日) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

終演後、イキウメの活動休止を知ってショック。現時点での集大成だったのか。劇団員五名だけの一杯飾り。「チケット7500円は高いな」と思っていたが、観終わると充分その価値はある。後に前川知大氏を論ずる際、今作は非常に理解し易いものとなっている。作家、劇団が表現したかったことが端的に伝わる。自分的には筒井康隆、黒沢清の系譜。

かみむら周平氏作曲のテーマが心地良い。エリック・サティの「グノシエンヌ」を思わせる自罰的旋律。
全員当て書きの強さ、これが今劇団の全てだ。
後々今作を観たことを自慢できることだろう。自分は感謝した。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

天井のアートシェードに時折もやもやとした映像が映し出される。(安井順平氏と大窪人衛氏兄弟がテレパシーで話している表現かも?とふと思ったがまず違うだろう)。もう一度注意して観たら謎が解けるかも。

色々書くことはあれど考えがまとまらない。全く関係ないことから綴る。まずは長谷川和彦だ。東大文学部英文科在籍でアメフト部のキャプテン、バリバリの体育会系。まさに手の付けられないインテリ・トンパチ。今村昌平プロダクションに面接に行った際、中退を強要される。そのまま今平の『神々の深き欲望』のスタッフとなるがこの伝説的映画の撮影風景と言えば···、そのまんまデニス・ホッパーの『ラストムービー』。沖縄の離島で2年自給自足生活。キネ旬1位の歴史的傑作であることは間違いないが、ここまで人生を犠牲にしないと映画は撮れないのか?と暗鬱たる気分。まあ観て貰えば解る。
映画に携わった一発目でこんなキチガイ作品にぶっこまれた長谷川和彦=ゴジは狂う。突っ張って突っ張って喧嘩して喧嘩して嫌われ干されどうにか名前を売った。中上健次原作のATG映画『青春の殺人者』で監督デビュー、キネ旬1位、時代の寵児に。2作目は沢田研二主演の『太陽を盗んだ男』。新宿のド真ん中でジュリーが手製の原爆を爆発させるラスト。キネ旬2位。
そして3作目に『連合赤軍』を撮る筈だった。その頃懇意にしていた「週刊プレイボーイ」の編集者に「超能力者と会ってみませんか?」と持ち掛けられる。全く下らないインチキ手品師の気分で22歳の清田益章を紹介される。だがこの清田益章は本物だった。ゴジの目の前で遊びのようにスプーンをぐにゃぐにゃ曲げてみせる。ありとあらゆることを要求し、自宅で家族の前でもやらせた。どう考えても本物。ガチガチの唯物論者だったゴジは自分が世界だと認識していたものがガラガラと崩れ落ちる音を聞いた。吐き気がする。今までの自分の認識では有り得ないことが存在している。そこからゴジは迷走する。脚本を変更し、『連合赤軍』の主人公を超能力を持った少年にした。死者と交流も出来る。そしてラスト、あさま山荘で警官隊に突入されて仲間達が捕まる中、少年は空を飛んで逃げていく。
結局、長谷川和彦は映画を撮れなくなった。ゴジの功績の一つに才能ある若手を映画界に迎え入れたことがある。立教大学在学中、8ミリで自主映画を撮っていた黒沢清を『太陽を盗んだ男』のスタッフに引き入れた。黒沢清の才能を高く評価していたゴジは「こいつはどう受け止めるのだろう?」と清田益章に会わせる。全く非科学的なものを信用していない黒沢清は自宅からトリックの使えないよう自分のスプーンを持ち込んだ。それを鼻歌交じりでぐにゃぐにゃに曲げてみせる清田。イカサマを見破ってやろうと何度も要求したものの···、本物だった。呆然と失意のまま、帰宅した黒沢清。一晩中布団の中で握りしめたスプーンを見つめて一睡も出来ず。翌日、ゴジにこう告げる。「そういうものがあるのかも知れないが自分とは関係ない」と。そこでオカルトを自分の人生とは関係ないものと切り捨てられた黒沢清はその後も映画を撮ることが出来た。
(このオカルトとの向き合い方が重要で前川知大氏の作品を紐解く鍵)。
※黒沢清は筒井康隆の大ファンで、『地獄の警備員』が筒井康隆の『走る取的』だったり『スウィートホーム』が『母子像』だったり、知ってる奴をニヤリとさせる。『回路』のラストも全人類が“死”に呑み込まれていく中、主人公達を役所広司演ずる貨物船の船長が助ける。「南米からの信号をキャッチした。まだ生き残りがいるらしい。」
筒井康隆がラテンアメリカ文学に一筋の光明を見出したことに重なる。

『人魂を届けに』同様、今作の思想も黒沢清の『カリスマ』に通ずる。「世界の法則を回復せよ」「生きる力と殺す力は同じものだ」のメッセージ。
幽体離脱、先祖返り、真実の世界。同じ死ぬにしても自分が何者かを知ってから死ぬべきだ。
再演 みやこほたる 

再演 みやこほたる 

劇団匂組

アトリエ第Q藝術(東京都)

2025/05/14 (水) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

良かったです。

ソファー

ソファー

小松台東

ザ・スズナリ(東京都)

2025/05/10 (土) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

夫婦の想い
父の娘の想い
離れたくない一緒にいられない
母と娘が感じた変化する事のない息詰まった日々の想い
良い舞台でした
一般公募の写真で作られたこのチラシ
赤トレーナーや夫婦がソファに寝転んでの会話とか
ストーリーがそのまま表現されてるそうです
日曜まで
お薦め

再演 みやこほたる 

再演 みやこほたる 

劇団匂組

アトリエ第Q藝術(東京都)

2025/05/14 (水) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「みやこ班」を観劇しました。
役者さん2人の2時間弱の作品でしたが、観応えありました。
背景について考えさせられる事、犯人に共感できる点もありましたが、何の罪もない子供の命が奪われた事を思うと、何だかモヤモヤが残りました。
役者さんの演技は素晴らしかったです。
重いテーマの、重厚な舞台でした。

コーヒーとカレーと見田さんと

コーヒーとカレーと見田さんと

夏の川企画

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/05/14 (水) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ちょっと不思議なことがいろいろ含まれたストーリーで興味深かったが、終盤で急激に回収されてまとめられた印象で、そこまで全部まとめなくても、とも思ってしまった。ところで、誰かとの人間関係の深さでマウントを取る、なんてことをする人が実際にいるのかな、と考えてみたら、意外に身近に実例があったりした。

みんな幸せ

みんな幸せ

友池創作プロジェクト

駅前劇場(東京都)

2025/05/14 (水) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

サスペンス ミステリー色の濃いノワール劇。しかし 主人公 新井貴子の性格等もあって、それほど暗くはない。むしろカラッとしており滑稽さも感じる。
説明にある「ある家のトラブルの話」であるが、その裏に隠された もう一つ話があるようで興味深かった。サスペンスといった要素が物語をグイグイ牽引していく。

リフォーム業者の新井が巻き込まれた、富豪 篠塚家の内情が肝。舞台は 或る地方都市で、何となくありそうな設定が物語の背景にある。同時に家族内の立場や性格等が歪な人間関係を構築している。そこに それぞれの愛や正義があり、自己中心的な行動が暴走していく。誰と誰が敵/味方なのか、巧みに場面を繋ぎ展開していく。

物語の底には壮大な陰謀が、そして足元では新井に対する深謀な企てが浮き上がる。表立っては やり難い偏見・差別や不平等といった意識、それを巧妙な手口で行使する陰湿さ。そこに或る歴史観の悲哀が滲み出ている。誰かの犠牲の上にある”みんな幸せ”にアイロニーが…。
(上演時間1時間50分 休憩なし) 

ネタバレBOX

舞台美術は、下手からHAPPYの英文字が不規則(一部逆さま)に並んでいる。始めのH字は大きく 劇中では暖炉を表している。いくつかの箱馬があるだけのシンプルなものだが、単純なHAPPYではないことを示唆。

物語は、新井が篠塚家のリフォーム失敗の責任を取らされ 会社を辞めるところから始まる。篠塚家の現社長は、亡くなった夫の跡を継いだ未亡人 美晴。先代は再々婚で、初めの妻との間に長男 卓志、二番目の妻の連れ子で長女 真優、そして次男 悟と次女 円 という複雑な家庭環境にある。この会社、政府と共同でカーボンニュートラルに係る開発をしており、その関係もあり 真優は与党大物議員の息子と結婚させられる。いわゆる政略結婚。

この地で 篠塚家から仕事を請け負うことは 色々メリットがある。卓志は刑務所から出所したところ。現社長との確執だけではなく、会社の陰謀ー開発しているのは細菌兵器ーを暴き阻止したいと考えている。新井は 篠塚家との商談契約を結ぶが、ひょんなことから会社の秘密を知ってしまい、葛藤の末 卓志に協力するが…。
物語はサスペンス調であり、仕掛けた罠や それを逆転する展開をテンポ良く描く。次はどうなるのか、観客の関心や興味を惹き 飽きさせない。

新井は離婚して、シングルマザーとして1人娘の大学生 希 を育てている。希は就職活動を有利にするため、あえて母と距離を置いている。母 貴子は在日二世か三世で、そのことを気にしている。これは貴子が勤めている、リフォーム業者の支店長の言動にもあらわれている。昨今、簡単には馘に出来ない、そんな事情を背景に差別や偏見を巧みに織り込み、幅と深みのある物語にしている。家族の諍いを描いているが、これを国の愛(主張)と正義(権利)に置き換えたら、理不尽で不条理な戦争そのもの。
次回公演も楽しみにしております。
みんな幸せ

みんな幸せ

友池創作プロジェクト

駅前劇場(東京都)

2025/05/14 (水) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

主人公の新井さん良い感じでした
舞台美術はHAPPYの文字を大きく配した
黒基調であり基本立ってる状態の多い
作品でありました
開演15分前から友池氏が
楽しい前説をされたのですが
開場からのBGMが楽しい歌詞の曲で
チョイと気に入りましたわの
2列目以降が自由席の110分の作品

ネタバレBOX

離婚してシングルマザーの新井さん
娘の為に引っ越ししたり不自由無い生活の為に
頑張って仕事=住宅リフォーム営業をしてます
しっかりものの娘は就職を見据えて
いろいろ動いていますが母とは
その動きで折り合いが悪くなってきてます
そんな時に地元で力のある資産家の
リフォーム話が舞い込むのですが
その資産家さんが政府と手を組んで
悪巧みをしていて新井さん渦中に巻き込まれ
リフォームするはずの家は崩壊全焼し
責任を取らされる形で失職しヤケになる所で
娘に救われてタイトルコールして終演となります

資産家の社長さんが今年50周年となる
戦隊シリーズ=超獣戦隊ライブマン=の
ブルードルフィンさんとはビックリでした
今の雰囲気は旧作バイク漫画ふたり鷹の
コルベット乗ってショットガン撃つ主人公の
母親さん実写化したような印象でしたわ

陰謀とかの全てが明確にならず
結構頭の回転の良い主人公は
いろいろな思惑も気付くのだが
上手に対処出来なかったネェ

A.D.2023の1月に小劇場B1でやった
同タイトル作の焼き直し会話劇デス

昔はP3レベルの実験室がMAXだったのに
遂に現実でP4レベル二つも出来たンだなぁ
セリフもP4に変えてましたね
ソファー

ソファー

小松台東

ザ・スズナリ(東京都)

2025/05/10 (土) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

舞台中央に大きなソファーを配した
説明通りの物語が
アフタートークを入れて約2時間で
繰り広げられる家庭家族の話でした
次男の奥様がなかなか楽しい性格で
自分的には大いに受けました
全席指定でコースター付きの
スタンプがあって過去作等の
イラストが楽しめるトコも
良かったデス

ネタバレBOX

父親が亡くなり散っていた3兄弟が
取り壊し予定の生家に集まり
思い出の詰まったソファーの処分について
過去の回想シーンを挟んだりしながら
話し合う会話劇ですかね
父に懐いていたらしい長女を軸に
大人しい父とは違い奔放な感じの母とは離婚?
別居状態だったようで折り合い悪く
ギスギスした感じの過去シーンとか
集まった長男と次男の掛け合いで闘牛ネタ
上手く入れておりました
次男の嫁さんが一人っ子で兄弟喧嘩に憧れてて
実際に目の前で繰り広げられる兄弟喧嘩に
合いの手入れて楽しむ処は笑えました
ラストの方で実際にあったのか
誰かの夢なのか仲の良い感じの父と母のシーンは
ホッコリさせてくれました
長女とは別れたらしい元旦那さんとかと
復縁もするのかなぁと明るい感じを匂わせて
物語は閉じるのでしたー
で結局ソファーは分けて各兄弟が持ち帰る事と
あいなったようです
お針子マーチ

お針子マーチ

さんらん

市田邸(東京都)

2025/05/13 (火) ~ 2025/05/17 (土)公演終了

実演鑑賞

せっかく作った劇をろくに見てもらえない。伝えたいことが伝わらない。というのは、作り手にとって何とも残念、何とも虚しいものでしょうね。

六道追分(ろくどうおいわけ)~第三期~

六道追分(ろくどうおいわけ)~第三期~

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/05/14 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最高!素晴らしかったです。これまでざくりもんの舞台は何度か観ていますが今回のものが一番いいかも… まさにショーですね。噂通り、このクオリティのものが違うメンバーで観られるのならリピート観劇ありですね。ほんと素晴らしいものを観させていただきました。感謝、感謝ですm(_ _)m

六道追分(ろくどうおいわけ)~第三期~

六道追分(ろくどうおいわけ)~第三期~

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/05/14 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 第三期「龍」の初日を拝見。

ネタバレBOX

 2回目の観劇、「龍」を拝見。前回は5月1日19時開演の「剣」を拝見したが大きな違いは前回、メインのダンサーは二人とも女性であったのに対し、今回は男性、女性各々一人づつ。色違いの傘を用いたダンスは、センスの良さ、照明の上手さでひときわ艶やかであった。
 また終盤、磔のシーンでは1日に拝見した「剣」とは全く異なる演出で、効果に大きな差が出たのはお菊の動きに関してであった。前回は、お菊が抜け穴を通って刑場へ行き当に槍が貫く瞬間を見事に具現化していたが、今回は一度暗転後、明転してそのシーンが一葉の写真の如く提示された分、インパクトが極めて弱くなってしまった。女優さんの体調等色々事情はあるのであろうが、できれば「剣」で魅せてくれたような演技が見たかった。
 無論、鬼薊一党の子分衆、正義感が強すぎて黒幕を明らかにした時、それが幕府高位の者であった為憂き目を見た、父が岡っ引きであった灸次郎の潔さ、また与力の部下である九次に何度も刺されながら傷だらけの自身と共に荒れ狂う大井川に水没させた伊助は、三吉が医者になる為に不利な証拠を消し去ったが、この執念見事である。
 清吉、お菊の恋等に関しては「剣」を参照して欲しいが、清吉が無宿者であることに関しては若干の説明が必要となるかも知れない。というのも幕府は士農工商を一応身分ある者として定めたが当時人口の大多数を占めていた農民の相続に関しては基本的に資産である農地を長男一人に限っていたから、次男・三男・・・等は小作に甘んじるか流れ者になる他無かったという事情がある。所有地自体が極めて小さい日本の農家でこれが強制されていたのである。時期や藩によって新田開発等も無いでは無かったが充分ではなかったことが多かった。やくざ映画等に出て来る一宿一飯の恩義とは、状況次第でそれが無ければ命の存続も危ぶまれる程の危険が実際に在ったから出て来た表現だと考えられよう。幕府は以上のような定めを作った上で無宿人狩りを頻繁に行っていた。それがどういうことか、想像力が少しあれば誰にでも分かることである。
 キャスティングについては、前回「剣」で亡八を演じた役者さんは、どちらかというと丸顔で余り酷薄な印象を受けない役者さんだったが、今回の役者さんは、細面で髪もザンバラな分、冷酷な雰囲気を出して似合うキャスティングと感じた。
 基本的に脚本が実に良く練られているので、何度観ても感動できる。
ソファー

ソファー

小松台東

ザ・スズナリ(東京都)

2025/05/10 (土) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

この作家の作品を見るようになって、そろそろ10年か。記憶では松本紀保のプロでジュース作品の{Farewell],同じ頃に「消す」。最初は男女の離婚の話、後者は父親が死んで後日談。今回の作の死後に残された大きなソファーの処理を巡って、どこもあまり上手くいっていない兄弟三人とその連れ合いたち、という人間配置は同じ、人間関係も作者の地元宮崎で、相変わらずだが、地方ものらしさは健在である。だが、10年たてば地方も都会化していて、そこが苦しい。
地方から出てきた作者は今でも一度は「ふるさともの」を書く。今時の若者・竹田ももこも福名里穂も勇んで地方ものを書く。それは多くの作者がこれこそは自分でなければ独自領域の人間像と書いてみるのだが、それだけで一本支えるのは難しい。終わってみれば、地方もの壁を突破できていない結果に終わる。やっぱりチェホフは上手い!ということだろう。
今回の松本作品は、年を食っただけ、道具のソファにまでシバイをさせて手は込んでいるがなんだか弾まない。ドラマを絞ってそこに発見がなくては。ファンで固めって居るのか落着いた客席でほぼ、満席。

お針子マーチ

お針子マーチ

さんらん

市田邸(東京都)

2025/05/13 (火) ~ 2025/05/17 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 市田邸一階の八畳間での公演。八畳間の下手は廊下、廊下の左手のガラス戸を通して庭が見える。八畳間奥は中央に床の間、床の間の壁には掛け軸が掛けられているが水墨画ではなく、パンダ二頭がカラフルに描かれている。その手前には大小様々なぬいぐるみが幅いっぱいに置かれ、床の間下手は下段に小さな襖型の開き戸、上部は踊り場のようになっておりこちらにも並べられるだけ並べたぬいぐるみ。床の間上手は下段に収納用小型箪笥、箪笥上には貯金箱等、更に上部に本棚があるが並べてあるのは総て単行本の漫画。尚この奥の部分は畳部分より三寸ばかり高くなっている。尺は約40分。

ネタバレBOX

 登場するのは縫製に携わる人々。社長と借金をして業者に高い手数料を払い日本にやってきた技能実習生三名の若い女性(内一人は熟練工)。仕事は本来シャツ縫製であるが、描かれた時代はcovid-19や不況の煽りを喰らって待機(即ち仕事無し)とタオルの縫製等単純で単価の安い高度な技術を実践習得することもできない仕事が圧倒的に多い。更に待機中は収入が無いにも関わらず家賃、光熱費等は実習生も負担せねばならぬのは、収入の乏しい社長もフォローできない事情が透けて見える。更に悪いことにこの工場に仕事を下してくれるタエ(個人名か社名かは不明)何れにせよポルシェで乗り付け若い技能実習生を食い物にしているファッションデザイナーは、若い実習生たちをもて遊んでは捨て、を繰り返している下種野郎。今回もその被害者が出て、縫製工場内部は大騒ぎである。今作はこの大騒ぎの有様を、実習生が暮らす寮を舞台に描く。
 日本の非欧米人以外に対する差別は、当にこの「国」の後進性を見事に表しているが、この傾向は所謂新自由主義が世界を席巻して益々苛烈になったことは否めない。即ちこれは何も技能実習生に対する仕打ちに留まらないということでもある。一時、勝ち組・負け組と二分割して騒ぎ立てることが流行っていた。殊に浮ついた者たちの乗降することの多い駅内では大声でこのようなことを得意気に騒ぎ立てる者たちを良く見かけた。無論、騒ぎ立てている連中も必死なのである。そんなことは言わずもがなではあるが、内実も伴わず否それ故にこそ、コンプライアンスだなんぞと騒ぎ立て、匿名で他人を非難し自らは恰も「正義」の監視役ででもあるかのような錯覚を起こしている人士も多い。その癖、そういう連中に限って卑怯な振舞い以外何一つ建設的なことなどやっていないように見えるが偏見だろうか? 大企業に勤めていようが、官公庁に勤めていようが職場に完全従属している人士たちなのではないか? 打ち破るべきはこのような奴隷根性であり、目指すべきは、ヒトがヒトとしてヒトらしく生きることのできるシステムの実現である。この長く険しい道を諦めずに追求し続けることこそ、ヒトが他のヒトビトと手を携え、地球上の総ての生き物の頂点にある存在として母星・地球を守り、未来を夢見ることを可能にする方法ではないのか? 今作の問題提起は、このような広がりを持ち得ると解釈した。
 因みに法もヒトが作るものである。そしてヒトは多くの間違いを犯す。法は万能では無いことが先の二文でも明らかだ。間違った法なら正さねばならぬ。

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